JP2564346B2 - 手首関節人工補綴 - Google Patents

手首関節人工補綴

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JP2564346B2
JP2564346B2 JP63015708A JP1570888A JP2564346B2 JP 2564346 B2 JP2564346 B2 JP 2564346B2 JP 63015708 A JP63015708 A JP 63015708A JP 1570888 A JP1570888 A JP 1570888A JP 2564346 B2 JP2564346 B2 JP 2564346B2
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イー イングリス アラン
エイチ バースタイン アルバート
アール ストラウブ リー
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    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人体手首関節のものに近い3軸方向運動を提
供し、運動限界でエネルギを吸収し且つ衝撃荷重を最小
にすることにより過度の運動を抑制する手首関節人工補
綴に関する。
〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕
手首関節は、身体の他の関節と同様に、強い痛み、著
しい奇形および可成りの機能損失をもたらす重い関節炎
にかかりやすい。手首関節用の良好な人工補綴を開発す
る多大な努力がなされてきたが、今日まで、どれも広範
囲に使用されるに至っていない。
手首関節用人工補綴の設計に対する或る対策は橈骨構
成要素と中手骨構成要素との間のボール/ソケット連結
部に関係する。この対策は人工補綴関節の任意の運動に
事実上なんら制限をもたらさず、従って、制限は全て、
関節の残りの軟質組織によらなければならず、重く煩っ
ている関節では、かかる制限はかなり損なわれがちであ
る。
「手首用人工補綴」に関する1980年10月28日に特許さ
れた米国特許第4,229,841号は、2軸線人工補綴を記載
し且つ示しており、この人工補綴では、伸展及び屈曲が
横方向中間に向いた軸線を有するヒンジ又はピボッドピ
ン連結によって得られ、横方向角変位は横方向中間軸線
と実質的に直角な背面−手のひら方向に向けられた第2
ピボットピンによってもたらされる。軸線の回転に必要
な処置はなされていない。この特許の明細書または図面
からは、許容された運動に関するどれだけの制限がある
か(仮にあるとすれば)明らかでない。
米国特許第4,229,841号の人工補綴が軸線の回転を提
供することができないことは、おそらく、それほどでは
ないにしろ重要な欠陥があると思われる。何故なら、復
元された手首関節の機能が減じられるためというよりむ
しろ、この人工補綴が、人工補綴関節の軸線の回転を生
じさせようとする力による荷重全てを支持する必要があ
るためである。特にこれらの荷重が突然作用する力によ
って課せられる場合には、これらの荷重により、人工補
綴の骨−セメント−金属固定構造体が弛んでしう。
米国特許第4,229,841号は他の提案された手首関節用
人工補綴、及びそれらの人工補綴において該特許の特許
権者が気づく或る欠陥を述べている。本発明者は、従来
技術の設計が、出来るだけ正常な機能を回復しすべての
運動についての制限により出来るだけの安定性を確保
し、且つ適切な骨−セメント−人工補綴の取付けの損失
による破損を最小にするために出来るだけ高い耐久性を
有するという要求を十分には満たしていないと思ってい
る、と言うにとどめておこう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、人体の手首関節の運動にぴったり符
合する手首関節の運動をもたらし、あらゆる方向の過度
の運動を完全に制限し、そして耐久性向上のためにすべ
ての運動の限界で課せられる荷重のエネルギをかなりの
程度まで吸収する軸手首関節人工補綴が提供される。こ
の人工補綴は金属橈骨構成要素を含み、この橈骨構成要
素は橈骨の髄管の遠位側の部分に受入れられ、セメント
によってその部分に固着されるようになっているステム
と、橈骨の下端の遠位側の端に位置するようになってい
る板状部分とを有している。この板状部分からは、ボス
