JP2537442B2 - 研磨糸植込用ディスク - Google Patents

研磨糸植込用ディスク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】 この発明は、製鉄工程における洗浄
用、スケール除去用として、あるいは、アルミ精練工程
における圧延ローラ研掃用として、あるいはまた、木工
部門の木目出し用として等々、研磨装置の軸に複数枚を
直接重ねて装着、使用するディスクタイプの工業用研磨
ブラシに係わるものであり、特に、研磨スジの発生原因
の一つと考えられるディスク本体に植え込まれた研磨糸
束自体の密度ムラの解消、ならびに研磨糸のディスク本
体に対する緩み防止に対応した改良された構造の研磨糸
植込用ディスクを提供しようとするものである。
【0002】
【従来技術】 一般にブラシ業界でディスクタイプ
と呼ばれる研磨ブラシは、研磨糸、即ち、天然の動植物
繊維材の外、最近その主流を占める繊維状の化繊及び繊
維状の化繊に研磨砥粒を混入させた繊維材を、円盤状の
薄鋼板からなるディスク本体外周近くに等間隔に穿設さ
れた多数の小孔(植込孔)に所定量差し通し、その中間
より二つ折りにして、夫々の先端側をディスク本体外周
より所定長さだけ突き出した形で植え込み、研磨糸がデ
ィスク本体外周に密集、放射状に植設された構造からな
るものである。
【0003】 この構造の研磨ブラシにおいて、研
磨糸を二つ折りしてディスク本体に植設する方法として
は、植込孔の両側に設けた一対の小孔を利用して、ホチ
キス(商品名)の針のようなコの字形をした金属製の結
束部材を、植込孔で折り返されて二つ折りにされている
研磨糸束の一方の側の根元辺りを抱き込むようにして、
ディスク本体の片面側から反対面側に突き出し、その突
き出た一対の結束部材端部を互いに向い合う方向に折り
曲げ、二つ折りにされた研磨糸束の他方の側の根元辺り
外側を押さえるようにして固定、植設する方法や、コの
字形の結束部材に代えた細い針金を一対の小孔を利用し
て二廻りほど巻回させ、二つ折りの研磨糸束の根元辺り
を束ねるようにすることにより、所定量の研磨糸を各植
込孔毎に夫々固定、植設していく方法等が通常採用され
てきている。
【0004】 しかし、これら従前までの手段で植
え込まれて形成される研磨ブラシにおいて、未だ解決さ
れていない課題として「研磨スジ」を無くせないでいる
問題が挙げられる。この「研磨スジ」発生の要因として
考えられる技術的要素としては、その一つが、ディスク
タイプの研磨ブラシを重ねて軸装した際に発生する研磨
糸の密度のバラつきの発生であり、他の一つが、ディス
ク本体の植込孔に植え込まれた各研磨糸束のズレ発生で
ある。
【0005】 第一の、研磨糸の密度のバラつきを
解消する手段としてこれまでに採用されている植設方法
としては、例えば、ディスク本体の植込孔の一つ置きに
研磨糸束を植え込んでいき、各研磨ブラシが全てディス
ク本体外周に一つ飛ばしの研磨糸束が固定された構造の
研磨ブラシとなし、研磨装置の軸に装着、使用する際
に、それらの研磨ブラシの研磨糸束が互いに重ならない
ように一ずつずらして軸装できるようにする、通常「チ
ドリ植え」と称されている方法がある。また、上記した
「チドリ植え」からなる研磨ブラシを更に改良されたも
のとして、実開昭61−34926号考案に示されてい
るような、一枚のディスク本体における植込孔形成部分
を、交互にディスク本体の反対面にコの字型に突出する
ようにプレス加工したものとなし、同じく一つ置きの植
込孔(したがって、ディスク本体の同じ面側に突出した
部分に形成された植込孔)に研磨糸束を植え込んだ研磨
ブラシに形成することにより、軸装した際の重なり具合
をより均質なものとなるよう意図したものもある。
【0006】 第二の研磨糸束のズレ防止の手段と
しては、例えば、ホチキス(商品名)の針のようなコの
