JPH0545392U - 噴霧給油装置 - Google Patents

噴霧給油装置

Info

Publication number
JPH0545392U
JPH0545392U JP10184391U JP10184391U JPH0545392U JP H0545392 U JPH0545392 U JP H0545392U JP 10184391 U JP10184391 U JP 10184391U JP 10184391 U JP10184391 U JP 10184391U JP H0545392 U JPH0545392 U JP H0545392U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
lubricating oil
liquid lubricating
liquid
plunger pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10184391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2561214Y2 (ja
Inventor
時明 小川
Original Assignee
タコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タコ株式会社 filed Critical タコ株式会社
Priority to JP10184391U priority Critical patent/JP2561214Y2/ja
Publication of JPH0545392U publication Critical patent/JPH0545392U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561214Y2 publication Critical patent/JP2561214Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速回転軸受の噴霧潤滑のため、微少規定量
の潤滑油を滴状として長期間に亘り、定められた供給頻
度で安定的に供給する。 【構成】 所要規定量に対し数倍の吐出容量を有するプ
ランジャポンプ21を用いて潤滑油を滴下チューブ32
へ送給する。当該滴下チューブより滴となって落下する
油滴は周囲に設けた光学センサ44で検知・計数し、規
定滴下数量においてプランジャポンプの作動を停止して
潤滑油の送給を止める。所要規定量の供給をプランジャ
ポンプの吐出容量の調整に依存しないで済み、吐出容量
に変動を来たしても潤滑油の供給量は規定量に保たれ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として軸受、歯車等の潤滑対象物となる機械要素の潤滑に供する 噴霧給油装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の噴霧給油装置は、油槽から噴霧セクションに通じる油路に絞り部を設け るか又は油路にかかる差圧を調整して噴霧セクションへ流入する油量を調整して 、油量制御を行うのが一般的であった。この方法では一分間に数滴の割合の如き 油量の微細な調整又は長期間安定した微少油量を得ることが困難である。その理 由は、油路における絞り機構のごみによる詰まり、又は油を押し出す差圧を長期 間一定に保つことが技術的に困難であるということにある。 これに対し、油量調整の別の方法として、プランジャ方式の定量ポンプを油路 に設け、一定油量を強制的に噴霧セクションに送り出すものが最近実施されてい る。
【0003】 プンランジャ方式においては、プランジャの一作動につき一定油量として一滴 乃至数滴を押し出す構造のものであり、その一例が図4に示すように、実公昭6 2−15591号公報に開示されている。このプランジャ方式の場合には、油収 容槽1内に設けた一次ポート2と二次ポート3間に連続させて空気圧源Aからの 圧力空気の流路を備え、該流路に絞り部4を設けるとともに該絞り部4に潤滑油 供給ノズル5を開口させ、該ノズル5より液状潤滑油を絞り部4に供給して霧状 となし、圧力空気とともに二次ポート3から図示しない潤滑対象物へ送り出し、 油収容槽1から潤滑油供給ノズル5に通じる潤滑油の流路の途中に、潤滑油供給 ノズル5側に微量潤滑油を強制的にプランジャの摺動で送り出す定量ポンプ6を 制御装置7により作動させ一定量毎の潤滑油を絞り部4に供給するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記従来の噴霧給油装置では、プランジャのストロークが可変になっ ており、そのストロークをある値に調整固定することにより、1作動毎の油の押 し出し量を所定量に調整する方法を採っている。このような噴霧給油装置では、 プランジャとシリンダ間の摺動シール部8あるいは弁のシール部9などがあり、 長期間の使用中にシール部材の摩耗、ごみの介在又は傷の発生などにより微量漏 れの発生は避け難いという欠点があった。しかるに1作動当たりの油押し出し量 は微量であるため僅かな量の漏れであっても、また、プランジャの作動速度が変 っても油押し出し量に対する比率が大きくなり、所望の精度が得られない結果と なり、長期間に亘って規定量の潤滑油を安定して供給することができないという 欠点がある。
