JP2532832B2 - 冷菓製造装置の洗浄装置 - Google Patents

冷菓製造装置の洗浄装置

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JP2532832B2
JP2532832B2 JP60172759A JP17275985A JP2532832B2 JP 2532832 B2 JP2532832 B2 JP 2532832B2 JP 60172759 A JP60172759 A JP 60172759A JP 17275985 A JP17275985 A JP 17275985A JP 2532832 B2 JP2532832 B2 JP 2532832B2
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重夫 佐藤
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はアイスクリームシエークやソフトクリーム等
に代表される冷菓を製造する冷菓製造装置に関し、特
に、冷菓を取出す取出し器の洗浄装置に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 従来の冷菓製造装置の洗浄装置として、例えば特公昭
54−37223号公報には、機本体内で水道水を温度規制及
び水量規制を施した槽で高温に加熱し、洗浄及び殺菌時
に上記熱湯を原料タンク、冷凍シリンダに所定量給湯
し、自動規制された所要時間、経過後に製品取出器のゲ
ートプランジヤーを開いて洗浄及び殺菌後の熱湯を排水
することを特徴とする連続式ソフトアイスクリーム製造
機の洗浄殺菌方法について開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 斯かる従来技術によると、1日の販売を開始する前或
いは1日の販売を終了した後に冷凍シリンダ内のソフト
クリームの回収作業を行ない、しかる後原料タンク及び
冷凍シリンダ熱湯により洗浄及び殺菌するものである
が、洗浄及び殺菌後の熱湯の排水をゲートプランジヤー
を開いて行なうことによつて、取出器に付着したソフト
クリームをついでに洗い流すことを若干期待できる。し
かし、取出器は衛生管理上、最も注意を払わなければな
らない部分であり、この様な取出器からの汚れた熱湯の
排水動作では、取出器の十分な洗浄効果を期待すること
は到底できるものではない。
そこで本発明はソフトアイスクリーム等の冷菓が通る
取出し器内の通路を、冷菓の回収を行なうことなく良好
に洗浄及び殺菌することができる洗浄装置を提供する。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、ミックスを冷却する冷却室の前面に取出し
器を備え、開閉手段の動作により前記取出し器に形成し
た通路を開放して半凍結状に冷却されたミックスを外部
供給する冷菓製造装置において、ヒータを備えており、
前記開閉手段が不動作状態で、該開閉手段から取出口に
至る前記通路に熱湯を給送して該通路を洗浄し、洗浄
後、前記ヒータを停止させ、所定時間遅延させてから熱
湯の給送を停止する給湯手段を設けた冷菓製造装置の洗
浄装置を提供する。
(ホ)作用 上記構成によると、給湯手段は取出し器に形成した通
路に熱湯を圧送し、開閉手段から取出口に至る通路を熱
湯によって良好に洗浄及び殺菌することができる。この
際、冷却室内で冷却された半凍結状のミックスを回収す
る作業を必要としない。
(ヘ)実施例 以下に本発明の一実施例をアイスクリームシエーク製
造装置において説明する。第1図は本発明装置を備えた
システム構成図を示しており、(1)は液状アイスクリ
ームミツクスを貯蔵するミツクスタンクで、ミツクスの
補給を行なうために上面を着脱自在な蓋(1A)によって
閉塞される。(2)はミツクスタンク(1)のミツクス
量を検出する電極式のミツクス切れ検出装置、(3A)、
(3B)、(3C)及び(3D)はチヨコレート、ストロベリ
ー、バニラ及びヨーグルト等のように夫々異なった液状
シロツプを貯蔵するシロツプタンクで、シロツプタンク
(3A)に図示するように電極式のシロツプ切れ検出装置
(4)が全てのシロツプタンクに備え付けられている。
(5)は前面に冷菓取出し器(6)を着脱自在に装着
し、後部にミツクス流入口(5A)を備えた冷却室であ
