JP2561214Y2 - 噴霧給油装置 - Google Patents

噴霧給油装置

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JP2561214Y2
JP2561214Y2 JP10184391U JP10184391U JP2561214Y2 JP 2561214 Y2 JP2561214 Y2 JP 2561214Y2 JP 10184391 U JP10184391 U JP 10184391U JP 10184391 U JP10184391 U JP 10184391U JP 2561214 Y2 JP2561214 Y2 JP 2561214Y2
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時明 小川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として軸受、歯車等
の潤滑対象物となる機械要素の潤滑に供する噴霧給油装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の噴霧給油装置は、油槽から噴霧セ
クションに通じる油路に絞り部を設けるか又は油路にか
かる差圧を調整して噴霧セクションへ流入する油量を調
整して、油量制御を行うのが一般的であった。この方法
では一分間に数滴の割合の如き油量の微細な調整又は長
期間安定した微少油量を得ることが困難である。その理
由は、油路における絞り機構のごみによる詰まり、又は
油を押し出す差圧を長期間一定に保つことが技術的に困
難であるということにある。これに対し、油量調整の別
の方法として、プランジャ方式の定量ポンプを油路に設
け、一定油量を強制的に噴霧セクションに送り出すもの
が最近実施されている。
【0003】プンランジャ方式においては、プランジャ
の一作動につき一定油量として一滴乃至数滴を押し出す
構造のものであり、その一例が図4に示すように、実公
昭62−15591号公報に開示されている。このプラ
ンジャ方式の場合には、油収容槽1内に設けた一次ポー
ト2と二次ポート3間に連続させて空気圧源Aからの圧
力空気の流路を備え、該流路に絞り部4を設けるととも
に該絞り部4に潤滑油供給ノズル5を開口させ、該ノズ
ル5より液状潤滑油を絞り部4に供給して霧状となし、
圧力空気とともに二次ポート3から図示しない潤滑対象
物へ送り出し、油収容槽1から潤滑油供給ノズル5に通
じる潤滑油の流路の途中に、潤滑油供給ノズル5側に微
量潤滑油を強制的にプランジャの摺動で送り出す定量ポ
ンプ6を制御装置7により作動させ一定量毎の潤滑油を
絞り部4に供給するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の噴
霧給油装置では、プランジャのストロークが可変になっ
ており、そのストロークをある値に調整固定することに
より、1作動毎の油の押し出し量を所定量に調整する方
法を採っている。このような噴霧給油装置では、プラン
ジャとシリンダ間の摺動シール部8あるいは弁のシール
部9などがあり、長期間の使用中にシール部材の摩耗、
ごみの介在又は傷の発生などにより微量漏れの発生は避
け難いという欠点があった。しかるに1作動当たりの油
押し出し量は微量であるため僅かな量の漏れであって
も、また、プランジャの作動速度が変っても油押し出し
量に対する比率が大きくなり、所望の精度が得られない
結果となり、長期間に亘って規定量の潤滑油を安定して
供給することができないという欠点がある。
【0005】本考案の目的は、かかる微量の油漏れある
いは吐出量変動が起こることを許容し、且つ長期間に亘
って規定量の潤滑油を潤滑対象物に適合した周期に従っ
て安定して吐出し潤滑対象物へ供給することができる噴
霧給油装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、液状潤滑油を収容する油収容槽と、一次
ポートと二次ポートとの間の気体流路の途中に配置した
絞り部と、前記油収容槽から液状潤滑油を該絞り部に導
く導油路とを備え、該導油路を通じて前記絞り部に液状
潤滑油を供給し、該液状潤滑油を霧状に微細化し前記圧
力気体中に混入させて微細粒潤滑油とし、該微細粒潤滑
油を前記二次ポートから噴き出して潤滑対象物に供給す
る噴霧給油装置において、前記油収容槽内から規定量を
越えて強制的に前記絞り部へ液状潤滑油を供給可能な容
量を備え駆動空気の圧力で駆動されるプランジャポンプ