【0005】 本考案の目的は、かかる微量の油漏れあるいは吐出量変動が起こることを許容 し、且つ長期間に亘って規定量の潤滑油を潤滑対象物に適合した周期に従って安 定して吐出し潤滑対象物へ供給することができる噴霧給油装置を提供することに ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、液状潤滑油を収容する油収容槽と、一 次ポートと二次ポートとの間の気体流路の途中に配置した絞り部と、前記油収容 槽から液状潤滑油を該絞り部に導く導油路とを備え、該導油路を通じて前記絞り 部に液状潤滑油を供給し、該液状潤滑油を霧状に微細化し前記圧力気体中に混入 させて微細粒潤滑油とし、該微細粒潤滑油を前記二次ポートから噴き出して潤滑 対象物に供給する噴霧給油装置において、前記油収容槽内から規定量を越えて強 制的に前記絞り部へ液状潤滑油を供給可能な容量を備え駆動空気の圧力で駆動さ れるプランジャポンプと、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに前記絞り部で発 生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定付勢力を付与された弁体と を前記導油路の途中に介在させ、前記プランジャポンプの潤滑油吐出側から前記 導油路を通じて前記絞り部へ落下する液状潤滑油の滴を検出する検出器と、該検 出器から出力される検出信号を受け前記プランジャポンプの駆動空気を止めて規 定量を越える液状潤滑油を前記絞り部に供給しない制御を行う制御装置とを設け 、前記プランジャポンプの作動毎に規定量の液状潤滑油のみを滴として前記絞り 部へ落下させ供給することを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案に係る噴霧給油装置は、油収容槽内から規定量を越えて強制的に絞り部 へ液状潤滑油を供給可能な容量を備え駆動空気の圧力で駆動されるプランジャポ ンプと、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに絞り部で発生する低圧力のみでは 液状潤滑油を流出させない所定付勢力を付与された弁体とを導油路の途中に介在 させてあり、プランジャポンプの潤滑油吐出側から導油路を通じて絞り部へ落下 する液状潤滑油の滴を検出器で検出し、該検出器から出力される検出信号を受け プランジャポンプの駆動空気を止めて規定量を越える液状潤滑油を絞り部に供給 しないように制御装置をもって制御を行い、プランジャポンプの作動毎に規定量 の液状潤滑油のみを滴として安定的に吐出し絞り部へ落下させ潤滑対象物へ供給 する。
【0008】
【実施例】
以下において、本考案の実施例につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。 図1は本考案の実施例に係る噴霧給油装置の要部を示す縦断面図、図2はその 部分拡大図、図3はその全体を示すブロック図である。
【0009】 本実施例に係る噴霧給油装置は、油収容槽11の底板12中央の取付け穴12 aに設けたプランジャポンプ21と、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに空気 圧源Aから一次ポート17bに供給される圧力気体としての圧力空気によって絞 り部50で発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定付勢力を付与 された球形弁体34とを油入口23eからシリンダ22上端の加圧室21bを経 て滴下チューブ32の中心孔32aの下端まで続く導油路の途中に介在させ、プ ランジャポンプ21の潤滑油吐出側から導油路を通じて絞り部50へ落下する液 状潤滑油の滴を検出器である光学センサ44で検出し、該光学センサ44から出 力される検出信号を受けプランジャポンプ21の駆動空気を止めて規定量を越え る液状潤滑油を絞り部50に供給しないように制御装置54で制御し、プランジ ャポンプ21の作動毎に規定量の液状潤滑油のみを滴として絞り部50へ落下さ せ供給し、当該絞り部50で該液状潤滑油を霧状に微細化し圧力空気中に混入さ せて微細粒潤滑油とし、該微細粒潤滑油を二次ポート17eから噴き出して図示 しない潤滑対象物に供給するようになっている。
