JP2553364Y2 - 過冷却液体の発核装置 - Google Patents

過冷却液体の発核装置

Info

Publication number
JP2553364Y2
JP2553364Y2 JP1992031034U JP3103492U JP2553364Y2 JP 2553364 Y2 JP2553364 Y2 JP 2553364Y2 JP 1992031034 U JP1992031034 U JP 1992031034U JP 3103492 U JP3103492 U JP 3103492U JP 2553364 Y2 JP2553364 Y2 JP 2553364Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode
nucleation
liquid
supercooled
nucleating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992031034U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0596769U (ja
Inventor
清村正博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Nok Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP1992031034U priority Critical patent/JP2553364Y2/ja
Priority to US08/056,869 priority patent/US5378337A/en
Publication of JPH0596769U publication Critical patent/JPH0596769U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553364Y2 publication Critical patent/JP2553364Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は過冷却状態にある液体
を電圧を印加することにより、発核・固化させる過冷却
液体の発核装置に関し、特に、蓄熱材等に有効な過冷却
液体の発核装置に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、潜熱放出型蓄熱
材のうち、特に、無機塩類を主成分とするものは過冷却
状態が大きいため、本来の固化温度では固化せず、融点
以下でも過冷却液体のままで存在するものが多く、例え
ば、酢酸ナトリウム・三水和物にあっては、融点が約5
8゜Cにもかかわらず、−30゜C程度までは過冷却状
態の液体のままで存在するようになっている。
【0003】このため、前記無機塩類の水和物をその融
点以上に加熱して液体化した後、融点以下に冷えた状態
の過冷却液体を発核・固化させて、その際に発生する潜
熱を取り出すためには、前記無機塩類の水和物の過冷却
状態を破る手段が必要となってくる。
【0004】この過冷却液体の過冷却状態を破る手段と
しては、特公昭59−45917号公報や特開昭61−
204293号公報に記載されたもの等が既に知られて
おり、前記前者は、過冷却状態にある液体内に、銅アマ
ルガムで形成した陽極と陰極とを所定の間隔をおいて配
設し、両極間に直流2.5V程度の電圧を印加すること
により、過冷却状態にある液体を発核・固化させて潜熱
を取り出すように構成したものであり、前記後者は、過
冷却状態にある液体内に、銀または鉛またはこれらを主
成分とする合金から形成した陽極と陰極とを所定の間隔
をおいて配設し、両極間に直流1.5〜2.5V程度の
電圧を印加することにより、過冷却状態にある液体を発
核・固化させて潜熱を取り出すように構成したものであ
る。
【0005】このような過冷却状態にある液体の発核メ
カニズムについては、我々の研究によれば、電圧を印加
することにより、陽極2の表面上の核形成部材8(酢酸
ナトリウム・三水和物結晶の胚種)が凝集反応を起こし
て発核し、その核9を中心としてその周りの過冷却状態
にある液体13が結晶化することが判明し(図1および
図2参照)、また、発核機能消失のメカニズムについて
は、過冷却状態の液体13を電圧を印加することにより
発核させると、発核が起こる陽極2表面上では過冷却液
体13中のOH- (水酸化物イオン)による電気化学反
応によって酸化皮膜が生成され、この酸化皮膜が発核を
繰り返すことにより陽極2表面上に幾重にも積層されて
しまい、核形成部材8(酢酸ナトリウム・三水和物結晶
の胚種)が陽極2表面上に残存しなくなるため、発核機
能が消失することが判明した。
【0006】したがって、前記前者および前記後者にあ
っては、共に特に工夫を施していない陽極を用いている
ため、電圧を印加して発核を繰り返すことによって陽極
が容易に酸化されてしまい、数十回〜数百回のレベルの
繰り返しで発核機能が完全に消失してしまい、発核耐久
性に劣るものである。そのため、メンテナンスフリーの
状態では数千回、数万回の発核回数を持続させることが
できない。また、メンテナンスを徹底的に行うとして
も、発核耐久性に乏しいため、その作業が煩雑となって
しまうという問題点があった。
【0007】この考案は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、メンテナンスフリーの
状態で長期的に安定した発核作用を得ることのできる発
