JP2557033B2 - 戸 - Google Patents

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JP2557033B2
JP2557033B2 JP4030010A JP3001092A JP2557033B2 JP 2557033 B2 JP2557033 B2 JP 2557033B2 JP 4030010 A JP4030010 A JP 4030010A JP 3001092 A JP3001092 A JP 3001092A JP 2557033 B2 JP2557033 B2 JP 2557033B2
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勉 村中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス板が嵌め止め
られるようになされた扉・引き戸等の戸に関する。
【0002】
【発明の目的】この発明は、戸に形成された正面形状矩
形のガラス板嵌め込み開口へのガラス板の取り付け・取
外しを簡単に行なうことが出来る戸を提供することを目
的とするものである。
【0003】
【前記目的を達成するための手段】この発明は前記目的
を達成するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、戸に形成された正面形状矩形のガラス板嵌め込み開
口の4周縁各々に、ガラス板を表裏から挟持する表裏一
対のガラス板押え縁材が設けられ、これら表側又は裏側
のガラス板押え縁材とガラス板との間には、細長い棒状
スペーサーが介在され、これら棒状スペーサー側の、1
つのガラス板押え縁材が戸に対して着脱自在となされ、
前記各棒状スペーサーの両端面が、隣接の棒状スペーサ
ーの端面と当接する傾斜端面となされているものであ
る。
【0004】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。棒状スペーサーをガラス板押え縁材とガラス板と
の間に介在させる構造であるので、表裏のガラス板押え
縁材の間隔をガラス板の厚さより大きく出来るので、詳
細は後述するが、ガラス板の取り付け・取外しを簡単に
行なうことが出来る。
【0005】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。戸1は、枠状に連結された上下・左右の框
2と、これら框2の表側及び裏側の内周縁部に取り付け
られた上下・左右の付け面繰り形材3(通常モールと云
われているので、以下、モール3という。)と、前記表
裏のモール3に、上部に正面形状矩形のガラス板嵌め込
み開口7を形成するようにして、挟持された鏡板4とを
有している。
【0006】前記ガラス板嵌め込み開口7の周縁を構成
する、モール3の部分が、上側・左右側のガラス板押え
縁材8となされている。なお、上側・左右側のガラス板
押え縁材8(モール3)は框2と一体であっても良い。
【0007】前記ガラス板嵌め込み開口7に、鏡板4よ
り厚さが薄い透明又は不透明のガラス板9が、上縁・左
右縁を表裏のガラス板押え縁材8間に位置させるように
して、緩く嵌められている。前記鏡板4の上縁部(ガラ
ス板嵌め込み開口7の下側縁を構成する部分)の表裏か
ら、下側のガラス板押え縁材11が着脱自在に取り付け
られ、これらガラス板押え縁材11は、鏡板4が嵌まる
下側段部12並びにガラス板9・後述の棒状スペーサー
17が嵌まる上側段部12を有している(図4参照)。
また、ガラス板押え縁材11の左右いずれか一方の端に
は嵌合突起13が設けられ、この嵌合突起13がモール
3に形成された嵌合凹所14に嵌め入れられている(図
3参照)。そして、図3に示すごとく、表側のガラス板
押え縁材11の嵌合突起13は右側に位置し、他方、裏
側のガラス板押え縁材11の嵌合突起13は左側に位置
しており、即ち、表側の嵌合突起13と裏側の嵌合突起
13とは相互に左右逆方向を向いている。表裏のガラス
板押え縁材11は所要個のねじ16によって相互に連結
されている。なお、裏側のガラス板押え縁材11は戸1
に固定されたものであってもよい。
【0008】前記表側のガラス板押え縁材8及びガラス
板押え縁材11とガラス板9との間に、断面矩形の細長
い4本の棒状スペーサー17が介在され、ガラス板9が
表裏のガラス板押え縁材8及びガラス板押え縁材11の
間でガタ付かないようになされている。なお、棒状スペ
ーサー17は弾性を有するものであっても、有しないも
のであってもよい。棒状スペーサー17の両端面は、隣
接の棒状スペーサー17の端面と当接する、正面から見