【0010】 油収容槽11は、底板12に、中央の貫通取付け穴12a以外に、該取付け穴 12aの内周に沿った環状の空気取入溝12bに連通する給気孔12cと、外周 寄り位置の縦貫通孔12dとを備え、全周に亘る段差面12eと、環状のシール 受け溝12fとを外周に形成し、槽本体13の頂部の油補給口13aに大気圧と 連通している蓋体14を施し、槽本体13の下端を底板12の外周にシール材1 5でシールして嵌合させてあり、中央の取付け穴12aにプランジャポンプ21 を取付け、縦貫通孔12dに油戻り管16を挿通し立ち上げてあり、液状潤滑油 の液面Lが通常はプランジャポンプ21の上方にある。油戻り管16の上端には オリフィスフィルタ16aが設けられ下方空間19内の圧力により戻り油が噴出 しないようにしている。
【0011】 油収容槽11の底板12の真下には該底板12との間に上方空間18を空けて 基底板17を一体に設け、この基底板17との間に下方空間19を形成して底盤 20を設けてある。 基底板17は、中央の貫通取付け穴17aと、絞り部50の外周に形成した環 状の空気取入溝17dに一次ポート17bを連通させる一次流路17cと、油戻 り管16が貫通する縦貫通孔17fとを備えている。 底盤20は、一体形成した側板20a及び上向き突起20bを有し、油戻り管 16に対応する位置に円形凹部20cを形成してあり、側板20aで基底板17 を支持し、上向き突起で後述のベンチュリ管51を支持している。
【0012】 そして、絞り部50の上端外周に嵌合する透明管41を、上方空間18に収納 しプランジャポンプ21及び当該絞り部50と同芯配置にプランジャポンプ21 の下端面と基底板17の上面との間に挟持して固定し、中央の取付け穴17aに 絞り部50を取付けてある。
【0013】 プランジャポンプ21は、図1に示すように、底板12の取付け穴12aに取 付けたシリンダ22と、このシリンダ22内に摺動自在に収納されたプランジャ 26とを備え、カバー24を貫通しプランジャ26の中心の大径穴26iに圧入 して該プランジャ26に滴下チューブ32を固定し、球形弁体34を大径穴26 iの奥の円錐穴26hに臨ませ収納してある。
【0014】 シリンダ22は、シリンダ本体23とこれに気密に固定したカバー24とから なり、カバー24に中央貫通孔24aを開けてあり、シリンダ本体23の中間位 置のOリング25a及び下部外周のOリング25bでシールして底板12に取付 けられている。シリンダ本体23は、ヘッド内面を覆って弾性材からなる受け板 22aを取付け、内周の中間位置に環状の段差面23aを形成して上方の小径穴 23bと下方の大径穴23cとを有し、カバー24の上方近傍に空気取入溝12 bへ内部を連通させる駆動空気入口23dを開け、大径穴23cの中間位置に油 入口23eを開けてある。
【0015】 プランジャ26は、上端凹部26aの下方に設けた環状溝26bに断面がV形 のV形シール27を嵌入させ、シリンダ本体23の大径穴23c内で駆動空気入 口23dから油入口23eの位置までの間に形成したフランジ26cを備え、該 フランジ26cの下方でシリンダ本体23との間に駆動空間21aを形成し、フ ランジ26cの外周二箇所に環状溝を設けてこれらにOリング28及びV形シー ル29を嵌入させ、フランジ26cの上端面とシリンダ本体23の段差面23a との間の外周に圧縮ばね30を巻装し、この圧縮ばね30で下端面がカバー24 の上面に押し付けられる方向に付勢されている。また、プランジャ26は、上端 凹部26a、プランジャの作動速度を抑制するオリフィス26f、上部の小径穴 26g、中間の円錐穴26h及び下部の大径穴26iを同芯配置にて連続形成し 、これらと滴下チューブ32の中心孔32aとで導油路を形成し、上端凹部26 aにフィルタエレメント33を取り替え可能に固定配置し、円錐穴26h内面を 弁座とする球形弁体34と、大径穴26iの途中の位置まで圧入して取付けた滴 下チューブ32の上端と球形弁体34との間に介在させた小圧縮ばね35とを収 容している。
【0016】 球形弁体34は、小圧縮ばね35で円錐穴26hの内面弁座に押し付けられる 方向に付勢され、液状潤滑油の逆流を阻止する逆止弁を構成し、絞り部50で発 生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定付勢力を当該小圧縮ばね3 5によって付与されている。
【0017】 そしてプランジャポンプ21は、後述する三方電磁弁56を通じて駆動空気が 駆動空間21aに送られる毎に、プランジャ26が上方へ摺動することで、シリ ンダ22の上端の加圧室21b内の液状潤滑油に圧力を付与し、小圧縮ばね35 の付勢力に抗して球形弁体34を押し退けてフランジ26cの上方の潤滑油を、 導油路を通じて滴下チューブ32の中心孔32a下端から1ストロークで規定量 を越える複数の滴にして落下させることができる容量を備え、駆動空気を止める と、通常はストロークの途中の位置で上方への摺動が停止され、その停止した位 置から圧縮ばね30の付勢力でプランジャ26の下端面がカバー24の上端面に 当接する位置へ復帰する。この復帰の際に、油収容槽11内の液状潤滑油が油入 口23eから入りV形シール27及びプランジャ26の外周面とシリンダ本体2 3の内周面との間隙を通って上端の加圧室21b内に導入され、プランジャポン プ21は、調節器57の図示しないタイマによって三方電磁弁56が一定周期に て作動し、その次の駆動空気が駆動空間21aに送られ、このようなプランジャ 26の摺動を周期的に繰り返す。
