JP2552529Y2 - スタティックブレンドホッパー - Google Patents

スタティックブレンドホッパー

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JP2552529Y2
JP2552529Y2 JP1992041580U JP4158092U JP2552529Y2 JP 2552529 Y2 JP2552529 Y2 JP 2552529Y2 JP 1992041580 U JP1992041580 U JP 1992041580U JP 4158092 U JP4158092 U JP 4158092U JP 2552529 Y2 JP2552529 Y2 JP 2552529Y2
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JP
Japan
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distribution pipe
chips
chamber
main body
hopper
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JP1992041580U
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JPH063942U (ja
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頼夫 高藤
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粉粒体、特に合成樹脂や
合成繊維製造におけるペレットもしくはチップなどの粉
粒体の貯槽と混合槽を兼ね備えたホッパー(バンカー、
ビン)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、ポリエステル繊維のような合成繊
維の製造においては連続式又はバッチ式で生産されたポ
リエステル重合体を一旦チップ化して粉粒体とし、この
ようなチップを紡糸工程などのこの後の工程に送って所
望の銘柄に製品化している。
【0003】一般に重合工程で得られたチップはバンカ
ー等にある貯蔵された後、必要に応じて使用されるが、
特にバッチ式の場合には同一系列あるいは他系列から生
産されたチップが次々とバンカーに送られ貯蔵されるこ
とが多い。
【0004】こうしたチップは多かれ少なかれ異なる性
質を有している。すなわち、バッチ重合の場合にはポリ
マー吐出時の初期に得られるものと後期にえられるもの
とでは同じバッチであっても多少の品質の違いが生じ、
またバッチを異にしたり、他系列で得られるチップは更
に品質のバラツキを生じることになる。
【0005】このようなバッチ内、バッチ間、系列間の
品質のバラツキを減少させるためにチップのブレンドが
行われるが、従来のブレンド方式は特公昭41―211
9号公報に記載されているように、主排出部に集合する
ようにした高さの異なる排出管を多数本設けたバンカ
ー、いわゆるタコ足バンカーを使用し、チップを排出、
供給を繰返す循環方式としてブレンドを行っていた。
【0006】しかしながら、この循環ブレンド方式では
ブロアーを必要とするなどの循環手段に要するイニシャ
ルコストが高い上、ランニングスストも要し、更に粉チ
ップの発生が多い、保全にも手がかかるという問題があ
った。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案はかかる問題を
解決し、設備費が安価でランニングコストも不要であ
り、粉チッブの発生が少なく保全性の良いブレンドホッ
パーを提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は粉粒
体のブレンドを行うホッパーであって、底部に抜出し用
の排出口を設けた本体からなり、本体の頂部位置に入口
を有する分配管が前記本体の排出口に近接した位置まで
延在してその出口が設けられ、該分配管を介して少なく
とも本体の中間部位置まで仕切板によって複数室に分割
されるとともに、各室に対応して順次分配を行う高さの
異なる粉粒体の入出孔が分配管に設けられていることを
特徴とするスタティックブレンドホッパーである。
【0009】
【作用】ホッパーの内部にその頂部から排出口まで分配
管が直立に突設され、この分配管を介してホッパー内部
を複数室に分割する仕切板が取り付けられ、また分配管
には各室に対応して順次高さが長くなる如く粉粒体の入
出孔が多数個穿設されており、分配管の入口から供給さ
れた粉粒体は入出孔により各室に順次分配供給される。
抜出時の粉粒体は各室から同時に排出口に流下すると同
時に、抜出時は逆に分配管からも各室の入出孔を通って
粉粒体が流下する。このため排出口では各室の粉粒体と
分配管からの粉粒体が自重力で落下して混ざり合い、効
率のよいブレンドが行われる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に基いて説明する。図1
(a)は本考案の実施例を示す断面図、図1(b)は図
1(a)のX―X断面拡大図である。
【0011】図において、1は下端中心部に排出口2を
有し、上端部マンホール3、中間部に支持用の台4を取
り付けたホッパー(バンカー、ビンであってもよい)の
本体であり、中心部には本体1の頂部に突設した入口6
を有する分配管5が本体頂部から排出口2に近接した位
置に出口7を有するように延設され、排出口2の上方位
置の本体下端部と分配管5の下端部の間に流出割合の規
制を行う環状空間9を形成するとともに、この分配管5
を介して本体1の内部は仕切板10によって上部位置を
残して4室11,12,13,14に分割されている。
【0012】なお、ブレンドを効果的に行う上から排出
口2の近くに上記のような環状空間9を形成するのが好
ましいが、必ずしも必要とするものではなく、直接排出
口2もしくはその近傍で混合する如くなしてもよい。
【0013】本体1の中心部に直立に設けた分配管5は
4つに仕切った第1室11から第4室14まで高さが順
次大きく(長く)なるように各室に対応して入出孔8が
設けられている。すなわち、第1室11は最下位の第1
孔8aが、第2室12は最下位の孔8aよりある間隔を
おいて2番目に低い位置の第2孔8bが、第3室13は
3番目に低い第3孔8c、第4室14は4番目に低い第
4孔8dがそれぞれある間隔をおいて設けられ、さらに
第1室11は5番目に低い第5孔8eが設けられ、同様
にして螺旋を描くように回って順次各室の孔8の位置が
高い位置となるごとく穿設され、仕切板10と対応する
位置まで設けられている。なお、入出孔8は仕切板10
を越えて設けることもできる。
【0014】このようなホッパーにおいて、粉粒体とし
てのチップは分配管5の入口6から空気輸送などの手段
を介して、また他の供給手段により供給されるが、チッ
プは先ず入口6と分配管5の第1孔8aまで充満すると
第1孔8aから第1室11に流入する。チップが第1室
11の第1孔8aの位置までの空間に供給されると、第
2孔8bの位置に達するまで分配管5の中に満たされ、
この孔8bが埋没すると次に第2孔8bから第2室12
に排出される。
【0015】このようにして順次4室に分配管5に設け
た各孔8を介してチップが供給されると、今度は再び第
1室11に戻って第5孔8eにより第1室11にチップ
が排出され、第1室11では第5孔8eの位置までチッ
プが供給されることとなる。
【0016】各室にはこうして下方の入出孔8がチップ
で埋まると順次この孔を通してチップが供給され、チッ
プは4室に分配され所定の量が満たされることになる。
【0017】ここで、ホッパーに供給されたチップを排
出口2から排出する場合は図示しない弁、シャッター等
の遮断手段を開もしくはフィーダー等の計量または排出
手段を駆動すれば、チップは仕切のない環状空間9を通
って4室11〜14から同時に流出し、この際に各室の
チップはブレンドがおこなわれる。
【0018】さらに、分配管の下端出口7からも内部に
充満するチップが流出し、それに応じてある量のチップ
が最下端の孔8aからもしくはその他の孔から分配管8
の内部に流入し、これら流下するチップは環状空間9を
経て排出される各室のチップと出口7における流出時に
混合が行われることとなる。なお、環状空間9と分配管
5からの流出割合はこれらの流出断面積等を適宜定めれ
ばよく、これによっておおよその目安を決めることがで
きる。
【0019】なお、通常は入出孔8はほぼ同じ大きさと
するが、ある程度はその断面積を変えるるこもできる。
また、ホッパー内部の分割数はブレンドの点からは多い
ほどよいが、コスト等の点から実用上からは3以上、好
ましくは4〜8分割するのがよく、分割容積も均等にす
るのがよいがけれども場合によっては容量を変えてもよ
い。さらに、このようなホッパーを複数台直列して自重
力落下による混合方式としても、また必要に応じて単独
でまたは並列して循環方式で使用することも可能であ
る。
【0020】さらに本考案の効果を具体的に説明する
と、400kg/バッチで得られたポリエステルチップを
6バッチ分投入してホッパー下部の出口から排出した。
このとき投入前の極限粘度1.513〜1.545でそ
の平均値が1.531でバラツキはR=0.032であ
ったものが、排出後に排出開始から終了までの間に10
回のサンプリングを行なって極限粘度を測定した結果、
その平均値が1.527でR=0.011、σ=0.0
027(粘度範囲は1.521〜1.529)となり、
循環方式などの他の方式に劣らない非常によい結果を示
した。
【0021】なお、本考案ではホッパーという語句で説
明したが、本考案におけるホッパーはこの他バンカーあ
るいはビンなどの貯槽や容器をも含むものである。
【0022】
【考案の効果】以上に説明の如く本考案によれば、特に
大量処理に適し、粉粒体のブレンドが効率よく安定して
行われ、かつ構造がシンプルでイニシャルコストが安価
であり、またブレンドに要するランニングコストがほぼ
不要であるというきわめて顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本考案を実施例を示す断面図である。 (b) (a)のX―X断面拡大図である。
【符号の説明】
1 ホッパー本体 2 排出口 5 分配管 6 入口 7 出口 8 入出孔 9 環状空間 10 仕切板 11 第1室 12 第2室 13 第3室 14 第4室

