JP2546349Y2 - 充電器 - Google Patents

充電器

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JP2546349Y2
JP2546349Y2 JP8090091U JP8090091U JP2546349Y2 JP 2546349 Y2 JP2546349 Y2 JP 2546349Y2 JP 8090091 U JP8090091 U JP 8090091U JP 8090091 U JP8090091 U JP 8090091U JP 2546349 Y2 JP2546349 Y2 JP 2546349Y2
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JP
Japan
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battery
voltage
charging
battery voltage
value
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栄治 薩摩
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、不活性電池に対して
も適切に充電できる充電器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に不活性状態(過放電してしまった
状態等)の電池を充電すると、その充電電圧特性は充電
開始直後に電池電圧が一旦急上昇し、その後すぐに降下
して安定し、この後緩やかに電池電圧が上昇することが
知られている。このような不活性電池に対しても適正な
充電を行うことができる充電装置は、例えば特開昭61
−288740号公報に示されている。この公報に示さ
れた充電方法は、被充電電池の電池電圧を測定し、その
測定電圧がピーク値よりも所定値だけ低下したことを検
出して充電を終了するものであって、電池電圧を周期的
に検出し、その検出電圧の増分が正になったときに充電
制御用の電圧検出を開始することを特徴としている。従
って、不活性状態の電池を充電する際に、該電池の充電
開始直後の電圧降下が満充電時の電圧降下と区別がつか
ずに充電を終了してしまうといった誤動作を防止でき
る。
【0003】ところで、例えばニッケル水素蓄電池のよ
うな二次電池の不活性状態にあるものは、充電末期にお
いて電池電圧にピーク値が現れないことがある。このよ
うな電池を充電すると、ピーク値が現れないために、前
述のようなピーク値よりも所定値だけ低下したことを検
出して充電を終了するようなことができない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は以上のよう
な従来の充電方法に鑑みてなされたものであり、被充電
電池の不活性状態を検出して、充電末期にピーク値が現
れないような電池に対しても適切に充電できる充電器を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、被充電電池
の電池電圧を測定し、その測定電圧がピーク値よりも所
定値だけ低下したことを検出して充電を終了する充電器
において、充電開始直後の電池電圧を検出して前段の検
出値と後段の検出値とを比較する不活性電池検出手段
と、不活性電池検出手段の比較の結果、後段の検出値が
小さいときに作動するタイマー手段と、タイマー手段が
作動して第1の所定時間後に電池電圧と基準電圧とを比
較する不活性度合検出手段とよりなり、不活性度合検出
手段の比較の結果、電池電圧が基準電圧より低いとき直
ちに充電を終了し、電池電圧が基準電圧より高いとき前
記タイマー手段の第2の所定時間後に充電を終了する。
【0006】
【作用】この考案によれば、不活性電池検出手段が充電
開始直後の電池電圧を検出して前段の検出値と後段の検
出値とを比較する。後段の検出値の方が大きければ電池
電圧が上昇しており、被充電電池が正常であることを判
定する。この場合、電池電圧がピーク値よりも所定値低
下することを検出したときに充電を終了する。一方、後
段の検出値の方が小さければ電池電圧が下降しており、
被充電電池が不活性状態であることを判定する。このと
き、タイマー手段が作動して第1の所定時間後に、不活
性度合検出手段が電池電圧と基準電圧とを比較する。電
池電圧が基準電圧よりも低いとき、被充電電池の電池電
圧は十分に回復していないので、深い不活性状態である
ことを判定し、充電を即座に終了する。一方電池電圧が
基準電圧よりも高いとき、被充電電池の電池電圧は回復
しており、浅い不活性状態であることを判定し、前記タ
イマー手段の第2の所定時間後に充電を終了する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。