核耐久性に優れる過冷却液体の発核装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの考案は、過冷却状態にある液体を発核させ
るために用いる過冷却液体の発核装置であって、前記過
冷却状態にある液体内に所定の間隔をおいて配設される
金属製の陽極と金属又は炭素等の導電体からなる陰極
と、前記陽極表面との間に適度な間隙を形成する少なく
とも1個以上の補助部材と、その間隙の陽極表面上に設
けられる核形成部材とを具え、前記陽極と陰極との間に
電圧を印加した際、前記核形成部材が凝集反応を起こし
て発核し、この核を中心に前記過冷却状態にある液体が
結晶化する手段を採用したものである。
【0009】また、前記核形成部材は、陽極組立時に予
め陽極表面又は補助部材又は両方に酢酸ナトリウム・三
水和物の結晶をまぶしておくことにより、または陽極組
立後に陽極陰極を入れた溶融状態にある液体を−40°
Cまで強制冷却等して結晶化させることにより、または
陽極組立後に液体の過冷却温度まで冷えた陽極陰極を溶
融状態にある液体に入れることにより、陽極表面と補助
部材で形成される間隙の陽極表面上に具えさせた手段を
採用したものである。
【0010】さらに、過冷却状態にある液体を発核させ
るために用いる過冷却液体の発核装置であって、前記過
冷却状態にある液体内に所定の間隔をおいて配設される
金属製の少なくとも二本の陽極と、一本の金属又は炭素
等の導電体からなる陽極と、前記各陽極表面との間に適
度な間隙を形成するように取り付けられる少なくとも1
個以上の補助部材と、各補助部材と各陽極との間隙の陽
極表面上に設けられる核形成部材と、前記少なくとも二
本の陽極の内の一本の陽極と前記陰極との間にのみ電圧
が印加されるように、回路を切り替える切替えスイッチ
とを具え、前記切替えスイッチの作動により、前記少な
くとも二本の陽極の内の一本の陽極と前記陰極との間に
電圧を印加することにより、この陽極上における核形成
部材が凝集反応を起こして発核して、前記過冷却状態に
ある液体が結晶化するとともに、この陽極上における発
核作用が消失した際、前記切替えスイッチの作動により
回路を切り替えて、前記少なくとも二本の陽極の内の他
の陽極と前記陰極との間に電圧を印加することにより、
他の陽極上における核形成部材が凝集反応を起こして発
核して、前記過冷却状態にある液体が結晶化するように
構成した手段を採用したものである。
【0011】
【作用】この考案は前記のような手段を採用したことに
より、例えば酢酸ナトリウム・三水和物の結晶をまぶし
たナットとネジからなる緊締部材を補助部材として陽極
に締め付けると、陽極表面との間に適度な間隙が形成さ
れ、その間隙内に核形成部材が残存することになる。こ
の場合、補助部材で表面がカバーされているので、電圧
の印加時のOH- イオン(水酸化物イオン)による陽極
表面の酸化反応が抑えられ、その結果、核形成部材が残
存している間隙の陽極の表面上は酸化劣化を受けにくく
なる。したがって、間隙内に核形成部材が常に残存する
ことになるので、電圧印加発核耐久性が高まることにな
る。
【0012】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図3および図4には、この考案による過冷却
液体の発核装置の第1の実施例が示されていて、図3は
電圧を印加する前の状態を示す概略図、図4は電圧を印
加した後の状態を示す概略図である。
【0013】すなわち、この過冷却液体の発核装置1
は、酢酸ナトリウム・三水和物等の過冷却液体13が充
填されている容器12内に設けられ、前記過冷却液体1
3に電圧を印加することにより前記過冷却液体13を発
核・固化させるように構成したものであり、前記過冷却
液体13内に、所定の間隔をおいて対向して配設される
銀等から形成される平板状の陽極2と陰極3と、両極間
にリード線10を介して電圧を印加する直流電圧11
と、陽極2側に取り付けられる補助部材である緊締部材
5とから構成されている。
【0014】前記陽極2の下端部には図5に示すよう
に、前記緊締部材5を取り付けるための孔4が穿設され
ている。
【0015】前記緊締部材55、図6および図7に示す
ように、前記陽極2に穿設された孔4内に挿着されるネ
ジ6と、このネジ6に螺合されるナット7とから構成さ
れ、ナット7の前記陽極2との接触面には、図8に示す
ように、酢酸ナトリウム・三水和物の結晶がまぶしてあ
り、このように結晶をまぶしたナット7を前記ネジ6に
螺合させることによって、図9に拡大図で示すように、
陽極2と緊締部材5のナット7との間隙の陽極2の表面
上に、核形成部材8(酢酸ナトリウム・三水和物結晶の
胚種)が残存することになる。
【0016】そして、上記のように構成した過冷却液体
の発核装置1の陽極2と陰極3との間に、前記リード線
10を介して前記直流電源11により直流2V程度の電
圧を印加すると、図10に拡大図で示すように、陽極2
と緊締部材5のナット7との間隙の陽極2表面上に存在
している核形成部材8が凝集反応を起こして発核し、こ
の核9を中心として容器12内に充填されている過冷却
液体13が結晶化することになる。
【0017】この場合、陽極2と陰極3との間に電圧を
印加することにより、発核が起こる陽極2側では、前記
従来と同様にOH- イオン(水酸化物イオン)による酸
化反応を受けるが、補助部材5のナット7で適度な間隙
を与えて、OH- イオン(水酸化物イオン)による酸化
反応を抑えように表面をカバーする構成としたので、核
形成部材8が残存している間隙の陽極2の表面上は酸化
されにくくなり、この場合、緊締部材5のナット7と陽
