JP2561158Y2 - ステープラに於けるプッシャ開閉リンク装置 - Google Patents

ステープラに於けるプッシャ開閉リンク装置

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JP2561158Y2
JP2561158Y2 JP192693U JP192693U JP2561158Y2 JP 2561158 Y2 JP2561158 Y2 JP 2561158Y2 JP 192693 U JP192693 U JP 192693U JP 192693 U JP192693 U JP 192693U JP 2561158 Y2 JP2561158 Y2 JP 2561158Y2
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JP
Japan
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stapler
pusher
handle
magazine
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JP192693U
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JPH0661471U (ja
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淳 前森
和彦 北川
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は書類等を綴じるステー
プラに関するものであり、特にハンドル部の引上げ動作
に連動してマガジン内のプッシャを後方へ押下げるプッ
シャ開閉リンク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプッシャ開閉リンク装置を設けた
ステープラの一例を図5乃至図7に従って説明する。図
5はステープラ1のハンドル部2を引上げた状態を示し
ている。ハンドル部2は、ハンドル3とステープルカバ
ー4及び樹脂製ハンドルカバー5とからなり、ステープ
ルカバー4の中間部からやや回動支点よりにリンク6を
枢着している。リンク6の前端部は、マガジン7の両側
面部7a,7aの内壁面にプレス加工によって設けた前
後方向へのガイド溝8,8に係合しており、同図に示す
ハンドル部2の開放状態からハンドル部2を閉止方向へ
倒回させるとリンク6の前端部はガイド溝8,8に沿っ
て前方へスライドする。
【0003】リンク6は、図6に示すように前端部の左
右両側にガイド溝8,8へ係合する凸部9,9を設け、
先端近傍の中央部位に後述するプッシャの係合孔10を
打抜いてある。また、後端部は二又のフォーク状に形成
し、先端部から左右に突出する凸部11,11を図5に
示すステープルカバー4に開穿した孔14,14へ挿入
して回動支点とする。
【0004】同図に示すようにハンドル部2を引上げた
場合は、リンク6の係合孔10の前縁部が、マガジン7
内をスライドするプッシャ12に設けた切起こし片12
aに係合してプッシャ12を圧縮コイルばね13の付勢
に抗して後退させ、マガジン7内にステープル(図示せ
ず)を装填することができる。ステープルを装填後にハ
ンドル部2を前方へ倒すと、リンク6の前端部がガイド
溝8,8に沿って前方へ移動してリンク6が畳まれる。
プッシャ12は、ステープルをマガジン7の前部へ押し
つけ、ステープルの消費に伴って順次前方へ移動する。
【0005】図7はリンク6をハンドル部2へ組付ける
際の手順を示し、フォーク部6a,6aを左右から挟圧
して撓ませ、凸部11,11をステープルカバー4の孔
14,14へ嵌入させる。このように、フォーク部6
a,6aを撓ませて組付けるため、左右のフォーク部6
a,6aを細長く形成するとともに、強度を確保するた
めにリンク6全体に焼入れ等の熱処理を施している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来のステー
プラは、ハンドル部にリンクを枢着するにあたってフォ
ーク部の弾性変形を利用して組付けるので、フォーク部
を細長く形成する必要があり、強度に問題が生ずるた
め、リンクに熱処理を行っている。従って、工程数が多
く、また熱処理による変形が発生して分留まりが悪化
し、コストが上昇するという問題がある。
【0007】そこで、熱処理工程を不要とし、工数の削
減及び分留まりの向上を図り、製造コストを低減するた
めに解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考
案は上記課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために提案するものであり、書類等を綴じるス
テープラであって、ハンドル部の左右両側面部に一対の
孔を開穿し、リンクの一端部から左右に突設した凸部を
前記孔へ係合し、マガジンの左右両側面部に前後方向の
ガイド溝を設け、前記ガイド溝に前記リンクの他端部を
係合し、前記ハンドル部を引上げることにより前記リン
クがマガジン内のプッシャを後方へ押下げてマガジン内
へステープルを装填できるようにしたステープラに於
て、前記ハンドル部の左右両側面部に開穿した孔の一方
を長孔としたステープラに於けるプッシャ開閉リンク装
置を提供するものである。
【0009】
【作用】ハンドル部の左右一対のリンク取付孔は、一方
が通常の円孔で他方は長孔となっている。リンクをハン
ドル部に組付ける際は、リンクの端部から左右に突出す
る凸部の一方を円孔に挿入し、他方の凸部を長孔の端部
から挿入して所定位置までスライドさせる。一対のリン
ク取付孔を円孔としたものとは異なり、組付時にリンク
を撓ませることなく取付けられるのでリンクの強度を向
上させるための熱処理が不要となる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1乃至図4に
従って詳述する。図1はステープラ21を示し、クリン
チャアーム22とマガジン23とハンドル部24は軸2
5によって連結され、クリンチャアーム22の前端部位