が橈骨のステムの軸線から横方向外方に(尺骨に向かっ
て)ずれた位置で遠位方向に延びている。このボスは中
間側方表面と、これらの表面に開口する横孔と、手のひ
ら側、遠位側および背面側に沿うて延びる球形表面とを
有している。
この人工補綴は更に、金属製中手骨構成要素を含み、
この中手骨構成要素は橈骨構成要素のボスをまたがるよ
うになっている横方向に間隔をへだてた脚部から構成さ
れる全体的にU形の本体部分と、これらの脚部を相互連
結する基部とを有する。この基部からはステムが遠位方
向に延びており、これらのステムは第2および第3中手
骨の近位側の部分に受入れられて、一般的にセメントに
よってそれらの中手骨に固着されるようになっている。
金属製が中手骨構成要素の脚部間に延び、これらの脚
部に接合され、橈骨構成要素のボスの孔を貫通する。ポ
リマー材料製スリーブが孔内の軸の部分を取囲み、この
孔と隙間があいていて、橈骨構成要素に対して制限され
た中手骨構成要素の橈骨−尺骨の角変位とその軸線の回
転をもたらすようになっている。ポリマー材料製の全体
的にU形の支持構成要素が中手骨構成要素のU形本体部
分内には受入れられる。この支持構成要素は人工補綴関
節の関節接合および回転のために橈骨ボスの球形表面に
合致して係合する球形受座を有している。支持構成要素
の基部の背面及び手のひら側面は、橈骨構成要素の板状
部分の背面及び手のひら側面に係合し、スリーブとボス
の孔との間の係合と関連して橈骨構成要素の伸展及び屈
曲を人体の手首関節の場合の大きさに実質的に相当する
大きさに制限するようになっている。支持構成要素の脚
部の弧状の近位側の表面はボスのいずれか一方の側の橈
骨構成要素の板状部分の遠位側表面に係合して、中手骨
構成要素の橈骨−尺度の角変位を人体の手首関節の大き
さに概ね相当する大きさに制限する。
好適な実施例では、橈骨−尺骨の角変位を制限する橈
骨構成要素の遠位側の表面は、好ましくは外方に且つ近
位側にテーパの付いた弧状凹部、従って円錐形であり、
共通の中心線を有し、この中心線は橈骨構成要素のボス
の横孔の中心線から遠位側にわずかな距離間隔をへだて
ている。この幾何学的形状により、圧縮下の橈骨−尺骨
の角変位の制限は、橈骨構成要素の遠位側の表面と支持
構成要素の近位側の表面との係合によって、主として橈
骨ボスの孔とスリーブとの間の強制係合によって副次的
に行なわれ、これによって橈骨ボスに作用する力による
橈骨構成要素の保持が弛る可能性を著しく減少させる。
この人工補綴は、3つの軸線全てにおける自由運動を
可能にし、従って、少なくとも患者の手首および手の軟
質組織が行いうる程度までの完全な機能を回復させる。
それにもかかわらず、全ての方向の過度の運動は制限さ
れる。全ての運動の限界での構成要素間の力の伝達は全
て金属からプラスチックへそして金属への伝達である。
プラスチックの固有の弾性は、運動の限界での接触エネ
ルギを吸収し、クッション作用しなければ骨−セメント
−金属の固定構造体を弛めさせるであろう激しい衝撃又
はショック荷重であるかも知れないものを緩衝する。こ
の人工補綴はあらゆる方向の運動を可能にするため、関
節の軟質組織が吸収しなければ人工補綴が受け持たなけ
ればならないであろう力のいくらかを関節の軟質組織は
吸収する。
本発明をより完全に理解するために、添付図面の図に
関連して、例示の実施例を以下に説明する。
〔実施例〕 人工補綴は比較的重く病んだ手首の関節に対して痛み
を出来るだけ和らげ、形状および機能を回復させようと
する。一般的に、重く病んだ手首の関節の骨はかなりむ
しばまれ、手根骨のいくらかが広範囲にわたって損失し
てしまうことがある。しばしば関節がかなり短縮される
ことになる。各列をなす3つの中間手根骨の残されたも
のはいずれも手術で取り除かれ、人工補綴用のための空
間が作られて、橈骨および尺骨の遠位端が切り取られ
る。
人工補綴の橈骨構成要素10は、橈骨下端部の遠位側の
人骨表面の代わりをする板状部分12と、この部分12から
近い方にテーパが付いていて、板状部分12を半径方向の
縁のところで接合する(即ち、部分12の中心に対して半
径方向にずれている)ステム14と、板状部分の中心から
遠位方向に延びているボス16とから成る。板状部分の呼
称平面がステムの軸線に対して傾斜して位置し、従って
遠位側の表面はステムに対して手のひら方向に少し角度
がついている。この呼称平面は伸び及び屈曲の限界を定
めるので、正常な人体の手首関節と対応させて、ステム