極2の間隙の陽極2表面上には核形成部材8が常に存在
しているので、たとえ他の部分の陽極2の表面が酸化劣
化したとしても、発核作用に直接影響を及ぼすことはな
いものである。
【0018】したがって、他の部分の陽極2の表面の酸
化劣化の状態の大きさにかかわらず、常に安定した発核
作用を得ることができることになり、これにより発核耐
久性を向上させることができて、発核回数を大幅に増大
させることができることになる。
【0019】なお、前記の説明では緊締部材5のナット
7と陽極2との間隙の陽極2表面上に核形成部材8を介
在させたが、緊締部材5のネジ6と陽極2との間に介在
させてもよいものであり、ナット7と陽極2との間、お
よびネジ6と陽極2との間の両方に核形成部材8を介在
させてもよいものである。
【0020】図11および図12には、この考案による
過冷却液体の発核装置の第2の実施例が示されていて、
この実施例に示す過冷却液体の発核装置は、陽極2に穿
設した孔4に、緊締部材としてリベット5を用い、この
リベット5をかしめることにより、陽極2との間に核形
成部材8を介在させたものであって、その他の構成は前
記第1の実施例に示すものと同様の構成を有しているの
で、その詳細な説明は省略するものとする。
【0021】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を
示すことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解に
より酸化劣化したとしても、リベット5と陽極2との間
隙に核形成部材8が常に介在しているので、発核作用に
直接影響を及ぼすことはなく、常に安定した発核作用を
得ることができることになり、これにより発核耐久性を
向上させることができて、発核回数を大幅に増大させる
ことができることになる。
【0022】図13には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第3の実施例が示されていて、この実施例に
示す過冷却液体の発核装置は、陽極2の両面にそれぞれ
酢酸ナトリウム・三水和物の結晶をまぶした銀製のワッ
シャ15(図14参照)を接触させて、緊締部材5によ
りかしめ取りつけたものであって、その他の構成は前記
第1実施例に示すものと同様の構成を有しているので、
その詳細な説明は省略するものとする。
【0023】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を
示すことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解に
より酸化劣化したとしても、ワッシャ15と陽極2との
間隙に核形成部材8が常に介在しているので、発核作用
に直接影響を及ぼすことはなく、常に安定した発核作用
を得ることができることになり、これにより発核耐久性
を向上させることができて、発核回数を大幅に増大させ
ることができることになる。
【0024】また、この実施例に示すものは、陽極2の
両面に結晶をまぶしたワッシャ15を設けたので、核形
成部材8を広範囲に保持することができることになり、
したがって、発核耐久性をより向上させることができる
ものである。
【0025】図15には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第4の実施例が示されていて、この実施例に
示す過冷却液体の発核装置は、陽極2の両面にそれぞれ
発核部材である結晶をまぶした銀製のワッシャ15(図
14参照)を接触させて、ナット7とネジ6からなる緊
締部材5によりかしめ取り付けたものであって、その他
の構成は前記第1の実施例に示すものと同様の構成を有
しているので、その詳細な説明は省略するものとする。
【0026】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を
示すことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解に
より酸化劣化したとしても、ワッシャ15と陽極2との
間に核形成部材8が常に介在しているので、発核作用に
直接影響を及ぼすことなく、常に安定した発核作用を得
ることができることになり、これにより発核耐久性を向
上させることができて、発核回数を大幅に増大させるこ
とができることになる。
【0027】また、この実施例に示すものは、陽極2に
両面に結晶をまぶしたワッシャ15を設けたので、核形
成部材8を広範囲に保持することができることになり、
したがって、発核耐久性をより向上させることができる
ものである。
【0028】図16には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第5の実施例が示されていて、この実施例に
示す過冷却液体の発核装置陽極2の両面にそれぞれ結晶
をまぶした銀製のワッシャ15(図14参照)を3枚ず
つ設けて、ナット7とネジ6からなる緊締部材5により
かしめ取りつけたものであって、その他の構成は前記第
1の実施例に示すものと同様の構成を有しているので、
その詳細な説明は省略するものとする。
【0029】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を
示すことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解に
より酸化劣化したとしても、ワッシャ15と陽極2との
間隙、およびワッシャ15とワッシャ15との間隙に核
形成部材8が常に介在しているので、発核作用に直接影
