JP2548320Y2 - 生花の下葉取装置 - Google Patents

生花の下葉取装置

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JP2548320Y2
JP2548320Y2 JP1990057125U JP5712590U JP2548320Y2 JP 2548320 Y2 JP2548320 Y2 JP 2548320Y2 JP 1990057125 U JP1990057125 U JP 1990057125U JP 5712590 U JP5712590 U JP 5712590U JP 2548320 Y2 JP2548320 Y2 JP 2548320Y2
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直 野村
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直 野村
有限会社今村機械
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、生花の下葉取装置に関し、特に定寸切断し
た菊等の生花を選別する生花選別機に組込むのに好適な
生花の下葉取装置に関する。
従来の技術 実開平2−57348号公報の生花選別機には、搬送され
る生花の茎の基端部(根元部)に摺接する葉落し部材を
茎の末端部方向へ平行移動または回転させて下葉を除去
する下葉取装置が開示されている。無端帯にゴム等の弾
性突起を突設した葉落し部材を茎に摺接しても、特に横
向きの下葉は摺り落すのが難しいし、細い鋼線のような
ブラシ毛を植設したブラシや回転ブラシの葉落し部材は
ブラシ毛の腰が弱いので、確実に下葉を摺り落すことが
できない。葉落し部材を茎の根元部の上面および下面に
摺接しても下葉を完全に除去することことができなかっ
たので、この考案の下葉取装置は実用化できていない。
実公昭60−38354号公報の生花下葉取機用回転ブラシ
は、比較的硬い合成樹脂製線を束ねたブラシと軟質樹脂
棒群とを有した回転ブラシで、ブラシの毛先に上下の段
差を設けて山形に構成されている。この回転ブラシは、
多数の生花の花に近い側を作業者が手で握って何回も前
後左右にしごくことによって、多数本の生花の下葉を同
時に掻き落とす下葉取装置に使用するものである。この
場合も、山形のブラシの毛先は生花の根元部を包み込ん
で摺動するが、前記公報の下葉取装置と同様に、下葉除
去を完全に行なうことは難しく、実用化は未だされてい
ない。
考案が解決しようとする課題 従来の合成樹脂製ブラシや軟質樹脂棒群を有する平行
移動型または回転ブラシを、一本ずつ移送される生花の
下葉取りに使用すると、移送中の生花は前後左右のしご
き動作をされないから所定長(17〜20cm程度)の下葉全
部をきれいに掻き取ることができない。のみならず、腰
の強い軟質樹脂棒群の先端で、根元部の同じ部位が繰り
返し叩かれるので、茎に叩き傷や擦り傷ができ易く、極
端な場合は根元部が潰れて千切れる恐れすらある。さら
に、従来のブラシなどは構造が複雑で高価であり、保守
交換作業も面倒であるという問題があった。
本考案は、前述の問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、構造や保守交換が簡単で、コス
トも安く、しかも葉落しはほぼ完全に行なえる下葉取装
置を提供することにある。また本考案の他の目的は、生
花選別機に付設して移送中の生花の下葉取りを自動的に
行なうことのできる下葉取装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案の下葉取装置は、処理対象の生花の根元部と予
定間隔をおいて、かつこれとほぼ直交するように配置さ
れる回転軸と、前記回転軸に結着された少なくとも1本
の、屈曲自在の弾性ヒモとを具備し、前記弾性ヒモの長
さは前記予定間隔よりも長く設定され、前記回転軸は前
記弾性ヒモが前記根元部の位置でその基端部に向けて回
転する方向に駆動される。
前記の下葉取装置は、処理対象の生花の根元部を含む
平面の両側に、対向して少なくとも1対設けられ得る。
またこのような下葉取装置は、一対の無端チェーンに所
定間隔で並設した支持杆の花受腕に生花を載置して移送
し、生花を選別する生花選別機の、無端チェーンの回動
によって移送される生花の根元部と対向する位置に、前
記無端チェーンの進行方向とほぼ平行に、その回転軸を
配置することによって生花選別機に好適に組込まれる。
作用 回転軸に結着されて回転している弾性ヒモは、自由回
転状態ではほぼ直線状をなしているが、生花の葉や葉柄