の軸線に対して屈曲方向に傾けられている。
ボス16は人工補綴の関節の3つの軸線を構成する。人
体の手首関節と同様に、橈骨−尺骨の偏りの軸線は橈骨
の軸線から横方向外方に(尺骨に向かって)ずれてお
り、伸展/屈曲の軸線は橈骨の軸線から手のひら方向に
ずれている。ステム14は橈骨の髄管の遠位端に受入れら
れ、外科セメントによって適所に保持される。固定はス
テムの橈骨側面の平坦な表面14a及び尺骨側面の溝14bに
よって高められる。
中手骨構成要素18は背面−手のひら方向に見て全体的
にU形である(第1図及び第7図)近位側の本体部分20
を有し、この本体部分20は組立てられた人工補綴におい
てボス16をまたがる一対の横方向に間隔をへだてた脚部
20a、20bと、これらの脚部を連結する基部20cとからな
る。ステム22、24がこの基部20cから遠位方向に延び、
第2及び第3の中手骨の適所に夫々接着される。
中手骨構成要素18のU形本体部分20は剛性の外科用ポ
リマー、例えば、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)で
作られたU形支持部材30を受入れる。この支持部材の脚
部32、34は中手骨構成要素の夫々の脚部20a、20bを受入
れるノッチ36、38をそれらの外表面に有しており、支持
部材の基部42の遠位側表面に設けられているボス40が中
手骨基部20cの相補形凹部20dに嵌まり込む。組立てられ
た人工補綴においては、橈骨構成要素10のボス16は支持
部材の脚部32、34の間に受入れられる。このボス16はそ
の背面側、遠位側且つ手のひら側に沿うて延びる球形表
面を有しており、この表面は支持部材の凹状球形受座44
に嵌まる。
人工補綴のこれらの要素は金属ピン46(第13図)によ
って連結され、このピン46は中手骨構成要素18の脚部20
a、20bの孔48、50と橈骨構成要素10のボス16の孔52を貫
通する。剛性の外科用ポリマー、例えばUHMWPE(超高分
子量ポリエチレン)製のスリーブ54(第14図)がピン46
に嵌合しかつ支持部材30の脚部32、34の孔55、56に嵌入
する。ピン46は拡大ヘッド46aを有しており、このヘッ
ド46aはスリーブ54の端に接して止められ、孔50の壁部
の周溝58に装着されるごく小さいCリング(図示せず)
によって保持される。
人工補綴の金属製構成要素用の好ましい材料はTi−6A
l−4Vであるが、他の適当な材料を用いても良い。
この人工器官は橈骨構成要素に対する中手骨構成要素
の下記の運動をもたらす。
中手骨構成要素が橈骨構成要素に対してピン46の軸線
を中心に約92゜の屈曲および約72゜の伸展まで制限なし
に回動することによって、屈曲及び伸展が起る。自由な
屈曲及び伸展の限界は、支持部材30の基部分の手のひら
側及び背面側面が橈骨構成要素の基部分に手のひら側及
び背面側の縁に係合するときに設定される。スリーブ54
は両方の屈曲限界で孔52の壁部の遠位側部に当たる。ス
リーブ及び支持部材の弾性により、自由な屈曲の限界を
越えて数度の制限された屈曲及び伸展が可能であり、付
加的な制限された運動をもたらす力のエネルギはスリー
ブ及び支持部材のプラスチック材料の変形によって吸収
される。
橈骨−尺骨の偏りは、まずスリーブ54とボス16の孔52
との間の隙間、次いで支持部材の脚部32、34の凸形弧状
の近位側側面と橈骨構成要素の手根骨関節部分12の遠位
側側面の夫々の円錐形凹部12a、12bとの間の隙間によっ
て中立位置から各方向に4゜まで制限なしになしうる。
ボスの孔52の端の横方向外方に広がる円錐表面52a、52b
があらゆる方向のスリーブの角変位を制限する。支持部
材の脚部32、34の弧状端面が凹部12a又は凹部12bに係合
することにより橈骨−尺骨の偏りが制限される。自由な
偏りの限界を越える数度の制限された偏りは、プラスチ
ック要素の変形によって、かかる変形によりエネルギが
吸収されてなされる。偏りは屈曲及び伸展の全ての位置
で制限され、完全な屈曲及び伸展から少しの角度まで生
じうる。
手を完全に伸展し、橈骨−尺骨の偏りのない状態で、
圧縮荷重は中手骨構成要素から、支持部材を介して、橈
骨のボス16の球形表面と支持部材の合致する球形受座44
との間の接触領域のところの橈骨構成要素に伝達され
る。いずれかの方向の橈骨−尺骨の偏りにより、支持部
材30の脚部分32、34のうちの一方または他方の弧状表面
は橈骨構成要素の基部分12の対応する凹部12aまたは12b
