JP2549150Y2 - 石油タンク - Google Patents

石油タンク

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JP2549150Y2
JP2549150Y2 JP1989089485U JP8948589U JP2549150Y2 JP 2549150 Y2 JP2549150 Y2 JP 2549150Y2 JP 1989089485 U JP1989089485 U JP 1989089485U JP 8948589 U JP8948589 U JP 8948589U JP 2549150 Y2 JP2549150 Y2 JP 2549150Y2
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oil
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力雄 跡部
春夫 原田
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鍋久管機株式会社
力雄 跡部
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は住宅等の近傍に設置する石油タンクに関す
る。
〔従来技術及び課題〕
第2図に住宅等の近傍に配置される従来の石油タンク
を示す。
同図に示す石油タンク50は石油を収容するタンク本体
部51と、この底面51dに設けた四本の脚部52…を備え、
タンク本体部51の上面51uには内部へ石油を供給する給
油口53を設けるとともに、底面51dには石油を取出す取
出部54及び水のドレン部55を設けていた。
ところで、タンク本体部51は一枚の打抜パネルを組合
わせて構成されるため、経時劣化等により石油漏れを生
ずる虞れがある。そこで、石油漏れ対策として、通常は
第2図のように石油タンク50の設置部位にトレイ状の石
油受部60を設け、漏れた石油が地面に拡散しないように
対処していた。
しかし、石油受部60は石油タンク50よりも広く設置す
るのが通例のため、広い設置場所を確保する必要がある
とともに、別途購入する必要があるため、コストがかか
り、さらに、タンク本体部51の下方空間を有効に利用で
きない不具合があった。
本考案はこのような従来技術に存在する不具合を解消
した石油タンクの提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る石油タンク1は、上部に開放部1aを有す
る外タンク部2と、この外タンク部2の内部に所定の隙
間Sを介して配するとともに、開放部1aを覆うカバー部
4を一体に有し、かつ石油を収容する密閉状の内タンク
部3と、外タンク部2の底面を支持する脚部21と、カバ
ー部4を貫通し、かつ外タンク部2の外方を通るととも
に、内端開口が内タンク部3の内部に位置し、かつ外端
開口が外タンク部2の下方に位置するサイホン管5aを有
する石油の取出部5を備えることを特徴とする。なお、
外タンク部2の底面を支持し、かつ脚部21を兼ねる収納
部7を設けることが望ましい。また、サイホン管5aの外
端開口は収納部7の内部に臨ませることが望ましい。
〔作用〕
本考案に係る石油タンク1によれば、内タンク部3は
内部に石油を収容する機能を有し、外タンク部2は内タ
ンク部3から漏れた石油を受ける機能を有する。内タン
ク部3は外タンク部2から離脱できるため、外タンク部
2に溜まった石油は容易に取除くことができる。また、
取出部5は、カバー部4を貫通し、かつ外タンク部2の
外方を通るとともに、内端開口が内タンク部3の内部に
位置し、かつ外端開口が外タンク部2の下方に位置する
サイホン管5aを有し、石油は上限レベルLuよりも上方か
ら導出するため、石油はより漏れにくくなる。
〔実施例〕
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づ
き詳細に説明する。
まず、本実施例に係る石油タンク1の構造について、
第1図を参照して説明する。
2は外タンク部であり、直方体状に構成し、上部に開
放部1aを設ける。
一方、外タンク部2の内部には内タンク部3を配す
る。内タンク部3は外タンク部2よりも小さい直方体状
に構成し、両者間に隙間Sを設ける。内タンク部3は上
面にカバー部4を一体に有し、このカバー部4は横方に
延出するとともに、その縁部を下方へ折曲して外タンク
部2の開放部1aを閉塞する。このような構造によって、
内タンク部3を外タンク部2へ収容した場合にはカバー
部4が外タンク部2の上縁に係止し、これにより前記隙
間Sが形成される。また、内タンク部3及び外タンク部
2は共に密閉状となり、内タンク部3は上方へ持ち上げ
ることにより、外タンク部2から取外すことができる。
また、カバー部4にはキャップ10aにより開閉される
給油口10及び石油残量を示すゲージ11を設けるととも
に、さらに、石油の取出部5及び水のドレン部12を設け
る。取出部5及びドレン部12は共に、外端開口が内端開
口よりも下方に位置するサイホン管5a、12aを備え、サ
イホン管5a、12aにおける上部の中途位置には例えば蛇
腹状の手動ポンプ13、14を設けるとともに、開閉バルブ
26、27を設ける。なお、手動ポンプ13、14としては、そ
の他、金属製ピストン形の手動ポンプでもよい。また、
取出部5の内端開口はドレン部12の内端開口よりも上方
に配する。一方、サイホン管5a、12aにおける下部の中
途位置は折曲し、外端開口を外タンク部2の下方に位置
させるとともに、外端開口付近には開閉コック15、16を
設ける。なお、25は外タンク部2の底面2dに設けた排出
口を示す。
