JP2561200Y2 - 乾式集塵器のバグリテーナ - Google Patents

乾式集塵器のバグリテーナ

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JP2561200Y2
JP2561200Y2 JP8352892U JP8352892U JP2561200Y2 JP 2561200 Y2 JP2561200 Y2 JP 2561200Y2 JP 8352892 U JP8352892 U JP 8352892U JP 8352892 U JP8352892 U JP 8352892U JP 2561200 Y2 JP2561200 Y2 JP 2561200Y2
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JP
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retainer
bag
filter cloth
dust collector
cylinder
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JP8352892U
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仁四郎 藤田
喜一 松岡
利雄 濱
完志 太田
直子 平田
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ごみ焼却設備等に配置
された乾式集塵器において、排ガス中から粉塵、塵埃を
除去するバグフィルターの濾布を保持するリテーナに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、排ガスを濾過
するバグフィルター21は、バグ室Aと清浄ガス排出室
Bの仕切壁Cのバグ取付穴Dからバグ室A内に垂下さ
れ、濾布22の形状を保持する為に内部にリテーナ(中
骨)23が配置されている。たとえばパルス式バグフィ
ルターの濾布を固定するリテーナ23は、直径4〜5mm
の鋼製丸棒により、直径が160mm 〜200mm 程度の円形の
リング体23aと、これらリング体23aを互いに連結
する軸心方向の複数の連結線材23bとで一体的に円筒
状に組み立てられ、円筒状に形成された濾布22内に挿
入されて固定されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のリ
テーナは一体的に組み立てられているため、バグフィル
ター21をバグ室Aに組み込む場合、または濾布交換の
為に仕切壁Cのバグ取付穴Dからバグフィルター21を
引抜く場合、バグ室A上部の清浄ガス排出室Bにリテー
ナ23の高さh以上の空間が清浄ガス排出室Bに必要に
なり、この空間はバグ室Aの濾過部に近い容積を占める
ことになる。また近年、益々集塵器が大型化される傾向
にあり、濾布およびリテーナの高さが6〜8mにもなる
と、特に屋内設置の場合には問題となる。また、集塵器
全体はコンパクト化が要求されており、したがってバグ
室上部の空間は小さい方が望ましい。
【0004】本考案は、上記問題点を解決して、組立や
濾布の交換時に使用するバグ室上部の空間を小さくでき
て、集塵器のコンパクト化を促進できる乾式集塵器のバ
グリテーナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案の乾式集塵器のバグリテーナは、筒状の濾布
内に配置されて濾布の形状を保持する乾式集塵器のバグ
リテーナにおいて、リテーナ本体を、複数本の線材で筒
状に形成されたリテーナ筒体を軸心方向に複数個配置し
て構成するとともに、先端側のリテーナ筒体を基端側の
リテーナ筒体より小径で基端側のリテーナ筒体内に嵌合
可能な伸縮式に構成し、リテーナ本体の伸長時にリテー
ナ筒体同士を互いに固定する固定具を設けたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、リテーナ本体を複数のリテ
ーナ筒体で軸心方向に伸縮自在な伸縮式に構成したの
で、バグフィルターをバグ室の空間部から仕切壁を介し
てバグ室内に垂下して取り付ける際には、基端部リテー
ナ筒体内に先端側のリテーナ筒体を内嵌した収縮状態で
空間部に搬入し、取付け部からバグ室側に筒状の濾布を
垂下して基端部を保持し、最先端部のリテーナ筒体を伸
ばして濾布内に入れバグ室内に挿入し、最先端部のリテ
ーナ筒体が伸びきった所で最先端部のリテーナ筒体を次
のリテーナ筒体の先端部に固定し、さらにこれらリテー
ナ筒体をバグ室側に伸ばし、これを繰り返して基端部リ
テーナ筒体に濾布を固定するとともに基端部リテーナ筒
体をバグ取付穴に固定する。また、メンテナンス時など
の濾布の交換時には、上記と逆の手順で行うことができ
る。したがって、バグ室上方に広い空間が無くてもバグ
フィルターの着脱を行うことができ、バグ室上部の空間
を小さくできて、集塵器のコンパクト化を促進すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る乾式集塵器のバグリテー
ナの第1実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
【0008】ごみ焼却炉の排ガス管が接続されたバグ室
Aにおいて、バグ室Aとその上部の清浄ガス排出室(バ
グフィルターFの着脱空間部)Bの間に設けられた仕切
壁Cには、バグ取付穴Dを介してバグ室A側に複数のバ
グフィルターFが垂下されており、これらバグフィルタ
ーFの外周部に配置された円筒状濾布1内には、濾布1
の円筒形状を保持するリテーナ本体2が配置されてい
る。このリテーナ本体2は複数本のリテーナ筒体3A〜
3Cにより上下方向に複数段(図面では2段)に伸縮可
能な伸縮式に構成され、これらリテーナ筒体3A〜3C
は、高さ方向(軸心方向)に所定間隔毎に配置されたリ
ング体4と、このリング体4の外周部に一定間隔毎に連
結された連結材5とで円筒状に形成され、またこのリテ
ーナ本体2の内部空間は清浄ガス排出室B側に直接連通
されている。
【0009】すなわち、各リテーナ筒体3A〜3Cは、
下段(先端側)リテーナ筒体3Cを中段(基端側)リテ
ーナ筒体3Bより小径で中段リテーナ筒体3B内に嵌合
可能に構成するとともに、中段(先端側)リテーナ筒体
3Bを上段(基端側)リテーナ筒体3Aより小径で上段
