JP2547178Y2 - 産業車両のラジエータスクリーン除塵装置 - Google Patents

産業車両のラジエータスクリーン除塵装置

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JP2547178Y2
JP2547178Y2 JP1991083850U JP8385091U JP2547178Y2 JP 2547178 Y2 JP2547178 Y2 JP 2547178Y2 JP 1991083850 U JP1991083850 U JP 1991083850U JP 8385091 U JP8385091 U JP 8385091U JP 2547178 Y2 JP2547178 Y2 JP 2547178Y2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,フォークリフト等の産
業車両における,除塵効率に優れた,ラジエータスクリ
ーン除塵装置に関する。
【0002】
【従来技術】ラジエータは,図6に示すごとく,例えば
エンジン駆動のフォークリフトにおいて,該エンジン
(図示略)の冷却水を冷却するために配置されている。
そして,該ラジエータの前面には,両端に設けられたガ
イドレール6に沿って上下動するラジエータスクリーン
7が配設されている。該ラジエータスクリーン7には,
冷却風82と共に流入する塵埃(図示略)を濾過するた
めの金網70が枠体71に張設されている。
【0003】また,該ラジエータスクリーン7の前方に
は,ファンシュラウド81及びファン8が配設されてい
る。なお,符号61はブラケット,72は把手である。
そして,上記ラジエータスクリーン7は,金網70に塵
埃が付着するたび毎に,作業者が上記ガイドレール6よ
り取り外して,金網70に詰まった塵埃を水洗等により
除去している。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のラ
ジエータスクリーン7には,次の問題点がある。即ち,
上記ラジエータスクリーン7は,フォークリフトを使用
する場所等によって上記金網70に多量の塵埃が付着す
るため,該ラジエータスクリーン7の清掃の頻度が多く
なる。例えば,製材工場においては常時木粉等が空気中
に浮遊しているため,金網70に,木粉等が付着する割
合が多い。また,セラミック工場においても粘土粉等の
塵埃が多量に金網70に付着する。
【0005】このような場所においては,上記ラジエー
タスクリーン7をガイドレール6により清掃度ごとに取
り外して,毎日のように塵埃除去のための清掃作業をし
なければならない煩わしさがある。また,多量の塵埃を
水洗等により清掃すると,この水洗は人手による清掃作
業である。そのため,能率が悪く除塵効率に優れない。
本考案は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもの
で,除塵効率に優れ,除塵作業が簡便な,産業車両のラ
ジエータスクリーン除塵装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題の解決手段】本考案は,ラジエータの前面及び後
面を囲むよう環状に配置したスクリーンと,上記ラジエ
ータの上方及び下方と上記スクリーンの間にそれぞれ配
設され,上記スクリーンを回動させるための上下一対の
ローラーとよりなり,ローラーはそれぞれに除塵具を
有してなり,該除塵具は上記スクリーンの裏面側より該
スクリーンの表面側に突出する針状突起部を有すること
を特徴とする産業車両のラジエータスクリーン除塵装置
にある。本考案において,最も注目すべきことは,上記
ローラーは除塵具を有していることである。そして,該
除塵具は,それぞれにスクリーンの裏面側より表面側に
突出する針状突起部を有していることにある。
【0007】また,上記除塵具としては,例えば金属ワ
イヤ,セラミック繊維,金属繊維,樹脂繊維等で作った
ブラシを用いる。ここで,上記金属ワイヤは,例えばス
テンレス製ワイヤを用いる(実施例参照)。また,セラ
ミック繊維としては,炭化珪素(SiC)繊維,アルミ
ナ繊維,シリカアルミナ繊維等の各種繊維がある。ま
た,金属繊維としては,ステンレス,真ちゅうなどの各
種合金繊維がある。また,樹脂繊維としては,硬質のナ
イロン,PVC繊維などがある。
【0008】また,上記針状突起部は必ずしもブラシの
ように先端部が針状に毳立ったものに限らず,先端部が
丸味を有するプラスチック製の植毛のごとき突起物であ
っても良い。要するに,前記のごとく,スクリーンの裏
面側より表面側に突出して塵埃を除去し得るものであれ
ば良い。また,上記ローラーは,実施例1に示すごと
く,例えばモータ等の駆動装置により連続的又は間欠的
に回動するよう,設けることが好ましい。これにより,
