JP2546461Y2 - 自転車用の操作用レリーズワイヤ構造 - Google Patents

自転車用の操作用レリーズワイヤ構造

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JP2546461Y2
JP2546461Y2 JP1991043006U JP4300691U JP2546461Y2 JP 2546461 Y2 JP2546461 Y2 JP 2546461Y2 JP 1991043006 U JP1991043006 U JP 1991043006U JP 4300691 U JP4300691 U JP 4300691U JP 2546461 Y2 JP2546461 Y2 JP 2546461Y2
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正士 長野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自転車のブレーキ操作
用や変速操作用として使用される操作用レーリーズワイ
ヤの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような操作用のレリーズワイヤの
構造として、次のようなものがある。つまり、レリーズ
ワイヤのインナーの一端を人為操作具(例えばブレーキ
レバーや変速レバー等)に接続すると共に、このインナ
ーの他端を被操作部(例えばブレーキやディレーラー
等)に接続して、人為操作具の操作によりレリーズワイ
ヤのインナーを押し引き操作して被操作部を操作する構
造である。この場合、インナーの人為操作具側の端部か
ら被操作部側の端部の全域に亘って、アウターが被せら
れて操作用のレリーズワイヤが構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述の構造であると、
使用に伴って細かいゴミがアウターの内側に入り込んだ
りインナーの外面に錆が出てきたりすると、人為操作具
の操作時に固定側のアウター内にてインナーが摺動する
場合、このゴミや錆が抵抗になる。従って、インナーの
全域に亘って被せられるアウターの多くの部分にゴミの
入り込みや錆の発生が生じると、インナーの摺動に対す
る抵抗が大きなものになってしまい、人為操作具の操作
が重くなってしまう場合がある。本考案はインナーとア
ウターとで構成される操作用のレリーズワイヤにおいて
長期間使用しても操作が重くならないように構成するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は以上のよ
うな自転車用の操作用レリーズワイヤ構造において、次
のように構成することにある。つまり、レリーズワイヤ
のインナーの一端を人為操作具に接続し、前記インナー
の他端を被操作部に接続して、前記レリーズワイヤの人
為操作具側の端部と被操作部側の端部との間の部分に、
アウターにより前記インナーを収納する部分と、前記ア
ウターを無くして前記インナーを露出させた部分を設け
ると共に、この露出部分領域の前記アウターの端部にお
いて、アウターの外周部に対して一端を固定され、イン
ナーに対して他端を固定され、長手方向に伸縮自在なシ
ール部材を備えている。又、好適実施例において、前記
シール部材に前記他端を前記インナーに対して締め付け
固定するためのリング部材を備えることができる。更
に、好適実施例において、前記アウターの前記端部にア
ウターエンドキャップを固定し、前記アウターエンドキ
ャップ内にシールリングを備えることができる。
【0005】
【作用】従来構造のようにインナーの人為操作具側の端
部から被操作部側の端部に亘る全域ではなく、例えば図
1に示すように人為操作具側の端部から被操作部側の端
部の間にアウター8,9,10の無い部分を設けてやれ
ば、アウターとインナーとの接触面積がアウターの無い
分だけ少なくなる。これにより、例えゴミや錆が発生し
たとしてもこれらがアウターとインナーとの間で摺られ
るような状態が、アウターの無い分だけ少なくなる。
【0006】そして、ゴミ等がアウターの内側に入り込
み易いインナー露出側のアウターの端部において、例え
ば図2に示すようにシール部材18を取り付けているの
で、このシール部材18によりアウターの内側へのゴミ
等の入り込みを防止できる。又、このシール部材18の
端部がインナー7に対して固定され、長手方向に伸縮自
在であるためインナー7の摺動により連れて伸縮するの
で、インナー7の摺動に支障を来すこともないのであ
り、かつ、操作に伴ってアウターに出入りするインナー
部分に塵埃や水分が付着することを防止し、この面から
ゴミ等のアウター内への入り込みを効果的に防止する。
また、前記シール部材に前記他端を前記インナーに対し
て締め付け固定するためのリング部材を備えると、前記