に衝突して自由回転が妨げられると、当該葉柄や葉の部
分を衝撃的に強く叩くと同時に、慣性力によって、それ
よりも先端の部分が、葉や葉柄との衝突点からさらに回
転方向へ曲がり込んでこれに巻き付くように屈曲変形
し、これによって葉や葉柄はこれとほぼ直交する力で確
実に叩き落とされる。上下の弾性ヒモの先端同士が回転
中に互いに衝突しても、ヒモは衝撃を吸収しながら円滑
にすれ違うので回転には何ら支障を生じない。弾性ヒモ
は表面が軟らかく折曲自在なので、生花の茎に傷つける
ことなく、根元部の全周の下葉を完全に叩き落とす。葉
の除去範囲はヒモの長さ調整によって自由に変更可能で
ある。
実施例 本実施例は、本考案の下葉取装置を生花自動選別機に
適用したものである。
左右の機枠1,1の前後に取付けた軸受2,3に回動自在に
軸支されているチェーン駆動軸4と従動軸5に複数のチ
ェーンホイール6,6を楔着し、等間隔で送りピン7を固
着した生花移送用無端チェーン8がチェーンホイール6,
6に懸回されている。機枠1に固着した底板9の上面に
は、無端チェーン8に沿って先端に生花案内杆10を溶着
した生花載置バー11が固着されている。12は生花先端当
板、13は生花茎切断刃、14は機枠に取付けた切断用モー
タ、15は生花計量用の一対の無端チェーンで、一対の生
花計量用無端チエーン15には周知の如く花受腕を備えた
支持杆が等間隔で並設されている。
生花の先端を生花先端当板12に当接させて生花載置バ
ー11上に生花を供給すると、生花移送用無端チェーン8
の送りピン7によって生花は前方(第2図の矢印A方
向)へ移送され、生花茎切断刃13で定寸に切断された生
花が、生花案内杆10から生花移送用無端チェーン8と同
期回動している生花計量用無端チェーン15の花受腕上に
落下して生花の重量別選別が行なわれる。
以上のような既知の生花選別機に本考案の1実施例で
ある下葉取装置20が付設されている。長いコ字状のブリ
ッジ21と短いL字状ブリッジ22に連結板23,24を溶着
し、ブリッジ21を左右の機枠1,1に取付け、ブリッジ22
を片側の機枠1(第2図の右側)に取付ける。ブリッジ
22の上方に溶着した鉄板25にモータ26を固着し、ブリッ
ジ21の上方に溶着した鉄板27に軸受28を取付ける。軸受
28に回動自在に支承した回転軸29をモータ26とカップリ
ングを介して連結する。前記底板9の下面に設けたモー
タ取付板31にモータ32を固着し、ブリッジ21,22に取付
けた軸受33,34に軸支されている回転軸30をモータ32の
出力軸とカップリング35で連結する。このように移送さ
れてくる生花の根元部の上下にモータ26,32に直結した
回転軸29,30が設けられている。
上下の回転軸29,30は互いに対向しないように複数個
の孔36が第3図、又は第4図のように穿孔されている。
それらの孔36に直径2〜4粍程度のウレタンゴムヒモ、
アメゴムヒモ等の表面が軟かく折曲自在の弾性ヒモ37を
通して両端を揃えた後、ビニール製結束バンドで回転軸
29,30に弾性ヒモ37を結着する。第3図のように弾性ヒ
モ37を結着すると、回転軸29,30を回転したとき、弾性
ヒモ37はそれ自体の遠心力によって一文字状のプロペラ
のように回転する。
一方、第4図のように2つの孔36に通して回転軸の表
と裏に弾性ヒモ37を結着すると共に上下にも結着して4
本の弾性ヒモにすると、十文字状の形状を保って回転す
る。2つの孔にすると2〜6本の弾性ヒモを結着でき、
下葉の掻き取りの難易に応じて本数を加減できる。
弾性ヒモ37の長さは、第5図に示すように弾性ヒモを
相反する方向に回転したときに、上下の弾性ヒモの先端
部の軌跡が互いに重なる長さ、すなわち上下回転軸29,3
0間の距離よりも上下のヒモの長さの和が大となるよう
にする。この重なり長さ(第5図の1)によって下葉除
去範囲が定まる。弾性ヒモ37はニッパーや鋏で容易に切
断でき、また交換も極めて容易であるるので、作業者が
所望の下葉除去範囲に選定することができる。
41はブリッジ21に上下方向に調整自在にボルト締めし
た生花押さえ杆であり、弾性ヒモ37で下葉を叩き落とす
ときに生花の移送姿勢が崩れないようにしている。42は
連結板24に螺着した薄いゴム板の下葉飛散防止カバーで
あり、生花押さえ杆41の近くまで垂れ下がっている。43
はブリッジ21と22の上面と外側面を覆う下葉飛散防止カ
バーであり、蝶ねじで着脱自在にブリッジ21,22に螺着
されている。そして下葉取装置20の下方の底板9は切欠
いてあって、叩き落された下葉や切断した茎が下方へ落
下するようになっている。
前記実施例は、生花移送用無端チエーン8と生花計量
用無端チェーン15を備えた生花選別機に本考案の下葉取
