JP2538540B2 - 光学活性カルボン酸及び関連中間体の製造方法 - Google Patents

光学活性カルボン酸及び関連中間体の製造方法

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JP2538540B2 JP7126823A JP12682395A JP2538540B2 JP 2538540 B2 JP2538540 B2 JP 2538540B2 JP 7126823 A JP7126823 A JP 7126823A JP 12682395 A JP12682395 A JP 12682395A JP 2538540 B2 JP2538540 B2 JP 2538540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性α−アリール
アルカン酸類の製造方法に係り、また詳細には光学活性
ケタール類を転位させることによる上記酸類の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のα−アリールアルカン酸は、それ
らの薬剤特性(抗炎症、鎮痛)に対して公知である。
【0003】これらは、イブプロフェン(Ibupro
fen)として公知の2−(4−イソブチルフェニル)
−プロピオン酸、フェノプロフェン(Fenoprof
en)として公知の2−(3−フェノキシフェニル)−
プロピオン酸、フルールビプロフェン(Flurbip
rofen)として公知の2−(2−フルオロ−4−ジ
フェニル)−プロピオン酸、スプロフェン(Supro
fen)として公知の2−〔4−(2−チエニルカルボ
ニル)−フェニル〕−プロピオン酸、(S)異性体がナ
プロキセン(Naproxen)として公知の2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸等を含んで
いる。
【0004】別の群のα−アリールアルカン酸は,除虫
菊殺虫剤の製法の中間体として有用である。これらは2
−(4−クロロフェニル)−3−メチル−酪酸及び2−
(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチル−酪
酸を含んでいる。
【0005】適当なα−官能化アルキル−アリール−ケ
トンのケタールを転位することによるα−アリールアル
カン酸をつくる各種の方法、例えば、ヨーロッパ特許出
願第34871号及び第35305号(ブラシム)、第
48136号(サガミ)及び第101124号(ザンボ
ン)及び化学協会誌、パーキン、アイ、11、2575
(1982)及び応用化学、国際版、23、413、
(1984)に記載される方法が公知である。
【0006】光学活性α−官能化アルキル−アリール−
ケトンをつくりまたこれらから対応するケタールをつく
りかつ公知の方法によってそれらに転位することも公知
である(ヨーロッパ特許出願第81993号、シンテッ
クス)。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願人は、本発明の対
象すなわち、転位によって光学活性α−アリールアルカ
ン酸を生成する光学活性α−官能化アルキル−アリール
−ケトンを直接つくる方法を発見した。
【0008】本発明による方法は、式
【0009】
【化4】 [式中、Arは、置換されていてもよいアリールを示
し、Rは、C1−C4アルキルを示し、Xは、水素原子、
塩素、臭素或は沃素原子、或はヒドロキシル、アシルオ
キシ、アルキルスルホニルオキシ或はアリールスルホニ
ルオキシ基を示し、R1、R2、R3及びR4は、水素原
子;1〜4個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−C10アルキル、C1−C4アルコキシ、ヒドロキシ
ル、ホルミル、アルキレンジオキシ或はベンジルオキシ
基;1から3個のハロゲン原子、C1−C4アルキル或は
1−C4アルコキシで置換されていてもよいフェニルを
示し; 或はR1、R2、R3及びR4の1つだけがカルボキシル或
は光学活性アルコールを含むアルキルエステル、アミド
