JP2558299Y2 - 照明付ルーペ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この考案は、試料の照明と目盛板の照明を行う照明付
ルーペに関するものである。

【従来の技術】

従来の照明付ルーペは、ルーペ内に豆電球を組み込ん
だものが見られる。

【考案が解決しようとする課題】

しかし、写真現像所や暗室等の紫外線を嫌う暗所で
は、紫外線を出す従来の照明付ルーペを使用することが
できないという問題点がある。 そこで本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて案
出された照明付ルーペの提供を目的としている。

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案は、上端にレンズを
取付け、下端に目盛板を取付けたルーペの筒部内に、ワ
イヤーボデングして導通を施した複数のLEDを周辺に沿
って配設してなるガラス板を前記レンズと平行にして挿
着したことを特徴とする照明付ルーペである。

【作用】

電源部の電源を入れるとガラス板に配設されたLEDが
発光し、このLEDの光により試料の照明及び目盛板の照
明を行う。

【実施例】 実施例について図面を参照して説明する。 第１図から第２図において、ルーペ１の筒部４の上端
にはレンズ２が取付けられ、この筒部４の下端にはリン
グ状の目盛板３が取り付けられている。 また、ガラス板10は筒部４内に挿着される径として上
記レンズ２に平行にして、そして、このガラス板10には
図示されているように、複数のLED9が裏面周辺に亘って
等間隔にして配設され、該LED9はワイヤーボデングさ
れ、ワイヤー（導線）５で電源部６に連結されている。 なお、前記電源部６にはバッテリー７と所定の電子部
品の抵抗８が配置されている。 また、ガラス板10を筒部４内に挿着する手段は、第3,
4図のようにガラス板10の外周縁に筒状のガラスホルダ
ー41を取付けて該ホルダー41を筒部４内に接着する方
法、第５図のように筒部４内に段差部43を設け、ガラス
板10を固定リング42を用いて筒部４内に挿着させる方
法、第６図のように筒部４の内側面に段差部43を設けて
ガラス板10の外周縁を接着44する方法が採用されてい
る。

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載
する効果を奏する。 LEDの発光で照明されるので、写真現像所や暗室等の
紫外線を嫌う暗所での試料の照明と目盛板の照明を行う
ことが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る照明付ルーペの斜視図、第２図は
第１図のＡ−Ａ断面図、第3,4,5,6図は筒部内にガラス
板を挿着する場合の実施例である。 １…ルーペ、２…上面レンズ、３…目盛り板、４…筒
部、９…LED 10…ガラス板

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上端にレンズを取付け、下端に目盛板を取
   付けたルーペの筒部内に、ワイヤーボデングして導通を
   施した複数のLEDを周辺に沿って配設してなるガラス板
   を前記レンズと平行にして挿着したことを特徴とする照
   明付ルーペ。