JP2565476B2 - 雨水等地下浸透用カルバート - Google Patents
雨水等地下浸透用カルバートInfo
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- JP2565476B2 JP2565476B2 JP6167502A JP16750294A JP2565476B2 JP 2565476 B2 JP2565476 B2 JP 2565476B2 JP 6167502 A JP6167502 A JP 6167502A JP 16750294 A JP16750294 A JP 16750294A JP 2565476 B2 JP2565476 B2 JP 2565476B2
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- Japan
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- perforated pipe
- holes
- perforated
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理上、雨水の大
半を地中に浸透させ、浸透処理ができなかった分だけを
カルバートに流すようにした雨水の地下浸透システムに
有効な雨水等地下浸透用カルバートに関するものであ
る。
半を地中に浸透させ、浸透処理ができなかった分だけを
カルバートに流すようにした雨水の地下浸透システムに
有効な雨水等地下浸透用カルバートに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】この種のカルバートにおいて、天板部、
両側板部、底板部とから成る矩形箱状を呈しかつ前後面
を連通用開口面とするボックスカルバート体を、コンク
リート等に依って一体的に形成し、上記両側板部には、
正面側から肉薄状に窪ませて肉薄状窪み面部を形成する
と共に、当該両肉薄状窪み面部の所要側の面部に所要数
の雨水浸透用孔を穿設した雨水等地下浸透用ボックスカ
ルバート（実開昭６４−４２３７７号公報参照）が従来
から知られている。
両側板部、底板部とから成る矩形箱状を呈しかつ前後面
を連通用開口面とするボックスカルバート体を、コンク
リート等に依って一体的に形成し、上記両側板部には、
正面側から肉薄状に窪ませて肉薄状窪み面部を形成する
と共に、当該両肉薄状窪み面部の所要側の面部に所要数
の雨水浸透用孔を穿設した雨水等地下浸透用ボックスカ
ルバート（実開昭６４−４２３７７号公報参照）が従来
から知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術における雨水等地下浸透用ボックスカルバート
は、両側板部に肉薄状に窪ませて肉薄状窪み面部を形成
すると共に、該両肉薄状窪み面部の所要側の面部に所要
数の雨水浸透用の細長い孔を穿設した。しかも、雨水の
流通を良くするためには雨水浸透用孔は、多数穿設する
必要がある。このためにボックスカルバート本体の強度
が弱くなるという問題点があった。
従来技術における雨水等地下浸透用ボックスカルバート
は、両側板部に肉薄状に窪ませて肉薄状窪み面部を形成
すると共に、該両肉薄状窪み面部の所要側の面部に所要
数の雨水浸透用の細長い孔を穿設した。しかも、雨水の
流通を良くするためには雨水浸透用孔は、多数穿設する
必要がある。このためにボックスカルバート本体の強度
が弱くなるという問題点があった。
【０００４】本発明は、この事情に鑑み、肉薄状窪み面
部を形成せず、しかも多孔管の差込み部用の孔を利用し
て、多孔管の多数の孔を介して水を流通するので極めて
良好に雨水等を地下に浸透させることができる。しか
も、カルバート本体に穿設する孔の専有面積も少なくて
済み、さらに肉薄状窪み面部を形成しないので、強度的
に丈夫な雨水等地下浸透用カルバートを提供することを
目的とするものである。
部を形成せず、しかも多孔管の差込み部用の孔を利用し
て、多孔管の多数の孔を介して水を流通するので極めて
良好に雨水等を地下に浸透させることができる。しか
も、カルバート本体に穿設する孔の専有面積も少なくて
済み、さらに肉薄状窪み面部を形成しないので、強度的
に丈夫な雨水等地下浸透用カルバートを提供することを
目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の技術手段を採用した。請求項１記載
の発明においては、前後面に連通用開口部を備えたボッ
クス型カルバートの両側部に所要数の雨水浸透用長孔を
穿設すると共に、所要数の多孔管挿入孔を穿設し、該多
孔管挿入孔に多孔管を取り付けるという技術手段を採用
した。請求項２記載の発明においては、請求項１記載の
発明に加えて、多孔管の両端に差込み部を折り曲げて設
け、この差込部を２個の多孔管挿入孔を利用して取り付
けるという技術手段を採用した。
決するために、次の技術手段を採用した。請求項１記載
の発明においては、前後面に連通用開口部を備えたボッ
クス型カルバートの両側部に所要数の雨水浸透用長孔を
穿設すると共に、所要数の多孔管挿入孔を穿設し、該多
孔管挿入孔に多孔管を取り付けるという技術手段を採用
した。請求項２記載の発明においては、請求項１記載の
発明に加えて、多孔管の両端に差込み部を折り曲げて設
