JP2532657B2 - スチ―ム発生装置とその製造方法 - Google Patents

スチ―ム発生装置とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スチームを吹きつけ衣類のケアを行なうブ
ラッシングスチーマ・スチームアイロンなどに応用する
スチーム発生装置とその製造方法に関するものである。
従来の技術 従来のスチームを吹きつけて衣類のケアを行なうブラ
ッシングスチーマやスチームアイロンなどに応用するス
チーム発生装置は、気化室内部に水注入口を有し、そこ
から滴下された水を気化室外壁のヒーターで加熱蒸発さ
せてスチームを発生させる構成であった。この時スチー
ム発生を円滑に行うために、表面処理剤(例えば商品名
スノーテックス)で処理したスチールウールを丸めて気
化室内に装着していた。
以上の構成で水と気化室との濡れ性をよくし、円滑な
スチーム発生を行わせるようにしたものである。すなわ
ち、気化室が高温になり核沸騰から膜沸騰に移行する
と、滴下された水がヒーターで加熱されても気化室内部
を走り回るだけで気化が行われず、水の滴下量が多くな
ると水滴のまま出てくるようなこともあった。これを防
ぐために、水と気化室との濡れ性をよくするための表面
処理剤を塗布されたスチールウールなどを気化室に丸め
て装着していたものであった。
発明が解決しようとする課題 上記従来の技術では、スチールウールを気化室に装着
するのに手間がかる上、成型性のないスチールウールで
あるため、その効果も充填量次第であり、毛細管現象を
利用した分散効果をうまく利用しているとはいいがたい
ものであった。またスチームの発生も余り安定していな
かった。すなわち、スチーム発生のための水の滴下量を
多くすると、水滴のまま噴出することがあり、大きな課
題となっているものであった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであ
り、容易に装着が可能であり、安定したスチームの発生
が可能であるスチーム発生装置を提供することを第一の
目的とし、またこのようなスチーム発生装置の製造方法
を提供することを第二の目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記第一の目的を達成するための第一の手段は、気化
室外壁にヒーターを有し、気化室の形状に合わせて成形
した親水処理されたシリコンゴム連続発泡体を気化室内
に装着した構成のスチーム発生装置とするものである。
第二の目的を達成するための第二の手段は、気化室外
壁にヒーターを有し、気化室内にシリコンゴム連続発泡
体を装着した後、前記ヒーターで気化室を高温とした状
態で親水化剤を前記シリコンゴム連続発泡体が装着され
ている気化室内に注入するスチーム発生装置の製造方法
とするものである。
作 用 第一の手段は以下のように作用する。気化室の形状に
合わせて成形したシリコンゴム連続発泡体を使用してい
るため、気化室への装着には手間がかからない。また発
泡体は毛細管として作用し、しかもシリコンによって親
水化されているため注入口から滴下した水は毛細管現象
によって充分に分散され、気化室内面の全面から気化す
るものである。従ってスチーム発生量が増大しても水滴
のまま噴出することが少なくなると共に、スチームの発
生も安定したものとなる。
第二の手段では、シリコンゴム連続発泡体を事前に親
水処理することなくそのまま気化室に装着した後、シリ
コンゴム連続発泡体を高温として、その表面で親水化剤
を含んだ液を蒸発させて、シリコンゴム連続発泡体を親
水化する製造方法としたもので、第一の手段と同様な作
用を非常に簡単に実現することができるものである。こ
こで高温としたのは、通常の親水化剤を含んだ液の多く
は水溶液であり、シリコンゴム連続発泡体は疎水性であ
り、低温のままでは親水化剤を含んだ液を弾き、その効
果を十分には発揮しにくい為である。したがって、溶剤
タイプの親水化剤であればこの限りでない。
実施例 以下第一の手段の一実施例について第1図および第2
図をもとに説明する。第1図・第2図はスチームアイロ
ンを示しており、ベース1の一部には、ヒーター2を埋
設した壁3を介して気化室4が形成されている。気化室