或いはアルカリ塩の1つを示し;或はR1及びR3或はR
2及びR4がともにアルキル置換されていてもよいトリ或
はテトラメチレン鎖を構成し、かつ星印によって指示さ
れた炭素原子の少なくとも1つが非対称中心となるよう
に置換基R1、R2、R3及びR4がされ、また星印によっ
て指示された両炭素原子が非対称である場合式1−Aが
光学活性になるという条件である。]で表わされるケタ
ールのハロゲン化から成る。
【0010】化合物I−Aのハロゲン化は、式
【0011】
【化5】 で表わされる化合物をもたらし、(式中Ar、R、
1、R2、R3及びR4は式I−Aに対して示される意味
をもちまたX2は、塩素、臭素或は沃素原子を示す。) 必要に応じて、化合物I−Bから式
【0012】
【化6】 で表わされる化合物をつくることができ、(式中Ar、
R、R1、R2、R3及びR4は、式I−Aに対して示され
る意味をもちまたX3は、ヒドロキシル、アシルオキ
シ、アルキルスルホニルオキシ、或はアリールスルホニ
ルオキシ基を示す)。
【0013】式I−A、I−B及びI−Cの化合物は新
規である。
【0014】従って本発明の対象は、式
【0015】
【化7】 (式中Ar、R、R1、R2、R3及びR4は、式I−A、
I−B及びI−Cに対して示される意味をもちまたX
は、水素原子、塩素、臭素或は沃素原子、或はヒドロキ
シル、アシルオキシ、アルキルスルホニルオキシ或はア
リールスルホニルオキシ基を示し;置換基R1、R2、R
3及びR4は星印によって指示される炭素原子の少なくと
も1つが非対称の中心になるようにされており、Xが水
素原子である場合ですら、式Iの化合物は光学活性にさ
れている)。で表わされる化合物である。
【0016】化合物I−Aのハロゲン化反応は、驚くべ
きことに置換基X2を有する炭素原子によって構成され
る非対称中心に関して2つのジアステレオ異性体の1つ
が優勢である式I−Bの化合物をもたらすように立体選
択性のように進行する。
【0017】このようにして化合物I−Bは、立体選択
性に得られ、この化合物では星印によって指示される炭
素原子の配置に従って、R或はS配置に置換基X2を有
する炭素原子を備える異性体が優勢である。
【0018】化合物I−Bが化合物I−Cへ転位される
条件に従って、化合物I−Cは、化合物I−Bの同じ非
対称中心の配置に関して置換基X3を有する炭素原子で
その配置を維持或は反転する。
【0019】公知の方法により化合物I−B或は化合物
I−C(これではX3がヒドロキシルと異なる)を転位
することは、式
【0020】
【化8】 の対応する光学活性α−アリールアルカン酸、(式中A
r及びRは、式I−Aに示される意味をもち)或は2つ
の鏡像異性体の1つが優勢であるエステルのようなそれ
らの官能誘導体(functional derivatives)をもたら
す。
【0021】所要光学活性形状は、それぞれ化合物I−
B及びI−Cの置換基X2或はX3を有する炭素原子の配
置に左右され、またこの非対称中心が主としてS配置を
もつ場合特に対応するα−アリールアルカン酸が主とし
てS配置をもつだろう。
【0022】式I−Aの化合物は、式
【0023】
【化9】 (式中A及びRは式I−Aに対して示される意味をも
つ)で表わされる適当なアリール−アルキル−ケトン
を、
【0024】
【化10】 (式中R1、R2、R3及びR4は式I−Aに対し示される
意味をもつ)で表わされる光学活性ジオールと反応させ
ることによってつくられる。
【0025】化合物IIと化合物IVとの間の反応は、トリ
アルキルオルトホルメートのような脱水剤の存在下、或
は反応している間生成される水を共沸蒸留することによ
って行なわれる。
【0026】これと異なり、式I−Aの化合物は、トラ
ンスケタル化、すなわちジオールIVのケタールとケトン
III を反応させることによってつくることができる。
【0027】トランスケタル化によって式Iの化合物を
つくるに有用であるジオールIVのケタールの例は、アセ
トンとジオールIVのケタル化によって得られる2,2−
ジメチル−1,3−ジオキソラン誘導体を含む。
【0028】式III の化合物は、下記を含む。すなわ
