JP2538353Y2 - のり貼り用雲形定規 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は人手によってひとつず
つ切り取り、のりを付け逆にして貼りつけるわけである
が、産業用ならば同時に多くの枠がとれ、必要に応じて
形の大きさや配列を決めておけば、液体をそれぞれ枠に
流し込んでおけば、本体と接着するはずてある。もちろ
ん、この考案でも、カッターを上板から下板にさげて紙
を切ることも考えないではなかったが、これだと高価に
なりすぎ、無駄も多く、幼稚園や小学校低学年者が思い
思いに図柄を決めて、貼り絵などに利用する方が創造性
を生み出すと考えたからにほかならない。

【０００２】

【従来の技術】これまではコンパスで円を描き、ハサミ
で切りとり、裏側にのりを塗り、また逆にして、思った
ところに貼っていた。本考案では思ったところにプレー
トを逆さまにして持って行き中心部を押してならせば貼
れる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】まず、図形書きと、切
り取りと、のりぬりの手のよごれ、さらにひっくり返す
とき、必ずまた手がよごれ、貼ってもシワシワになっ
て、紙の他の部分にもくっつき、図がきたなくなってし
まっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前項で述べたことを一挙
に解決しようとするものである。コンパスなどのかわり
に雲形定規またはデザインプレートというものを使う。
それを上下二枚のファイルにする。それに色紙を裏側に
してはめ、それをカッターで枠に添わして切り最後にス
ティック状のりを塗り、プレートをひっくり返して、中
心にある同形の穴を押して、落ちたところで貼り付ける
としよう。図面書きも不要、手はよごれず確実に目的場
所に貼ることがてきる。

【０００５】

【考案の実施例】図１のごとくこの考案の構成は綴じ部
によってデザインプレートの上板２、と下板３、開き部
６によってひらかれる。プレートにはさまざまな図柄が
描かれているが、実際は何百通りのものが市販されてい
る。ここでは上板図形４と下板図形５とに注目していた
だこう。図２のごとく色紙を入れ、カッター８で上板図
形４の周囲を切り取り、次にピットアートなど固形のり
を塗る。そこで一度ファイルを開いて残余の色紙は取り
除いてもよいし、そのままでもよく、その場合、プレー
トをひっくり返し目的場所にもっていき裏の中から押し
出せば良い。

【０００６】

【考案の効果】上述したように色紙を一枚でもとること
ができるが、色紙の使い方やプレートの配置によってよ
く使う図柄は何枚でもとれ、手を使わずに貼れる。この
カミソリ型カッターのかわりに、図柄に合わせて上板か
ら下板へと降りるカッターがあり必要なものだけｏｎに
しておき、あとはｏｆｆにするような形だとさらに便利
だろうが、高くつくであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】雲形プレートとその図柄を小さくしたものを綴
じたファイル。

【図２】実際に雲形ファイルに色紙を入れ、カッターで
切ろうとするところ。

【図３】カッター。

【符号の説明】

１ 綴じ部 ２ 上板 ３ 下板 ４ 上板図形 ５ 下板図形 ６ 開き部 ７ 色紙の裏 ８ カッター ９ デザインプレート

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下二枚のプレートの一片をつなげ重ね
   てなり、上プレートに幾何学図形の穴が切り抜かれてい
   ると共に、下プレートにはその上プレート図と同じ場所
   の中心部に１０分の１くらいの同じ穴をあけ、上下のプ
   レート板を重ねファイル状にしたことを特徴とするのり
   貼り用雲形定規。
2. 【請求項２】 上板の右隅上部に開き部を設けたことを
   特徴とする請求項１記載ののり貼り用雲形定規。