【0018】 透明管41は、滴として落下する液状潤滑油の流線の径に対し十分大きい、こ こでは3倍程度の内径を有する透明ガラスからなり、上端をカバー24の下端外 周に、下端を油供給ノズル52の上端外周に、それぞれOリング42,43をも って流体密に嵌合させ取付けてあり、光学センサ44の発光体44a及び受光体 44bが外周に滴の検出に適した対向的配置で設けられている。
【0019】 絞り部50は、ベンチュリ管51と油供給ノズル52とを組み合わせ基底板1 7の取付け穴17aにOリング53でシールし固定してあり、油供給ノズル52 の中心孔52aの真上の滴下チューブ32から落下する液状潤滑油の滴を当該中 心孔52aの上端テーパ穴52bに受け、ベンチュリ管51の上部内周との間に 間隙を置き該ベンチュリ管51の上部に先細先端52cを挿入してあり、ベンチ ュリ管51の絞り穴51aに液状潤滑油を確実に案内供給するとともに、空気圧 源Aから一次ポート17bを通じて供給される圧力空気が一次流路17c及び空 気取入溝17dを経て空気流入口52dから入りベンチュリ管51の内周と油供 給ノズル52の先細先端52cの外周との間隙を通って絞り穴51aに達し、こ こで液状潤滑油を霧状に微細化し当該圧力空気中に混入させて微細粒潤滑油とす るものである。ベンチュリ管51は、下方空間19内に一体に突出した下方延長 部に複数の横向き穴51bを有している。
【0020】 制御装置54は、カウンタ55と、三方電磁弁56と、図示しないタイマ等を 含む調節器57とを備え、当該タイマにて設定した時間毎に周期的に三方電磁弁 56が入口ポート56aから入る駆動空気を給気孔12cに連通した給気ポート 56bと排気ポート56cとの間で繰り返し切換えるようになっており、光学セ ンサ44から出力される検出信号をカウンタ55で滴個数として計数し、各スト ローク毎に規定の滴個数に達したらその時点で三方電磁弁56を切換えて、空気 源から給気孔12cへ与えられた駆動空気を排気ポート56cから排出して、駆 動空間21a内のプランジャ26を押圧する圧力を取除きストロークの途中から プランジャ26を復帰させ、規定量を越える液状潤滑油を絞り部50に供給しな いようにして、プランジャポンプ21の作動毎に規定量の液状潤滑油を滴として 絞り部50へ落下させ供給する制御を行う。
【0021】 次に、本考案の上記実施例に係る噴霧給油装置の動作について説明する。 駆動空気の圧力が駆動空間21aに入ると、プランジャ26は上方に押し上げ られ、加圧室21b内の液状潤滑油がオリフィス26f及び小径穴26g等を通 り滴下チューブ32に流下し、当該滴下チューブ32の中心孔32a下端から油 滴となって落下する。落下した油滴は透明管41を介して光学センサ44により 検出され、落下する油滴の個数をカウンタ55で計数し、規定個数の油滴が落下 した時点で三方電磁弁56を切換えて駆動空気を給気ポート56bへ送給するこ とを停止し、また、駆動空間21a内の駆動空気を排気ポート56cから排気す ることにより、液状潤滑油の押出し工程を停止する。プランジャ26は、圧縮ば ね30の付勢力で下降する際に、V形シール27が縮径するように変形すること で液状潤滑油が加圧室21bに流入する。
【0022】 一方、滴下チューブ32の先端から落下した油滴は、油供給ノズル52で受け られ下方へ流れてベンチュリ管51の絞り穴51aに確実に案内される。ここで 空気圧源Aから一次ポート17b及び一次流路17cを通り空気流入口52dを 経て絞り穴51aへ定常的に送られている圧力空気で液状潤滑油を霧状に微細化 し当該圧力空気中に混入させて微細粒潤滑油とする。微細粒潤滑油は、下部にあ る複数の横向き穴51bから下方空間19に入り、この下方空間19で粒径が比 較的大きい潤滑油が落下し選別される。微細な霧状のものだけが圧力空気に混入 して微細粒潤滑油は、下方空間19から二次ポート17eを経て出て行き、図示 しない潤滑対象物へ供給される。
【0023】 底盤20の底面上に溜った液状潤滑油は、油面が油戻り管16の下端を越える と、下方空間19内の静圧で油戻り管16内を上昇し、上端のオリフィスフィル タ16aを通って油収容槽11内へ戻される。
【0024】 このように、本考案の上記実施例に係る噴霧給油装置は、プランジャポンプ2 1で押し出される液状潤滑油の微少漏れによる容積変動が起こることを容認し、 そのような状況下でも一定量の油滴を絞り部50に落下せしめて長期に亘って微 細油霧の生成を可能ならしめ、出口が下向き一定径の滴下チューブ32から一定 温度下で、一定の比較的緩速度にて液状潤滑油を押し出し、油滴として落下する 場合、1滴の油量がその表面張力により一定量になり、この一定量の油の押し出 し速度が大きく変化しない限り正確に保たれる原理を利用しているものである。