響を及ぼすことはなく、常に安定した発核作用を得るこ
とができることになり、これにより発核耐久性を向上さ
せることができて、発核回数を大幅に増大させることが
できることになる。
【0030】また、この実施例に示すものは、陽極2の
両面に結晶をまぶしたワッシャ15を3枚ずつ設けたの
で、核形成部材8をより広範囲に保持することができる
ことになり、したがって、発核耐久性をさらに向上させ
ることができるものである。
【0031】図17には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第6の実施例が示されていて、この実施例に
示す過冷却液体の発核装置は、陽極2の表面を予めヤス
リがけしておくとともに、予め表面をヤスリがけしてお
いた銀製のワッシャ15(図14参照)の表面に結晶を
まぶし、このようなワッシャ15を前記陽極2の両面に
3枚づつ設けて、ナット7とネジ6からなる緊締部材5
によりかしめ取り付けたものであって、その他の構成は
前記第1の実施例に示すものと同様の構成を有している
ので、その詳細な説明は省略するものとする。
【0032】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第1の実施例に示すものと同様の効果を示すこ
とになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解により酸
化劣化したとしても、ワッシャ15と陽極2との間隙、
およびワッシャ15とワッシャ15との間隙に核形成部
材8が常に介在しているので、発核作用に直接影響を及
ぼすことはなく、常に安定した発核作用を得ることがで
きることになり、これにより発核耐久性を向上させるこ
とができて、発核回数を大幅に増大させることができる
ことになる。
【0033】また、この実施例に示すものは、陽極2の
両面に、予め表面をヤスリがけした上で結晶をまぶした
ワッシャ15を3枚ずつ設けたので、核形成部材8をよ
り広範囲に保持することができることになり、したがっ
て、発核耐久性をさらに向上させることができるもので
ある。
【0034】そして、この実施例に示す過冷却液体の発
核装置を用いて発核耐久試験を行った結果、10000
回の発核回数を得ることができた。
【0035】なお、このときの試験条件は、図18に示
すようなガラス製の容器12を用いて、80°Cの恒温
水槽内に12分間浸潰して容器12内の酢酸ナトリウム
三水和物を溶解した後、20°Cの水道水内に8分間浸
漬してDC2Vの電圧を印加し、容器12の開口部はシ
リコン栓17で閉塞した。
【0036】図19および図20には、この考案による
過冷却液体の発核装置の第7の実施例が示されていて、
この実施例に示す過冷却液体の発核装置は、陽極2の長
手方向に所定の間隔ごとに9個のネジ6とナット7とか
らなる補助部材である緊締部材5を設けて、各緊締部材
5のナット7と陽極2との間隙の陽極2表面上に核形成
部材8を具えさせたものであって、その他の構成は前記
第1の実施例に示すものと同様の構成を有しているの
で、前記第1の実施例に示すものと同一の部分には同一
の番号を付してその構成の詳細な説明は省略するものと
する。
【0037】そして、この実施例に示すものにあっても
前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を示す
ことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解により
酸化劣化したとしても、緊締部材5のナット7と陽極2
との間隙に核形成部材8が常に介在しているので、発核
作用に直接影響を及ぼすことはなく、常に安定した発核
作用を得ることができることになり、これにより発核耐
久性を向上させることができて、発核回数を大幅に増大
させることができることになる。
【0038】また、この実施例に示すものは、緊締部材
5を陽極2の長手方向の9箇所に設けてあるので、それ
ぞれの緊締部材5の位置から発核作用が進化することに
なり、したがって、緊締部材5を1箇所のみに設けた前
記第1の実施例に示すものよりも応答性が優れることに
なる。
【0039】なお、この実施例においては、緊締部材5
をネジ6とナット7で構成したが、前記第2の実施例に
示すようにリベットで構成して、リベットの陽極2との
接触面に結晶をまぶしてもよいものであり、前記第3の
実施例に示すもののように、結晶をまぶしたワッシャ1
5を陽極2に接触させて、緊締部材5でかしめ取り付け
てもよいものであり、前記第4の実施例に示すように、
結晶をまぶしたワッシャ15を陽極2の両面に接触させ
て、ナット7とネジ6からなる緊締部材5によりかしめ
取り付けてもよいものであり、前記第5の実施例に示す
ように、結晶をまぶしたワッシャ15を陽極2の両面に
複数枚づつ設けて、ナット7とネジ6からなる緊締部材
5によりかしめ取り付けてもよいものであり、前記第6
の実施例に示すように、陽極2の表面を予めヤスリがけ
しておくとともに、表面をヤスリがけして結晶をまぶし
ておいたワッシャ15を、陽極2の両面に複数枚づつ設
けて、ナット7とネジ6とからなる緊締部材5によりか
しめ取り付けて構成してもよいものである。
【0040】また、この実施例においては、緊締部材5
を9箇所に設けたが、これに限定することなく、複数箇
所に設ければよいものである。
【0041】図21には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第8の実施例が示されていて、この実施例に