と、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに前記絞り部で
発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定
付勢力を付与された弁体とを前記導油路の途中に介在さ
せ、前記プランジャポンプの潤滑油吐出側から前記導油
路を通じて前記絞り部へ落下する液状潤滑油の滴を検出
する検出器と、該検出器から出力される検出信号を受け
前記プランジャポンプの駆動空気を止めて規定量を越え
る液状潤滑油を前記絞り部に供給しない制御を行う制御
装置とを設け、前記プランジャポンプの作動毎に規定量
の液状潤滑油のみを滴として前記絞り部へ落下させ供給
することを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案に係る噴霧給油装置は、油収容槽内から
規定量を越えて強制的に絞り部へ液状潤滑油を供給可能
な容量を備え駆動空気の圧力で駆動されるプランジャポ
ンプと、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに絞り部で
発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定
付勢力を付与された弁体とを導油路の途中に介在させて
あり、プランジャポンプの潤滑油吐出側から導油路を通
じて絞り部へ落下する液状潤滑油の滴を検出器で検出
し、該検出器から出力される検出信号を受けプランジャ
ポンプの駆動空気を止めて規定量を越える液状潤滑油を
絞り部に供給しないように制御装置をもって制御を行
い、プランジャポンプの作動毎に規定量の液状潤滑油の
みを滴として安定的に吐出し絞り部へ落下させ潤滑対象
物へ供給する。
【0008】
【実施例】以下において、本考案の実施例につき、図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1は本考案の実施例に
係る噴霧給油装置の要部を示す縦断面図、図2はその部
分拡大図、図3はその全体を示すブロック図である。
【0009】本実施例に係る噴霧給油装置は、油収容槽
11の底板12中央の取付け穴12aに設けたプランジ
ャポンプ21と、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに
空気圧源Aから一次ポート17bに供給される圧力気体
としての圧力空気によって絞り部50で発生する低圧力
のみでは液状潤滑油を流出させない所定付勢力を付与さ
れた球形弁体34とを油入口23eからシリンダ22上
端の加圧室21bを経て滴下チューブ32の中心孔32
aの下端まで続く導油路の途中に介在させ、プランジャ
ポンプ21の潤滑油吐出側から導油路を通じて絞り部5
0へ落下する液状潤滑油の滴を検出器である光学センサ
44で検出し、該光学センサ44から出力される検出信
号を受けプランジャポンプ21の駆動空気を止めて規定
量を越える液状潤滑油を絞り部50に供給しないように
制御装置54で制御し、プランジャポンプ21の作動毎
に規定量の液状潤滑油のみを滴として絞り部50へ落下
させ供給し、当該絞り部50で該液状潤滑油を霧状に微
細化し圧力空気中に混入させて微細粒潤滑油とし、該微
細粒潤滑油を二次ポート17eから噴き出して図示しな
い潤滑対象物に供給するようになっている。
【0010】油収容槽11は、底板12に、中央の貫通
取付け穴12a以外に、該取付け穴12aの内周に沿っ
た環状の空気取入溝12bに連通する給気孔12cと、
外周寄り位置の縦貫通孔12dとを備え、全周に亘る段
差面12eと、環状のシール受け溝12fとを外周に形
成し、槽本体13の頂部の油補給口13aに大気圧と連
通している蓋体14を施し、槽本体13の下端を底板1
2の外周にシール材15でシールして嵌合させてあり、
中央の取付け穴12aにプランジャポンプ21を取付
け、縦貫通孔12dに油戻り管16を挿通し立ち上げて
あり、液状潤滑油の液面Lが通常はプランジャポンプ2
1の上方にある。油戻り管16の上端にはオリフィスフ
ィルタ16aが設けられ下方空間19内の圧力により戻
り油が噴出しないようにしている。
【0011】油収容槽11の底板12の真下には該底板
12との間に上方空間18を空けて基底板17を一体に
設け、この基底板17との間に下方空間19を形成して
底盤20を設けてある。基底板17は、中央の貫通取付
け穴17aと、絞り部50の外周に形成した環状の空気
取入溝17dに一次ポート17bを連通させる一次流路