り、周囲に冷凍系の蒸発パイプ(31)及び(39)を巻回
している。(7)は炭酸ガス或いは窒素ガス等の圧縮ガ
スを貯蔵する圧縮ガスボンベである。
而して、ガスボンベ(7)はその出口に一次圧レギユ
レータ(8)を備え、該レギユレータ(8)の出口に一
端を接続した気相管(9)の他端は二次圧レギユレータ
(10)を介して分岐継手(11)に接続される。分岐継手
(11)の4つの出口には4本のシロツプ押圧管(12
A)、(12B)、(12C)及び(12D)の一端を接続し、他
端を夫々逆止弁(13A)、(13B)、(13C)及び(13D)
を介してシロツプタンク(3A)、(3B)、(3C)及び
(3D)に接続する。シロツプタンク(3A)、(3B)、
(3C)及び(3D)の底部から延出するシロツプ供給管
(14A)、(14B)、(14C)及び(14D)は取出し器
(6)に接続され、その途中には上流側にシロツプ流量
調整用のニードル弁(15A)、(15B)、(15C)及び(1
5D)を接続し、下流側にシロツプ供給電磁弁(16A)、
(16B)、(16C)及び(16D)を接続している。
一方、ミツクスタンク(1)内のミツクスを冷却室
(5)へ給送するためのポンプ装置(17)の吸込側には
他端をミツクスタンク(1)の底部近傍に開口するミツ
クス吸入管(18)が接続され、吐出側には他端を冷却室
(5)の後部流入口(5A)に接続したミツクス供給管
(19)が接続されており、ポンプ装置(17)の駆動モー
タ(17A)は、ミツクス供給管(19)に接続して冷却室
(5)内のミツクス量を圧力によって間接的に検知する
圧力検出装置(20)によって制御される。また、ミツク
ス吸入管(18)から分岐して大気に開放する空気導入管
(21)は、ミツクス中に空気を混入して適当なオーバー
ランを出すために重要である。なお、図中(22)は取出
し器(6)の内部を洗浄及び殺菌するための給湯装置で
あり、熱湯供給管(22A)はコネクタ(23)の使用によ
って取出し器(6)と接続することが可能で、通常は給
湯電磁弁(24)によって熱湯の流れを遮断される。
次に、第2図、第3図及び第4図に基づいて、上記取
出し器(6)の構造を詳述する。冷却室(5)の前面開
口を閉塞する着脱自在な樹脂製のカバー(78)には両端
を開口する円筒状の縦穴(79)と該縦穴(79)の略中間
から冷却室(5)の方向に延び端部を開口して冷却室
(5)に連通する円筒状の横穴(80)が形成される。こ
の横穴(80)の冷却室(5)側開口端縁には、下部に流
出口(81)を形成した軸受板(82)が螺着されており、
該軸受板(82)は開閉手段としての傘状のバルブ(83)
から後方に延在する可動軸(84)をスライド可能に支持
する。また軸受板(82)とバルブ(83)の間には可動軸
(84)を包囲してコイル発条(85)を配置し、通常横穴
(80)の中間部に形成した段部(86)にバルブ(83)を
押圧して該バルブ(83)が横穴(80)を閉塞するように
作用させる。なお、バルブ(83)はステンレスを主体と
して構成されているが、段部(86)に押圧される部分を
シリコン材にて形成し、シール性の向上を図っている。
一方、前記コイル発条(85)に抗してバルブ(83)を
後方に移動せしめ横穴(80)を開通するための機構は、
後端がバルブ(83)の先端に対接し前端がカバー(78)
を挿通して前方に突出したスライド可能な作動杆(87)
と、該作動杆(87)を往復動させるべく下部を作動杆
(87)の前部に回動可能に連結し、この上位にてカバー
(78)に連結された回動支点(88)を有するレバー(8
9)と、該レバー(89)の上部後面に直交する作動ピン
(90)を連結したプランジヤ(91A)を有するソレノイ
ド装置(91)、そしてレバー(89)を通常位置に復帰さ
せる復帰発条(92)によって構成されている。この構成
によると、バルブ(83)はソレノイド装置(91)の動作
に追随して自動的に開閉される他、レバー(89)を手動
操作することによっても開閉することができる。
また、縦穴(82)の下部は下端開口を取出し口(93
A)とした混合室(93)として使用される。該混合室(9
3)には多数の通孔(94A)を形成した撹拌羽根(94)が
配設され、この撹拌羽根(94)は縦穴(82)の上部に着
脱自在に螺着されたすべり軸受(95)を挿通して上方に
延在する回転シヤフト(96)の下部に連結される。一
