JP2548375B2 - 映像信号ディジタル伝送装置 - Google Patents

映像信号ディジタル伝送装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号をディジタル化して伝送するに際
し、従来と同等な伝送レートでありながら、より高画質
な映像を伝送することが可能な映像信号ディジタル伝送
装置に感するものである。
従来の技術 従来、NTSCカラー映像信号をサブキャリア周波数fsc
の4倍でサンプリングし、8ビットに量子化して記録再
生する放送用のディジタルVTRが発表されている。この
場合、テープ上に記録されるデータの記録レートは115M
bpsと非常に膨大となる。
第8図にディジタルVTRの記録再生系のブロック図を
示す。第8図において、17はアナログ映像信号入力端
子、18は前置フィルタ、19はA/D変換器、20は記録信号
処理回路、21は記録ヘッド、22は磁気テープ、23は再生
ヘッド、24は再生信号処理回路、25はD/A変換器、26は
後置フィルタ、27はアナログ映像信号出力端子である。
アナログ映像入力端子17に入力されたNTSCカラー映像
信号は、まず前置フィルタにおいてナイキスト周波数以
上の周波数成分が取り除かれる。そして、A/D変換器19
において、サブキャリア周波数fscの4倍の周波数でサ
ンプリングされ8ビットに量子化されて、次の記録信号
処理回路20に送られる。この記録信号処理回路20におい
ては、誤り訂正符号化およびチャンネル符号化などの記
録時に必要な信号処理が施される。そして記録データは
記録ヘッド21を介して磁気テープ22に記録される。再生
時には、磁気テープ22から再生された信号は再生ヘッド
23を介して、再生信号処理回路24に入力されチャンネル
符号の復号および誤り訂正符号の復号等の処理が施さ
れ、D/A変換器25で元のアナログ映像信号に戻されて、
最後に後置フィルタ26においてサンプリングによる折返
し成分が除去された後、アナログ映像信号出力端子27か
ら出力される。
発明が解決しようとする課題 以上述べたように、放送用ディジタルVTRでは映像信
号を8ビットで量子化するのが一般的であり、一度ディ
ジタル信号に変換された信号は何度記録再生を繰り返し
ても訂正不可能な誤りが発生しない限り画質劣化は生じ
ない。したがって、A/D変換およびD/A変換を一回しか通
らない系においては、8ビットの量子化で十分な画質が
得られるはずである。しかしながら、現状のディジタル
VTRの使用環境下では周囲の放送機器が必ずしもすべて
ディジタル化されておらず、番組製作の過程で複数回の
A/D変換およびD/A変換を経由することが少なくない。そ
して映像信号はA/D変換およびD/A変換を繰り返す度に、
前置フィルタおよび後置フィルタの振幅特性、あるいは
位相特性の不完全さおよびA/D変換の際の量子化雑音の
累積等によって画質が次第に劣化してゆく。すなわち、
A/D変換およびD/A変換をなん度も繰り返すような系にお
いては、もはや8ビットの量子化では不十分であり、9
ビットあるいは10ビットの量子化が必要となってくる。
しかしながら、映像信号を9ビットで量子化すると8ビ
ットで量子化する場合に比較して記録データレートは9/
8倍となる。これは、同じ記録容量を有するビデオテー
プカセットに想定した場合には記録時間が8/9に減少す
ることを意味し、逆に同じ記録時間を想定した場合には
テープの長さおよびテープのランニングコストが9/8倍
になることを意味している。そこで、この問題を解決す
る方法として量子化は9ビットで行うが、記録に際して
データ量を8/9に低減することが考えられる。データレ
ートを低減する方法としては、従来よりDPCM符号化ある
いは直交変換符号化などの高能率符号化がよく知られて
いるが、これらの高能率符号化にはいくつかの問題点が
存在している。その第1は誤り伝搬の問題であり、第2
は入力映像信号の絵柄によって画質劣化の様子が異なる
と言う問題である。特に第2の問題点は、8ビット量子
化の記録データレートで記録するにも関わらず、入力映
像信号の電圧レベルの変化の激しい白黒の縞模様のよう
な絵柄によっては8ビット量子化の画質が得られない場
合があることを意味している。これは、画質が最も重要
視される放送用ディジタルVTRにとっては致命的な欠点