示す過冷却液体の発核装置は、過冷却液体13が充填さ
れている容器12内に、2本の陽極2、2を所定の間隔
をおいて設けるとともに、前記陽極2、2間に一本の陰
極3を設け、さらに、容器12外に、前記陽極2と陰極
3との間に電圧を印加する電源21と、電源21と陰極
3との間、および二本の陽極2、2との間を接続する回
路22と、二本の陽極2、2の内の一本の陽極2との間
にのみ電圧が印加されるように、前記回路22を切り替
える切替えスイッチ20を設けて構成したものであっ
て、その他の構成は前記第1の実施例に示すものと同様
の構成を有しているので、前記第1の実施例に示すもの
と同一の部分には同一の番号を付してその構成の詳細な
説明は省略するものとする。
【0042】この場合、前記陽極2の長手方向には、前
記第7の実施例に示すものと同様に、複数のネジ6とナ
ット7とからなる緊締部材5が所定の間隔ごとに設けら
れていて、各緊締部材5のナット7の陽極2との接触面
には結晶がまぶしてあるが、前記第2の実施例に示すよ
うにリベットで緊締部材5を構成して、リベットの陽極
2との接触面に結晶をまぶしてよいものであり、前記第
3の実施例に示すもののように、結晶をまぶしたワッシ
ャ15を陽極2に接触させて、緊締部材5でかしめ取り
付けてもよいものであり、前記第4の実施例に示すよう
に、結晶をまぶしたワッシャ15を陽極2の両面に接触
させて、ナット7とネジ6からなる緊締部材5によりか
しめ取り付けてもよいものであり、前記第5の実施例に
示すように、結晶をまぶしたワッシャ15を陽極2の両
面に複数枚ずつ設けて、ナット7とネジ6からなる緊締
部材5によりかしめ取り付けてもよいものであり、前記
第6の実施例に示すよに、陽極2の表面に予めヤスリが
けしておくとともに、表面を予めヤスリがけして結晶を
まぶしておいたワッシャ15を、陽極2の両面に複数枚
づつ設けて、ナット7とネジ6からなる緊締部材5によ
りかしめ取り付けて構成してもよいものである。
【0043】なお、24は、前記電源21の出力を制御
する制御部材である。
【0044】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を
示すことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解に
より酸化劣化したとしても、緊締部材5と陽極2との間
隙の陽極2表面上に核形成部材8が常に存在しているの
で、発核作用に直接影響を及ぼすことはなく、常に安定
した発核作用を得ることができることになり、これによ
り発核耐久性を向上させることができて、発核回数を大
幅に増大させることができることになる。
【0045】また、この実施例に示すものにあっては、
過冷却液体13が充填されている容器12内に二本の陽
極2、2を設けてあるとともに、容器12外に、二本の
陽極2、2の内の一本の陽極2との間にのみ電圧が印加
されるように、電源21と二本の陽極2、2との間を接
続する回路22を切り替える切替えスイッチ20を設け
てあるので、最初に使用した陽極2に発核作用が消失し
た場合に、前記切替えスイッチ20によって次の未使用
の陽極2に切り替えることで、連続して使用することが
できることになり、したがって、長期的使用が可能とな
って発核耐久性が著しく向上することになる。
【0046】なお、この実施例に示す過冷却液体の発核
装置で発核耐久試験を行った結果、1本目の陽極2で発
核回数が10000回に達し、二本目の陽極2で発核回
数が20000回に達した。
【0047】図22には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第9の実施例が示されていて、この実施例に
示す過冷却液体の発核装置は、過冷却液体13が充填さ
れている容器12内に、8本の陽極2を同心円上に等配
に設けるとともに、これらの陽極2の中心部に一本の陰
極3を設けたものであって、その他の構成は前記第8の
実施例に示すものと同様の構成を有しているので、前記
第8の実施例に示すものと同一の部分には同一の番号を
付してその構成の詳細な説明は省略するものとする。
【0048】そして、この実施例に示すものにあって
も、前記第8の実施例に示すものと同様の作用・効果を
示すことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解に
より酸化劣化したとしても、緊締部材5と陽極2との間
隙の陽極2表面上に核形成部材8が常に存在しているの
で、発核作用に直接影響を及ぼすことはなく、常に安定
した発核作用を得ることができることになり、これによ
り発核耐久性を向上させることができて、発核回数を大
幅に増大させることができることになる。
【0049】また、この実施例に示すものにあっては、
過冷却液体13が充填されている図示しない前記第8の
実施例に示すものと同様の構成を有する容器12内に八
本の陽極2を設けてあるとともに、容器12外に、八本
の陽極2の内の一本の陽極2との間にのみ電圧が印加さ
れるように、前記第8の実施例に示すものと同様に、電
源21と八本の陽極2との間を接続する回路22を切り
替える切替えスイッチ20が設けてあるので、最初に使
用した陽極2の発核作用が消失した場合に、前記切替え
スイッチ20によって二本目の陽極2に切り替えること
ができるとともに、二本目の陽極2の発核作用が消失し
た場合に、前記切替えスイッチ20によって三本目の陽
極2に切り替えることができることになり、このよう
に、八本の陽極2を順次使用することができることにな
るので、前記第8の実施例に示すものよりもさらに長期
的な使用が可能となる。