け、この差込部を２個の多孔管挿入孔を利用して取り付
けるという技術手段を採用した。
【０００６】
【作用】本発明は、以上の技術手段を採用した結果、カ
ルバート本体の両側部に肉薄状窪み面部を形成せず、し
かも、雨水浸透用長孔と、多孔管とを併用することによ
り、水の流通を良くし、地中に浸透させることができ
る。そして、カルバート本体の強度も弱めない。また、
多孔管をカルバート本体の両側部に穿設した多孔管挿入
孔に差し込みカルバート本体に添わせるようにできるの
で、破損する危険性が少ないものである。
ルバート本体の両側部に肉薄状窪み面部を形成せず、し
かも、雨水浸透用長孔と、多孔管とを併用することによ
り、水の流通を良くし、地中に浸透させることができ
る。そして、カルバート本体の強度も弱めない。また、
多孔管をカルバート本体の両側部に穿設した多孔管挿入
孔に差し込みカルバート本体に添わせるようにできるの
で、破損する危険性が少ないものである。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。先ず、図１、図２に基づいて雨水等地下浸透
用カルバートの第１実施例の構成について概略説明す
る。
説明する。先ず、図１、図２に基づいて雨水等地下浸透
用カルバートの第１実施例の構成について概略説明す
る。
【０００８】１は、その全体をコンクリートまたは、合
成樹脂等によって一体的に形成したボックスタイプのカ
ルバートである。該カルバート１は、天板部２、両側板
部３、３、底板部４とからなるボックス状を呈し、かつ
前後部を連通用の開口部５が形成され、この連通用の開
口部５同志を所要数連結した状態で、地中に埋設して下
水溝を形成するものである。
成樹脂等によって一体的に形成したボックスタイプのカ
ルバートである。該カルバート１は、天板部２、両側板
部３、３、底板部４とからなるボックス状を呈し、かつ
前後部を連通用の開口部５が形成され、この連通用の開
口部５同志を所要数連結した状態で、地中に埋設して下
水溝を形成するものである。
【０００９】そして、前記天板部２には、導入口６が適
宜位置に穿設されており、該導入口６を利用して雨水の
導入、またはカルバート１の内部にゴミ等が詰まった
際、除去作業がなされるように構成してある。なお、該
導入口６は必要に応じて設ければよいもので、省略して
実施する場合もある。
宜位置に穿設されており、該導入口６を利用して雨水の
導入、またはカルバート１の内部にゴミ等が詰まった
際、除去作業がなされるように構成してある。なお、該
導入口６は必要に応じて設ければよいもので、省略して
実施する場合もある。
【００１０】また、前記両側板部３、３には、所要数の
雨水浸透用長孔７が穿設されている。さらに適宜場所、
例えば雨水浸透用長孔７を少し短くして、その上下に多
孔管挿入孔８を穿設している。そして、この穿設個所も
雨水浸透用長孔７全部に対して設けたり、間隔をおいて
設けたりすることができる。
雨水浸透用長孔７が穿設されている。さらに適宜場所、
例えば雨水浸透用長孔７を少し短くして、その上下に多
孔管挿入孔８を穿設している。そして、この穿設個所も
雨水浸透用長孔７全部に対して設けたり、間隔をおいて
設けたりすることができる。
【００１１】さらに、前記底板部４には、雨水浸透用窓
孔９が大きく開設されている。この雨水浸透用窓孔９は
１つ以上、強度的要素を考慮して適宜設計して決定する
ものである。すなわち、該雨水浸透用窓孔９の開設は、
カルバート１の底板部４でも雨水の地下浸透を図るよう
にしたものであり、したがって、開設数、および形状は
全く問わないし、場合によってはこれを省略しても良
い。
孔９が大きく開設されている。この雨水浸透用窓孔９は
１つ以上、強度的要素を考慮して適宜設計して決定する
ものである。すなわち、該雨水浸透用窓孔９の開設は、
カルバート１の底板部４でも雨水の地下浸透を図るよう
にしたものであり、したがって、開設数、および形状は
全く問わないし、場合によってはこれを省略しても良
い。
【００１２】次に図３に基づいて、多孔管１０の取り付
けについて説明する。図１に示した上下２つの多孔管挿
入孔８を利用して多孔管１０を取り付けるものである。
この多孔管１０は合成樹脂製、金属製等の管に多数の孔
を穿設したもので、その両端部を折り曲げて略コ字状に
なるように形成して、両端部の折り曲げた部分を多孔管
挿入孔８に挿入して固定できるようにした差込部１１を
設けたものである。
けについて説明する。図１に示した上下２つの多孔管挿
入孔８を利用して多孔管１０を取り付けるものである。
この多孔管１０は合成樹脂製、金属製等の管に多数の孔
を穿設したもので、その両端部を折り曲げて略コ字状に
なるように形成して、両端部の折り曲げた部分を多孔管
挿入孔８に挿入して固定できるようにした差込部１１を
設けたものである。
【００１３】以上のように多孔管１０を形成したので、
カルバート１の両側板部に差し込むと、多孔管１０はカ
ルバートの両側板部に略密着するように添わせることが
できるので、多孔管１０を破損させる危険が少ない。ま
た、雨水浸透用長孔７と多孔管１０の多数の孔とを有す
るので、カルバートからの地下浸透に対する下水の流通
が良くなる。
カルバート１の両側板部に差し込むと、多孔管１０はカ
ルバートの両側板部に略密着するように添わせることが
できるので、多孔管１０を破損させる危険が少ない。ま