方、回転シヤフト(96)の上端は保護チユーブ(97)内
を通る可撓ケーブル(98)に着脱自在に連結され、この
ケーブル(98)の端部はモータに連結することによって
回転を伝達されるものである。
更に、取出し器(6)以外の構成として、カバー(7
8)の後面に螺着した円筒軸受(100)は撹拌器(68)の
前端を支持する。また、蒸発パイプ(31)及び(39)の
外面には巻回した面状電気ヒータ(101)は冷却室
(5)及び冷却室(5)に供給されたミツクスを殺菌す
るために準備されるものである。ところで、前にも述べ
たように取出し器(6)に接続されるシロツプ供給管
(14A)、(14B)、(14C)及び(14D)は本体(53)の
内部空間を通り、本体(53)の前方に導出される部分を
分離可能な可撓性の透明管(14A1)、(14B1)、(14C
1)及び(14D1)にて形成している。この透明管(14A
1)乃至(14D1)は末端に備わるノズル(14A2)、(14B
2)、(14C2)及び(14D2)を混合室(93)の上部にお
いて、該室(93)の内方に突出する如く接続され、他端
には自封式カツプリング(14A3)、(14B3)、(14C3)
及び(14D3)を備える。一方、シロツプ供給管(14A)
乃至(14D)の端部には本体(53)の前面板(53A)に固
定された自封式カツプリング(14A4)、(14B4)、(14
C4)及び(14D4)を備える。そして、透明管(14A1)乃
至(14D1)側の自封式カツプリング(14A3)乃至(14D
3)をシロツプ供給管(14A)乃至(15D)側の自封式カ
ツプリング(14A4)乃至(14D4)に接続することによ
り、シロツプタンク(3A)乃至(3D)と混合室(93)の
間に4つのシロツプ通路が確立されることが可能とな
る。
次に、第5図に基づいて、上記給湯装置(22)につい
て詳述する。実施例は瞬間湯沸し方式を採用し、シーズ
ヒータ(102)を同心上に内装した加熱パイプ(103)は
両端を液密的にシールされる。この加熱パイプ(103)
の入口側端部に接続される給水管(104)は水道水を加
熱パイプ(103)に導き、給水管(104)には上流側から
逆止弁(105)、管内圧力が異常上昇したとき作動する
安全弁(106)、定量の水を流すための定流量弁(10
7)、水の流れを検出してヒータ(102)のON、OFFを制
御するフロースイツチ(108)を順次接続している。ま
た、加熱パイプ(103)の出口側端部に接続される上記
熱湯供給管(22A)には熱湯温度を検出してヒータ(10
2)の通電率を制御する湯温センサー(109)、手動の水
抜きバルブ(110)、上記給湯電磁弁(24)を順次接続
している。(111)は湯温センサー(109)等の故障によ
って湯温が異常上昇したときヒータ(102)を強制OFFす
る過昇防止サーモスタツトである。
斯かる給湯装置(22)は上述した様に取出し器(6)
の内部を洗浄及び殺菌するとき、コネクタ(23)の使用
により取出し器(6)に接続される。このコネクタ(2
3)は第6図に詳図する如く、一端に入口部(23E1)を
有する横通路(23E)と、該通路(23E)から適当な間隔
を存して上方に延び上面に出口(23A1)を有する第1の
縦通路(23A)、出口(23B1)を有する第2の縦通路(2
3B)、出口(23C1)を有する第3の縦通路(23C)及び
出口(23D1)を有する第4の縦通路(23D)が形成され
ており、各縦通路(23A)乃至(23D)の出口(23A1)乃
至(23D1)には、透明管(14A1)乃至(14D1)の端部に
備わる自封式カツプリング(14A3)乃至(14D3)と接続
可能な自封式カツプリング(23A2)、(23B2)、(23C
2)及び(23D2)を備え、横通路(23E)の入口部(23E
1)から延びる可撓性の接続管(112)の端部には、本体
(53)の前面板(53A)に固定された熱湯供給管(22A)
端部の自封式カツプリング(22A1)に接続可能な自封式
カツプリング(112A)を備えている。
次に、第7図は上記給湯装置(22)を制御する洗浄回
路を示しており、(113)は自動復帰式スイツチ、(11
4)はスイツチ(113)の閉路にて所定のパルスを発生す
るスイツチ回路、(117)は入力ポート(D0)及び
(D1)とこれらに対応する出力ポート(Q0)及び(Q1
を有するラツチ回路で、入力ポートに「H」レベルの信
