JP2557025Y2 - ボールバルブにおける弁体出し入れ装置 - Google Patents

ボールバルブにおける弁体出し入れ装置

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JP2557025Y2
JP2557025Y2 JP1993061612U JP6161293U JP2557025Y2 JP 2557025 Y2 JP2557025 Y2 JP 2557025Y2 JP 1993061612 U JP1993061612 U JP 1993061612U JP 6161293 U JP6161293 U JP 6161293U JP 2557025 Y2 JP2557025 Y2 JP 2557025Y2
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JP
Japan
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valve
sides
valve body
removal device
annular
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JP1993061612U
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JPH0682470U (ja
Inventor
一成 畑中
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畑中特殊バルブ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、ボールバルブにおい
て、球状弁体を、弁室へ容易に出し入れしうる装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】トップエントリー型もしくはボトムエン
トリー型と称され、球状弁体を、弁箱より上下方向に出
し入れするようにしたボールバルブにおいては、弁体の
出し入れに際し、弁体の両側に当接している環状弁座
を、特殊工具をもって、外側方向へ移動させる必要があ
る。 【0003】この目的のための従来の工具は、通常、二
又状をなしており、これを、弁箱内へ挿入して、その下
端を、弁座もしくはそのリテーナに係止し、弁座もしく
はリテーナを、ばねによるその付勢力に抗して、外側方
へ移動させる。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】上記した従来の手段で
は、工具の下端を、弁座もしくはリテーナに係止し、か
つこれを外側方へ移動させるのに、かなりの技術と労力
及び時間を要し、非能率的であった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本考案によると、上記課
題は、上下方向を向く円筒状弁室内に、両側を互いに平
行をなす垂直面とした球状弁体を挿入し、かつ前記弁室
の両側に、内外方向に摺動しうるようにした環状弁座
を、ばねにより弁室方向への接近力を付与して設け、も
って環状弁座を、前記弁体に当接させてなる、トップエ
ントリー型もしくはボトムエントリー型のボールバルブ
における弁体出し入れ装置であって、上下方向を向き、
弁室の内径よりもやや小径の外径と、弁体の外径よりも
やや大径の内径を有し、かつ下端部に、両側面間の距離
が、両側の環状弁座を外側方向に移動させて、弁体より
離した際における両側の環状弁座の間隔よりも大きく、
かつ平面視円弧状をなし、両側の環状弁座間に上方から
挿入することにより、両側の弁座を外側方向へ移動させ
て、両弁座の間隔を、弁体の両側の垂直面の距離よりも
大とするようになっている挿入片を備えることを特徴と
するボールバルブにおける弁体出し入れ装置により解決
される。 【0006】 【作用】弁体出し入れ装置における挿入弁を、両側の環
状弁座間に上方より挿入すると、弁座は外側方向へ移動
して、その間隔は、弁体の両側の垂直面間の距離よりも
大となり、弁体の出し入れは自由となる。 【0007】 【実施例】図は、本考案の実施例を示す。図1及び図2
において、(10)は弁箱で、上面開口する円筒状の弁室(1
1)の両側より、流路筒(12)(12)を左右対称的に突設した
ものである。 【0008】弁室(11)の底面の中央には、大径のめねじ
孔(13)と、その下端に続くやや小径の支持孔(14)が穿設
されている。めねじ孔(13)には、その深さより若干低寸
で、周面におねじが切られ、かつ上面中央に小径の有底
孔(21)を有するとともに、下面に軸杆(22)を有する枢支
体(20)が上方より螺合され、軸杆(22)は支持孔(14)に適
正に嵌合している。枢支体(20)の下面周辺部、並びに軸
杆(22)の適所には、Oリング(23)(24)が嵌設されてい
る。 【0009】流路筒(12)の外側端近くにおける内面に
は、内向突環(15)が形成され、内向突環(15)の内側に
は、シートリテーナ(30)が嵌合されている。 【0010】シートリテーナ(30)は、外側端に外向鍔縁
(31)を有し、かつ内側端部を小径の支筒(32)とした保持
筒(33)における支筒(32)に、内側端に環状弁座(34)が嵌
合された摺動筒(35)の外側端部における拡径段孔(36)
を、摺動自在に嵌挿したものである。 【0011】摺動筒(35)は、その外側端面と、外向鍔縁
(31)の内側面との間に縮設された圧縮ばね(37)により、
弁室(11)方向に付勢されている。(38)は、摺動筒(35)の
外周面に設けたOリングである。 【0012】弁室(11)内には、その内径よりかなり小径
で、両側が互いに平行をなす垂直面(41)(41)に削成さ
れ、かつ上下面に、それぞれ突軸(42)(43)を備える球状
弁体(40)が、上方から挿入されている。 【0013】上方の突軸(42)の上面中央には、めねじ孔
(44)が切られ、これに、吊支杆(50)の下端が螺合されて
いる。 【0014】下方の突軸(43)の下面中央には、下方を向
く小径の枢軸(45)が突設され、これは、前記枢支体(20)
における有底孔(21)に、回動自在に嵌合されている。 【0015】(60)は、本考案に係る弁体出し入れ装置で
あって、弁室(11)内へ上方から挿入することにより、左
右の摺動筒(35)(35)を同時に外側方向へ移動させて、弁
座(34)を弁体(40)から離し、弁体(40)を、上方より装入
したり、上方へ抜き出したりしうるようになっている。 【0016】詳言すると、弁体出し入れ装置(60)は、弁
室(11)の上面開口部よりやや小径の外径と、弁体(40)の
外径よりやや大径の内径を有する円筒体(61)の下端部
を、弁室(11)の深さより若干長い範囲に亘って両側より
切除して、左右方向の幅を、所望量外側方へ移動させた
ときにおける左右の弁座(34)(34)間の距離と等しく、か
つ径方向に互いに対向する平面視円弧状の挿入片(62)を
形成したものである。 【0017】円筒体(61)の上端には、水平の握り杆(63)
(63)が固着されている。 【0018】挿入片(62)の下端部には、下向きの僅かの
テーパを付して、やや狭幅としておくのが望ましい。 【0019】図1及び図2は、弁体出し入れ装置(60)の
挿入片(62)を弁室(11)内へ挿入することにより、弁座(3
4)(34)の間隔を広げた後、吊支杆(50)の下端で支持した
弁体(40)を、その両側の垂直面(41)を流路筒(12)へ向け
て、弁体出し入れ装置(60)の円筒体(61)の内部へ挿入
し、弁室(11)内へ収容した状態を示している。 【0020】この状態において、弁体出し入れ装置(60)
を上方へ抜き出すと、摺動筒(35)は、圧縮ばね(37)に押
されて内方へ移動し、弁座(34)は弁体(40)に圧接する。
ついで、弁室(11)の上面開口部を、図示しない弁蓋をも
って閉じ、使用に供する。 【0021】弁体(40)を弁室(11)より取り出したい場合
には、弁体(40)の垂直面(41)を流路筒(12)側へ向けた
後、弁体出し入れ装置(60)の挿入片(62)(62)を、対向す
る弁座(34)(34)の間へ挿入し、各弁座(34)を、圧縮ばね
(37)に抗して、摺動筒(35)とともに外側方へ移動させ
て、弁体(40)から離せばよい。 【0022】 【考案の効果】弁体出し入れ装置の下端部を弁室内へ挿
入するだけで、弁体の出し入れを、簡単かつ容易に行な
える。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案による弁体出し入れ装置を使用して、弁
座間隔を広げた後、弁体を弁室内へ挿入した状態を示す
縦断正面図。 【図2】図1におけるA−A線横断平面図。 【図3】弁体出し入れ装置の縦断正面図。 【図4】同じく下面図。 【符号の説明】 (10)弁箱 (11)弁室 (12)流路筒 (13)めねじ孔 (14)支持孔 (20)枢支体 (21)有底孔 (22)軸杆 (23)(24)Oリング (30)シートリテーナ (31)外向鍔縁 (32)支筒 (33)保持筒 (34)弁座 (35)摺動筒 (36)拡径段孔 (37)圧縮ばね (38)Oリング (40)弁体 (41)垂直面 (42)(43)突軸 (44)めねじ孔 (45)枢軸 (50)吊支杆 (60)弁体出し入れ装置 (61)円筒体 (62)挿入片 (63)握り杆