【0050】また、製造上の問題や不慮の事故等によっ
て八本の陽極2の中に全く発核しない不良品が含まれて
いたとしても、切替えスイッチ20により、他の陽極2
に切り替えることで何ら問題なく使用が可能となるの
で、信頼性が著しく向上することになる。
【0051】なお、この実施例に示す過冷却液体の発核
装置で発核耐久試験を行った結果、一本目の陽極2で発
核回数が10000回程度に達し、二本目の陽極2で発
核回数が20000回程度に達し、このようにして順次
試験した結果、最終的に75000回程度の発核回数を
得ることができた。
【0052】なお、この実施例においては陽極2を八本
で構成したが、これに限定することなく、複数本で構成
すればよいものである。
【0053】なお、前記各実施例においては、緊締部材
5としてリベット、ネジとナット等を用いたが、これら
に限定されることなく、陽極2との間隙に核形成部材8
を存在させることができる形状であればよいものであ
る。
【0054】図23には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第10の実施例が示されていて、この実施例
に示す過冷却液体の発核装置は、陽極2に穿設した孔4
に、10〜100μmのステンレス製のリング状のスペ
ーサ25を緊締部材であるネジ7、ナット6で締めつけ
た補助部材5で陽極2表面との間に間隙を形成させた後
に、陽極2及び陰極3を溶融状態にある液体に入れ、−
40°Cまで強制冷却して液体を結晶化させて、10〜
100μmの間隙の陽極2表面上に各形成部材8を具え
させたもの、または、過冷却液体13の酢酸ナトリウム
・三水和物の過冷却温度の20°Cまで冷却した陽極2
と陰極3を溶融状態にある液体に入れることによって間
隙の陽極2表面上に核形成部材8を具えさせたものであ
る。
【0055】そして、この実施例に示すものにあっても
前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を示す
ことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解により
酸化劣化したとしても、間隙の陽極表面上に核形成部材
8が常に存在しているので、発核作用に直接影響を及ぼ
すことはなく、常に安定した発核作用を得ることができ
ることになり、これにより発核耐久性を向上させること
ができて、発核回数を大幅に増大させることができるこ
とになる。
【0056】図24には、この考案による過冷却液体の
発核装置の第10の実施例が示されていて、この実施例
に示す過冷却液体の発核装置は、図のようにガラス容器
に取り付けた突起と陽極の間に間隙を形成させた後に、
陽極2および陰極3を溶融状態にある液体に入れ、−4
0°Cまで強制冷却して液体を結晶化させて10〜50
μmの間隙の陽極2表面上に核形成部材8を具えさせた
もの、または、過冷却液体13の酢酸ナトリウム・三水
和物の過冷却温度の20°Cまで冷却した陽極2と陰極
3を溶融状態にある液体に入れることによって、間隙の
陽極2表面上に核形成部材8を吸着残存させたものであ
る。
【0057】そして、この実施例に示すものにあっても
前記第1の実施例に示すものと同様の作用・効果を示す
ことになり、他の部分の陽極2の表面が電気分解により
酸化劣化したとしても、間隙の陽極表面上に核形成部材
8が常に存在しているので、発核作用に直接影響を及ぼ
すことはなく、常に安定した発核作用を得ることができ
ることになり、これより発核耐久性を向上させることが
できて、発核回数を大幅に増大させることができること
になる。
【0058】
【考案の効果】この考案は前記のように構成して、過冷
却液体内に陽極と陰極とを設けるとともに、陽極に取り
付けた補助部材と陽極との間隙の陽極表面上に核形成部
材を存在させて、陽極と陰極との間に電圧を印加した際
に、陽極と補助部材との間に位置している核形成部材に
凝集反応を起こさせて発核させて、過冷却液体を結晶化
させるようにしたことにより、他の部分の陽極の表面が
電気分解により酸化劣化したとしても、核形成部材が存
在する間隙の陽極表面上は酸化しにくく、したがって、
長期的に安定した発核作用が得られることになり、発核
回数を大幅に増大させることができ、発核耐久性を著し
く向上させることができることになる。
【0059】また、過冷却液体に少なくとも二本の陽極
を設けて、切替えスイッチにより所望の陽極を使用する
ことができるようにしたことにより、一本目の陽極の発
核作用が消失したとしても、切替えスイッチの切り替え
によって二本目の陽極を連続して使用することができ、
このように、切替えスイッチの切り替えによって順次未
使用の陽極を使用することができるので、発核耐久性が
著しく向上することになる。
【0060】さらに、少なくとも二本の内の何れかの陽
極が不良品であったとしても、切替えスイッチの作動に
よって他の陽極に切り替えて使用することができるの
で、信頼性が著しく向上することになる等の優れた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の発核装置の一例の全体を示した概略図で
ある。
【図2】電圧印加発核のメカニズムを示した説明図であ
る。
【図3】この考案による発核装置の第1の実施例の全体
を示した概略図であり、電圧を印加する前の状態を示し
た図である。
【図4】この考案による発核装置の第1の実施例の全体
を示した概略図であり、電圧を印加する後の状態を示し
た図である。
【図5】図3および図4に示すものの部分説明図であ
る。
【図6】図3および図4に示すものの部分説明図であ
