JP2560945Y2 - Led式航空障害灯 - Google Patents
Led式航空障害灯Info
- Publication number
- JP2560945Y2 JP2560945Y2 JP1992012870U JP1287092U JP2560945Y2 JP 2560945 Y2 JP2560945 Y2 JP 2560945Y2 JP 1992012870 U JP1992012870 U JP 1992012870U JP 1287092 U JP1287092 U JP 1287092U JP 2560945 Y2 JP2560945 Y2 JP 2560945Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- heat sink
- led
- light
- leds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高層建造物等に取り付
けを義務づけられている航空障害灯の構造に関するもの
である。
けを義務づけられている航空障害灯の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例のLED式航空障害灯aの
分解斜視図である。図4において、両端がフランジ状の
台座bの一方の大口径のフランジb1 側に、内面にフイ
ンc1 が形成された円錐形の頭を切った形状のヒートシ
ンクcが取り付けられるとともに、該ヒートシンクcの
母線c2 に沿って複数のLEDd1を列状に取り付けた
複数の基板dが図示しないビスで取り付けられ、更に外
周に透明なカバーeが前記大口径のフランジb1 に取り
付けられている。
分解斜視図である。図4において、両端がフランジ状の
台座bの一方の大口径のフランジb1 側に、内面にフイ
ンc1 が形成された円錐形の頭を切った形状のヒートシ
ンクcが取り付けられるとともに、該ヒートシンクcの
母線c2 に沿って複数のLEDd1を列状に取り付けた
複数の基板dが図示しないビスで取り付けられ、更に外
周に透明なカバーeが前記大口径のフランジb1 に取り
付けられている。
【0003】なお、該LED式航空障害灯aは前記台座
bの他方の端部のフランジb2 に形成された取り付け孔
b2 ′で建造物等に取り付けられる。従来例のLED式
航空障害灯aは上記のように構成されているので、図5
に示す基板dの複数のLEDd1 による発光する光度を
平面的方位角により示すと、図6のようになる。
bの他方の端部のフランジb2 に形成された取り付け孔
b2 ′で建造物等に取り付けられる。従来例のLED式
航空障害灯aは上記のように構成されているので、図5
に示す基板dの複数のLEDd1 による発光する光度を
平面的方位角により示すと、図6のようになる。
【0004】図6の縦軸yは光度を表し、横軸xは平面
的な方位角を示している。即ち図5におけるD1 の方位
角における光度はy1 であり、図5におけるD2 の方位
角における光度はy2 であ、図5におけるD3 の方位角
における光度はy3 であることを示している。つまり、
方位角D1 方向の光度は該基板dが分担していることを
示している。従って、該基板dが断線すると並列に配線
されている該基板d上の全てのLEDd1 の給電は絶た
れて該基板d上の全LEDd1 は消灯する。即ち、D2
の方位から該LED式航空障害灯aを見る場合、この分
暗く見えることになる。
的な方位角を示している。即ち図5におけるD1 の方位
角における光度はy1 であり、図5におけるD2 の方位
角における光度はy2 であ、図5におけるD3 の方位角
における光度はy3 であることを示している。つまり、
方位角D1 方向の光度は該基板dが分担していることを
示している。従って、該基板dが断線すると並列に配線
されている該基板d上の全てのLEDd1 の給電は絶た
れて該基板d上の全LEDd1 は消灯する。即ち、D2
の方位から該LED式航空障害灯aを見る場合、この分
暗く見えることになる。
【0005】図7(A)は従来例のLED式航空障害灯
aの基板dの取り付け部の縦断面図である。図7(A)
において、基板dはビスc3 でヒートシンクcとの間に
熱伝導の良いゴムgを挟んで螺着されている。
aの基板dの取り付け部の縦断面図である。図7(A)
において、基板dはビスc3 でヒートシンクcとの間に
熱伝導の良いゴムgを挟んで螺着されている。
【0006】前記ビスc3 の螺着力fと基板dのヒート
シンクcへの放熱量の関係は、図7(B)に示すように
なる。図7(B)において、縦軸hは放熱量を示し、横
軸fは前記螺着力fを示す。即ち、螺着力がf1 までは
放熱量hは螺着力fにほぼ比例して増えるが、螺着力が
f1 に達すると以降放熱量hはh1 以上には増加せず放
熱量はh1 はコンスタントとなる。
シンクcへの放熱量の関係は、図7(B)に示すように