にはクリンチャ26が装着されている。マガジン23内
には前後方向へプッシャ支持軸27を配設してプッシャ
28をスライド自在に装着し、プッシャ支持軸27に被
装した圧縮コイルばね29がプッシャ支持軸27後端部
位のフランジ30を支点としてプッシャ28を前方へ付
勢している。
【0011】マガジン23の左右両側面部23a,23
aの内壁面には前後方向のガイド溝31,31がプレス
加工によって形成され、図2に示すリンク32の前端部
左右の凸部33,34をガイド溝31,31に係合させ
ている。リンク32は、図2に示すように前後両端部の
左右に凸部33,34,35,36を設け、図2(b)
に示すようにプレス加工によって前後両端部位をクラン
ク状に折曲げて、中間部位より低くなるように段差を設
けている。前端近傍の左右中央部には係合孔37を開設
し、係合孔37をプッシャ28の切起こし片28aに係
合させてプッシャ28を引張る。また、リンク32には
熱処理等の強化処理は行わない。
【0012】リンク32の後端部を支持するハンドル部
24は、図1に示すようにハンドル38とステープルカ
バー39とからなり、ハンドル38には樹脂製のハンド
ルカバー40が装着されている。ステープルカバー39
の後端部は軸25によって支持され、前端部はハンドル
38に固着したドライバ41の孔41aへ係止されてい
る。ハンドル38の裏面側にはドライバ41と一体の板
ばね42が固着され、板ばね42の先端部がステープル
カバー39を押圧してハンドル38から離反する方向に
付勢している。
【0013】図3はステープルカバー39を示し、チャ
ネル形にプレス成形され、左右両側面部39a,39b
の後端部位に軸受部43,43を形成し、先端部位にド
ライバ41への係止部44を設けてある。同図(a)に
示すように左側面部39aにはリンク32を係合する円
孔45を開穿し、右側面部39bには同図(c)に示す
L字状の長孔46を設ける。長孔46は前記円孔45に
対向する位置の軸受部46aから上方へ立上がり前方へ
延長されている。
【0014】次に、リンク32をステープルカバー39
へ組付ける手順を図4に従って説明する。先ず、リンク
32をステープルカバー39に対して立上げた状態で且
つ左右にひねり、後端部の左凸部35(図中右)を左側
面部39aの円孔45に挿入し、右凸部36を同図に示
すように右側面部39bの長孔46の前端部46bに位
置させる。そして、右凸部36を長孔46に沿わせて長
孔46の後部へ移動させると右凸部36が長孔46内へ
挿入されて組付けられる。
【0015】組付けられたリンク32は、図1に示すよ
うにハンドル部24を引上げた状態では常時圧縮コイル
ばね29及びプッシャ28によって引張り方向の力が付
与されているため、ハンドル部24を回動する際にリン
ク32の右凸部36は長孔46後部の軸受部46aに安
定して保持され円滑に動作する。このように、リンク3
2を組付ける際にリンク32を撓ませることなく、且つ
容易に装着することができる。尚、リンク32や長孔4
6の形状等は上記一実施例に限定するものではなく、例
えばリンク32の後端部位を図2に示す短いフォーク状
に形成せず前端部と同様な形状とする等種々の改変がで
き、この考案がそれらの改変されたものに及ぶことは当
然である。
【0016】
【考案の効果】上記一実施例において詳述したように本
考案のプッシャ開閉リンク装置は、リンクとハンドル部
との組付けに際し、リンクの端部を左右から押圧して撓
ませることなく組付けることができる。依って、リンク
に細長いフォーク部を形成しなくてすむので変形防止の
ための熱処理を施す必要がなく工数を削減できる。ま
た、熱処理を省略することにより加熱歪みによる不良品
の発生が解消されて分留まりが向上する等、コストの低
減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプッシャ開閉リンク装置を示すステー
プラの一部切欠側面図。
【図2】リンクを示し、(a)は平面図、(b)は
(a)のA−A線矢視断面図である。
【図3】ステープルカバーを示し、(a)は左側面部、
(b)は平面図、(c)は右側面図である。
【図4】リンクの組付手順を示す解説図。
【図5】従来のプッシャ開閉リンク装置を示すステープ
ラの断面図。
【図6】従来のリンクを示し、(a)は平面図、(b)
は(a)のA−A線矢視断面図である。
【図7】従来のリンクの組付手順を示す解説図。
【符号の説明】
21 ステープラ 22 クリンチャアーム 23 マガジン 24 ハンドル部 28 プッシャ 31 ガイド溝 32 リンク 33,34,35,36 凸部 38 ハンドル 39 ステープルカバー 40 ハンドルカバー 45 円孔 46 長孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類等を綴じるステープラであって、ハ
    ンドル部(24)の左右両側面部に一対の孔を開穿し、
    リンク(32)の一端部から左右に突設した凸部を前記
    孔へ係合し、マガジン(23)の左右両側面部に前後方
    向のガイド溝(31,31)を設け、前記ガイド溝(3
    1,31)に前記リンク(32)の他端部を係合し、前
    記ハンドル部(24)を引上げることにより前記リンク
    (32)がマガジン(23)内のプッシャ(28)を後
    方へ押下げてマガジン(23)内へステープルを装填で
    きるようにしたステープラに於て、前記ハンドル部(2
    4)の左右両側面部に開穿した孔の一方を長孔(46)
    としたことを特徴とするステープラに於けるプッシャ開
    閉リンク装置。
JP192693U 1993-01-28 1993-01-28 ステープラに於けるプッシャ開閉リンク装置 Expired - Lifetime JP2561158Y2 (ja)

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JPH0661471U JPH0661471U (ja) 1994-08-30
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