JP2541870Y2 - ひげ剃り用手鏡付き安全剃刀研ぎ器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本案は、安全剃刀をスポンジを利
用して簡単に研げるひげ剃り用手鏡付き安全剃刀研ぎ器
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、和洋式剃刀を研ぐ場合は特殊の道
具が必要であり、高度の技術を要した、安全剃刀のよう
な簡便なものは、使い捨てのものが多く、資源の無駄と
危険の増大が考慮されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】本案は、スポンジの材
質を利用した簡便な装置により、従来使い捨ての安全剃
刀を安易な操作によって研磨し、重複して使用する研ぎ
器の提供を目的とするものである。

【０００４】

【考案が解決するための手段】本案は、本体２に圧着板
３、３と、定着板５、５を対象的に設け、圧着板３、３
の上面に押圧部４、４をつけ、構成された空間に、スポ
ンジ１を装着し、本体２の裏面の適当箇所に鏡６を取り
付ける手段を講じたものである。

【０００５】

【作用】本案は、上記の構成より成るので、はめ込んだ
スポンジ１は圧着板３、３の上部に設けた押圧部４、４
の作用で、はめ込んだスポンジ１を強固に押しつけ、更
に、定着板５、５のために安定固定する。剃刀を上部よ
り押しつけなだら移動することにより刃先は研磨され
る。スポンジ１の表面を顕微鏡で観察すると、繊維質、
皮膜質（透明光沢膜）より構成される気孔部分より成る
ので、石鹸の除去作用と摩擦力の効果によって剃刀の切
れ味が向上するものである。

【０００６】

【実施例】以下、図面に示す実施例について詳細に説明
する。

【０００７】第１図は本考案の分解斜視図であって本体
１の大きさは通常の石鹸箱程度で一例を示すと縦１０ｃ
ｍ×横６ｃｍ×厚さ３ｃｍでよい、材質は水に強いもの
で合成樹脂が適当である、スポンジ１は通常の合成樹脂
の弾力のあるものがよい、本体２の上面にスポンジ１の
大きさよりやや小さめの空間を形成する適当位置に、圧
着板３、３を対象的に設ける、その上部に押圧部４、４
を設置する、他面に定着板５、５を対象的に設けて、本
体２の裏面に鏡６をつける。

【０００８】設置された本体２にスポンジ１を差し込む
と、第２図縦断面図に示すようにスポンジ１は押圧部
４、４で内部に押し込まれ、下部は圧着板３、３で広が
り、弾力をもって固着安定する。更に、固定板５、５に
よって横にずれることなくスポンジ１は弾力を保ちなが
ら本体２に固着して移動しない。

【０００９】本考案を使用するには、第３図横断面図の
ように、剃刀７を軽く押して前方に移動研磨する、この
場合スポンジ１の面上はあらかじめ石鹸で濡らして置く
と効果的である。４〜５回くりかいしの単純作業によ
り、刃先に付着していた皮膚脂肪や、ゴミ類をたやすく
除去して切れ味を増大することができる。本体２の裏面
にある鏡６を利用して剃ることが出来て便利である。

【００１０】本考案の、圧着板３、３の上部に取り付け
た押圧部４、４は図面上に示した棒状だけでなく、波型
突起、歯型、針状などと形状を変化することが可能であ
る。

【考案の効果】本案は、以上の構成より成るので、次の
効果がある。圧着板３、３押圧部４、４、の作用によっ
てスポンジ１は強固に固定され更に、定着板５、５によ
り脱離紛失がない。簡便に剃刀の研磨ができる。携帯に
便利、構造簡単、安価に製品化できる。ある程度の反復
使用が可能で、刃物の使い捨ての危険な弊害、資源の乱
費が防止される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図

【図２】本考案の縦断面図

【図３】本考案の横断面と実施図

【符号の説明】

１・・ス ポン ジ ２・・本 体 ３・・圧 着 板 ４・・押圧部 ５・・定 着 板 ６・・ 鏡 ７・・剃 刀

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本体（２）に押圧部（４）（４）を具備す
   る圧着板（３）（３）を設け、他面に定着板（５）
   （５）を設置し、構成された空間に、スポンジ（１）を
   装着して、本体（２）の裏面に鏡（６）を設けた、ひげ
   剃り用手鏡付き安全剃刀研ぎ器