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.上下方向を向く円筒状弁室内に、両側を互いに平行
    をなす垂直面とした球状弁体を挿入し、かつ前記弁室の
    両側に、内外方向に摺動しうるようにした環状弁座を、
    ばねにより弁室方向への接近力を付与して設け、もって
    環状弁座を、前記弁体に当接させてなる、トップエント
    リー型もしくはボトムエントリー型のボールバルブにお
    ける弁体出し入れ装置であって、 上下方向を向き、弁室の内径よりもやや小径の外径と、
    弁体の外径よりもやや大径の内径を有し、かつ下端部
    に、両側面間の距離が、両側の環状弁座を外側方向に移
    動させて、弁体より離した際における両側の環状弁座の
    間隔よりも大きく、かつ平面視円弧状をなし、両側の環
    状弁座間に上方から挿入することにより、両側の弁座を
    外側方向へ移動させて、両弁座の間隔を、弁体の両側の
    垂直面の距離よりも大とするようになっている挿入片を
    備えることを特徴とするボールバルブにおける弁体出し
    入れ装置。 2.挿入片が、下へ行くほど狭幅となっている請求項1
    記載のボールバルブにおける弁体出し入れ装置。
JP1993061612U 1993-11-16 1993-11-16 ボールバルブにおける弁体出し入れ装置 Expired - Lifetime JP2557025Y2 (ja)

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JPH0682470U JPH0682470U (ja) 1994-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4175577A (en) * 1978-05-03 1979-11-27 Acf Industries, Incorporated Means and method for in-line removal of seat rings in ball valves

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JPH0682470U (ja) 1994-11-25

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