て45度傾斜した傾斜端面となされている(図1及び図
8参照)。
【0009】
【実施例の作用】次にガラス板9をガラス板嵌め込み開
口7に嵌める方法について説明する。ガラス板9を嵌め
る前は図5に示す状態にある。次いで、図6に示すごと
く、ガラス板嵌め込み開口7にガラス板9を嵌める。そ
の作業は以下のようにして行なわれる。ガラス板9を表
裏方向にやや斜めとし、ガラス板9の左右一方の縁を左
右いずれかのガラス板押え縁材8間に嵌めた後、ガラス
板9の他方の左右縁を他方のガラス板押え縁材8間に嵌
め、その後、ガラス板9の上縁を上側のガラス板押え縁
材8間に嵌める(図6の矢印イ〜ニ参照)。なお、ガラ
ス板9を表裏方向にやや斜めとすることが出来るのは、
ガラス板9の厚みに比較して、棒状スペーサー17を介
在させるようにした分だけ、表裏のガラス板押え縁材
8、11の間隔が広いからである。なお、この説明から
明らかなごとく、鏡板4の上縁と上側のガラス板押え縁
材8の下縁との間隔は、ガラス板9の上下長さより長く
なされている。また、左右のガラス板押え縁材8の内側
縁の間隔はガラス板9の左右幅より狭くなされている。
更に、ガラス板9を図6の矢印イ及びロのように動かし
て、左右のガラス板押え縁材8間にガラス板9が嵌めら
れるようにするため、図2に示す長さLはガラス板9の
左右幅よりやや長くなされている。次いで、図7に示す
ごとく、上側の表側のガラス板押え縁材8とガラス板9
との間に上側の棒状スペーサー17を介挿する。次い
で、図8に示すごとく、左右の表側のガラス板押え縁材
8とガラス板9との間に左右の棒状スペーサー17を、
矢印のごとく動かして、図9の状態となるように介挿す
る。次いで、図10に示すごとく、下側の棒状スペーサ
ー17をガラス板9の下縁に当てがう。そして、下側の
ガラス板押え縁材11の嵌合突起13を嵌合凹所14に
嵌めた後、下側の棒状スペーサー17及びガラス板9に
表裏からガラス板押え縁材11を当てがい、ガラス板押
え縁材11をねじ16によって連結して、下側の棒状ス
ペーサー17及びガラス板9を表裏のガラス板押え縁材
11によって挟持する。
【0010】なお、ガラス板9が破損したときは、前記
と逆の手順によって破損したガラス板9を取外し、前記
した手順で新たなガラス板9を取り付ければ良い。
【0011】
【発明の効果】この発明は、前記した如き構成によっ
て、以下の如き効果を奏するものである。 棒状スペーサーをガラス板押え縁材とガラス板との間
に介在させる構造であるので、表裏のガラス板押え縁材
の間隔をガラス板の厚さより大きく出来るので、実施例
の作用の欄で説明したごとく、ガラス板の取り付け・取
外しを簡単に行なうことが出来る。 各棒状スペーサーの両端面が、隣接の棒状スペーサー
の端面と当接する傾斜端面となされているので、着脱自
在なガラス板押え縁材を固定した後は、棒状スペーサー
同士が相互に外れるのを阻止するものであるから、棒状
スペーサーを固定するための特別な手段を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す中間省略の一部破砕正
面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】ガラス板を取り付ける過程を説明するための、
その1の簡略正面図である。
【図6】ガラス板を取り付ける過程を説明するための、
その2の簡略正面図である。
【図7】ガラス板を取り付ける過程を説明するための、
その3の簡略正面図である。
【図8】ガラス板を取り付ける過程を説明するための、
その4の簡略正面図である。
【図9】ガラス板を取り付ける過程を説明するための、
その5の簡略正面図である。
【図10】ガラス板を取り付ける過程を説明するため
の、その6の簡略正面図である。
【符号の説明】
1 戸 7 ガラス板嵌め込み開口 8 ガラス板押え縁材 9 ガラス板 11 ガラス板押え縁材 17 棒状スペーサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸に形成された正面形状矩形のガラス板
    嵌め込み開口の4周縁各々に、ガラス板を表裏から挟持
    する表裏一対のガラス板押え縁材が設けられ、これら表
    側又は裏側のガラス板押え縁材とガラス板との間には、
    細長い棒状スペーサーが介在され、これら棒状スペーサ
    ー側の、1つのガラス板押え縁材が戸に対して着脱自在
    となされ、前記各棒状スペーサーの両端面が、隣接の棒
    状スペーサーの端面と当接する傾斜端面となされている
    戸。
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