17cと、油戻り管16が貫通する縦貫通孔17fとを
備えている。底盤20は、一体形成した側板20a及び
上向き突起20bを有し、油戻り管16に対応する位置
に円形凹部20cを形成してあり、側板20aで基底板
17を支持し、上向き突起で後述のベンチュリ管51を
支持している。
【0012】そして、絞り部50の上端外周に嵌合する
透明管41を、上方空間18に収納しプランジャポンプ
21及び当該絞り部50と同芯配置にプランジャポンプ
21の下端面と基底板17の上面との間に挟持して固定
し、中央の取付け穴17aに絞り部50を取付けてあ
る。
【0013】プランジャポンプ21は、図1に示すよう
に、底板12の取付け穴12aに取付けたシリンダ22
と、このシリンダ22内に摺動自在に収納されたプラン
ジャ26とを備え、カバー24を貫通しプランジャ26
の中心の大径穴26iに圧入して該プランジャ26に滴
下チューブ32を固定し、球形弁体34を大径穴26i
の奥の円錐穴26hに臨ませ収納してある。
【0014】シリンダ22は、シリンダ本体23とこれ
に気密に固定したカバー24とからなり、カバー24に
中央貫通孔24aを開けてあり、シリンダ本体23の中
間位置のOリング25a及び下部外周のOリング25b
でシールして底板12に取付けられている。シリンダ本
体23は、ヘッド内面を覆って弾性材からなる受け板2
2aを取付け、内周の中間位置に環状の段差面23aを
形成して上方の小径穴23bと下方の大径穴23cとを
有し、カバー24の上方近傍に空気取入溝12bへ内部
を連通させる駆動空気入口23dを開け、大径穴23c
の中間位置に油入口23eを開けてある。
【0015】プランジャ26は、上端凹部26aの下方
に設けた環状溝26bに断面がV形のV形シール27を
嵌入させ、シリンダ本体23の大径穴23c内で駆動空
気入口23dから油入口23eの位置までの間に形成し
たフランジ26cを備え、該フランジ26cの下方でシ
リンダ本体23との間に駆動空間21aを形成し、フラ
ンジ26cの外周二箇所に環状溝を設けてこれらにOリ
ング28及びV形シール29を嵌入させ、フランジ26
cの上端面とシリンダ本体23の段差面23aとの間の
外周に圧縮ばね30を巻装し、この圧縮ばね30で下端
面がカバー24の上面に押し付けられる方向に付勢され
ている。また、プランジャ26は、上端凹部26a、プ
ランジャの作動速度を抑制するオリフィス26f、上部
の小径穴26g、中間の円錐穴26h及び下部の大径穴
26iを同芯配置にて連続形成し、これらと滴下チュー
ブ32の中心孔32aとで導油路を形成し、上端凹部2
6aにフィルタエレメント33を取り替え可能に固定配
置し、円錐穴26h内面を弁座とする球形弁体34と、
大径穴26iの途中の位置まで圧入して取付けた滴下チ
ューブ32の上端と球形弁体34との間に介在させた小
圧縮ばね35とを収容している。
【0016】球形弁体34は、小圧縮ばね35で円錐穴
26hの内面弁座に押し付けられる方向に付勢され、液
状潤滑油の逆流を阻止する逆止弁を構成し、絞り部50
で発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所
定付勢力を当該小圧縮ばね35によって付与されてい
る。
【0017】そしてプランジャポンプ21は、後述する
三方電磁弁56を通じて駆動空気が駆動空間21aに送
られる毎に、プランジャ26が上方へ摺動することで、
シリンダ22の上端の加圧室21b内の液状潤滑油に圧
力を付与し、小圧縮ばね35の付勢力に抗して球形弁体
34を押し退けてフランジ26cの上方の潤滑油を、導
油路を通じて滴下チューブ32の中心孔32a下端から
1ストロークで規定量を越える複数の滴にして落下させ
ることができる容量を備え、駆動空気を止めると、通常
はストロークの途中の位置で上方への摺動が停止され、
その停止した位置から圧縮ばね30の付勢力でプランジ
ャ26の下端面がカバー24の上端面に当接する位置へ
復帰する。この復帰の際に、油収容槽11内の液状潤滑
油が油入口23eから入りV形シール27及びプランジ
ャ26の外周面とシリンダ本体23の内周面との間隙を
通って上端の加圧室21b内に導入され、プランジャポ
ンプ21は、調節器57の図示しないタイマによって三
方電磁弁56が一定周期にて作動し、その次の駆動空気
が駆動空間21aに送られ、このようなプランジャ26
の摺動を周期的に繰り返す。
【0018】透明管41は、滴として落下する液状潤滑
油の流線の径に対し十分大きい、ここでは3倍程度の内