字形の結束部材の折り曲げ具合や、針金の巻回強さを強
くして、二つ折りにされた研磨糸束の根元辺りを強く固
定して植設してしまうか、あるいは、研磨糸束を植設す
るための植込孔の大きさを、研磨糸束の断面積に近いぎ
りぎりの大きさのものとなし、そのぎりぎりの植込孔に
可能な限り隙間なく研磨糸を植え込んでいく方法等が考
えられる。
【0007】 しかしながら、上記した第一の手段
に代表される従前までの改良された構造のものでも、そ
れ以前のものに比較して「研磨スジ」の問題が幾らか改
善されたに過ぎず、それらの根本的な技術要因として、
二つ折りに折り返されて固定あるいは結束される研磨糸
束の根元辺りの構造において、その部分に必ず円盤状の
薄鋼板製ディスク本体の外周部分が介在し、その肉厚寸
法に邪魔された状態での研磨糸束の固定あるいは結束で
は、ディスク本体外周から突き出した状態となる研磨糸
部分の密度が、どうしても不均一とならざるを得ず(即
ち、ディスク本体の肉厚が、折り返されて合わさるべき
研磨糸束両端側の合わされ方の邪魔をして、合わさる部
分の研磨糸密度が他より間バラとならざるを得ず)、し
たがって、仮令他のディスクにおける研磨糸束相互の重
なり具合を交互に噛み合うようにしたとしても、この各
研磨糸束自体の密度のバラつきまでを解消することには
なっていないものと考えられ、未だ「研磨スジ」の問題
を残したままでの使用が続いているのが実情となってい
る。
【0008】 一方、第二の対応策による場合に
は、その強い固定あるいは結束手段によってその部分に
応力が発生し、その固定あるいは結束された研磨糸根元
辺りから折れ易くなるという難点があり、また、植込孔
の面積を理想に近い大きさの孔となし、そこに無理に研
磨糸を植え込もうとすることで作業工程が飛躍的に繁雑
となり、機械化に支障を来してコストアップの原因に繋
がるという大きな問題を抱えることになってしまう。こ
の発明では、以上のような状況に鑑み、永年に亘る開
発、研究の結果、その成果を生かした新たな技術的思想
に基づく新規な構造からなるディスクの実現化に成功し
たものであり、以下にそのとおりの新規な構造からなる
研磨糸植込用ディスクの構成を詳述しようとするもので
ある。
【0009】
【発明の構成】 この発明の研磨糸植込用ディスク
は、基本的に次のとおりの構成から形成されるものであ
る。即、折り返されて二つ折りに合わさる研磨糸束が、
ディスク本体の外周全体に連続して形成されるタイプの
研磨糸植込用ディスクに関するものであって、ディスク
本体の外周に、その全周に渡って研磨糸束を連続して植
え込むために必要とする一定間隔置きに多数の植込孔を
形成する一方、該植込孔より外周寄りで、隣接する植込
孔の間に相当する箇所に、植込孔を通して折り返される
二つ折りの研磨糸束を固定する結束部材挿通小孔あるい
は同切欠き部が形成されて成る研磨糸植込用ディスクに
おいて、各植込孔とディスク本体の中心とを結ぶ各中心
線上にあるディスク本体外周縁に、結束部材挿通小孔あ
るいは同切欠き部形成上支障を来さない長さ範囲であっ
て、その切り込み深さが、結束部材挿通小孔あるいは同
切欠き部形成位置よりもディスク本体の中心寄りとなる
ように規制して切込み部を形成した構成を要旨とし、植
え込まれた研磨糸束の合わさり目辺りの研磨糸密度を均
一化して研磨スジ発生を防止する構成に特徴のある研磨
糸植込用ディスクとするものである。
【0010】 ディスク本体は、研磨装置の軸に直
接装着できる軸装部をその中心に設けた円盤状の薄鋼板
製のもので、従前までのディスクタイプの研磨ブラシ同
様、その外周から研磨糸が密集、放射状に植設されるよ
うにするための基板となる部材であり、その外周縁近く
全周に亘って、植え込むべき研磨糸束の太さよりも大き
い径の植込孔が等間隔置きに形成されると共に、それら
各植込孔の両側には、二つ折りに折り返された研磨糸束