ち、1−(4−イソブチル−フェニル)−プロパン−1
−オン、1−(3−フェノキシ−フェニル)−プロパン
−1−オン、1−(2−フルオロ−4−ジフェニル)−
プロパン−1−オン、1−〔4−(2−チエニルカルボ
ニル)−フェニル〕−プロパン−1−オン、1−(6−
メトキシ−2−ナフチル)−プロパン−1−オン、1−
(5−ブロモ−6−メトキシ−2−ナフチル)−プロパ
ン−1−オン、1−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)
−プロパン−1−オン、1−(4−クロロフェニル)−
3−メチル−ブタン−1−オン、1−(4−ジフロロメ
トキシ−フェニル)−3−メチル−ブタン−1−オン。
【0029】式IVの化合物は、下記を含む。すなわち、
(2R)−1,2−プロパンジオール、(2S)−1,
2−プロパンジオール、(2R,3R)−2,3−ブタ
ンジオール、(2S,3S)−2,3−ブタンジオー
ル、(1R)−1−フェニル−1,2−エタンジオー
ル、(1S)−1−フェニル−1,2−エタンジオー
ル、(1R,2R)−1,2−ジフェニル−1,2−エ
タンジオール、(1S,2S)−1,2−ジフェニル−
1,2−エタンジオール、(2R)−2−メチル−1,
2−ブタンジオール、(2S)−2−メチル−1,2−
ブタンジオール、(2R,3R)−2,3−ペンタンジ
オール、(2S,3S)−2,3−ペンタンジオール、
(2R,3R)−1−クロロ−2,3−ブタンジオー
ル、(2S,3S)−1−クロロ−2,3−ブタンジオ
ール、(3R,4R)−3,4−ジメチル−3,4−ヘ
キサンジオール、(3S,4S)−3,4−ジメチル−
3,4−ヘキサンジオール、(3R,4R)−3,4−
ヘキサンジオール、(3S,4S)−3,4−ヘキサン
ジオール、(R)−3−ベンジルオキシ−1,2−プロ
パンジオール、(S)−3−ベンジルオキシ−1,2−
プロパンジオール、(1R,2R)−シクロヘキサンジ
オール、3−メチル−(1R,2R)−シクロヘキサン
ジオール;のような置換されていてもよい脂肪族ジオー
ル;(2R)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオン酸、
(2S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオン酸、メチ
ル(2R)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオン酸塩、
メチル(2S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオン酸
塩、エチル(2R)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオ
ン酸塩、エチル(2S)−2,3−ジヒドロキシ−プロ
ピオン酸塩、(2R)−2,3−ジヒドロキシ−プロピ
オンアミド、(2S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピ
オンアミド、N,N−ジメチル−(2R)−2,3−ジ
ヒドロキシ−プロピオンアミド、N,N−ジメチル−
(2S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオンアミド、
(2R,3R)−2,3−ジヒドロキシ−ブタン酸、
(2S,3S)−2,3−ジヒドロキシ−ブタン酸、エ
チル(2R,3R)−2,3−ジヒドロキシ−ブタン酸
塩、エチル(2S,3S)−2,3−ジヒドロキシ−ブ
タン酸塩のようなカルボン酸及び誘導体;D(−)−ア
ラビノース、L(+)−アラビノース、D(+)−アラ
ビトール、L(−1)−アラビトール、5−デオキシ−
L−アラビノース、D(−)−リボース、L(+)−リ
ボース、2−デオキシ−リボース、D(+)−キシロー
ス、L(−)−キシロース、D−マンニトール、1,2
−5,6−ジ−o−イソプロピレン−D−マンニトー
ル、L(−)−マンノース、D(+)−マンノースのよ
うなアセタニドとして部分的に多分保護される糖及び誘
導体;および学術印刷会社出版(1984)、ジェー.