号が入力されると、該信号をラツチしてこれと対応する
出力ポートからラツチした「H」レベルの信号を出力す
ると共にそれまでラツチしていた信号を解除するもので
ある。而して、スイツチ回路(114)の出力はラツチ回
路(117)の入力ポート(D0)に接続され、ラツチ回路
(117)の出力ポート(Q0)はインバータ(118)を介し
て「L」レベルの入力信号でスタートするタイマー回路
(119)に接続され、該タイマー回路(119)の出力は入
力ポート(D1)に接続される。更に、ラツチ回路(11
7)の出力ポート(Q0)はインバータ(134)を介して
「L」レベルの入力信号でスタートし、スタート後はT1
時間(実施例は30秒)の「L」とT2時間(実施例は3
分)の「H」を繰返し出力するタイマー回路(135)の
リセツト入力に接続され、該タイマー回路(135)の出
力と出力ポート(Q0)の出力は夫々アンド回路(136)
に入力される。オア回路(137)はアンド回路(136)の
出力と該アンド回路(136)の出力を抵抗及びコンデン
サより成る積分回路(149)を介して夫々入力し、オア
回路(137)の出力はトランジスタ(138)のベースに接
続され、そのコレクタラインに第1リレー(139)を接
続する。そして、交流電源間にはリレー(139)によっ
て開閉を制御される常開のリレー接点(139A)と直列に
上記給湯電磁弁(24)が接続される。
一方、サーミスタを使用した湯温センサー(109)を
含むブリツジ回路に生じる非平衡電圧は増幅器(140)
により増幅されてスイツチング回路(141)のプラス入
力端子に入力される。そして、スイツチング回路(14
1)の出力と前記アンド回路(136)の出力は夫々アンド
回路(142)に入力される。而して、(143)はアンド回
路(142)の出力が「H」のとき発光する発光素子(143
A)と受光素子(143B)より成るホトカプラ、(144)は
受光素子(143B)のONによってOFFするトランジタ、(1
45)は該トランジスタ(144)のOFFによってトリガされ
ONするサイリスタ、(146)は整流器、(147)はトライ
アツク、(102)は該トライアツク(147)と直列に接続
した上記給湯装置(22)のシーズヒータである。
次に、以上の構成に基づき本発明の動作を説明する。
まず全システムへ電源が投入された状態で、ポンプ装置
(17)が作動するとミツクスタンク(1)内のミツクス
は吸入管(18)から吸込まれ、この際空気導入管(21)
から吸入される適量の空気と共にミツクス供給管(19)
を通って冷却室(5)の後部流入口(5A)から該冷却室
(5)へ供給される。そして、冷却室(5)に所定量の
ミツクスが供給されたらポンプ装置(17)を停止してミ
ツクスの供給を終了する。
しかる後、蒸発パイプ(31)及び(39)に低温冷媒ガ
スが循環されて冷却室(5)に供給されたミツクスが冷
却されると、該ミツクスは徐々にその粘性を増加して半
凍結状のアイスクリームシエークのベースとして仕上げ
られる。
次に、以上の様にして冷却室(5)内で仕上げられた
シエークベースと、シロツプを混合して最終的に作られ
るアイスクリームシエークの取出し動作を以下に説明す
る。例えば、チヨコレート風味のアイスクリームシエー
クを希望する場合は、例えばチヨコレートと表示された
スイツチを押すと、第8図に示す如くソレノイド装置
(91)が励磁され、プランジヤ(91A)が吸引されて作
動ピン(90)はレバー(89)を前方に引く。すると、レ
バー(89)は支点(88)を中心に回動して作動杆(87)
を冷却室(5)の方向に移動せしめる。この作動杆(8
7)の移動によりバルブ(83)はコイル発条(85)に抗
して後方に押され横穴(80)を開放する。これによっ
て、冷却室(5)内のシエークベースは撹拌器(68)に
よって流出口(81)から横穴(80)を経て混合室(93)
へ送出される。これと同時に、シロツプ供給電磁弁(15
A)が開弁し、気相管(9)、シロツプ押圧管(12A)を
経てシロツプタンク(3A)にかかっている圧縮ガスの押
圧によって該タンク(3A)内のチヨコレートシロツプは
シロツプ供給管(14A)、透明管(14A1)を経てノズル
(14A2)から混合室(93)に給送される。
この様にして、混合室(93)へ供給されたシエークベ
ースとチヨコレートシロツプは駆動モータに連動する撹
拌羽根(94)によって極めて速い速度で撹拌混合されて