を固定あるいは結束するための結束部材を刺し通すこと
となる結束部材挿通小孔あるいは同切欠き部が、各々一
対形成されることになる。
【0011】 この発明のディスク本体に植え込ま
れる研磨糸は、特にその素材を限定するものではなく、
従前から使用されている天然の動植物繊維材、あるいは
繊維状の化繊および繊維状の化繊に研磨砥粒を混入させ
た繊維材等の外、今後開発されるであろう新素材、新構
造からなる繊維材の採用が可能であり、それらがディス
ク本体の外周全体に渡って連続した状態で密集状に植え
込んでいくのに適した量だけ束状にされ、各植込孔に差
し通された上で、その中程を二つ折りにしてディスク本
体に固定されることになる。
【0012】 植込孔は、上記した研磨糸束を植え
込む作業上、その作業効率を落とすことのない適宜大き
さ、形状の孔に形成されるべきであり、先のディスク本
体の外周縁近くの同一円周上に等間隔置きとなるようプ
レス成形によって形成されるものであり、また、結束材
挿通小孔あるいは同切欠き部は、それら植込孔よりも外
側であって、各植込孔の間に相当する位置に形成され、
それら小孔あるいは切欠き部を利用して結束部材を固定
もしくは結束したときに、うまく二つ折りの研磨糸束根
元辺りに位置するよう配慮されたものとしなければなら
ない。
【0013】 切込み部は、各植込孔とディスク本
体の中心とを結ぶ各中心線上にあるディスク本体外周縁
を欠損させるようにして形成されるものであり、その欠
損させる範囲は、結束部材挿通小孔あるいは同切欠き部
の形成に支障を来さない長さ範囲でなければならず、ま
た、その切り込み深さにおいても、結束部材挿通小孔あ
るいは同切欠き部の形成位置よりもディスク本体中心寄
り(ただし、植込孔にまで達することはない)となるよ
う規制されて形成されるものであり、通常逆台形形状の
ものに欠損されるが、その他半円形、半楕円形、矩形等
適宜形状に欠損されたものとすることも勿論可能であ
る。る構成も含む)機能を果たす全ての構成が含まれ
る。この発明は、上記のような構成を要旨とするもので
あって、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施
例につき、具体的にその構成を説示することにより、こ
の発明に属す技術的思想の理解を深める一手立とするも
のである。
【0014】
【実施例1】 図1の全体正面図、図2の要部拡大
正面図、図3の研磨糸束を一部植え込んだ状態の要部拡
大正面図、および、図4の他の植え込み方で研磨糸束を
一部植え込んだ状態の要部拡大正面図に示されていると
おり、ディスク本体1の外周に、その全周に渡って研磨
糸束を連続して植え込むために必要とする一定間隔置き
に多数の植込孔2,2,……を形成する一方、該植込孔
2より外周寄りで、隣接する植込孔2,2,……の間に
相当する箇所に、植込孔2を通して折り返される二つ折
りの研磨糸束3を固定する結束部材挿通小孔4,4が形
成されている。
【0015】 そして、各植込孔2,2,……とデ
ィスク本体1の中心とを結ぶ各中心線上にあるディスク
本体外周縁に、結束部材挿通小孔4,4形成上で支障を
来さない長さ範囲であって、その切り込み深さが、結束
部材挿通小孔4,4形成位置よりもディスク本体1の中
心寄りとなる如くした切込み部5,5,……を形成する
と共に、各植込孔2,2,……のディスク本体1の中心
寄りの孔周あるいは孔際に、夫々の植込孔2,2,……
の孔面積を実質的に減少させ得る変形部6,6,……を
形成した研磨糸植込用ディスクとしたもので、切込み部
5,5,……および変形部6,6,……を併せて採用し
た構成による実施例である。
【0016】 図2の要部拡大正面図から理解され
るように、切込み部5,5,……の切込み深さは、その
両側に形成されている結束部材挿通小孔4,4の形成位
置よりもディスク本体の中心寄りとなっていなければな