である。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであ
り、9ビットで量子化した信号を8ビット量子化の記録
データレートに低減して記録するにも関わらず、映像の
かなりの部分で9ビット量子化相当の画質を得ることが
可能であり、少なくとも8ビット量子化の画質は確保で
きる映像信号ディジタル伝送装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明の映像信号ディジタル伝送装置は、上述した課
題を解決するために、映像信号をサンプリングするサン
プリング手段と、サンプリングされた映像信号をNビッ
ト(Nは正の整数)で量子化する第1の量子化手段と、
上記サンプリング手段によって得られたサンプルをMサ
ンプル(Mは正の整数)に1サンプルの割合で間引く間
引き手段と、上記間引き手段によって間引かれるサンプ
ルを周囲の間引かれないサンプルを用いて予測する予測
手段と、上記間引き手段によって間引かれるサンプルの
サンプル値と上記予測手段によって得られる予測値との
差分値を計算する減算手段と、上記減算手段によって得
られる差分値を{M・K−(M−1)・N}ビット(K
はN>K>(M−1)・N/Mを満たす正の整数)で量子
化する第2の量子化手段と、上記差分値のダイナミック
レンジを判定するダイナミックレンジ判定手段と、上記
間引かれないサンプルに対しては上記第1の量子化手段
の出力を伝送し、上記間引かれるサンプルに対しては上
記第2の量子化手段の出力を伝送する第1の伝送手段
と、上記間引かれないサンプルのサンプル値及び上記間
引かれるサンプルとその予測値とのの差分値を共にKビ
ットで伝送する第2の伝送手段と、上記ダイナミックレ
ンジ判定手段により判定する差分値のダイナミックレン
ジが所定のレンジ以下である場合は上記第1の伝送手段
に切り換え、それ以外の場合は上記第2の伝送手段に切
り換える切り換え手段とを有するものである。
作用 本発明によれば上述した構成により、量子化された映
像信号のサンプルは、所定の割合で間引かれ、間引かれ
ないサンプルに対しては量子化値がそのまま、間引かれ
るサンプルに対してはそのサンプルの量子化値と周囲の
サンプルからの予測値との差分値が伝送される。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の第1の実施例を示すものである。
第1図において1は映像信号入力端子、2は前置フィル
タ、3はサンプリング回路、4はサンプリングパルス発
生器、5は1/M分周器、6は第1の量子化器、7,8は予測
器、9,10は減算器、11は第2の量子化器、12はダイナミ
ックレンジ(以下、Dレンジと称す)判定回路、13,14,
15はマルチプレクサ、16はDレンジ判定情報出力端子で
ある。
以下、第1図に従って本発明を説明する。まず、映像
信号入力端子1に入力されたNTSCカラー映像信号は、前
置フィルタ2でナイキスト周波数以上の周波数成分が除
去された後、サンプリング回路3においてサンプリング
パルス発生器4からのサンプリングパルスによってサン
プリングが行われる。このサンプリングパルスの周波数
は入力映像信号のバースト信号に同期させた4fscであ
る。次に、サンプリングされた映像信号は第1の量子化
器6で9ビットのディジタルデータに変換される。この
9ビットのデータはマルチプレクサ13の入力A,予測器8,
減算器10にそれぞれ入力される。予測器8は入力された
データの各サンプル(量子化値)の予測値をそのサンプ
ルの近傍に存在する相関の強いサンプルを用いて計算す
るものである。そして、この予測器8によって得られる
予測値と予測された上記9ビットの量子化値との差分値
が減算器10において求められ、次の第2の量子化器11で
Sビットに量子化されて、マルチプレクサ14の入力Aに
入力される。ここで9ビットのディジタルデータからM
サンプル毎に1サンプルの割合でサンプルを間引く場合
には、Sは(9−M)となる。一方、9ビットの量子化
値の上位8ビットがマルチプレクサ13の入力B,予測器7,
減算器9にそれぞれ入力される。減算器9からは8ビッ
トの差分値が得られ、これがマルチプレクサ14の入力B
に入力される。また、Dレンジ判定回路12では減算器10