デー.モリソン及びジェー.ダブリュー.スコットによ
る“非対称合成”第4巻10〜57頁で報告されるジオ
ール構造を含む各種の化合物。
【0030】式III の化合物は、適当な芳香族化合物と
選択される塩化アシル(例えば塩化プロピオニル)との
間でのフリーデルクラフト反応により容易につくること
ができる公知の化合物である。
【0031】式IVの化合物は、同様公知の化合物であり
かつしばしばクロマトグラフ法によって分離することが
できる少なくとも立体異性体の混合物として市場で入手
できるか或は容易につくることができる。式IVの化合物
のうちには、ケタール形状(例えばアセタニド)で使用
できるものもあり、それらから、これまで説明したよう
に化合物I−Aを同様につくることができる。
【0032】式I−Aの化合物では、2つ或は3つの非
対称中心(置換基Ar及びRの他の非対称中心を考え
ず)があり、それらが以下に示される式において文字
a,b及びcによって指示されていることに注意するの
が重要である。すなわち、
【0033】
【化11】 3つの非対称中心(a,b及びc)は、R1がR2と異な
り、R3がR4と異なりまた置換基対R1及びR2が対R3
及びR4と異なる場合、存在する。
【0034】対照的に、対称中心a(或はb)及びcの
みは、R3がR4と異なるがしかしR 1がR2に等しい(或
はその逆)の場合に、存在する。
【0035】以下に示される実験的条件に従ってジアス
テレオ選択性のように進行する化合物I−Aのハロゲン
化は、置換基X2を有する炭素原子によって新しい非対
称中心(d)を構成して創世される化合物I−Bをもた
らす。
【0036】
【化12】 本出願人は、非対称中心a及びbの配置が、それらの2
つしか存在しない場合ですら、新しい非対称中心dを決
定することを発見した。
【0037】また本出願人は、非対称中心dの配置が、
他の非対称中心の配置に無関係に、これまで説明される
手順によって式I−B(或はI−C)の化合物から得ら
れるα−アリールアルカン酸の鏡像異性体比率を決定す
ることを発見した。
【0038】そのハロゲン化は、環境温度と−70℃と
の間の温度の不活性溶媒においてハロゲン化剤で化合物
I−Aを処理することによって行なわれる。
【0039】上記の反応で使用することのできるハロゲ
ン化剤は、臭素(Br2)、第四アンモニウムペルハリ
ド、塩化沃素、塩化或は臭化第2銅、N−クロロ或はN
−ブロモスクシニミド、N−クロロ−フタルイミド、過
臭化ピリジン、三塩化燐、ヘキサクロロシクロヘキサン
ジエノン等を含んでいる。
【0040】適当な不活性溶媒は、四塩化炭素、塩化メ
チレン、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエ
タンのような塩素化炭化水素;ベンゼン、クロロベンゼ
ンのような芳香族炭化水素;テトラヒドロフランのよう
な環状エーテル、及びアセトニトリル、ヘキサン及び一
般に低極性電子溶媒も含んでいる。
【0041】式I−Aの化合物のハロゲン化を含む反応
は、極めて驚くべきことにジアステレオ選択性であるこ
とが判明した。この用語は、このように得られる化合物
I−Bにおいて非対称中心dに関して2対のジアステレ
オ異性体(R或はS)の1つが優勢であることを意味す
る。
【0042】式I−Aの化合物の立体異性を適当に選択
かつ従ってジオールIVの立体異性を適当に選択すること
によってジアステレオ異性体R或はSの対が、非対称中
心dに関して、任意に、優勢である式I−Bの化合物を
得ることができる。
【0043】例として、2−エチル−2−アリール−
(4R,5R)−4,5−ジメチル−1,3−ジオキソ
ラン(R1=R3=CH3、R2=R4=HであるI−A)
の臭素化は、置換基X2(=Br)を有する炭素原子が
主としてR配置である対応する2−(1−ブロモエチ
ル)−2−アリール−(4R,5R)−4,5−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン(X2=Br、R1=R3=C