チヨコレート風味のアイスクリームシエークに仕上げら
れ、取出し口(93A)からカツプ(69)に接続して抽出
される。
而して、アイスクリームシエークの抽出停止は、スイ
ツチ操作、計量、時間等が考えられるが、いずれにせよ
停止信号が出ると、まずシロツプ供給電磁弁(15A)が
閉弁して混合室(93)へのチヨコレートシロツプの給送
を停止する。続いて、ソレノイド装置(91)へ励磁が解
除されてレバー(89)は復帰発条(92)の作用により第
3図に示す如く通常位置へ戻され、これに追随する作動
杆(87)も前方位置へ復帰する。これによって、バルブ
(83)はコイル発条(85)によって横穴(80)の段部
(86)に押圧され、横穴(80)を閉塞する。
以上は、チヨコレート風味のアイスクリームシエーク
を取出すための動作を説明したが、ストロベリー風味の
アイスクリームシエークを希望するならシロツプ供給電
磁弁(15B)が開弁され、バニラ風味のアイスクリーム
シエークを希望するならシロツプ供給電磁弁(15C)が
開弁され、ヨーグルト風味のアイスクリームシエークを
希望するならシロツプ供給電磁弁(15D)が夫々に対応
するスイツチの操作によって開弁される。
以上の如き取出し動作において、冷却室(5)内のシ
エークベースが混合室(93)へ送出されると、圧力検出
装置(20)は冷却室(5)内の圧力降下を検出してポン
プ装置(17)を作動し、冷却室(5)にミツクスを補給
する。
次に本発明の洗浄作業及び動作について説明する。ま
ず、第2図及び第3図の状態におけるシロツプ供給管
(14A)と透明管(14A1)、シロツプ供給管(14B)と透
明管(14B1)、シロツプ供給管(14C)と透明管(14C
1)、シロツプ供給管(14D)と透明管(14D1)の接続を
全て解除する。また、回転シヤフト(96)を取外し撹拌
羽根(94)を混合室(93)から取外し、更にすべり軸受
(95)を取外す。取外されたこれらの部品は個別に洗浄
され保管される。
しかる後、第9図及び第10図に示す如く、透明管(14
A1)乃至(14D1)端部の自封式カツプリング(14A3)乃
至(14D3)を用意されたコネクタ(23)の出口側に備わ
る自封式カツプリング(23A2)乃至(23D2)に対して接
続し、更にコネクタ(23)の入口側から延在する接続管
(112)の端部に備わる自封式カツプリング(112A)を
熱湯供給管(22A)の端部に備わる自封式カツプリング
(22A1)に接続する。そして、混合室(93)の取出し口
部分には混合室(93)の内外を連通する小径の排湯通路
(234)を形成したキヤツプ(235)を取付ける。
以上の作業を終了した後、スイツチ(113)を押す
と、スイツチ回路(114)から出力パルスが発生してラ
ツチ回路(117)の入力ポート(D0)に入力され、ラツ
チ回路(117)の出力ポート(Q0)から「H」が出力さ
れる。これによってタイマー回路(119)及び(135)に
「L」レベルの信号が入力され、該タイマー回路(11
9)及び(135)がスタートし、タイマー回路(135)は
上述の如くT1時間(30秒)の「L」とT2時間(3分)の
「H」を繰返し出力する。このタイマー回路(135)の
出力とラツチ回路(117)の出力ポート(Q0)の出力を
夫々入力するアンド回路(136)の出力はタイマ回路(1
35)と同期した出力となる。従って、今アンド回路(13
6)から「H」が出力されるとオア回路(137)を介して
トランジスタ(138)がONし、第1リレー(139)が励磁
され、常開接点(139A)が閉路して給湯電磁弁(24)が
開弁する。
これによって、給水管(104)から加熱パイプ(103)
を通る水道水は、フロースイツチ(108)がONしている
ことが条件で通電されるシーズヒータ(102)によって
加熱された後、熱湯供給管(22A)を通り、接続管(11
2)を通り、コネクタ(23)内を通り、透明管(14A
1)、(14B1)、(14C1)及び(14D1)を通って各ノズ
ル(14A2)、(14B2)、(14C2)及び(14D2)から混合
室(93)内に放出される。該混合室(93)に放出された
熱湯は、混合室(93)を洗浄し、殺菌してキヤツプ(23
5)の排湯通路(234)から適当なドレン手段に排水され
るが、この通路(234)が狭いために熱湯は混合室(9
3)に十分満たされ、縦穴(79)の上端開口からもオー