【0025】 なお、本考案は、上記実施例によって限定されるものではなく、圧力気体とし て圧力空気に代えて圧縮窒素ガスを用いてもよく、透明管を透明合成樹脂製とし てもよく、また、不透明管の一部に透明窓を有するものにすることもでき、その 他要旨から逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、油収容槽内から液状潤滑油を潤滑対象物が要 求する規定量を越えて強制的に絞り部へ供給可能な容量を備え駆動空気の圧力で 駆動されるプランジャポンプと、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに絞り部で 発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定付勢力を付与された弁体 とを導油路の途中に介在させ、プランジャポンプの潤滑油吐出側から導油路を通 じて絞り部へ落下する液状潤滑油の滴を検出器で検出し、該検出器から出力され る検出信号を受けプランジャポンプの駆動空気を止めて規定量を越える液状潤滑 油を絞り部に供給しない制御を制御装置で行い、プランジャポンプの作動毎に規 定量の液状潤滑油のみを滴として絞り部へ落下させ供給することにより、微量の 油漏れなどによりポンプからの吐出容量に変動が起こっても、長期間に亘って規 定量の潤滑油を安定して潤滑対象物へ供給することができるという顕著な効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る噴霧給油装置を一部省略
して示した縦断面図である。
【図2】図2の部分拡大図である。
【図3】本考案の実施例に係る噴霧給油装置全体を示す
ブロック図である。
【図4】従来の噴霧給油装置につき一部分を断面にして
拡大して示したブロック図である。
【符号の説明】
11 油収容槽 17b 一次ポート 17c 一次流路 17e 二次ポート 18 上方空間 19 下方空間 21 プランジャポンプ 21a 駆動空間 21b 加圧室 22 シリンダ 23e 油入口(導油路を形成する) 24 カバー 26 プランジャ 26f オリフィス(導油路を形成する) 26g 小径穴(導油路を形成する) 26h 円錐穴(導油路を形成する) 26i 大径穴(導油路を形成する) 27 V形シール 30 圧縮ばね 32 滴下チューブ 32a 中心孔(導油路を形成する) 34 球形弁体 35 小圧縮ばね 44 光学センサ(検出器) 44a 発光体 44b 受光体 50 絞り部 51 ベンチュリ管 51a 絞り穴 52 油供給ノズル 54 制御装置 55 カウンタ 56 三方電磁弁 57 調節器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状潤滑油を収容する油収容槽と、一次
    ポートと二次ポートとの間の気体流路の途中に配置した
    絞り部と、前記油収容槽から液状潤滑油を該絞り部に導
    く導油路とを備え、該導油路を通じて前記絞り部に液状
    潤滑油を供給し、該液状潤滑油を霧状に微細化し前記圧
    力気体中に混入させて微細粒潤滑油とし、該微細粒潤滑
    油を前記二次ポートから噴き出して潤滑対象物に供給す
    る噴霧給油装置において、前記油収容槽内から規定量を
    越えて強制的に前記絞り部へ液状潤滑油を供給可能な容
    量を備え駆動空気の圧力で駆動されるプランジャポンプ
    と、液状潤滑油の逆流を阻止するとともに前記絞り部で
    発生する低圧力のみでは液状潤滑油を流出させない所定
    付勢力を付与された弁体とを前記導油路の途中に介在さ
    せ、前記プランジャポンプの潤滑油吐出側から前記導油
    路を通じて前記絞り部へ落下する液状潤滑油の滴を検出
    する検出器と、該検出器から出力される検出信号を受け
    前記プランジャポンプの駆動空気を止めて規定量を越え
    る液状潤滑油を前記絞り部に供給しない制御を行う制御
    装置とを設け、前記プランジャポンプの作動毎に規定量
    の液状潤滑油のみを滴として前記絞り部へ落下させ供給
    することを特徴とする噴霧給油装置。
JP10184391U 1991-11-15 1991-11-15 噴霧給油装置 Expired - Lifetime JP2561214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10184391U JP2561214Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 噴霧給油装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10184391U JP2561214Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 噴霧給油装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545392U true JPH0545392U (ja) 1993-06-18