3、R2=R4=HであるI−B)をもたらす。
【0044】同様に2−エチル−2−アリール−(4
S,5S)−4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン
の臭素化は、置換基X2(=Br)を有する炭素原子が
主としてS配置である対応する2−(1−ブロモエチ
ル)−2−アリール−(4S,5S)−4,5−ジメチ
ル−1,3−ジオキソランをもたらす。
【0045】式I−Cの化合物は、ヒドロキシ−トシル
オキシヨードベンゼンと化合物I−Aを反応させること
による化合物I−Aの直接トシル化によってつくること
ができる〔有機化学雑誌、47、2487、(198
2)〕。再びこの場合では反応がジアステレオ選択性で
ある。
【0046】X3=p.トルエンスルホニルである式I
−Cの化合物から、X3=OHである化合物I−Cは、
加水分解によって得られ、またこれらから式I−Cの他
の化合物が適当なアシルハリドでのアシル化によって得
られる。
【0047】式I−B及びI−Cの化合物(X3がヒド
ロキシルと異なる)は、α−アリールアルカン酸へα−
官能化ケタールを転位する公知の方法を適用することに
よって、例えば、中性或は若干アルカリ環境において、
高い誘電率の物質の存在下電子極性溶媒式は非電子双極
性溶媒で簡単に加熱することによって転位させることが
できる。反応溶媒に従って、その生成物は、アルカリ塩
或は式IIの対応する酸のエステルとなるだろう。後者
は、それぞれ直先駆物質の酸性化或は加水分解によって
遊離形状で得られる。
【0048】式I−Bの化合物は、プロトン供与性能の
弱いリユイス酸に属する金属触媒と不活性溶媒で式Iの
化合物を反応させることによって対応するα−アリール
アルカン酸或はそれらの先駆物質へ直接転位させること
ができる(ジョン ウイリ及びサン出版、第3版、ジェ
ー マーチによる“高等有機化学”229頁)。これら
の化合物の特定例は、下記のカチオンの有機或は無機塩
を含む。すなわち、Cu+、Ag+、Cu++、Pd++、P
++、Hg++、Fe++、Co++、Zn++、Sn ++、Sb
+++及びBi+++
【0049】その反応は、エステル形状にした式IIの化
合物をもたらす。
【0050】これまで説明したように、化合物I−B及
びI−Cの非対称中心dの配置は、それらからつくられ
るα−アリールアルカン酸の配置を決定する。
【0051】詳細には、例えばハロゲン(X2)を有す
る炭素原子が主としてS配置をもつ式I−Bの化合物か
ら出発すると、S配置の鏡像異性体或はその逆が優勢で
ある対応するα−アリールアルカン酸が転位によって得
られる。
【0052】この特徴は、特殊な薬剤的関心のあるα−
アリールアルカン酸がナプロキセンの名称のもとに、S
(+)鏡像異性体として光学活性形状で市販される2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸である
ことを考えて特に重要である。
【0053】従って本発明の1つの特徴は、S(+)鏡
像異性体が優勢である鏡像異性体の純粋形状或は混合物
のS(+)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プ
ロピオン酸(ナプロキセン)の製造方法である。
【0054】これまで説明されるように行なわれる上記
方法は、その出発物質としてまた中間体として式
【0055】
【化13】 (式中X、R1、R2、R3及びR4は、式Iに示される意
味をもち、Yは、水素或は臭素原子を表わし、またZ
は、メトキシ、ヒドロキシル或はM+がアルカリ金属の
カチオンであるO-+基を表わす)で表わされるケター
ルを使用する。
【0056】この方法は、これまで説明した方法と同じ
ようにX=Hであるケタール(I−B)で出発して、対
応するハロゲン化ケタールI−b(X=Cl、Br、
I)(或はアセトキシル化、メチル化、トシル化等)を
経由して、それから対応ハロゲン化ケタールI−bを転
位して進行する。