らず、図3および図4のようにして結束部材7によって
研磨糸束3を結束したときに、図5のA〜A断面図に示
されているように、その結束部材7によって挾まれる研
磨糸束3の二つ折りにされた合わさり目部分にディスク
本体1が介在していない構造を実現するようにしなけれ
ばならない。但し、その切込み深さが深すぎて、その内
側に位置する植込孔2との間に介在するディスク本体1
部分が小さくなり過ぎて、研磨糸束3のディスク本体1
との結束強度に支障を来さないよう注意をしなければな
らない。
【0017】 変形部6は、その内側に変形作業孔
61を有する構成に形成されていて、該変形作業孔61
内から植込孔2方向に適宜工具で変形部6に外力を加え
て図3および図4に示されているような植込孔2内に迫
り出す変形を起こさせ、その変形によって、植え込まれ
た研磨糸束3の折返し部31を支え、研磨使用時の外側
から内側方向に力が加わる段階でも、この研磨糸束3を
内側方向に移動させない構造を実現するものである。こ
の変形部6には、図7に示す以下の実施例が示すとおり
の構成からなるようにしたもの等も含まれている。
【0018】
【実施例2】 即ち、図7の省略部分を含む全体斜
視図に示されているように、植込孔2,2,……のディ
スク本体1中心側となる周縁を、ディスク本体1の同一
面側に舌片状に折り曲げ(作業状からは約45°程度の
屈曲角度に止どめた折り曲げが望ましい)、この状態の
植込孔2,2,……に研磨糸束3,3,……を順次植え
込み、折り返して二つ折りとされた研磨糸束3,3,…
…の外側根元辺りを、結束部材挿通小孔4,4を利用し
た結束部材7によって所定どおり結束、固定する一方、
この変形部6,6,……である舌片を元の方向、即ち、
ディスク本体1と同一平面を構成する方向に屈曲変形さ
せ、その舌片からなる変形部6,6,……の先端部で研
磨糸束3,3,……の折り返し部を支えるようにするも
のである。
【0019】 この変形部6を構成する舌片は、こ
の実施例に示すもののように横幅の広いものの外、角状
のもの、あるいは半円形のもの、あるいはそれら角状、
半円形のもの等が複数屈曲形成されたもの等も当然この
実施例に含まれる構造の一部である。このように、変形
部6には、植込孔2の周縁あるいは周際の中、ディスク
本体の中心方向に位置した周縁あるいは周際部分に形成
されるものであって、その変形部6を植込孔2内に向く
適宜変形、例えば、迫り出し変形、屈曲変形、圧延変形
等によって変形させることによって、植込孔2の孔の大
きさを実質的に小さくする(即ち、孔そのものが径を小
さくするだけではなく、孔に被さるような変形で投影的
に孔を小さくする)ものも包含する。
【0020】
【作用効果】 以上のような構成からなるこの発明
の研磨糸植込用ディスクは、ディスク本体1の外周縁を
規制された構造に欠損させて切込み部5,5,……と
し、結束部材7で、二つ折りとされた研磨糸束3,3,
……外側根元辺りを結束、固定した際に、各研磨糸束3
の合わさり目の結束部材7で結束、固定される部分の構
造が、図5(イ)の従来のものの研磨糸束3部分を中心
とした平面図および同(ロ)A〜A断面図のように、間
にディスク本体1部分が存在してその肉厚に邪魔された
ような合わさり具合とはならず、図6(イ)のこの発明
の研磨糸束3部分を中心とした平面図および同(ロ)B
〜B断面図のように、間にディスク本体1部分が介在し
ない構造を実現し、それら合わさり目部分の合わさり具
合が良好で、各研磨糸束3自体の密度にバラつきがな
く、したがって密度のバラ付きに起因した「研磨スジ」
を生じさせない構造を実現可能とするものである。
【0021】 また、植込孔2,2,……のディス
ク本体1中心寄りとなる各周縁あるいは周際に変形部
6,6,……を形成し、研磨糸束3,3,……を植え込
んだ後、それら変形部6,6,……を変形させて実質的