の出力をSDRとすると、−2(S-1)<SDR<2(S-1)−1を満
たすか否かが判定される。そしてこれが満たされる場合
にはマルチプレクサ13,14においてそれぞれ入力Aが選
択される。そしてマルチプレクサ13の出力はマルチプレ
クサ15の入力Aに、マルチプレクサ14の出力はマルチプ
レクサ15の入力Bに入力される。マルチプレクサ15では
1/M分周器5の制御に従ってMサンプルのうちの1サン
プルは入力Bが選択され、残りのM−1サンプルは入力
Aが選択される。すなわち、Mサンプルのうち1サンプ
ルが間引かれ、この間引かれるサンプルに対しては差分
値が伝送され、間引かれない(M−1)個のサンプルに
対してはサンプル値がそのまま伝送される。
さらに、減算器10で求められる差分値のDレンジに応
じて2つの伝送モードが存在する。すなわち、Dレンジ
がSビット以下の場合にはマルチプレクサ13,14で入力
Aが選択され、間引かれるサンプルに対してはSビット
の差分値が伝送され、間引かれない(M−1)個のサン
プルに対しては、第1の量子化器6から得られる9ビッ
トのサンプル値が伝送される。この場合をモード1と呼
ぶ。一方、DレンジがSビットを越える場合にはマルチ
プレクサ13,14で入力Bが選択され、間引かれない(M
−1)個のサンプルに対しては8ビットのサンプル値が
伝送され、間引かれるサンプルに対しては8ビットのサ
ンプル値を用いて計算された差分値が8ビットで伝送さ
れる。この場合をモード2と呼ぶことにする。このこと
は、入力された映像信号において予測誤差の小さい領域
では9ビット精度での伝送が可能であり、予測誤差が大
きい領域でも最悪8ビット精度で伝送が可能であること
を示している。
ここで、送信データを正しく復元するためには、Mサ
ンプル毎に上記2つのモードのどちらで伝送されてきた
かを区別する必要がある。そのためには、Mサンプル毎
にそれぞれのモードを表わす1ビットのインデックスを
付加しなければならない。今、M=5とすると、このイ
ンデックス付加による伝送レートの増加は1サンプル当
り0.2ビットとなる。この伝送レートの増加分を減らす
ためにはインデックスをMサンプル単位ではなく、P・
Mサンプル単位に付加すれば良い。この場合、増加分は
1/(P・M)ビットとなり、P=2とすれば増加分は1
サンプル当り0.1ビットとなる(この場合にはP個の差
分値のDレンジがすべてSビット以下の時のみモード1
で伝送することになる)。このようにPとMの値を適当
に選べばインデックス付加による伝送レートの増加は非
常にわずかであり、ほぼ4fsc・8(bps)の伝送レート
で部分的にではあるが9ビットの画質が伝送できること
になる(このP・M個のサンプルのブロックをモードブ
ロックと呼ぶことにする)。しかも、後述するように、
予測器をうまく構成することにより入力映像信号に含ま
れるエネルギーの大きな周波数領域あるいは視覚的に劣
化が目だち易い領域を9ビットで伝送することが可能で
あり、そうすることによってより大きな効果を得ること
ができる。また、Mサンプルのうち1サンプルを差分値
として伝送することにより本実施例の誤り伝搬はたかだ
か1サンプルであり従来の高能率符号化に比して格段に
優れている。
以下、予測器の構成を中心に第3図を用いてより詳し
く本実施例を説明する。ここでM=5,P=2,S=4とす
る。第3図(a)はモードブロックの構成を示したもの
である。本図においてl,l+1はライン番号であり、p
(l,n)はl番目のラインのn番目のサンプルのサンプ
ル値である。また黒丸は間引かれるサンプルを示し、白
丸は間引かれないサンプルを示している。そして破線で
囲んだ範囲がモードブロックを表わしている。ここで間
引かれるサンプルp(l,n)に対する予測値をq(l,n)
とすると、この値はこのサンプルの前後4サンプルの値
から次式より計算される。
q(l,n)={p(l,n−1)+p(l,n+1)} −(p(l,n−2)+p(l,n+2)}/2 …(1) サンプルp(l+1,n)の予測値q(l+1,n)も同様
にして求められる。第2図にこの予測器のブロック図を
示す。ここで28,29,30,31は1クロック遅延器、32,33は
1/2係数器、34,35,36は加算器である。ここで、この予
測器の周波数応答をH(Φ)とすると、H(Φ)は次式
で表わされる。