【0057】化合物(I−b)が臭素で臭素化される場
合、X=Brである対応する誘導体が得られる。この誘
導体は、転位及び加水分解するときナプロキセンの直先
駆物質である2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2−ナ
フチル)−プロピオン酸をもたらす。この点において、
位置5の臭素原子は、従来の方法による水素化分解(例
えば、炭素上パラジウムの存在下ヒドラジンでの処理)
によって容易に除去される。
【0058】
【実施例】下記の諸例は、本発明を十分例示するため以
降に示される。
【0059】(実施例1)4(R),5(R)−ジメチ
ル−2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
−1,3−ジオキソラン(1)の製法 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロパン−2−
オン(4.07g;19ミリモル)、2(R),3
(R)−ブタンジオール(1.80g;20ミリモ
ル)、トリメチルオルトホルメート(2.12g;20
ミリモル)及びメタンスルホン酸(0.01g;1ミリ
モル)の混合物は、3時間55℃へ加熱され、揮発物質
が窒素流で留去されている。
【0060】それからこの反応混合物は、8%重炭酸ナ
トリウム水溶液へ注がれかつジクロロメタンを抽出され
る。次にプールされる有機抽出物は、水で洗浄されかつ
硫酸ナトリウムで乾燥される。溶媒を蒸発して残留物を
残し、残留物は、シリカゲルカラム(溶離剤ヘキサン:
エーテル=9:1)を介するクロマトグラフィー後油の
形状の純粋化合物(1)(5.16g;18ミリモル;
収率95%)をもたらす。
【0061】I.R.,1H−NMR及び質量分光測定
法は、指示構造と一致する。
【0062】 〔α〕D 20=+33.8°(C=1%、CHCl3) (実施例2)4(R),5(R)−ジメチル−2−(1
−ブロモエチル)−2−(5−ブロモ−6−メトキシ−
2−ナフチル)−1,3−ジオキソラン(2)の製法 −30℃へ予冷却されるジクロロメタン(2ml)中B
2(1.49g;9.32ミリモル)の溶液は、窒素
のもとに30℃で維持されるジクロロメタン(12m
l)中実施例1に従ってつくられる化合物(1)(1.
30g;4.54ミリモル)の溶液に対し10分間に亘
って添加される。
【0063】−30℃で2時間後、−30℃で維持され
るジクロロメタン(2ml)中トリエチルアミン(1.
4ml;20ミリモル)の溶液が添加される。
【0064】それから混合物は、環境温度へ昇温され、
水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥されかつ溶媒が真
空蒸発される。このようにして化合物(2)は、定量収
率(2.00g;4.50ミリモル)で得られる。
【0065】1H−NMRにより決定されるジアステレ
オ異性体比率は、RRR:RRS=66:34を示す。
【0066】I.R.,1H−NMR及び質量分光測定
法は、指示構造と一致する。
【0067】(実施例3) 2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2−ナフチル)−プ
ロピオン酸の3−ヒドロキシ−2−ブチルエステル
(3)の製法 1,2−ジクロロエタン(4ml)中テトラフルオロ硼
酸銀(430mg;2.18ミリモル)の溶液は、撹拌
下15℃で維持される実施例2に従ってジアステレオ異
性比RRR:RRS=62.5:37.5につくられる
化合物(2)(0.8g;1.8ミリモル)、1,2−
ジクロロエタン(8ml)及び水(60mg;3.33
ミリモル)の混合物に対して滴下状に添加される。
【0068】4時間後、反応混合物は、水(10ml)
へ注がれかつセライトを介して濾過され、濾液が塩化メ
チレン(5ml)で洗浄される。有機相は、水で洗浄さ
れかつ硫酸ナトリウムで乾燥される。
【0069】溶媒を蒸発して残留物を残し、残留物は、