る。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6および図7に示すものの部分拡大説明図で
ある。
【図9】図3に示すものの部分拡大説明図である。
【図10】図4に示すものの部分拡大説明図である。
【図11】この考案による発核装置の第2の実施例を示
した部分説明図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】この考案による発核装置の第3の実施例を示
した部分説明図である。
【図14】図13の部分説明図である。
【図15】この考案による発核装置の第4の実施例を示
した部分説明図である。
【図16】この考案による発核装置の第5の実施例を示
した部分説明図である。
【図17】この考案による発核装置の第6の実施例を示
した部分説明図である。
【図18】図17に示すものを容器内に取り付けた状態
を示す説明図である。
【図19】この考案による発核装置の第7の実施例を示
した平面図である。
【図20】図19に示すものの下面図である。
【図21】この考案による発核装置の第8の実施例を示
した説明図である。
【図22】この考案による発核装置の第9の実施例を示
した説明図である。
【図23】この考案による発核装置の第10の実施例を
示した説明図である。
【図24】この考案による発核装置の第11の実施例を
示した説明図である。
【符号の説明】
1……過冷却液体の発核装置 2……陽極 3……陰極 4……孔 5……補助部材(緊締部材) 6……ネジ 7……ナット 8……核形成部材(酢酸ナトリウム・三水和物の胚種) 9……核 10……リード線 11……直流電源 12……容器 13……過冷却液体 15……ワッシャ 17……シリコン栓 20……切替えスイッチ 21……電源 22……回路 24……制御部材 25……スペーサ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過冷却状態にある液体(13)を発核さ
    せるために用いる過冷却液体の発核装置であって、前記
    過冷却状態にある液体(13)内に所定の間隔をおいて
    配設される金属製の陽極(2)と金属又は炭素等の導電
    体からなる陰極(3)と、前記陽極(2)表面との間に
    適度な間隙を形成する少なくとも1個以上の補助部材
    (5)と、その間隙の陽極(2)表面上に設けられる核
    形成部材(8)とを具え、前記陽極(2)と陰極(3)
    との間に電圧を印加した際、前記核形成部材(8)が凝
    集反応を起こして発核し、この核(9)を中心に前記過
    冷却状態にある液体(13)が結晶化することを特徴と
    する過冷却液体の発核装置。
  2. 【請求項2】 前記核形成部材(8)は、陽極(2)組
    立時に予め陽極(2)表面又は補助部材(5)又は両方
    に酢酸ナトリウム・三水和物の結晶をまぶしておくこと
    により、または陽極(2)組立後に陽極(2)陰極
    (3)を入れた溶融状態にある液体を−40°Cまで強
    制冷却等して結晶化させることにより、または陽極
    (2)組立後に液体の過冷却温度まで冷えた陽極(2)
    陰極(3)を溶融状態にある液体に入れることにより、
    陽極(2)表面と補助部材(5)で形成される間隙の陽
    極(2)表面上に具えさせた請求項1記載の過冷却液体
    の発核装置。
  3. 【請求項3】 過冷却状態にある液体(13)を発核さ
    せるために用いる過冷却液体の発核装置であって、前記
    過冷却状態にある液体(13)内に所定の間隔をおいて
    配設される金属製の少なくとも二本の陽極(2)と、一
    本の金属又は炭素等の導電体からなる陽極(3)と、前
    記各陽極(2)表面との間に適度な間隙を形成するよう
    に取り付けられる少なくとも1個以上の補助部材(5)
    と、各補助部材(5)と各陽極(2)との間隙の陽極
    (2)表面上に設けられる核形成部材(8)と、前記少
    なくとも二本の陽極(2)の内の一本の陽極(2)と前
    記陰極(3)との間にのみ電圧が印加されるように、回
    路を切り替える切替えスイッチ(20)とを具え、前記
    切替えスイッチ(20)の作動により、前記少なくとも
    二本の陽極(2)の内の一本の陽極(2)と前記陰極
    (3)との間に電圧を印加することにより、この陽極
    (2)上における核形成部材(8)が凝集反応を起こし
    て発核して、前記過冷却状態にある液体(13)が結晶
    化するとともに、この陽極(2)上における発核作用が
    消失した際、前記切替えスイッチ(20)の作動により
    回路を切り替えて、前記少なくとも二本の陽極(2)の
    内の他の陽極(2)と前記陰極(3)との間に電圧を印
    加することにより、他の陽極(2)上における核形成部
    材(8)が凝集反応を起こして発核して、前記過冷却状
    態にある液体(13)が結晶化するように構成したこと
    を特徴とする過冷却液体の発核装置。
JP1992031034U 1991-08-01 1992-05-12 過冷却液体の発核装置 Expired - Fee Related JP2553364Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992031034U JP2553364Y2 (ja) 1991-08-01 1992-05-12 過冷却液体の発核装置