シール部材の前記インナーに対する締め付け固定が簡単
な構造で確実に行うことができる。更に、好適実施例に
おいて、前記アウターの前記端部にアウターエンドキャ
ップを固定し、前記アウターエンドキャップ内にシール
リングを備える事により、防錆権防水用のグリスが漏洩
することを防止できる。
【0007】
【考案の効果】以上のように、自転車用の操作用レリー
ズワイヤにおいて、従来構造よりもアウターとインナー
との接触面積を少なくすること、及びアウターの内側に
ゴミ等が入り込まないようにすることにより、ゴミや錆
にてアウターとインナーとの間に大きな抵抗が発生する
ことを抑えることができて、人為操作具により被操作部
を長期に亘り抵抗少なく軽く操作できるようになった。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に自転車のフレーム1を示しており、前側の
ハンドル2にリヤ用の変速レバー3(人為操作具に相
当)とフロント用の変速レバー4とが並べて支持されて
いる。そして、リヤ用の変速レバー3と変速用のリヤデ
ィレーラー5(被操作部に相当)とに亘り、本考案のレ
リーズワイヤ6が接続されている。
【0009】次に、変速レバー3とリヤディレーラー5
とを接続するレリーズワイヤ6について説明する。図1
に示すように、変速レバー3とリヤディレーラー5とに
亘り一本のインナー7が接続されており、このインナー
7を覆うアウターとして3組の第1アウター8、第2ア
ウター9及び第3アウター10が備えられている。
【0010】第1アウター8においては一方の端部が変
速レバー3,4及びブレーキレバー11のホルダー12
に固定されると共に、反対側の端部がアウターストッパ
ー13によりフレーム1の前上側部分1aに固定されて
いる。第2アウター9においては一方の端部がアウター
ストッパー13により前上側部分1aに固定され、他方
の端部がアウターストッパー13によりフレーム1の後
上側部分1bに固定されている。第3アウター10にお
いては一方の端部がアウターストッパー13により後上
側部分1bに固定され、他方の端部がリヤディレーラー
5のボス部5aに接続されている。
【0011】以上のように、第1アウター8と第2アウ
ター9との間及び第2アウター9と第3アウターとの
間、つまり、フレーム1の前及び後上側部分1a,1b
に沿う部分においてアウターを無くしており、この部分
にてインナー7が露出するように構成している。
【0012】次に前述のインナー7の露出部分におい
て、第1,2,3アウター8,9,10とインナー7と
のシール構造について説明する。図2及び図1に示すよ
うに、第1,2,3アウター8,9,10の端部には金
属製のアウターエンドキャップ14が被せられて固定さ
れており、このアウターエンドキャップ14が金属製の
アウターストッパー13に保持されている。アウターエ
ンドキャップ14内には3組の金属製のブッシュ15が
配置され、両側のブッシュ15内にゴム製のシールリン
グ16が配置されており、各ブッシュ15内に防錆兼防
水用のグリスが充填されている。
【0013】以上のように、第1,2,3アウター8,
9,10の端部が、金属製のアウターエンドキャップ1
4及びアウターストッパー13によりしっかりと保持さ
れているので、インナー7が押し引き操作されても第
1,2,3アウター8,9,10の端部が変形し難い。
これにより、インナー7の押し引き操作時の操作力のロ
スが生じ難い。
【0014】アウターエンドキャップ14の端部からス
リーブ17が出ている。そして、ゴム製でジャバラの円
筒状であり長手方向に伸縮自在なシール部材18が、ス
リーブ17とインナー7とに亘り取り付けられており、
リング部材19によりシール部材18の両端がスリーブ
17及びインナー7に締め付け固定されている。
【0015】次に、第3アウター10におけるリヤディ
レーラー5側の端部のシール構造について説明する。図
3及び図1に示すように、リヤディレーラー5の固定の
ボス部5aにスリーブ20がネジ構造にて挿入螺合され
ており、このスリーブ20に第3アウター10のアウタ
ーエンドキャップ14が挿入され、スリーブ20に樹脂
製の操作部材21が回動操作自在に外嵌されている。
【0016】この操作部材21とスリーブ20との間は
スプライン構造となっており、操作部材21を回動操作
すると一緒にスリーブ20が回転してボス部5aとのネ
ジ構造にて紙面左右方向に移動する。そして、操作部材
21の紙面右側の端面とボス部5aの紙面左側の端面と
の間に凹凸が設けられており、操作部材21をボス部5
a側に付勢するバネ22が設けられている。これによ
り、操作部材21を回動操作することによって、リヤデ
ィレーラー5のボス部5aに対する第3アウター10の
位置を調節するのであり、操作部材21から手を離して
もバネ22の付勢及び凹凸のデテント作用により、操作