に係合する。圧縮荷重の下では、凹部12a、12bの中心軸
線Xが円錐表面52a、52bの中心軸線Yから近位側にわず
かな距離、ずれているので(第6図参照)、スリーブ54
が片方の円錐表面52a又は52bに係合せずに、脚部32、34
のうちのいずれか一方と対応する表面12a又は12bとの間
の係合が生ずることになる。従って、橈骨−尺骨の片り
の制限が、スリーブ54と橈骨ボス16の円錐表面との間の
強制係合なくして、しばしば生ずることになり、橈骨ボ
スに作用する力により橈骨構成要素の保持が弛む可能性
が著しく減少される。
制限のない計約8゜の軸線の回転及び制限とエネルギ
吸収を伴う他に少しの角度の軸線の回転が伸展/屈曲の
全範囲のほとんどにわたってスリーブ54と孔52との間の
隙間によって可能になり、制限のない回転の限界が橈骨
ボス16の孔52の円錐表面52a、52bの円錐角により設定さ
れる。
ボスと支持部材の夫々の脚部との間の横方向の隙間お
よびスリーブとボスの孔との間の全周にわたる半径方向
の隙間により、全方向にわずかな弛緩がある。すべての
軸線に可能なわずかな並進運動の限界における金属−プ
ラスチック−金属の力の伝達のエネルギ吸収及びクッシ
ョン作用は、人工補綴の保持損失可能性を減じる。関節
の軟質組織は、もし弛緩がないとすれば、人工補綴が完
全に支持しなければならないであろう力をいくらか吸収
する。
橈骨構成要素及び中手骨構成要素は、別々に患者に手
術で移植される。支持部材を中手骨構成要素にその嵌め
合わせ位置で配置した後、スリーブ54を中手骨構成要素
の脚部20bの大きな孔50に挿通し、次いで、ピン46を挿
通し、Cリング(図示せず)を溝58に装着する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は夫々、中手骨構成要素、支
持構成要素及び橈骨構成要素を手のひら側から見た図で
ある。 第4図、第5図及び第6図は夫々、中手骨構成要素、支
持構成要素及び橈骨構成要素を橈骨側から見た図であ
る。 第7図及び第8図は夫々、中手骨構成要素を背面側およ
び近位側から見た図である。 第9図は橈骨構成要素を尺骨側から見た図である。 第10図は支持構成要素を遠位側から見た図である。 第11図は支持構成要素を遠位側から見た図である。 第12図は支持構成要素を近位側から見た図である。 第13図はピンの立面図であり、 第14図はスリーブの立面図である。 10……橈骨構成要素、12……板状部分 14……ステム、16……ボス、 18……中手骨構成要素、20……本体部分、 20a、20b……脚部、22、24……ステム、 30……支持構成要素、32、34……脚部、 36、38……ノッチ、40……ボス、 46……金属ピン、 48、50、52、55、56……孔、 54……スリーブ、58……周溝
フロントページの続き (72)発明者 チトランジャン エス ラナワット アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07620 アルパイン バッキンガム ド ライヴ 3 (72)発明者 アラン イー イングリス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10580 ライホリー レーン (番地な し) (72)発明者 アルバート エイチ バースタイン アメリカ合衆国 コネチカット州 06902 スタンフォード ファーム ヒ ル ロード 7 (72)発明者 リー アール ストラウブ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10021 ニューヨーク イースト シッ クスティサードストリート 450

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橈骨の髄管の遠位側部分に受入れられてそ
    の部分に固着されるようになったステムと、残された人
    体の橈骨の遠位側端に位置するようになった板状部分
    と、該板状部分から遠位側に延びるボスとを有する金属
    製の橈骨構成要素を有し、このボスはステムの軸線から
    尺骨方向および手のひら方向の両方向にずれ、横孔を有
    し、その手のひら側、遠位側および背面側面に沿って球
    形表面を有し; 橈骨構成要素のボスをまたがるようになっている横方向
    に間隔をへだてた脚部から構成される全体的にU形の本