バーフローするようになり、従って、混合室(93)は勿
論、縦穴(79)、更にはバルブ(83)までの横穴(80)
に至ってくまなく洗浄され殺菌される。
一方、給湯温度は湯温センサー(109)に基づいて一
定に制御されるもので、湯温が設定温度(実施例は75℃
設定)に達すると、増幅器(140)の出力電圧はコンパ
レータ(141)のマイナス入力電圧より低くなり、コン
パレータ(141)の出力は「L」となる。この出力とT2
時間「H」を出力するアンド回路(136)の出力を夫々
入力するアンド回路(142)の出力は「L」となるた
め、発光素子(143A)は発光せず、受光素子(143B)は
OFFしてトラジスタ(144)をONし、これによりサイリス
タ(145)、更にはトライアツク(147)が順次OFFして
シーズヒータ(102)はOFFする。再び湯温が設定温度よ
り若干下がると、増幅器(140)の出力電圧はコンパレ
ータ(141)のマイナス入力電圧より高くなり、コンパ
レータ(141)の出力は「H」となる。この出力とアン
ド回路(136)の出力を夫々入力するアンド回路(142)
の出力は「H」となるため、発光素子(143A)が発光
し、受光素子(143B)がONしてトランジスタ(144)をO
FFし、これによりサイリスタ(145)、トライアツク(1
47)が順次ONしてシーズヒータ(102)はONする。この
様にして給湯温度は洗浄及び殺菌に適した略一定の温度
にコントロールされる。
而して、T2時間を経過し、T1時間に入ってアンド回路
(136)の出力が「L」になるとアンド回路(142)の出
力が「L」となり、この時点でシーズヒータ(102)はO
FFし、このヒータ(102)のOFFはT1時間継続する。ま
た、オア回路(137)の出力は積分回路(149)による遅
延時間(数秒)後に「L」となってトランジスタ(13
8)をOFFし、これにより、第1リレー(139)の励磁が
解除され常開接点(139A)が開路して給湯電磁弁(24)
は閉弁する。この様な給湯電磁弁(24)の遅延は、ヒー
タ(102)の余熱で加熱された水が蒸気となり混合室(9
3)へ勢いよく送られる危険を防止するのに効果的であ
る。
斯かる洗浄時間はタイマー回路(119)によって制御
され、該タイマー回路(119)によってスタートしてか
ら所定時間を経過すると、該タイマー(119)は「H」
の出力を発生して入力ポート(D1)に入力する。これに
よって出力ポート(Q0)の出力は「L」となり、タイマ
ー回路(119)はリセットされ、洗浄回路は動作を終了
する。厳密に言うと、出力ポート(Q0)の出力が「L」
となってから洗浄回路中の積分回路(149)による遅延
時間が経過したとき洗浄回路は完全に動作を終了する。
而して、洗浄動作の終了は、LEDやブザー等によって
ユーザーが確認できる様にすることが望まれ、洗浄動作
を終了したら第9図及び第10図に示す洗浄のための配管
接続状態から第2図及び第3図に示す通常の配管接続状
態に戻す作業を行なう。まず、接続管(112)と熱湯供
給管(22A)の接続を解除し、透明管(14A1)、(14B
1)、(14C1)及び(14D1)とコネクタ(23)の接続を
解除した後、透明管(14A1)乃至(14D1)を再びシロツ
プ供給管(14A)、(14B)、(14C)及び(14D)に接続
する。更に、キヤツプ(235)を外し保管しておいたす
べり軸受(95)を取付け、撹拌羽根(94)を混合室(9
3)に挿入配置して回転シヤフト(96)をケーブル(9
8)に連結する。
以上の作業を終了することによって、再びアイスクリ
ームシエークの取出しが可能となるが、冷却室(5)内
のミツクスが冷却運転により理想的な取出し温度に低下
した事をLEDやブザー等の手段によってユーザーが確認
できる様にすることが望まれる。
なお、本発明の給湯装置は実施例に記載した瞬間湯沸
かし方式の他、貯湯式のものでもよい。
以上に説明した本発明の冷菓製造装置の洗浄装置は、
アイスクリームシエーク製造装置を一例として説明して
きたが、本発明は本発明の精神を逸脱しない範囲におい
て、アイスクリームシエークと類似する例えばソフトア
イスクリーム等の製造装置にも適用することができるも
のである。
(ト)発明の効果 本発明は以上の様に、冷却室内で冷却されているミツ
クスを回収することなく開閉手段から取出口に至る取出
し器内の通路を給湯装置から給送される熱湯によって良