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体のブレンドを行うホッパーであっ
    て、底部に抜出し用の排出口を設けた本体からなり、本
    体の頂部位置に入口を有する分配管が前記本体の排出口
    に近接した位置まで延在してその出口が設けられ、該分
    配管を介して少なくとも本体の中間部位置まで仕切板に
    よって複数室に分割されるとともに、各室に対応して順
    次分配を行う高さの異なる粉粒体の入出孔が分配管に設
    けられていることを特徴とするスタティックブレンドホ
    ッパー。
  2. 【請求項2】 分配管の入出孔が各室に行くに従って螺
    旋を描くように高くなっている請求項1記載のスタティ
    ックブレンドホッパー。
  3. 【請求項3】 本体下端部もしくは出口と分配管下端部
    の間に環状空間が形成されている請求項1又は2記載の
    スタティックブレンドホッパー。
JP1992041580U 1992-06-17 1992-06-17 スタティックブレンドホッパー Expired - Lifetime JP2552529Y2 (ja)

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JPH063942U JPH063942U (ja) 1994-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831836Y2 (ja) * 1979-02-16 1983-07-14 日本セメント株式会社 粉粒体貯槽
JPH02108922U (ja) * 1989-02-17 1990-08-30

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JPH063942U (ja) 1994-01-18

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