人手によらず,自動的に効率良く除塵できる。また,上
記除塵具に加えて,実施例2に示すごとく,上記スクリ
ーンの外側に,別の除塵用固定ブラシを併設することが
好ましい。これにより,除塵効率が更に向上する。
【0009】
【作用及び効果】本考案においては,ラジエータを冷却
するために,ファンから風が送られる。このとき,この
送風に伴って,塵埃がラジエータの方向に送られる。し
かし,ラジエータは上記スクリーンによって,その前後
が囲まれているため,塵埃はスクリーンに付着し目詰ま
りする。そこで,このスクリーン上の塵埃はスクリーン
の回動と上記針状突起部とによって除去する。即ち,
記スクリーンに目詰まりした塵埃を除去するに当たって
は,上下一対のローラにより該スクリーンを回動させ
る。そして,上記除塵具の針状突起部はスクリーンの裏
面側よりその表面側に突出している。そのため,該スク
リーンが除塵具の位置まで回動してきたとき,その表面
に付着している塵埃は,針状突起部によって表面側へ押
し出される。そして,上下のローラによりラジエータの
上方または下方へ浮き上がった塵埃は,ラジエータより
も上流から送られてくるファンの風力によりラジエータ
の後方へ吹き飛ばされて除去される。それ故,ラジエー
タに塵埃が付着することがなく,ラジエータの熱交換機
能を十分に発揮させることができる。また,上記スクリ
ーンの網目には,ローラに設けた除塵具の針状突起部が
突出している。そのため,ローラを回転すれば,スクリ
ーンは針状突起部によって引っ張られ,ラジエータの前
面から後面にかけて環状に回動する。そのため,該スク
リーンの回動は,除塵具の回動と一緒に行うことがで
き,構造が簡単である。したがって,本考案によれば,
ラジエータに対する除塵効率に優れ,除塵作業に簡便
な,産業車両のラジエータスクリーン除塵装置を提供す
ることができる。
【0010】
【実施例】実施例1 本考案の実施例にかかるフォークリフトのラジエータス
クリーン除塵装置につき,図1〜図4を用いて説明す
る。本例のラジエータスクリーン除塵装置は,図1〜図
4に示すごとく,ラジエータの前面91及び後面92
を囲むよう環状に配置したスクリーン10と,上記ラジ
エータ9の上方及び下方と上記スクリーンの間にそれぞ
れ配設され,上記スクリーン10を回動させるための上
下一対のローラー11,12とよりなる。 また,該ロー
ラー11,12は除塵具としての金属ブラシ1を,その
表面にそれぞれ有している。そして,該金属ブラシ1
は,図1に示すごとく,上記スクリーン10の裏面側1
01より,該スクリーン10の表面側102に突出する
針状突起部100を有している。
【0011】針状突起部100は,ステンレス製ワイヤ
よりなる。そして,該針状突起部100は,上記ローラ
ー11,12の表面に,並列状態で多数毳立たせてあ
る。また,該針状突起部100は,上記スクリーン10
の網目の大きさよりも,小さい径を有する。
【0012】そして,ここで注目すべきことは,図1に
示すごとく,上記針状突起部100は,上記スクリーン
10の裏面側101より該スクリーン10の表面側10
2に突出した形状を有することである。これにより,ス
クリーン10の網目に詰まった塵埃を,該スクリーン1
0の表面側102へ押し出すことができる。更に注目す
べきことは,上記上下一対のローラ11,12を回動す
るに当たって,上記針状突起部100が該スクリーン1
0の網目内に係合し,該スクリーン10の回動を円滑に
することである。
【0013】また,上記ローラー11は,図2,図3に
示すごとく,パルスモータ16によって回動可能に配設
する。該モータ16は,カップリング17を介して,回
動軸18に連結する。また,上記モータ16は,電源1
3に連結されたコントローラ14に対し,電気的に接続
する。これにより,上記モータ16及び金属ブラシ1の
回動速度回動,停止を,自由にかつ自動的に制御でき
る。なお,符号15はベアリングである。
【0014】また,上記スクリーン10は,約6.5メ
ッシュの網目を有している。そして,該スクリーン10
は,ステンレス製よりなる。また,該スクリーン10の
網目には,上記金属ブラシ1が裏面側101より表面側
102へ突出し係合するよう,ラジエータ9の前面91
と後面92との間に配設する。また,上記ラジエータ9
は,図4に示すごとく,フォークリフトのエンジンルー
ム内においてブラケット93とファン8との間に配設す
る。そして,該ラジエータ9は,約2.5mmピッチの
網状コアを,その裏面側91と表面側92との両面に有
する。また,上記ファン8は,同図に示すごとく,エン
ジン80の回動軸85に連結されている。そして,冷却
風82は,該ファン8よりラジエータ9に送られ,その
後フード95を経て,外へ送風される。その他は,従来
と同様である。