好に洗浄及び殺菌することができ、最も衛生管理面で重
要である取出し器の取出し部を衛生的に管理することが
できる優れた利点を奏するものである。
しかも、ヒータ停止後、熱湯の給送を所定時間遅延さ
せて停止するため、ヒータの余熱で加熱された水が蒸気
となり混合室へ勢いよく送られる危険を防止するという
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の洗浄装置を採用したアイスクリームシ
エーク製造装置のシステム構成図、第2図は冷却室の前
部及び取出し器の一部を破断した側断面図、第3図は同
じく全体を断面した側断面図、第4図は一部を省略した
取出し器の正面断面図、第5図は給湯装置の具体的構成
図、第6図は取出し器の洗浄時に使用されるコネクタの
断面図、第7図は本発明の洗浄回路図、第8図は冷菓の
取出し状態を示す取出し器の側断面図、第9図はコネク
タを使用した取出し器の洗浄状態を示す正面図、第10図
は同じく取出し器の洗浄状態を示した側面図である。 (5)……冷却室、()……取出し器、(22)……給
湯装置、(79)……縦穴、(80)……横穴、(83)……
バルブ、(93A)……取出し口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 靖夫 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東京三洋電機株式会社内 (72)発明者 柿沼 盈 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東京三洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 重夫 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東京三洋電機株式会社内 (72)発明者 杉山 成機 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東京三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−70860(JP,A) 特開 昭57−181650(JP,A) 実開 昭57−18385(JP,U) 実開 昭53−35988(JP,U) 実開 昭50−96690(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミックスを冷却する冷却室の前面に取出し
    器を備え、開閉手段の動作により前記取出し器に形成し
    た通路を開放して半凍結状に冷却されたミックスを外部
    供給する冷菓製造装置において、ヒータを備えており、
    前記開閉手段が不動作状態で、該開閉手段から取出口に
    至る前記通路に熱湯を給送して該通路を洗浄し、洗浄
    後、前記ヒータを停止させ、所定時間遅延させてから熱
    湯の給送を停止する給湯手段を設けた事を特徴とする冷
    菓製造装置の洗浄装置。
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JPS5437223B2 (ja) * 1974-12-12 1979-11-14
JPS5335988U (ja) * 1976-09-01 1978-03-29
JPS5718385U (ja) * 1980-07-03 1982-01-30
IT1145915B (it) * 1981-02-27 1986-11-12 Carpigiani Bruto Mach Metodo per la pastorizzazione di prodotti o miscele alimentari e per la sterilizzazione delle parti a contatto con tali prodotti o miscele nelle macchine per la fabbricazione di gelati e o nelle macchine per la pastorizzazione di miscele liquide alimentari munite di gruppi relative macchine

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