カラムクロマトグラフィーの後酸部分の非対称炭素原子
がR配置52%及びS配置38%をもつ(1H−NMR
分析により測定)2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2
−ナフチル)−プロピオン酸の3−ヒドロキシ−2−ブ
チルエステルの2つのジアステレオ異性体をもたらす。
【0070】I.R.,1H−NMR及び質量分光測定
法は、指示構造と一致する。
【0071】(実施例4) 2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−4
(R)−メトキシカルボニル−1,3−ジオキソラン
(4)の製法 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロパン−1−
オン(1.07g;5ミリモル)、2,2−ジメチル−
4(R)−メトキシカルボニル−1,3−ジオキソラン
(0.96g;6ミリモル)、四塩化炭素(1ml)及
びメタンスルホン酸(2mg;0.02ミリモル)の混
合物は、還流のもと2時間加熱され、メタンスルホン酸
1gが添加され、また混合物がさらに1時間加熱され
る。
【0072】次に反応混合物が冷却され、8%炭酸ナト
リウム水溶液へ注がれかつジクロロメタンで抽出され
る。
【0073】プールされる有機抽出物が水で洗浄されか
つ硫酸ナトリウムで乾燥される。溶媒を蒸発して不純生
成物を残し、不純生成物がシリカゲルを介してクロマト
グラフ処理され(溶離剤ヘキサン:エーテル=75:2
5)、2つのジアステレオ異性体の形状の純粋化合物
(4)(0.66g;2.1ミリモル;収率42%)を
得る。
【0074】I.R.,1H−NMR及び質量分光測定
法は、指示構造と一致する。
【0075】(実施例5) 2−(1−ブロモエチル)−2−(5−ブロモ−6−メ
トキシ−2−ナフチル)−4(R)−メトキシカルボニ
ル−1,3−ジオキソラン(5)の製法 四塩化炭素(1ml)中臭素(505mg;3.16ミ
リモル)の溶液は、15℃で撹拌下維持される四塩化炭
素中実施例4で説明されるようにつくられる2つのジア
ステレオ異性体化合物(4)(500mg;1.58ミ
リモル)の溶液に対して添加される。
【0076】臭素の完全脱色の後、反応混合物は、10
%炭酸ナトリウム水溶液に対して滴下状に添加されかつ
塩化メチレンで抽出される。
【0077】プールされる有機相は、水で洗浄されかつ
硫酸ナトリウムで乾燥される。
【0078】溶媒を蒸発してジアステレオ異性体の形状
にした所要生成物(5)を定量収率で残す。
【0079】I.R.,1H−NMR及び質量分光測定
法は、指示構造と一致する。
【0080】(実施例6) 2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2−ナフチル)−プ
ロピオン酸(6)の製法 1,2−ジクロロエタン(2ml)中テトラフルオロ硼
酸銀(370mg;1.94ミリモル)の溶液は、撹拌
下15℃で維持される1,2−ジクロロエタン(4m
l)及び水(72mg;4ミリモル)中実施例5で説明
されるようにつくられるジアステレオ異性体化合物
(5)(750mg;4ミリモル)の溶液に対し滴下状
に添加される。
【0081】5時間後反応混合物は水(40ml)へ注
がれかつセライトで濾過され、濾液が塩化メチレン(1
0ml)で洗浄される。
【0082】有機相が水(2×20ml)で洗浄されか
つ硫酸ナトリウムで乾燥される。
【0083】減圧下溶媒を蒸発して残留物(655m
g)を残し、残留物がジオキサン(5ml)及び濃塩酸
(5ml)で溶解される。溶液は、6時間70℃へ加熱
される。
【0084】反応混合物は、冷却されかつエチルエーテ
ルで抽出される。
【0085】次にプールされる有機相は、10%炭酸ナ
トリウム水溶液で抽出される。水溶液は、塩酸でpH1
へ酸性化されかつエーテルで抽出される。
【0086】有機抽出部は、硫酸ナトリウムで乾燥され
かつ溶媒が蒸発され、純粋酸(6)(361mg;1.