【0015】次に作用効果につき,説明する。本例にお
いて,上記スクリーン10に目詰まりした塵埃を除去す
るに当たっては,上下一対のローラ11,12により該
スクリーンを回動させる。なお,このとき,上記ローラ
11,12を回動させるモータ16は,約0.2回/時
間とゆっくり回動させる。そして,上記除塵具の針状突
起部100はスクリーン10の裏面側101よりその表
面側102に突出している。そのため,該スクリーン1
0が除塵具の位置まで回動してきたとき,その表面に付
着している塵埃は,針状突起部100によって表面側1
02へ押し出される。このとき,上記塵埃は,ラジエー
タ9の上部と下部に設けてあるローラ11,12によっ
て,ラジエータ9の上方又は下方へ押し出される。そし
て,ラジエータ9の上方又は下方に浮き上がった塵埃
ファン8の風力により,ラジエータ9の後方へ吹き飛ば
されて除去される。それ故,ラジエータ9に塵埃が付着
することがなく,ラジエータ9の熱交換機能は十分に発
揮される。
【0016】また,上記スクリーン10の網目には,ロ
ーラ11,12に設けた除塵具の針状突起部100が突
出している。そのため,ローラ11,12を回転すれ
ば,スクリーン10は針状突起部100によって引っ張
られ,ラジエータ9の前面91から後面92にかけて環
状に回動する。そのため,該スクリーン10の回動は,
除塵具の針状突起部100の回動と一緒に行うことがで
き,構造が簡単である。したがって,本例によれば,人
手によることなく,フォークリフトのラジエータスクリ
ーンの塵埃を自動的にかつ効率良く行うことができる。
また,上記効果により,上記スクリーン10の網目を,
約6.5メッシュと細かくすることができる。
【0017】実施例2 本例は,図5に示すごとく,上記実施例1の産業車両の
ラジエータスクリーン除塵装置に,更にスクリーン10
の外側に固定ブラシ2を配設したものである。上記固定
ブラシ2は,上ロール11において,金属ブラシ1に対
向させてスクリーン10の外側面に横設する。また,こ
の固定ブラシ2は,下ロール12においても,上記と同
様に配設する。また,上記固定ブラシ2には,アーム2
1の先端部に,ステンレス製ワイヤ200を多数毳立た
せて設けてある。また,該ステンレス製ワイヤ200
は,塵埃を掻き落とし易くするため,比較的短くしてあ
る。
【0018】そこで,スクリーン10に目詰まりした塵
埃を除去するに当たっては,まず実施例1に示したごと
く,上記針状突起部100が回転するスクリーン10の
裏面側101より表面側102へ塵埃を押し出す。次い
で,上記固定ブラシ2が,上記塵埃を掻き落とすことに
なる。それ故,本例によれば,実施例1よりも更に除塵
効率を向上させることができる。また,上記実施例1と
同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる産業車両のラジエータスクリ
ーン除塵装置の要部拡大斜視図。
【図2】実施例1にかかる産業車両のラジエータスクリ
ーン除塵装置の平面図。
【図3】実施例1にかかる産業車両のラジエータスクリ
ーン除塵装置の正面図。
【図4】実施例1にかかるラジエータスクリーン除塵装
置を装着したフォークリフトの一部切欠側面図。
【図5】実施例2にかかる産業車両のラジエータスクリ
ーン除塵装置の側面図。
【図6】従来のラジエータスクリーン除塵装置の斜視
図。
【符号の説明】
1...金属ブラシ, 10...スクリーン, 100...針状突起部, 101...裏面側, 102...表面側, 11,12...ローラー, 9...ラジエータ, 91...前面, 92...後面,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータの前面及び後面を囲むよう環
    状に配置したスクリーンと,上記ラジエータの上方及び
    下方と上記スクリーンの間にそれぞれ配設され,上記
    クリーンを回動させるための上下一対のローラーとより
    なり, ローラーはそれぞれに除塵具を有してなり,該除塵具
    は上記スクリーンの裏面側より該スクリーンの表面側に
    突出する針状突起部を有することを特徴とする産業車両
    のラジエータスクリーン除塵装置。
JP1991083850U 1991-09-18 1991-09-18 産業車両のラジエータスクリーン除塵装置 Expired - Lifetime JP2547178Y2 (ja)

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JPS5811549B2 (ja) * 1978-10-16 1983-03-03 川崎重工業株式会社 多重効用吸収冷凍機

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