US08/056,869 US5378337A (en) 1992-05-12 1993-05-05 Electrical nucleation device for supercooled heat storage medium

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6088191 1991-08-01
JP3-101581 1991-12-10
JP10158191 1991-12-10
JP3-60881 1991-12-10
JP1992031034U JP2553364Y2 (ja) 1991-08-01 1992-05-12 過冷却液体の発核装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0596769U JPH0596769U (ja) 1993-12-27
JP2553364Y2 true JP2553364Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=27287180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992031034U Expired - Fee Related JP2553364Y2 (ja) 1991-08-01 1992-05-12 過冷却液体の発核装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553364Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2943609B2 (ja) 1994-06-21 1999-08-30 トヨタ自動車株式会社 蓄熱装置
JP2016044917A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社東芝 蓄熱装置
JP6733615B2 (ja) * 2017-06-29 2020-08-05 パナソニック株式会社 蓄熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0596769U (ja) 1993-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4013343A (en) Electro-optical display arrangement with storage effect using a solid electrolyte
JP2553364Y2 (ja) 過冷却液体の発核装置
US8077553B2 (en) Timing system and device and method for making the same
US10161688B2 (en) Heat storage apparatus, method for storing heat, and method for producing heat storage apparatus
CN101880859B (zh) 溅射标靶
JPH085276A (ja) 蓄熱装置
Shichiri et al. Effect of electric currents on the nucleation of ice crystals in the melt
US8088713B2 (en) Superconducting fault-current limiting element and the process for producing the same
US20040055857A1 (en) Gallium based electrical switch devices using ex-situ and in-situ separation of oxides
JPH0361286B2 (ja)
DE3207131A1 (de) Keramiksubstrat als traeger fuer elektronische bauelemente und integrierte elektronische schaltkreise
US4510356A (en) Liquid metal switch apparatus
CN110635030B (zh) 用于纳米级相变存储器单元的垂直电极配置结构
JPS60134585A (ja) 消磁装置
JP6854665B2 (ja) リミットスイッチの製造方法
Nuzhny Corrosion of low-antimony lead–cadmium alloys in conditions of long-term polarization
WO2016031275A1 (ja) 蓄熱装置
CN207994716U (zh) 一种双电源切换箱
JPH0331823A (ja) 液晶表示装置及び電極基板の製造方法
JPH06295833A (ja) 超電導・常電導転移型限流器
JPH11297524A (ja) 超電導装置用電流リード
JP4824937B2 (ja) 電気配線対あるいは電極対の配置方法
JP2007273542A (ja) 伝導冷却型超電導磁石装置
CN114613108A (zh) 一种低压直流电源断电报警器
Dargan et al. High-threshold thin film chalcogenide glass memory switches for display application

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees