JP2541805Y2 - ジャンパ線探索器 - Google Patents

ジャンパ線探索器

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JP2541805Y2
JP2541805Y2 JP1992065109U JP6510992U JP2541805Y2 JP 2541805 Y2 JP2541805 Y2 JP 2541805Y2 JP 1992065109 U JP1992065109 U JP 1992065109U JP 6510992 U JP6510992 U JP 6510992U JP 2541805 Y2 JP2541805 Y2 JP 2541805Y2
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JP
Japan
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signal
jumper
frequency
line
band
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992065109U
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English (en)
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JPH0623336U (ja
Inventor
外美夫 越野
薫紀 稲場
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電気通信用ケーブル間を
中継接続するためのジャンパ線施工及び撤去作業等に用
いるジャンパ線探索器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のケーブル芯線対照器は、布設区間
が既知であるケーブルにおいて、その中に収容されてい
る複数の芯線の中から当該芯線を特定するもので、ケー
ブルの一端から被探索芯線に信号を送出し、他端にて受
信器でその信号を感知して“対照”するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、このようなケ
ーブル芯線対照器は、ケーブルの両端が既知の場合にお
いて、その複数の芯線の中から1本を特定するように対
照するのみの機能であるため、“行方不明のジャンパ
線”の探索対照等に利用することは非常に困難である。
この理由は次の通りである。 現用回線に使用するためには信号を帯域(0.3〜
3.4kHz)外としなければならないが、従来のもの
は搬送波は帯域外であるが、受信器で聞き取れるように
可聴周波数(帯域内)で振幅変調しているため、この成
分がフィルタで充分除去されず、また、端末機器内で復
調され、符号線の場合はエラーを生じたり、電話回線の
場合は受話音に混入される等影響を与えてしまうことが
あった。(特公昭45−17449号及び特公昭38−
17789号参照)。 従来は被探索芯線の両線間に微弱信号を送出してい
たが、両線間に送出すると信号の伝送区間(ケーブル又
はジャンパ線等)で双方の線に流れる電流が互いに逆位
相であることから打ち消され、信号が空間に発射されな
くなり、従って任意の中間位置で感知することは不可能
である。また、両線間に直接大きいレベルの信号を送出
すると装置等へ過大入力となって影響を与える恐れがあ
る。
【0004】本考案の目的は、現用回線にも影響を与え
ることなく使用でき、かつジャンパ線の行先が全く不明
な場合でも、任意の中間位置で当該ジャンパ線から発射
(誘導)される信号を感知しながら追跡して探索するこ
とができるジャンパ線探索器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案のジャンパ線探索器は、非可聴低周波で振幅
変調した音声周波帯域外の高周波信号を被探索ジャンパ
線の片線とアース間に不平衡形式で送出する送信器と、
前記被探索ジャンパ線から発射される前記高周波信号の
電波を検知して前記非可聴低周波で断続する可聴周波信
号として聴取する受信器とを備えた構成を有している。
【0006】
【作用】本考案は、帯域外でかつジャンパ線から発射し
やすく、また他のジャンパ線への誘導結合を少なくする
ため搬送波の周波数を約30kHzとし、他の雑音等と
識別するため断続音とした。さらに、この断続時にクリ
ックが発生するのを防止するため帯域から十分離れた約
2Hzの正弦波を用いて帯域内に不要周波数が混入しな
いようにした。このままでは両者共非可聴周波数である
ため聞こえないので、受信器でビートを発生させ約1k
Hzの断続音に変換することにした。信号をジャンパ線
の一端(L1 またはL2 の一心線)とアース間に不平衡
形で送出することによりジャンパ線にアンテナの役目を
させ、受信器で任意の中間位置でしかもケーブル等で発
信器と直接接続することなく発射される信号を感知しや
すいようにした。また、端末器の入力は平衡形となって
いるため、不平衡形で送出すると端末器への発信器から
の入力レベルが20dB以上低下し、端末器への影響も
防止できることとなる。すなわち、従来の技術とは信号
の変・復調方法及び送出方法並びに受信方法が異なる。
【0007】
【実施例】図1は本考案に用いる発信器100の実施例
(回路図)であって、1は約2Hzの非可聴周波数を発
生させるためのウィーンブリッジ型の「変調信号発生
部」で、他の信号や雑音等と識別させるため搬送波を2
Hzで断続するためのものであり、現用信号に影響を与