なる。図7(B)において、縦軸hは放熱量を示し、横
軸fは前記螺着力fを示す。即ち、螺着力がf1 までは
放熱量hは螺着力fにほぼ比例して増えるが、螺着力が
f1 に達すると以降放熱量hはh1 以上には増加せず放
熱量はh1 はコンスタントとなる。
【0007】即ち、上記のように、基板dのヒートシン
クcへの螺着力fと、放熱量hとの関係があるので、あ
る間隔を持って基板dがヒートシンクcへ螺着されるの
で、ビスc3 又はc3 ′の近傍の基板dは螺着力fが良
く効き放熱量が大きく、従ってビスc3 に相当するp2
及びビスc3 ′に相当するp1 では温度j1 に降下する
が、ビスc3 及びc3 ′の中間の位置p3 では螺着力f
が弱まり、この為上記のように、放熱量hがより小さく
温度j2 はより高くなる(図8(A),(B)参照)。
クcへの螺着力fと、放熱量hとの関係があるので、あ
る間隔を持って基板dがヒートシンクcへ螺着されるの
で、ビスc3 又はc3 ′の近傍の基板dは螺着力fが良
く効き放熱量が大きく、従ってビスc3 に相当するp2
及びビスc3 ′に相当するp1 では温度j1 に降下する
が、ビスc3 及びc3 ′の中間の位置p3 では螺着力f
が弱まり、この為上記のように、放熱量hがより小さく
温度j2 はより高くなる(図8(A),(B)参照)。
【0008】なお、図8(B)において、縦軸pは基板
d上の場所を示し、横軸jは温度を示している。即ち、
理想的には、基板d上にLEDd1 により発生する熱
は、均等にヒートシンクcへ伝導してばらつき無く均等
に低温であることが望ましいが、従来例では図8(B)
に示すように、基板d上の温度が均一にならない欠点が
ある。
d上の場所を示し、横軸jは温度を示している。即ち、
理想的には、基板d上にLEDd1 により発生する熱
は、均等にヒートシンクcへ伝導してばらつき無く均等
に低温であることが望ましいが、従来例では図8(B)
に示すように、基板d上の温度が均一にならない欠点が
ある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、LED式航空障害灯において、LEDを装着し
たある基板が断線しても、該基板の方位の光度を減少す
ること無く、且つ該基板が均等な温度に保持出来る構造
のLED式航空障害灯を提供することを目的とする。
に鑑み、LED式航空障害灯において、LEDを装着し
たある基板が断線しても、該基板の方位の光度を減少す
ること無く、且つ該基板が均等な温度に保持出来る構造
のLED式航空障害灯を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、円錐形の頭を切った形状のヒートシン
クの表面に、複数のLEDを列状に取り付けた基板を複
数取り付けたLED式航空障害灯において、前記複数の
LEDを列状に取り付けた基板を、前記円錐形の頭を切
った形状のヒートシンクの母線と鋭角からなる交差角度
を持って取り付けた構造を採用した。
めに、本考案は、円錐形の頭を切った形状のヒートシン
クの表面に、複数のLEDを列状に取り付けた基板を複
数取り付けたLED式航空障害灯において、前記複数の
LEDを列状に取り付けた基板を、前記円錐形の頭を切
った形状のヒートシンクの母線と鋭角からなる交差角度
を持って取り付けた構造を採用した。
【0011】
【作用】本考案によるLED式航空障害灯においては、
円錐形の頭を切った形状のヒートシンクの表面に、複数
のLEDを列状に取り付けた基板を、前記円錐形の頭を
切った形状のヒートシンクの母線と傾斜角度を持って取
り付けたので、該基板が断線しても、両側の他の基板が
斜めにヒートシンク上に取り付けられているので、他の
基板のLEDによりカバーされて特定の方位の光度が低
下することは無い。
円錐形の頭を切った形状のヒートシンクの表面に、複数
のLEDを列状に取り付けた基板を、前記円錐形の頭を
切った形状のヒートシンクの母線と傾斜角度を持って取
り付けたので、該基板が断線しても、両側の他の基板が
斜めにヒートシンク上に取り付けられているので、他の
基板のLEDによりカバーされて特定の方位の光度が低
下することは無い。
【0012】また、基板をヒートシンクの表面に斜めに
巻き付けた状態でビス止めするので、該基板に螺着力が
均等に伝わり、その結果基板上の温度が均等になる。
巻き付けた状態でビス止めするので、該基板に螺着力が
均等に伝わり、その結果基板上の温度が均等になる。
【0013】
【実施例】図1は本考案による実施例のLED式航空障
害灯Aの斜視図である。図1において、両端がフランジ
状の台座1の一方の大口径のフランジ1a側に、内面に
フイン2aが形成された円錐形の頭を切った形状のヒー
トシンク2が取り付けられるとともに、該ヒートシンク
2の母線3と鋭角からなる交差角αをもって、複数のL
ED4aを列状に取り付けた複数の基板4が、ビス5で
取り付けられ、更に外周に透明なカバー6が前記大口径