17ミリモル)を得る。化合物(5)に関して収率72
%が計算される。
【0087】〔α〕D 20=−8.15° (実施例7)実施例4で説明されるように操作ならびに
1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロパン−1−
オン及び2,2−ジメチル−4(S)−メトキシカルボ
ニル−1,3−ジオキソランから出発して、2−エチル
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−4(S)−メ
トキシカルボニル−1,3−ジオキソランがつくられ
る。
【0088】これは、実施例5に説明される手順に従っ
て臭素化され、また臭素化生成物が転位及び加水分解さ
れ(実施例6の手順に従って)、正の値のパラメータ
〔α〕 D 20を有する2−(5−ブロモ−6−メトキシ−
2−ナフチル)−プロピオン酸を生じる。
【0089】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
光学活性ケタール類を転位させることにより、光学活性
α−アリールアルカン酸類を有利に製造することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/19 AAH A61K 31/19 AAH ABE ABE C07M 7:00 C07M 7:00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、 Arは、置換されていてもよいアリールを示し、 Rは、C1−C4アルキルを示し、 Xは、塩素、臭素或は沃素原子、或はアシルオキシ、ア
    ルキルスルホニルオキシ或はアリールスルホニルオキシ
    基を示し、 R1、R2、R3及びR4は、水素原子;1〜4個のハロゲ
    ン原子で置換されていてもよいC1−C10アルキル、C1
    −C4アルコキシ、ヒドロキシル、ホルミル、アルキレ
    ンジオキシ或はベンジルオキシ基;1から3個のハロゲ
    ン原子、C1−C4アルキル或はC1−C4アルコキシで置
    換されていてもよいフェニルを示し; 或はR1、R2、R3及びR4の1つだけがカルボキシル或
    は光学活性アルコールを含むアルキルエステル、アミド
    或いはアルカリ塩の1つを示し;或はR1及びR3或はR
    2及びR4がともにアルキル置換されていてもよいトリ或
    はテトラメチレン鎖を構成し、 かつ星印によって指示された炭素原子の少なくとも1つ
    が非対称中心となるように置換基R1、R2、R3及びR4
    がされ、また星印によって指示された両炭素原子が非対
    称である場合式(I)の化合物が光学活性になるという
    条件である。]を転位させることからなる、式 【化2】 [式中、Arは置換されていてもよいアリール、RはC
    1−C4アルキルを示す。]で表わされる光学活性α−ア
    リールアルカン酸、或はそれらの官能誘導体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 式 【化3】 [式中、 Rは、C1−C4アルキルを示し、 Xは、塩素、臭素或は沃素原子、或はアシルオキシ、ア
    ルキルスルホニルオキシ或はアリールスルホニルオキシ
    基を示し、このXが結合している炭素原子が主としてS
    配置である、 R1、R2、R3及びR4は、水素原子;1〜4個のハロゲ
    ン原子で置換されていてもよいC1−C10アルキル、C1
    −C4アルコキシ、ヒドロキシル、ホルミル、アルキレ
    ンジオキシ或はベンジルオキシ基;1から3個のハロゲ
    ン原子、C1−C4アルキル或はC1−C4アルコキシで置
    換されていてもよいフェニルを示し; 或はR1、R2、R3及びR4の1つだけがカルボキシル或
    は光学活性アルコールを含むアルキルエステル、アミド
    或いはアルカリ塩の1つを示し;或はR1及びR3或はR
    2及びR4がともにアルキル置換されていてもよいトリ或
    はテトラメチレン鎖を構成し、 Yは、水素又は臭素原子を示し、 Zは、メトキシ、ヒドロキシル或はM+がアルカリ金属
    のカチオンであるO-+基を示し、 かつ星印によって指示された炭素原子の少なくとも1つ
    が非対称中心となるように置換基R1、R2、R3及びR4
    がされ、また星印によって指示された両炭素原子が非対
    称である場合式(I−b)の化合物が光学活性になると
    いう条件である。]を転位させることを特徴とする、S
    (+)鏡像異性体に富んだ2−(6−メトキシ−2−ナ
    フチル)−プロピオン酸或はその官能誘導体の製造方
    法。
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