装置を適用した例であるが、例えば特開昭62−24784号
公報の選花機のように、生花計量用無端チェーンに並設
した支持杆の花受腕に直接生花を投入する形式の生花選
別機の場合には、左右の機枠の上下に2つのブリッジを
並設して、一対の無端チェーンの回動によって移送され
る生花の根元部の上下に、本考案の下葉取装置の一対の
回転軸を設ければ良い。
又前記実施例では回転軸に穿孔して弾性ヒモの中間を
結着したが、回転軸にピンを植設したり、鈎片を溶着し
て弾性ヒモの一端を取付けるようにしても良い。弾性ヒ
モは、生花の茎に傷をつけないで下葉をきれいに叩き落
とせるものであればよくし、その材質や太さは、前記の
ものに限定するものではない。
考案の効果 以上のように本考案は、表面が軟らかく折曲自在の弾
性ヒモの回転によって下葉を衝撃し、下葉に直角方向の
衝撃力を加えて叩き落とすので、生花の茎に傷をつける
ことなく茎全周の下葉取りが完全に行なわれ、茎の所定
長範囲での下葉除去を実現することができる。弾性ヒモ
はニッパーや鋏で容易に切断でき、また回転軸への結着
交換も容易なので、作業者が何時でも所要の下葉除去長
さに応じた最適長さの弾性ヒモを取付けることができ
る。本考案の下葉取装置は構造が簡単で安価に製造がで
きる上に、これを生花選別機に付設するだけで移送中の
生花の下葉取りを自動的に行なうように性能を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の側面図、第2図はその平面
図、第3図と第4図は回転軸に弾性ヒモを結着した部分
の拡大平面図、第5図は弾性ヒモで下葉を叩き落とす状
態の説明図である。 8……生花移送用無端チェーン、15……生花計量用無端
チェーン、20……下葉取装置、29,30……回転軸、37…
…弾性ヒモ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理対象の生花の根元部と予定間隔をおい
    て、かつこれとほぼ直交するように配置される回転軸
    と、 前記回転軸に結着された少なくとも1本の弾性ヒモとを
    具備し、 前記弾性ヒモの長さは前記予定間隔よりも長く設定さ
    れ、前記回転軸は前記弾性ヒモが前記根元部の位置でそ
    の基端部に向けて回転する方向に駆動され、回転してい
    る弾性ヒモが前記生花の根元部の葉を衝撃して叩き落と
    すことを特徴とする生花の下葉取装置。
  2. 【請求項2】処理対象の生花の根元部を含む平面の両側
    に、前記根元部とほぼ直交するように配置され、互いに
    反対方向に駆動される少なくとも1対の回転軸と、 前記回転軸のそれぞれに結着された少なくとも1本の弾
    性ヒモとを具備し、 前記各回転軸の弾性ヒモの長さの和が前記各回転軸と前
    記平面間の距離の和よりも大であり、かつ前記回転軸は
    前記弾性ヒモが前記平面の位置で前記根元部の基端部に
    向けて回転するように駆動され、回転している弾性ヒモ
    が前記生花の根元部の葉を衝撃して叩き落とすことを特
    徴とする生花の下葉取装置。
  3. 【請求項3】一対の無端チェーンに所定間隔で並設した
    支持杆の花受腕に生花を載置して移送し、生花を選別す
    る生花選別機の、無端チェーンの回動によって移送され
    る生花の根元部と対向する位置に、前記無端チェーンの
    進行方向とほぼ平行に、その回転軸が配置されたことを
    特徴とする請求項1または2に記載の生花の下葉取装
    置。
JP1990057125U 1990-05-30 1990-05-30 生花の下葉取装置 Expired - Lifetime JP2548320Y2 (ja)

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JPH0417877U JPH0417877U (ja) 1992-02-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014210261A (ja) * 2014-05-16 2014-11-13 株式会社ケイ・アイ・ディ 重量選別装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6038354U (ja) * 1983-08-22 1985-03-16 株式会社 東海精器 電子ライタ−用発電装置
JPH0441817Y2 (ja) * 1988-05-23 1992-10-01

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