に植込孔2,2,……の孔の大きさを小さくすることに
よって研磨糸束3の折返し部31を支え、研磨使用時の
研磨糸束3,3,……の内側方向へのズレを無くするよ
うにした構造の実現をも可能にし、研磨糸束3,3,…
…の内側方向へのズレに起因して発生したと考えられる
「研磨スジ」を、研磨ブラシとして使用したときに確実
に少なくするか、もしくは無くすことを可能にする秀れ
た特徴を発揮するものである。特に、切込み部5,5,
……と変形部6,6,……とを共に構成として採用した
ものとすると、「研磨スジ」の発生抑止には極めて有効
な研磨糸植込用ディスクとなり、信頼性の高い研磨作業
の実施を保証することになる。
【0022】 更にまた、上記した構成の中、変形
部6,6,……を採用する効果としては、「研磨スジ」
の発生を抑止する大きな効果の外、結束部材7が擦り
切れる。研磨糸3の腰が弱くなる。摩擦で研磨糸3
が折れ易くなる。研磨糸3が抜け易くなる。等、従前
までのものにあって頻繁に発生していたこれらのトラブ
ルを、かなりの割合で発生し難くするという合わせた有
用な効果も期待でき、また、図面に示す各実施例のよう
に、ディスク本体1に、植込孔2,2,……以外に変形
作業孔61,61,……、あるいは変形部6,6,……
としての舌片形成用の切り目が加わることによって、研
磨過程におけるディスク本体1の冷却効果を惹起し、研
磨ブラシとしての寿命、延いては研磨仕上げ具合の点等
で極めて有利に作用することから、なお一層信頼性のあ
る研磨ブラシの実現を可能とするものである。
【0023】 叙上の如く、この発明の研磨糸植込
用ディスクは、これに研磨糸束を植え込んだディスクタ
イプの研磨ブラシを実現すると、その製造上からも、ま
た、研磨作業上からも、従前までのものでは実現し得な
かった有用な効果を発揮できるものであり、安価にして
信頼性のある研磨作業の実施を保証する上で大いにその
威力を発揮するものと予想される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体正面図である。
【図2】 同要部拡大正面図である。
【図3】 研磨糸を一部植え込んだ状態での要
部拡大正面図である。
【図4】 図3の他の実施例を示す要部拡大正
面図である。
【図5】 従来のものによる(イ)が研磨糸束
を中心とした要部平面図、(ロ)が同A〜A断面図であ
る。
【図6】 この発明のものの(イ)が研磨糸束
を中心とした要部平面図、(ロ)が同B〜B断面図であ
る。
【図7】 変形部の他の実施例を示す省略部分
を含む斜視図である。
【符号の説明】
1ディスク本体11同軸装部2植込孔3研磨糸または研
磨糸束31同折返し部4結束部材挿通小孔あるいは同切
欠き部5切込み部6変形部または変形部としての舌片6
1同変形作業孔7結束部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク本体の外周に、その全周に
    渡って研磨糸束を隣接状に連続して植え込むために必要
    とする一定間隔置きに多数の植込孔を形成する一方、該
    植込孔より外周寄りで、隣接する植込孔の間に相当する
    箇所に、植込孔を通して折り返される二つ折りの研磨糸
    束を固定する結束部材挿通小孔あるいは同切欠き部が形
    成されて成る研磨糸植込用ディスクにおいて、各植込孔
    とディスク本体の中心とを結ぶ各中心線上にあるディス
    ク本体外周縁に、結束部材挿通小孔あるいは同切欠き部
    形成上支障を来さない長さ範囲であって、その切り込み
    深さが、結束部材挿通小孔あるいは同切欠き部形成位置
    よりもディスク本体中心寄りとなる如く規制した切込み
    部を形成してなる研磨糸植込用ディスク。
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