える帯域内への高調波成分の発生を防止するため歪の少
ない正弦波とする必要がある。2は帯域外周波数である
約30kHzの搬送波を発生させ、かつ振幅変調(2H
zで断続)するための「搬送波発振(変調)部」で、帯
域内への高低調波成分の発生を防止するため歪の少ない
正弦波を発生させると共に変調も歪が少なくなるように
配慮する必要があり、このためハートレー発振回路とベ
ース変調回路を採用した。3は変調信号の高調成分を十
分減衰させるための「フィルタ部」である。4は約+1
0dBmの発信出力を得るための「増幅部」で、高低調
波成分の発生を防ぐため直線性を良好にする必要があ
る。出力インピーダンスは、回線のインピーダンスを低
下させないように約1KΩの不平衡形とし、直流的にし
ゃ断してジャンパ線のいずれか片線とアース間に信号を
送出する。また、回線のインピーダンスの「ばらつき」
によって出力レベルが異なるため、出力メータを設けて
常に一定の出力レベルで送出するように出力調整を行う
こととする。
【0008】図2は本考案に用いる受信器200の実施
例(回路図)であって、11は誘導コイル又は金属針の
「センサ部」で、ジャンパ線から発射される信号を検出
する。12は検出した信号を増幅する「受信部」で、約
30kHz以上の帯域と約50dB(可変)の利得を必
要とする。13は「ビット信号発生部」で、搬送周波数
(30kHz)より出力周波数(1kHz)分高い(又
は低い)周波数(31kHz又は29kHz)を発生さ
せてビートをつくり、可聴周波数(1kHz)の受信出
力を得る。発信器で2Hzで断続(振幅変調)している
ため、受信出力も1kHzの断続(2Hz)となって他
の雑音等と識別可能である。ビート周波数が電圧変動等
で変動すると出力周波数も変動して聞きづらくなるため
電源回路に発光ダイオードを用いた安定回路を設けてあ
る。14はスピーカ又はレシーバから出力させるための
「可聴周波増幅部」で、約1W(可変)の出力を得る。
ただし、広い帯域も特に良好な直線性も必要としない。
【0009】なお、ジャンパ線相互間の誘導結合が大き
い場合には端子板にて当該端子の特定が困難なこともあ
るので、発信器出力を両線に送出すれば互いに打ち消し
合って誘導(空間へ発射)されなくなる作用を利用する
ために“片線送出一両線送出”の切替えスイッチを発信
器に設けてある。
【0010】図3は、本考案装置の使用例を示すもの
で、発信器100の出力は、被検索ジャンパ線の片線と
アース線との間に印加される。これにより、ジャンパ線
がアンテナの役目をして発信信号が電波として発射され
る。従って、発信信号を受信器200により、順序1,
2,3のように検知しながらそのジャンパ線の行先を確
認することができる。
【0011】図4は、本考案装置を用いた場合の実測例
であり、(a)は不平衡で信号を送出した時のジャンパ
線間レベル、(b)は同条件での他のジャンパ線への漏
れ誘導結合度(−56dB)、(c)は同条件での発信
器からの不要信号成分である。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、搬送波及び変調信号を非可聴周波でかつ帯域から
十分離れた周波数としたことにより帯域内の成分が除去
される。端末器で復調されても変調信号が2Hzの非可
聴周波数であるこめ聞こえず、また信号自体にも干渉等
を与えることはないため、現用回線に影響を与えること
なしに使用することができる。また、片線とアース間に
不平衡形で信号を送出するため信号の空間への発射(誘
導)が容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いる発信器の1例を示す回路図であ
る。
【図2】本考案に用いる受信器の1例を示す回路図であ
る。
【図3】本考案装置の使用例を説明するための接続図で
ある。
【図4】本考案装置の使用時の実測例を説明するための
略図である。
【符号の説明】
1 変調信号発生器 2 搬送波発信変調部 3 フィルタ部 4 増幅部 11 センサ部 12 受信部 13 ビート信号発生部 14 可聴周波増幅部 100 発信器 200 受信器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非可聴低周波で振幅変調した音声周波帯
    域外の高周波信号を被探索ジャンパ線の片線とアース間
    に不平衡形式で送出する送信器と、 前記被探索ジャンパ線から発射される前記高周波信号の
    電波を検知して前記非可聴低周波で断続する可聴周波信
    号として聴取する受信器とを備えたジャンパ線探索器。
JP1992065109U 1992-08-26 1992-08-26 ジャンパ線探索器 Expired - Lifetime JP2541805Y2 (ja)

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JP1992065109U JP2541805Y2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 ジャンパ線探索器

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Publication Number Publication Date
JPH0623336U JPH0623336U (ja) 1994-03-25
JP2541805Y2 true JP2541805Y2 (ja) 1997-07-23

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