【0008】1は商用交流を直流に変換する充電電源部
であり、被充電電池であるニッケル水素蓄電池2に充電
電流を供給する。3は充電電源部1とニッケル水素蓄電
池2との間に介挿されたスイッチング手段であり、ニッ
ケル水素蓄電池2への充電電流の供給をオンオフ切り替
えたり、充電電流の大小(トリクル充電電流と急速充電
電流)をコントロールする。4は充電中のニッケル水素
蓄電池2の電池電圧を周期的に検出する電池電圧検出手
段である。この電圧検出手段4は電池電圧を検出するこ
とによって、満充電の検出、不活性電池の検出及び不活
性度合いの検出を行っている。5はタイマ−手段であ
り、このタイマ−手段の出力によって前記スイッチング
手段3が制御されている。
【0009】以上のような構成において、この考案の充
電器にニッケル水素蓄電池2を装着して充電を開始する
と、充電電源部1からスイッチング手段3を介してニッ
ケル水素蓄電池2に充電電流を供給する。またこのと
き、電池電圧検出手段4がニッケル水素蓄電池2の電池
電圧を周期的に検出している。ここで、図2のフローチ
ャートに沿ってこの充電器の動作について述べると、ま
ず充電開始時、充電電源部1はニッケル水素蓄電池2に
トリクル充電電流を供給する。この間に電池電圧検出手
段4は電池電圧と第1の基準電圧とを比較する。電池電
圧が第1の基準電圧を越えていなければ、この電池はシ
ョートしていると判断して充電を即座に終了する。電池
電圧が第1の基準電圧を越えていれば充電を続行し、前
記スイッチング手段3によってトリクル充電から急速充
電に切り替える。急速充電の開始直後、電池電圧検出手
段4は前段の検出電圧と後段の検出電圧とを比較する。
後段の検出値の方が大きければ電池電圧が上昇してお
り、被充電電池が正常であることを判定する。この場
合、充電末期に電池電圧がピーク値よりも所定値低下す
ることを検出したときに充電を終了する。一方、後段の
検出値の方が小さければ電池電圧が下降しており、被充
電電池が不活性状態であることを判定する。このとき、
タイマー手段5が作動して第1の所定時間後に、電池電
圧検出手段4が電池電圧と第2の基準電圧とを比較す
る。電池電圧が第2の基準電圧よりも低いとき、被充電
電池の電池電圧は十分に回復していないので、深い不活
性状態であることを判定し、充電を即座に終了する。一
方電池電圧が第2の基準電圧よりも高いとき、被充電電
池の電池電圧は回復しており、浅い不活性状態であるこ
とを判定し、前記タイマー手段5の第2の所定時間後に
充電を終了する。
【0010】なお、この充電器は、電池電圧がピーク値
から所定値低下することを検出することによって満充電
の検出を行っているが、急速充電開始直後の不活性状態
を検出する際に、後段の検出電圧が前段の検出電圧より
も下回って、これを満充電時の所定値低下であると判断
して誤動作してしまわないように、満充電検出のための
充電制御は充電開始から所定時間だけ作動しないように
なっている。また正常な電池に対しても、万が一充電末
期にピーク値が現れない場合には、前記タイマー手段5
が作動して充電を停止するとともに、充電器に内蔵して
いるLEDが異常表示をするようになっている。
【0011】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、被充電
電池の不活性状態を検出して、充電末期にピーク値が現
れないような不活性状態にある電池に対しても、タイマ
ー手段によって所定時間後に充電を終了するので、満充
電に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック回路図である。
【図2】フローチャートである。
【図3】正常電池と不活性電池の充電電圧特性である。
【符号の説明】
1 充電電源部 2 ニッケル水素蓄電池 3 スイッチング手段 4 電池電圧検出手段 5 タイマー手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被充電電池の電池電圧を測定し、その測
    定電圧がピーク値よりも所定値だけ低下したことを検出
    して充電を終了する充電器において、充電開始直後の電
    池電圧を検出して前段の検出値と後段の検出値とを比較
    する不活性電池検出手段と、不活性電池検出手段の比較
    の結果、後段の検出値が小さいときに作動するタイマー
    手段と、タイマー手段が作動して第1の所定時間後に電
    池電圧と基準電圧とを比較する不活性度合検出手段とよ
    りなり、不活性度合検出手段の比較の結果、電池電圧が
    基準電圧より低いとき直ちに充電を終了し、電池電圧が
    基準電圧より高いとき前記タイマー手段の第2の所定時
    間後に充電を終了してなる充電器。
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