のフランジ1aに取り付けられている。
害灯Aの斜視図である。図1において、両端がフランジ
状の台座1の一方の大口径のフランジ1a側に、内面に
フイン2aが形成された円錐形の頭を切った形状のヒー
トシンク2が取り付けられるとともに、該ヒートシンク
2の母線3と鋭角からなる交差角αをもって、複数のL
ED4aを列状に取り付けた複数の基板4が、ビス5で
取り付けられ、更に外周に透明なカバー6が前記大口径
のフランジ1aに取り付けられている。
【0014】なお、該LED式航空障害灯Aは前記台座
1の他方の端部のフランジ1bに形成された取り付け孔
1b′で建造物等に取り付けられる。本考案による実施
例のLED式航空障害灯Aは上記のように構成されてい
るので、図2(A)の平面図に示す基板4の複数のLE
D4aによる発光する光の、それぞれの平面的方位D1
′,D2 ′及びD3 ′に於ける光度は、図2(B)に
示すようにY1 ,Y2 及びY3 となる。
1の他方の端部のフランジ1bに形成された取り付け孔
1b′で建造物等に取り付けられる。本考案による実施
例のLED式航空障害灯Aは上記のように構成されてい
るので、図2(A)の平面図に示す基板4の複数のLE
D4aによる発光する光の、それぞれの平面的方位D1
′,D2 ′及びD3 ′に於ける光度は、図2(B)に
示すようにY1 ,Y2 及びY3 となる。
【0015】即ち、この平面的方位に対する光度の曲線
Y′を、従来例の図6の曲線y′と比較すると曲線y′
は極めて平面的方位に対してシャープであり、曲線Y′
はブロードである。つまり、換言すれば本考案による実
施例のLED式航空障害灯Aの平面的方位に対する光度
は極めてブロードである為、互いに隣同士の基板4の複
数のLED4aによる発光が重なり合って全周を照らし
ている。
Y′を、従来例の図6の曲線y′と比較すると曲線y′
は極めて平面的方位に対してシャープであり、曲線Y′
はブロードである。つまり、換言すれば本考案による実
施例のLED式航空障害灯Aの平面的方位に対する光度
は極めてブロードである為、互いに隣同士の基板4の複
数のLED4aによる発光が重なり合って全周を照らし
ている。
【0016】従って、ある基板4のLED4aが全部断
線のため消灯しても該基板4の方位の光度は殆ど影響を
与えない。図3(A)において、基板4は該基板4の中
心線4bが、ヒートシンク2の下端縁と交叉する点4
b′を通る母線3と交叉角αで交叉している。つまり、
前記基板4の中心線4bを通る仮想の平面7とヒートシ
ンク2の表面が交わる線に沿って基板4は、ビス5でヒ
ートシンク2に湾曲して取り付けられている。従ってこ
の基板4の湾曲により、図3(B)のビス51 とビス5
2 の中間点P3 においても従来例と比較してヒートシン
ク2表面への圧着力は強い。
線のため消灯しても該基板4の方位の光度は殆ど影響を
与えない。図3(A)において、基板4は該基板4の中
心線4bが、ヒートシンク2の下端縁と交叉する点4
b′を通る母線3と交叉角αで交叉している。つまり、
前記基板4の中心線4bを通る仮想の平面7とヒートシ
ンク2の表面が交わる線に沿って基板4は、ビス5でヒ
ートシンク2に湾曲して取り付けられている。従ってこ
の基板4の湾曲により、図3(B)のビス51 とビス5
2 の中間点P3 においても従来例と比較してヒートシン
ク2表面への圧着力は強い。
【0017】即ち、図3(C)において、縦軸Pを基板
4上の場所を示し、横軸Jは温度を示せば、ビス51 が
ある位置P1 において温度はJ1 であり、ビス52 があ
る位置P2 において温度はJ1 である。中間点P3 にお
ける温度はJ2 となり、従来例の図8(B)と比較して
なだらかなカーブとなる。つまり、基板4の湾曲により
ビス5の中間点においても比較的均等にヒートシンク2
表面への圧着される為、均等にLED4aで発生する熱
がヒートシンク2表面へ逃げて均等に低い温度に維持で
きる。
4上の場所を示し、横軸Jは温度を示せば、ビス51 が
ある位置P1 において温度はJ1 であり、ビス52 があ
る位置P2 において温度はJ1 である。中間点P3 にお
ける温度はJ2 となり、従来例の図8(B)と比較して
なだらかなカーブとなる。つまり、基板4の湾曲により
ビス5の中間点においても比較的均等にヒートシンク2
表面への圧着される為、均等にLED4aで発生する熱
がヒートシンク2表面へ逃げて均等に低い温度に維持で
きる。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記のように構成したので、L
ED式航空障害灯において、LEDを装着したある基板
が断線しても、該基板の方位の光度を減少すること無
く、且つ該基板が均等な温度に保持出来る構造のLED
式航空障害灯を特長とする。
ED式航空障害灯において、LEDを装着したある基板
が断線しても、該基板の方位の光度を減少すること無