た、雨水浸透用長孔７と多孔管１０の多数の孔とを有す
るので、カルバートからの地下浸透に対する下水の流通
が良くなる。
【００１４】なお、第２実施例として図４に示したよう
に、両側板部３、３には、所要数の雨水浸透用長孔７が
図１に示した第１実施例よりも開口部を広げ長さも長く
穿設されている。また、第１実施例と同じく多孔管挿入
孔８を利用して多孔管１０を取り付けるものである。
に、両側板部３、３には、所要数の雨水浸透用長孔７が
図１に示した第１実施例よりも開口部を広げ長さも長く
穿設されている。また、第１実施例と同じく多孔管挿入
孔８を利用して多孔管１０を取り付けるものである。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。
次のような効果を得ることができる。
【００１６】（１）カルバート本体に肉薄部を形成せ
ず、しかも、多孔管を設けることによって雨水浸透用ス
リット孔の数が少なくて済むので、カルバート本体の強
度が強い。
ず、しかも、多孔管を設けることによって雨水浸透用ス
リット孔の数が少なくて済むので、カルバート本体の強
度が強い。
【００１７】（２）差し込み式の多孔管がカルバートの
両側板部に略密着するように添わせられるので多孔管が
破損する危険が少ない。
両側板部に略密着するように添わせられるので多孔管が
破損する危険が少ない。
【図１】本発明の第１実施例に関するカルバートを示す
側面図である。
側面図である。
【図２】前記実施例における正面図である。
【図３】多孔管の取り付け関係を示す平面図である。
【図４】本発明の第２実施例に関するカルバートを示す
側面図である。
側面図である。
１‥‥カルバート ２‥‥天板部 ３‥‥両側板部 ４‥‥底板部 ５‥‥開口部 ６‥‥導入口 ７‥‥雨水浸透用長孔 ８‥‥多孔管挿
入孔 ９‥‥雨水浸透用窓孔 １０‥‥多孔管 １１‥‥差込部
入孔 ９‥‥雨水浸透用窓孔 １０‥‥多孔管 １１‥‥差込部
Claims (2)
- 【請求項１】 前後面に連通用開口部を備えたボックス
型カルバートの両側部に所要数の雨水浸透用長孔を穿設
すると共に、所要数の多孔管挿入孔を穿設し、該多孔管
挿入孔に多孔管を取り付けたことを特徴とする雨水等地
下浸透用カルバート。 - 【請求項２】多孔管の両端に差込み部を折り曲げて設
け、この差込部を２個の多孔管挿入孔を利用して取り付
けたことを特徴とする請求項１記載の雨水等地下浸透用
カルバート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167502A JP2565476B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 雨水等地下浸透用カルバート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167502A JP2565476B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 雨水等地下浸透用カルバート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0813597A JPH0813597A (ja) | 1996-01-16 |
| JP2565476B2 true JP2565476B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=15850879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6167502A Expired - Lifetime JP2565476B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 雨水等地下浸透用カルバート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565476B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4590323B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2010-12-01 | 株式会社 大伸産業 | 水路構造 |
| NO344574B1 (en) * | 2018-04-30 | 2020-02-03 | Skjæveland Cementstoeperi As | A conveyance, detention and infiltration system, and method of installing same |
| CN113898031B (zh) * | 2021-11-19 | 2023-04-28 | 北京工业大学 | 一种滨水路面的雨水收集处理系统和处理方法 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6167502A patent/JP2565476B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0813597A (ja) | 1996-01-16 |
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