    体部分と、脚部分を相互に連結し且つステムを有する基
    部とを有する金属製中手骨構成要素を更に有し、前記ス
    テムは基部から遠位側に延び、第2および第3中手骨の
    近位側部分に受入れられてそこに固着されるようになっ
    ており; 中手骨構成要素の脚部間に延びてこれらの脚部に接合さ
    れ、橈骨構成要素のボスの孔を貫通する金属軸と;前記
    孔内の軸の部分を取囲むポリマー材料製スリーブとを更
    に有し、該スリーブは橈骨構成要素に対する中手骨構成
    要素の橈骨−尺骨の角変位及び軸線の回転をもたらすた
    めに孔と隙間があいており; 中手骨構成要素の基部分の中にボスまで近い方に受入れ
    られるポリマー材料製の全体的にU形の支持構成要素を
    更に又有し、該支持要素は人工補綴関節の関節接合のた
    めに橈骨ボスの球形表面が合致して係合可能な球形受座
    を有し、且つ橈骨構成要素の板状部分の背面側および手
    のひら側に係合し、スリーブとボスの穴との間の係合と
    関連して中手骨構成要素の伸展及び屈曲を人体の手首関
    節の場合の大きさに実質的に相当する大きさに制限する
    ようになっている背面側表面および手のひら側表面を有
    するとともに、ボスのいずれか一方の側の橈骨構成要素
    の板状部分の遠位側表面に係合して中手骨構成要素の橈
    骨−尺骨の角変位を人体の手首関節の場合の大きさに実
    質的に相当する大きさに制限するようになっている凸形
    に湾曲した近位側の表面を有している、ことを特徴とす
    る全手首関節の人工補綴。
  2. 【請求項2】橈骨構成要素のボスの孔が円錐形部分を有
    しており、人工補綴関節の橈骨−尺骨の角変位及び軸線
    の回転をもたらすように、これらの円錐形部分はボスの
    各横方向側面に隣接して中間部から側部まで外方にテー
    パが付いている、ことを特徴とする請求項1項に記載の
    手首関節人工補綴。
  3. 【請求項3】板状部分の各遠位側表面は、可成り範囲の
    屈曲及び伸展の全体にわたって橈骨−尺骨の角変位を制
    限するために、支持構成要素の凸形に湾曲した近位側の
    表面のうちの相応する一方が係合するようになった凹部
    であることを特徴とする請求項1項に記載の手首関節の
    人工補綴。
  4. 【請求項4】前記凹部の各々が、橈骨−尺骨の角変位の
    限界に相当する角度で、ボスから遠ざかって横方向に近
    い方に傾斜していることを特徴とする請求項3項記載の
    手首関節人工補綴。
  5. 【請求項5】橈骨構成要素の遠位側の表面は弧状であ
    り、共通の湾曲中心線を有しており、該中心線は橈骨構
    成要素のボスの横孔の中心線から遠位側にわずかな距
    離、間隔をへだてており、圧縮下の橈骨−尺骨の角変位
    の制限が、主として橈骨構成要素の遠位側の表面と支持
    構成要素の近位側の表面との係合によって、また補助的
    にのみ、スリーブとボスの孔との間の係合によって、も
    たらされるようにしたことを特徴とする請求項3項また
    は4項に記載の手首関節人工補綴。
JP63015708A 1987-01-27 1988-01-26 手首関節人工補綴 Expired - Lifetime JP2564346B2 (ja)

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US006984 1987-01-27
US6984 1987-01-27
US07/006,984 US4714476A (en) 1987-01-27 1987-01-27 Wrist joint prosthesis

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JPS63267355A JPS63267355A (ja) 1988-11-04
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EP (1) EP0278318B1 (ja)
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DE (1) DE3864155D1 (ja)

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