径を有する透明ガラスからなり、上端をカバー24の下
端外周に、下端を油供給ノズル52の上端外周に、それ
ぞれOリング42,43をもって流体密に嵌合させ取付
けてあり、光学センサ44の発光体44a及び受光体4
4bが外周に滴の検出に適した対向的配置で設けられて
いる。
【0019】絞り部50は、ベンチュリ管51と油供給
ノズル52とを組み合わせ基底板17の取付け穴17a
にOリング53でシールし固定してあり、油供給ノズル
52の中心孔52aの真上の滴下チューブ32から落下
する液状潤滑油の滴を当該中心孔52aの上端テーパ穴
52bに受け、ベンチュリ管51の上部内周との間に間
隙を置き該ベンチュリ管51の上部に先細先端52cを
挿入してあり、ベンチュリ管51の絞り穴51aに液状
潤滑油を確実に案内供給するとともに、空気圧源Aから
一次ポート17bを通じて供給される圧力空気が一次流
路17c及び空気取入溝17dを経て空気流入口52d
から入りベンチュリ管51の内周と油供給ノズル52の
先細先端52cの外周との間隙を通って絞り穴51aに
達し、ここで液状潤滑油を霧状に微細化し当該圧力空気
中に混入させて微細粒潤滑油とするものである。ベンチ
ュリ管51は、下方空間19内に一体に突出した下方延
長部に複数の横向き穴51bを有している。
【0020】制御装置54は、カウンタ55と、三方電
磁弁56と、図示しないタイマ等を含む調節器57とを
備え、当該タイマにて設定した時間毎に周期的に三方電
磁弁56が入口ポート56aから入る駆動空気を給気孔
12cに連通した給気ポート56bと排気ポート56c
との間で繰り返し切換えるようになっており、光学セン
サ44から出力される検出信号をカウンタ55で滴個数
として計数し、各ストローク毎に規定の滴個数に達した
らその時点で三方電磁弁56を切換えて、空気源から給
気孔12cへ与えられた駆動空気を排気ポート56cか
ら排出して、駆動空間21a内のプランジャ26を押圧
する圧力を取除きストロークの途中からプランジャ26
を復帰させ、規定量を越える液状潤滑油を絞り部50に
供給しないようにして、プランジャポンプ21の作動毎
に規定量の液状潤滑油を滴として絞り部50へ落下させ
供給する制御を行う。
【0021】次に、本考案の上記実施例に係る噴霧給油
装置の動作について説明する。駆動空気の圧力が駆動空
間21aに入ると、プランジャ26は上方に押し上げら
れ、加圧室21b内の液状潤滑油がオリフィス26f及
び小径穴26g等を通り滴下チューブ32に流下し、当
該滴下チューブ32の中心孔32a下端から油滴となっ
て落下する。落下した油滴は透明管41を介して光学セ
ンサ44により検出され、落下する油滴の個数をカウン
タ55で計数し、規定個数の油滴が落下した時点で三方
電磁弁56を切換えて駆動空気を給気ポート56bへ送
給することを停止し、また、駆動空間21a内の駆動空
気を排気ポート56cから排気することにより、液状潤
滑油の押出し工程を停止する。プランジャ26は、圧縮
ばね30の付勢力で下降する際に、V形シール27が縮
径するように変形することで液状潤滑油が加圧室21b
に流入する。
【0022】一方、滴下チューブ32の先端から落下し
た油滴は、油供給ノズル52で受けられ下方へ流れてベ
ンチュリ管51の絞り穴51aに確実に案内される。こ
こで空気圧源Aから一次ポート17b及び一次流路17
cを通り空気流入口52dを経て絞り穴51aへ定常的
に送られている圧力空気で液状潤滑油を霧状に微細化し
当該圧力空気中に混入させて微細粒潤滑油とする。微細
粒潤滑油は、下部にある複数の横向き穴51bから下方
空間19に入り、この下方空間19で粒径が比較的大き
い潤滑油が落下し選別される。微細な霧状のものだけが
圧力空気に混入して微細粒潤滑油は、下方空間19から
二次ポート17eを経て出て行き、図示しない潤滑対象
物へ供給される。
【0023】底盤20の底面上に溜った液状潤滑油は、
油面が油戻り管16の下端を越えると、下方空間19内
の静圧で油戻り管16内を上昇し、上端のオリフィスフ
ィルタ16aを通って油収容槽11内へ戻される。
【0024】このように、本考案の上記実施例に係る噴
霧給油装置は、プランジャポンプ21で押し出される液
状潤滑油の微少漏れによる容積変動が起こることを容認
し、そのような状況下でも一定量の油滴を絞り部50に
落下せしめて長期に亘って微細油霧の生成を可能ならし
め、出口が下向き一定径の滴下チューブ32から一定温
度下で、一定の比較的緩速度にて液状潤滑油を押し出