4は2枚の仕切り板5・6で3室7・8・9に区画され
ている。10は気化室4の頂壁部に設けられた水注入口、
11・12は仕切り板5・6に形成されたスチーム孔、13は
ベース1に形成されたスチーム噴出孔で、これら水注入
口10、スチーム孔11・12及びスチーム噴出孔13はそれぞ
れが非対向関係にある。14・15はパッキンをしめす。16
は本発明の骨子であるシリコンゴム連続発泡体で、気化
室4を構成する室7に装着されている。シリコンゴム連
続発泡体16は、予め気化室の形状に合わせて成形したも
のを使用しており、また予め親水処理を施している。前
記親水処理は、例えば竹本油脂製処理剤SHC−301をアル
コールで適度に濃度に希釈したものに、シリコンゴム連
続発泡体16を含浸して乾燥させることで行った。
以下本実施例の作用を説明する。水注入口10より注入
された水は気化室4を構成している室7に注入され、親
水処理されたシリコンゴム連続発泡体16の毛細管現象に
よって分散される。ここで気化室4がスチーム発生に必
要な温度に達しておれば、前記親水処理されたシリコン
ゴム連続発泡体16の毛細管現象によって分散された水が
室7の壁3まで達したところで気化される。室7で発生
したスチームは、室8・9と流動し、最終的にはベース
1のスチーム噴出孔13から安定的に噴出される。
このときシリコンゴム連続発泡体16がないと、流入さ
れた水は高温により膜沸騰となり、充分にスチーム化さ
れず、高温の水の状態でスチーム噴出孔13から滴下する
ことになる。
次に、第二の手段の一実施例について説明する。スチ
ームアイロンの構成は、第一の実施例と同一であり省略
する。ただし本実施例においては、16は必要な形状に成
型されたシリコンゴム連続発泡体であり、親水処理はさ
れていないものである。
本実施例は以上の構成のスチームアイロンをスチーム
アイロンの製造過程において親水処理する製造方法とす
るものである。即ち、以下の手順で製造するものであ
る。先ずヒータ2を使用してシリコンゴム連続発泡体16
が装着されている気化室4の温度を十分高める。次に、
この状態でスチームアイロンの水注入口10から例えば水
溶液とした無機シリコン系親水化剤を注入する。こうす
れば注入された無機シリコン系親水化剤シリコンゴム連
続発泡体に浸透し、シリコンゴム連続発泡体16が親水処
理される。
なお前記無機シリコン系親水化剤としては、本実施例
では日産化学製スノーテックスUPを使用している。スノ
ーテックスUPは、太さが5〜20mμ、長さが40〜300mμ
の細長い形状となっており毛細管現象を起こすのに効果
的な形状となっているものである。しかし特にこのスノ
ーテックスUPに限定するものではなく、水溶性のあるい
は水に懸濁する高耐熱性の親水化剤であれば使用できる
ものである。なお、作用に就いては、第一の実施例と同
一であり説明を省略する。
発明の効果 以上のように、第一の手段によれば、予め必要な形状
に成型されているシリコンゴム連続発泡体を使用する構
成としているため、気化室への装着が容易に行え、安定
したスチーム発生を可能とするスチーム発生装置を提供
することができる。
また第二の手段によれば、前記した第一の手段の構成
を極めて容易に実現することのできるスチーム発生装置
の製造方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスチーム発生装置の一実施例を示す正
面断面図、第2図は同側断面図である。 4……気化室、16……シリコンゴム連続発泡体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化室外壁にヒーターを有し、気化室の形
    状に合わせて成形した親水処理されたシリコンゴム連続
    発泡体を気化室内に装着したスチーム発生装置。
  2. 【請求項2】気化室外壁にヒーターを有し、気化室内に
    その形状に合わせて成形したシリコンゴム連続発泡体を
    装着した後、前記ヒーターで気化室を高温とした状態で
    親水化剤を前記シリコンゴム連続発泡体が装着されてい
    る気化室内に注入するスチーム発生装置の製造方法。
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