H(Φ)=2・COS(Φ)−COS(2Φ) …(2) 但し、Φ=2πf/4fscである。
誤差関数E(Φ)は次式で定義される。
E(Φ)=1−H(Φ) …(3) (1)式で表わされる予測器の誤差関数を第3図
(b)に示す。この図においてfNはナイキスト周波数で
ありサンプリング周波数が4fscの場合には fN=2fsc である。ところで、誤差関数は間引かれるサンプルのサ
ンプル値と予測値との差分値に対応するものであるか
ら、この図より低周波数成分及びサブキャリア周波数fs
cの近傍の周波数成分において差分値は小さくなり差分
値が4ビットで伝送できる確率が大きくなることがわか
る。このことはNTSCカラー映像信号の場合、上記周波数
成分にエネルギーが集中していることを考慮すると、映
像信号のかなりの部分が9ビットの画質で伝送できるこ
とを示している。しかも、これらの周波数領域は輝度信
号および色信号の低域成分に対応しており視覚的にも最
も感度が高く、画質劣化が目立ち易い領域であるからそ
の実質的効果は大である。
次に、第4図を用いて予測器の第2の実施例を説明す
る。この予測器は最も簡単なものであり(ブロック図は
省略)、第4図(a)に示すようにサンプルp(l,n)
の予測値として4サンプル前のサンプル値p(l,n−
4)を用いるものである。ここではM=2,P=8,S=7と
して考える。この場合の誤差関数も第4図(b)からわ
かるように、第1の実施例の場合と同様、映像信号のエ
ネルギーの集中している低周波数成分及びサブキャリア
周波数成分において最も誤差が小さくなっている。た
だ、第3図(b)と比較すると誤差が相対的にかなり大
きくなっている。しかし、第1の実施例の場合には差分
値の量子化ビット数が4ビットであったのに対し本実施
例の場合には、それが7ビットとなり第1の実施例に比
較して8倍の差分値が伝送可能となるので、この場合も
かなりの部分が9ビット精度で伝送できることになる。
次に、第5図,第6図を用いて予測器の第3の実施例
を説明する。ここでは、M=5,P=2,S=4であり、第1
の実施例の予測器と同じであるが、予測器の構成が異な
っている。すなわち、第1の実施例では間引かれるサン
プルの前後4サンプルを用いて予測を行ったが、本実施
例では(第6図(a)に示すように)前後8サンプルを
用いて予測を行うのでより精度の高い予測を行うことが
できる。第5図にこの予測器のブロック図を示す。この
図において、37〜44は1クロック遅延器、45〜51は加算
器、52〜55は係数器である。すなわち、サンプルp(l,
n)の予測値q(l,n)は q(l,n)=K1・{p(l,n−1)+p(l,n+1)} +K2・{p(l,n−2)+p(l,n+2)} +K3・{p(l,n−3)+p(l,n+3)} +K4・{p(l,n−4)+p(l,n+4)} …(4) となる。但しK1+K2+K3+K4=0.5である。
そして、本実施例の予測器の周波数応答H(Φ)は次
式で表わされる。
H(Φ)=2・K1・COS(Φ)+2・K2・COS(2Φ) +2・K3・COS(3Φ)+2・K4・COS(4Φ)…(5) この場合の誤差関数E(Φ)は第6図(b)に示すよ
うに第1の実施例に比較して予測誤差は格段に小さくな
っている。しかも差分値の量子化ビット数は4ビットで
同じであるから9ビット精度で伝送できる領域は飛躍的
に増大する。
さて、本実施例と第1の実施例を比較した場合、最も
大きな相違点は第1の実施例の場合は予測に用いるサン
プルはモードブロック内すなはち破線内のサンプルに限
定されていたが、本実施例の場合にはこれが両隣のモー
ドブロックにまたがっていることである。このために、
本実施例では予測値を各サンプルの量子化値の上位8ビ
ットを用いて計算する必要がある。これは、両隣のブロ
ックのうちひとつでもモード2のブロックがあれば、復
号時に8ビットのサンプル値しか使えないためである。
しかしながら、この場合でも演算誤差のために差分値の
実効的なDレンジは多少大きくなるが、これが4ビット
で伝送可能であれば9ビット精度は確保できる。この予
測器を利用する本発明の第2の実施例を示すブロック図
を第7図に示す。
第7図において、56は映像信号入力端子、57は前置フ
ィルタ、58はサンプリング回路、59はサンプリングパル
ス発生器、60は1/M分周器、61は量子化器1、62は予測