し、油滴として落下する場合、1滴の油量がその表面張
力により一定量になり、この一定量の油の押し出し速度
が大きく変化しない限り正確に保たれる原理を利用して
いるものである。
【0025】なお、本考案は、上記実施例によって限定
されるものではなく、圧力気体として圧力空気に代えて
圧縮窒素ガスを用いてもよく、透明管を透明合成樹脂製
としてもよく、また、不透明管の一部に透明窓を有する
ものにすることもでき、その他要旨から逸脱しない範囲
で種々の変形が可能である。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、油収容
槽内から液状潤滑油を潤滑対象物が要求する規定量を越
えて強制的に絞り部へ供給可能な容量を備え駆動空気の
圧力で駆動されるプランジャポンプと、液状潤滑油の逆
流を阻止するとともに絞り部で発生する低圧力のみでは
液状潤滑油を流出させない所定付勢力を付与された弁体
とを導油路の途中に介在させ、プランジャポンプの潤滑
油吐出側から導油路を通じて絞り部へ落下する液状潤滑
油の滴を検出器で検出し、該検出器から出力される検出
信号を受けプランジャポンプの駆動空気を止めて規定量
を越える液状潤滑油を絞り部に供給しない制御を制御装
置で行い、プランジャポンプの作動毎に規定量の液状潤
滑油のみを滴として絞り部へ落下させ供給することによ
り、微量の油漏れなどによりポンプからの吐出容量に変
動が起こっても、長期間に亘って規定量の潤滑油を安定
して潤滑対象物へ供給することができるという顕著な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る噴霧給油装置を一部省略
して示した縦断面図である。
【図2】図2の部分拡大図である。
【図3】本考案の実施例に係る噴霧給油装置全体を示す
ブロック図である。
【図4】従来の噴霧給油装置につき一部分を断面にして
拡大して示したブロック図である。
【符号の説明】
11 油収容槽 17b 一次ポート 17c 一次流路 17e 二次ポート 18 上方空間 19 下方空間 21 プランジャポンプ 21a 駆動空間 21b 加圧室 22 シリンダ 23e 油入口(導油路を形成する) 24 カバー 26 プランジャ 26f オリフィス(導油路を形成する) 26g 小径穴(導油路を形成する) 26h 円錐穴(導油路を形成する) 26i 大径穴(導油路を形成する) 27 V形シール 30 圧縮ばね 32 滴下チューブ 32a 中心孔(導油路を形成する) 34 球形弁体 35 小圧縮ばね 44 光学センサ(検出器) 44a 発光体 44b 受光体 50 絞り部 51 ベンチュリ管 51a 絞り穴 52 油供給ノズル 54 制御装置 55 カウンタ 56 三方電磁弁 57 調節器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状潤滑油を収容する油収容槽と、一次
    ポートと二次ポートとの間の気体流路の途中に配置した
    絞り部と、前記油収容槽から液状潤滑油を該絞り部に導
    く導油路とを備え、該導油路を通じて前記絞り部に液状
    潤滑油を供給し、該液状潤滑油を霧状に微細化し前記圧
    力気体中に混入させて微細粒潤滑油とし、該微細粒潤滑
    油を前記二次ポートから噴き出して潤滑対象物に供給す
    る噴霧給油装置において、前記油収容槽内から規定量を
    越えて強制的に前記絞り部へ液状潤滑油を供給可能な容
    量を備え駆動空気の圧力で駆動されるプランジャポンプ
    と、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに前記絞り部で
    発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定
    付勢力を付与された弁体とを前記導油路の途中に介在さ
    せ、前記プランジャポンプの潤滑油吐出側から前記導油
    路を通じて前記絞り部へ落下する液状潤滑油の滴を検出
    する検出器と、該検出器から出力される検出信号を受け
    前記プランジャポンプの駆動空気を止めて規定量を越え
    る液状潤滑油を前記絞り部に供給しない制御を行う制御
    装置とを設け、前記プランジャポンプの作動毎に規定量
    の液状潤滑油のみを滴として前記絞り部へ落下させ供給
    することを特徴とする噴霧給油装置。
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