く、且つ該基板が均等な温度に保持出来る構造のLED
式航空障害灯を特長とする。
【図1】本考案によるLED式航空障害灯の斜視図であ
る。
る。
【図2】(A)は同じく平面図である。(B)は方位と
光度の関係を示す図である。
光度の関係を示す図である。
【図3】(A)は同じくヒートシンクに基板を取り付け
た斜視図である。(B)は同じくヒートシンクに基板を
取り付けた縦断面図である。(C)は基板の位置と温度
の関係を示した図である。
た斜視図である。(B)は同じくヒートシンクに基板を
取り付けた縦断面図である。(C)は基板の位置と温度
の関係を示した図である。
【図4】従来例の分解斜視図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】同じく方位と光度の関係を示す図である。
【図7】(A)同じくヒートシンクに基板を取り付けた
縦断面図である。(B)は基板の螺着力と基板の放熱量
の関係を示す図である。
縦断面図である。(B)は基板の螺着力と基板の放熱量
の関係を示す図である。
【図8】(A)は同じくヒートシンクに基板を取り付け
た縦断面図である。(B)は基板の位置と温度の関係を
示した図である。
た縦断面図である。(B)は基板の位置と温度の関係を
示した図である。
A LED式航空障害灯 1 台座 2 ヒートシンク 2a フィン 3 母線 4 基板 4a LED 5 ビス 6 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 円錐形の頭を切った形状のヒートシンク
の表面に、複数のLEDを列状に取り付けた基板を複数
取り付けたLED式航空障害灯において、 前記複数のLEDを列状に取り付けた基板を、前記円錐
形の頭を切った形状のヒートシンクの母線と鋭角からな
る交差角度を持って取り付けたことを特徴とするLED
式航空障害灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992012870U JP2560945Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | Led式航空障害灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992012870U JP2560945Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | Led式航空障害灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565010U JPH0565010U (ja) | 1993-08-27 |
JP2560945Y2 true JP2560945Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=11817461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992012870U Expired - Lifetime JP2560945Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | Led式航空障害灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560945Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6573536B1 (en) * | 2002-05-29 | 2003-06-03 | Optolum, Inc. | Light emitting diode light source |
JP4503282B2 (ja) * | 2003-12-22 | 2010-07-14 | 小糸工業株式会社 | 灯器 |
US20070247851A1 (en) * | 2006-04-21 | 2007-10-25 | Villard Russel G | Light Emitting Diode Lighting Package With Improved Heat Sink |
JP2008091161A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Matsushita Electric Works Ltd | Led照明装置 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP1992012870U patent/JP2560945Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0565010U (ja) | 1993-08-27 |
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