リテーナ筒体3A内に嵌合可能に構成した伸縮式とした
ものである。
【0010】また、上段および中段リテーナ筒体3A,
3Bの下端部には中段および下段リテーナ筒体3B,3
Cの昇降を案内するとともに、上段および中段リテーナ
筒体3A,3Bの上端部外周に取り付けられたストッパ
ーリング6を係止して抜け止めする受けリング体7がそ
れぞれ取り付けられている。また、リテーナ筒体3A〜
3Cの伸長状態で各リテーナ筒体3A〜3Cを互いに固
定可能な固定具が設けられており、この実施例で固定具
は、受けリング体7のボルト穴からストッパーリング6
のねじ穴に装着された複数本の固定ボルト8により構成
されている。もちろん、図2に仮想線で示すように、他
の固定具8′を複数個使用しても差し支えない。
【0011】上記構成において、乾式集塵器の組立時に
おいて、清浄ガス排出室Bから仕切壁Cのバグ取付穴D
を介してバグ室Aに挿入しバグフィルターFを取り付け
る場合には、まず図3に実線で示すように、上段リテー
ナ筒体3A内に中段および下段リテーナ筒体3B,3C
を収納した収縮状態で清浄ガス排出室Bに搬入し、バグ
取付穴Dから筒状濾布1をバグ室A内に下ろした後、上
段および中段リテーナ筒体3A,3B内から下段リテー
ナ筒体3Cを抜き出して濾布1内に挿入しバグ取付穴D
からバグ室A内に突出させ、下降限で固定ボルト8を受
けリング体7のボルト穴からストッパーリング6のねじ
穴に装着して固定する。次に連結された中段および下段
リテーナ筒体3B,3Cをさらに下降して濾布1内に挿
入し、下降限で固定ボルト8により中段リテーナ筒体3
Bのストッパーリング6を上段リテーナ筒体3Aの受け
リング体7に固定し、次に進展状態のリテーナ本体2を
さらに下降して濾布1内に挿入し、濾布1の上端開口部
をリテーナ本体2の上端部に固定するとともに、リテー
ナ本体2の上端部をバグ取付穴Dに固定する。
【0012】また、濾布1を交換する場合には、上記と
逆の手順で上段リテーナ筒体3A内に中段および下段リ
テーナ筒体3B,3Cを嵌合してを収縮しつつ、リテー
ナ筒体2を濾布1と共にバグ室Aから清浄ガス排出室B
側に取り出せばよい。
【0013】上記構成によれば、図4に示すように、従
来では仮想線で示すように、濾布1の交換に必要な空間
部(清浄ガス排出室B)の高さH′が、濾布の高さh以
上に必要なことから、バグ室Aおよび清浄ガス排出室B
の全体の容積の35.4%を占めていたが、従来の空間部の
高さH′に比べて1/3近く低い高さHにできることか
ら、たとえば濾布1の高さがh=5mとすると、空間部
の高さH=2mにすることができ、清浄ガス排出室Bの
容積を60%削減して、バグ室Aおよび清浄ガス排出室B
の全体の容積に対する清浄ガス排出室Bの容積を21.2%
と削減することができた。
【0014】
【考案の効果】以上に述べたごとく本考案の乾式集塵機
のバグリテーナによれば、リテーナ本体を複数のリテー
ナ筒体で軸心方向に伸縮自在な伸縮式に構成したので、
バグフィルターをバグ室の空間部から仕切壁を介してバ
グ室内に垂下し取り付ける際には、収縮させた状態から
順次リテーナ筒体を伸ばすことにより、狭い空間部から
バグ室内に挿入してバグフィルターを組み立てることが
でき、また濾布の交換時には、順次リテーナ筒体を収縮
しつつ空間部に引き出してバグフィルターを取り外すこ
とができる。したがって、バグ室上方に広い空間が無く
てもバグフィルターの着脱を行うことができ、バグ室上
部の空間を小さくできて、集塵器のコンパクト化を促進
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバグリテーナの第1実施例を示す
部分縦断面図である。
【図2】図1に示すI部拡大断面図である。
【図3】同バグフィルターの組立作業を説明する側面図
である。
【図4】同バグフィルターを使用した乾式集塵器の容積
を示す説明図である。
【図5】従来のバグリテーナを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
A バグ室 B 清浄ガス排出室 C 仕切壁 D バグ取付穴 F バグフィルター 1 濾布 2 リテーナ本体 3A〜3B リテーナ筒体 4 リング体 5 連結材 6 ストッパーリング 7 受けリング体 8 固定ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 太田 完志 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)考案者 平田 直子 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−106617(JP,U) 実開 平1−44013(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の濾布内に配置されて濾布の形状を
    保持する乾式集塵器のバグリテーナにおいて、リテーナ
    本体を、複数本の線材で筒状に形成されたリテーナ筒体
    を軸心方向に複数個配置して構成するとともに、先端側
    のリテーナ筒体を基端側のリテーナ筒体より小径で基端
    側のリテーナ筒体内に嵌合可能な伸縮式に構成し、リテ
    ーナ本体の伸長時にリテーナ筒体同士を互いに固定する
    固定具を設けたことを特徴とする乾式集塵器のバグリテ
    ーナ。
JP8352892U 1992-12-04 1992-12-04 乾式集塵器のバグリテーナ Expired - Lifetime JP2561200Y2 (ja)

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JPH0645618U JPH0645618U (ja) 1994-06-21
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JP6787739B2 (ja) * 2016-09-30 2020-11-18 三機工業株式会社 濾過式集塵装置のフィルタ取付構造
JP6607880B2 (ja) * 2017-05-18 2019-11-20 株式会社アクロス商事 圧縮空気噴射装置
JP7236713B1 (ja) * 2021-07-28 2023-03-10 株式会社トワロントレーディング リテーナ

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