器、63は減算器、64は量子化器2、65はDレンジ判定回
路、66,67,68はマルチプレクサ、69はDレンジ判定情報
出力端子である。動作は第1図の場合と全く同様である
ので説明は省略するが、差分値が第1の量子化器61の出
力の9ビットのうち上位8ビットのみを用いて計算され
るところが第1図で示す本発明の第1の実施例と異なっ
ている。
発明の効果 以上説明したように映像信号のディジタル伝送に本発
明を用いれば、本来8ビット/サンプルの伝送容量しか
ない伝送路においても9ビット/サンプル相当の画質の
伝送が可能となる。しかも、従来の高能率符号化のよう
に絵柄によっては8ビット以下の画質になるというよう
な問題点もなく、さらに誤り伝搬もわずか1サンプルで
済む。したがって、本発明を放送用ディジタルVTRに適
用すれば従来と同じ記録レートでありながら、A/D変換
及びD/A変換を複数回繰り返すような状況においても高
画質を確保することが可能である。また実施例において
は入力信号としてNTSCカラー映像信号のみについて説明
したが、PALなどの他のコンポジット信号およびコンポ
ーネント信号に対しても全く同様に適用できることはい
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図は本発明における予測器の第1の実施例を示すブロッ
ク図、第3図(a)は同予測器のモードブロック構成
図、第3図(b)は同予測器の誤差関数特性図、第4図
(a)は予測器の第2の実施例のモードブロック構成
図、第4図(b)は同予測器の誤差関数特性図、第5図
は予測器の第3の実施例を示すブロック図、第6図
(a)は同予測器のモードブロック構成図、第6図
(b)は同予測器の誤差関数特性図、第7図は本発明の
第2の実施例を示すブロック図、第8図は従来例の全体
のブロック図である。 3……サンプリング回路、4……サンプリングパルス発
生器、5……1/M分周器、6……第1の量子化器、7,8…
…予測器、9,10……減算器、11……第2の量子化器、12
……Dレンジ判定回路、13,14,15……マルチプレクサ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号をサンプリングするサンプリング
    手段と、 サンプリングされた映像信号をNビット(Nは正の整
    数)で量子化する第1の量子化手段と、 上記サンプリング手段によって得られたサンプルをMサ
    ンプル(Mは正の整数)に1サンプルの割合で間引く間
    引き手段と、 上記間引き手段によって間引かれるサンプルを周囲の間
    引かれないサンプルを用いて予測する予測手段と、 上記間引き手段によって間引かれるサンプルのサンプル
    値と上記予測手段によって得られる予測値との差分値を
    計算する減算手段と、 上記減算手段によって得られる差分値を{M・K−(M
    −1)・N}ビット(KはN>K>(M−1)・N/Mを
    満たす正の整数)で量子化する第2の量子化手段と、 上記差分値のダイナミックレンジを判定するダイナミッ
    クレンジ判定手段と、 上記間引かれないサンプルに対しては上記第1の量子化
    手段の出力を伝送し、上記間引かれるサンプルに対して
    は上記第2の量子化手段の出力を伝送する第1の伝送手
    段と、 上記間引かれないサンプルのサンプル値及び上記間引か
    れるサンプルの差分値を共にKビットで伝送する第2の
    伝送手段と、 上記ダイナミックレンジ判定手段により判定する差分値
    のダイナミックレンジが所定のレンジ以下である場合は
    上記第1の伝送手段に切り換え、それ以外の場合は上記
    第2の伝送手段に切り換える切り換え手段とを有するこ
    とを特徴とする映像信号ディジタル伝送装置。
  2. 【請求項2】切り換え手段はP・M(Pは正の整数)サ
    ンプルのうちP個の差分値のダイナミックレンジがすべ
    て{M・K−(M−1)・N}ビット以下の時のみ第1
    の伝送手段に切り換え、その他の場合は第2の伝送手段
    に切り換えることを特徴とする請求項1記載の映像信号
    ディジタル伝送装置。
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