部材21がその位置から回動しないのである。
【0017】そして、ゴム製でジャバラの円筒状であり
長手方向に伸縮自在なシール部材18が、ボス部5aと
インナー7とに亘り取り付けられており、リング部材1
9によりシール部材18の両端がボス部5a及びインナ
ー7に締め付け固定されている。又、操作部材21側に
おいても防泥キャップ23が相対回転可能な状態で嵌め
付けられている。
【0018】又、図1に示すように、第1アウター8の
変速レバー3側の端部は変速レバー3の基部に直接取り
付けられておりインナー7が露出していないので、図3
に示すようなシール部材18は設けられておらず、防泥
キャップ23のみが取り付けられている。
【0019】図1に示すように、フロント用の変速レバ
ー4と変速用のフロントディレーラー25とに亘って
も、リヤ用の変速レバー3のレリーズワイヤ6と同様な
露出構造及びシール部材18を備えたレリーズワイヤ2
4が架設接続されている。
【0020】〔別実施例〕 前述の実施例においてはレリーズワイヤ6をフレーム1
の前及び後上側部分1a,1bに沿って配置したが、図
4に示すように、レリーズワイヤ6をフレーム1の前及
び後下側部分1c,1dに沿って配置してもよい。この
場合、図1に示す中間の第2アウター9を無くしこの部
分においてもインナー7を露出させている。そして、フ
レーム1の前及び後下側部分1c,1dの接続部に円弧
状のガイド部材25を固定して、このガイド部材25に
インナー7を沿わせている。以上のように、本考案のレ
リーズワイヤ6をフロント及びリヤディレーラー5,2
5に使用するのではなく、図1に示すブレーキレバー1
1とブレーキ(図示せず)とに亘り接続してもよい。図
1に示す構造では第3アウター10のリヤディレーラー
5側の端部にシール部材18を設け、第1アウター8の
変速レバー3側の端部にはシール部材18を設けていな
い。この場合、第3アウター10のリヤディレーラー5
側の端部にシール部材18を設けず、第1アウター8の
変速レバー3側の端部にシール部材18を設けてもよ
く、又、両方の端部にシール部材18を設けてもよい。
【0021】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速レバーとリヤディレーラーとに亘り接続さ
れるレリーズワイヤの状態を示す側面図
【図2】インナーの露出部分における各アウターの端部
の縦断側面図
【図3】リヤディレーラー側のアウターの端部の縦断側
面図
【図4】別実施例において変速レバーとリヤディレーラ
ーとに亘り接続されるレリーズワイヤの状態を示す側面
【符号の説明】 3 人為操作具 5 被操作部 6 レリーズワイヤ 7 レリーズワイヤのインナー 8,9,10 レリーズワイヤのアウター 18 シール部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レリーズワイヤ(6)のインナー(7)
    の一端を人為操作具(3)に接続し、前記インナー
    (7)の他端を被操作部(5)に接続して、前記レリー
    ズワイヤ(6)の人為操作具(3)側の端部と被操作部
    (5)側の端部との間の部分に、アウター(8),(9),
    (10)により前記インナー(7)を収納する部分と、
    前記アウター(8),(9),(10)を無くして前記イン
    ナー(7)を露出させた部分を設けると共に、この露出
    部分領域の前記アウター(8),(9),(10)の端部に
    おいて、アウター(8),(9),(10)の外周部に対し
    て一端を固定され、インナー(7)に対して他端を固定
    され長手方向に伸縮自在なシール部材(18)を備え
    ている自転車用の操作用レリーズワイヤ構造。
  2. 【請求項2】 前記シール部材(18)は前記他端を前
    記インナー(7)に対して締め付け固定するためのリン
    グ部材(19)を備えている請求項1に記載の自転車用
    の操作用レリーズワイヤ構造。
  3. 【請求項3】 前記アウター(8)、(9)、(10)
    の前記端部にはアウターエンドキャップ(14)が固定
    されており、前記アウターエンドキャップ(14)内に
    はシールリング(16)が配置されている請求項1また
    は2に記載の自転車用の操作用レリーズワイヤ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6099190U (ja) * 1983-12-14 1985-07-06 株式会社シマノ 自転車用操作ケ−ブル
JPH04134794U (ja) * 1991-06-08 1992-12-15 ブリヂストンサイクル株式会社 自転車用操作ワイヤガイド装置

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