他方、外タンク部2の底面2dに脚部(鉛直フレーム)
21…を固着し、底面2dよりも下方の空間は扉22a、22b…
によって開閉できる収納部7を設けるとともに、収納部
7の底部には前記サイホン管5a、12aの外端開口から漏
れた石油を受取るトレイ28を設置する。なお、23は棚部
を示す。
次に、石油タンク1の使用方法及び機能について説明
する。
まず、石油タンク1に石油を収容する場合には給油口
10のキャップ10aを取って石油を供給する。これによ
り、内タンク部3に石油が収容される。
一方、石油タンク1から石油を取出す場合には開閉バ
ルブ26及び開閉コック15を開き、手動ポンプ13を手で操
作すれば、石油はサイホン管5aを通って外部に流出す
る。この際、石油を受取る容器は収納部7の中にセット
しておく。なお、石油は一旦流出すればサイホンの原理
により手動ポンプ13の操作を止めても流出は継続する。
また、流出を止める場合には開閉コック15を閉じるとと
もに、安全のため開閉バルブ26を閉じる。なお、サイホ
ン管5a、12aから石油が外部に漏れた場合等にはトレイ2
8がこれを受け、安全性が確保されるとともに、各サイ
ホン管5a、12aの外端開口は収納部7内に配されるた
め、扉22a、22b等によって保護され、より安全性が高め
られる。また、初回以後は手動ポンプ13を操作しなくて
も開閉コック15(及び開閉バルブ26)を開くだけで石油
は流出する。なお、水が内タンク部3の内部に溜まった
場合には手動ポンプ14、開閉バルブ27、開閉コック16を
操作することにより、外部へ排出する。
ところで、万が一、内タンク部3の一部から石油が漏
れた場合には、直接外部に拡散することなく、外タンク
部2の中に溜まる。そして、外タンク部2に溜まった石
油は排出口25から排出できる。なお、内タンク部3を持
ち上げ、外タンク部2から離脱できるため、外タンク部
2の内部清掃等を容易に行うことができる。なお、外タ
ンク部2にはガラス等を用いた透明窓30を設け、石油漏
れを確認できるようにすることが望ましい。
また、棚23には必要な備品、例えば、消化器や清掃用
具等を収納できる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこ
のような実施例に限定されるものではない。例えば、名
称は石油タンクであるが収容する液体は石油をはじめガ
ソリン等の他の溶液を収容してもよい。その他、細部の
構成、形状、素材等において、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
〔考案の効果〕
このように、本考案に係る石油タンクは、上部に開放
部1aを有する外タンク部2と、この外タンク部2の内部
に所定の隙間Sを介して配するとともに、前記開放部1a
を覆うカバー部4を一体に有し、かつ石油を収容する密
閉状の内タンク部3と、前記外タンク部2の底面を支持
する脚部21と、前記カバー部4を貫通し、かつ前記外タ
ンク部2の外方を通るとともに、内端開口が前記内タン
ク部3の内部に位置し、かつ外端開口が前記外タンク部
2の下方に位置するサイホン管5aを有する石油の取出部
5を備えてなるため、設置場所も石油タンクのみを置け
る必要最低限の広さで足りるとともに、従来のような石
油タンクの下方に設置する石油受部が不要のため、安全
性が高く、しかも、低コストで実施できる。また、石油
タンクの下方空間を有効に利用できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る石油タンクの一部断面正面図、 第2図:従来技術に係る石油タンクの正面図。 尚図面中、 1:石油タンク、1a:開放部 2:外タンク部、3:内タンク部 4:カバー部、5:取出部 5a:サイホン管、7:収納部 Lu:上限レベル、S:隙間 21:脚部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に開放部(1a)を有する外タンク部
    (2)と、この外タンク部(2)の内部に所定の隙間
    (S)を介して配するとともに、前記開放部(1a)を覆
    うカバー部(4)を一体に有し、かつ石油を収容する密
    閉状の内タンク部(3)と、前記外タンク部(2)の底
    面を支持する脚部(21)と、前記カバー部(4)を貫通
    し、かつ前記外タンク部(2)の外方を通るとともに、
    内端開口が前記内タンク部(3)の内部に位置し、かつ
    外端開口が前記外タンク部(2)の下方に位置するサイ
    ホン管(5a)を有する石油の取出部(5)を備えること
    を特徴とする石油タンク。
  2. 【請求項2】前記外タンク部(2)の底面を支持し、か
    つ前記脚部(21)を兼ねる収納部(7)を備えることを
    特徴とする請求項1記載の石油タンク。
  3. 【請求項3】前記サイホン管(5a)の外端開口は前記収
    納部(7)の内部に臨ませることを特徴とする請求項1
    又は2記載の石油タンク。
JP1989089485U 1989-07-28 1989-07-28 石油タンク Expired - Lifetime JP2549150Y2 (ja)

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JPS5614838A (en) * 1979-07-13 1981-02-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Cylinder head for internal combustion engine
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