JP2561214Y2 JP2561214Y2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=14311340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10184391U Expired - Lifetime JP2561214Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 噴霧給油装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561214Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100750939B1 (ko) * 2006-10-27 2007-08-22 주식회사 탑 엔지니어링 액정적하장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100750939B1 (ko) * 2006-10-27 2007-08-22 주식회사 탑 엔지니어링 액정적하장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2561214Y2 (ja) 1998-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3053461A (en) Pressure controlled spray device
JP2630439B2 (ja) 調整器
CA1159328A (en) Flow controlled pressure regulating device
US3841438A (en) Injection lubricator
CA1041442A (en) Low pressure automatic lubrication system
JPH03154000A (ja) 編機における潤滑装置
CN102374379B (zh) 能细调油流的最小润滑装置
JPH0545392U (ja) 噴霧給油装置
US4096924A (en) Oiler assembly
US4450938A (en) Air line lubricator
US4598796A (en) Lubricator
JPH1019192A (ja) 噴霧潤滑装置
CN111425749A (zh) 基于间歇性有压流体的单循环定量添加阀及使用方法
JPH07198028A (ja) コンベヤチェーンの自動間歇潤滑装置
US4094383A (en) Air line lubricator
CN107524906B (zh) 微量润滑装置
US3243014A (en) Process for mixing gas with oil in droplet form in pneumatic installations for the purpose of mist lubrication, and an arrangement for carrying out the process
JP2561215Y2 (ja) 噴霧給油装置
US4733753A (en) Lubricator with channel which communicates reservoir with oil drop hole
US4404984A (en) Gas-liquid mixing metering system
US5984652A (en) Single-piece piston with central bore for use in a pneumatically-activated pump
US3666245A (en) Device for mixing a gas current under pressure with an atomized mist of liquid fluid, such as lubricating oil
US3822002A (en) Uniblock lubricator
MXPA00008375A (es) Aparato eliminador de variaciones que incorpora un ensamblaje regulador de presion.
CA2214604C (en) Single-piece piston for use in a pneumatically-activated pump

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term