JP2529444Y2 - 線工事用取付器具 - Google Patents

線工事用取付器具

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JP2529444Y2
JP2529444Y2 JP7860292U JP7860292U JP2529444Y2 JP 2529444 Y2 JP2529444 Y2 JP 2529444Y2 JP 7860292 U JP7860292 U JP 7860292U JP 7860292 U JP7860292 U JP 7860292U JP 2529444 Y2 JP2529444 Y2 JP 2529444Y2
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雅己 疋田
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有限会社新光電設
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は通信線やテレビ共聴線等
の線工事において、電線の取付作業を行う時に用いる線
工事用取付器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信線やテレビ共聴線等の線工事は一定
距離如にその距離内にある電柱に電線を設けて行く。こ
の場合の電線一端は、電柱に設けている可変形支持バン
ドに固着し、電線を弛ませて電柱に設けて行く。そして
電線他端は、図6に示す如く電柱にフック付ワイヤで巻
付けて設けた電線緊張用工具(以下シメラーと云う)に
連結している電線固定工具(以下カマロングと云う)に
嵌合固定している。このように電線他端を固定してから
シメラーにてカマロングを引張ることによって電線を緊
張させて行き、電線の緊張が終わると可変形支持バンド
に設けているワイヤによる巻付グリップに電線他端を巻
付け各工具類をはずして工事をしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、電柱にフック付ワイヤを巻付ける時、電力ケーブル
の立上りや配電線自動化に伴う制御ケーブルや接地線や
電灯用ビニールパイプ等多くの付属設備が取付けられて
いるためそれ等を電柱より離してフック付ワイヤを挿入
して電柱に巻付けなければならない。この電柱より付属
設備を離すのに、思うように離れず手間が掛かると共
に、電線の緊張時にシメラーの巻取り不足が生じカマロ
ングでの再セットでの必要が生じると、別のシメラーと
カマロングを準備して不足が生じたシメラーとカマロン
グに替えて用い電線の緊張を継続していたため、作業ロ
ス多く余分な道具や器具を準備する必要があり、工事作
業上非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこの様な不都合
を解消し、付属設備を傷めず且つ付属設備の有無に拘ら
ず簡単に作業準備が出来、しかも作業を能率良く出来る
ようにした線工事用取付器具を提供せんとするものであ
る。
【0005】任意形状の頂点Z側に達磨形の取付穴を穿
設し、底辺X側に長細状の掛止穴を取付穴と平行となる
よう二箇を並列に穿設してなる取付板二枚を一組とし、
環台を内設する掛止環を両端に設けた補助ワイヤ一端
を、ナットの回動にて着脱自在とした環状のカナビラを
介して一方の取付板の掛止穴に、他端を他方の取付板の
掛止穴に連結し、環台を内設する掛止環を両端に設け長
物の長さの中央よりずらせて不等分となるよう折り曲
げ、その折り曲げ箇所にブッシュを巻付けて止環を形成
した主ワイヤの一端を、カナビラを介して一方の取付板
の掛止穴に、他端を他方の取付板の掛止穴に連結して一
体としたものである。
【0006】
【作用】電柱に取付けた公知の可変形支持バンドに突設
する皿ボルトに取付穴を挿入しナット締めにて二枚の取
付板を電柱両側に固定する。その後、補助ワイヤにカマ
ロングのみを連結し、カマロングをワイヤにて連結して
いるシメラーを止環に内設する環台を介して主ワイヤに
連結して緊張出来る状態としてから、引張る電線の他端
をシメラーに連結するカマロングにて嵌合固定し、シメ
ラーの作動にてカマロングを引き寄せて電線を緊張して
行く。その時最後まで緊張出来れば良いが、まだ電線が
弛んでいる場合には、電線他端を補助ワイヤに設けたカ
マロングにて嵌合固定しておき、シメラーに連結してい
るカマロングの嵌合をはずして緊張可能状態に調節し、
シメラーと連結しているカマロングに再び電線を嵌合す
ると同時に補助ワイヤに設けたカマロングでの嵌合をは
ずしてシメラーの作動にて緊張作業を続行する。若し、
電柱に可変形支持バンドの皿ボルトや付属設備が無い場
合には、補助ワイヤを掛止穴よりカナビラを介してはず
して一端を自由にして電柱に巻付け、再び元の取付けて
いた掛止穴にカナビラを介して取付け、取付板に連結
し、前述と同じ要領で緊張作業を続行する。
【0007】
【実施例】図中1は二等辺三角形の板からなる取付板で
あって、底辺X側適位置にて底辺Xと平行に折曲線Yに
て僅少折曲げると共に、頂点Z側に達磨形の取付穴2を
穿設し且つ底辺X側に長細状の掛止穴3a,3bを取付
穴2と長軸線が平行となるよう並列に穿設している。4
は補強用で環状の環台5を内設する掛止環4aを両端に
設けた補助ワイヤであって、一端を一方の取付板1の掛
止穴3bに又、他端をナットの螺合にて着脱を自在とし
た環状のカナビラ6aを介して他方の取付板1の掛止穴
3bに取付板1二枚が対向するよう連結している。7は
環状の環台5を内設する掛止環7aを両端に設けた長物
の主ワイヤであって、長さ方向の中央より適寸法(普通
は約40mm前後である)ずらせて折り曲げ連結用ブッ
シュ8を折り曲げ箇所に巻付けて止環7bを形成して長
さの異なる二本とし、長い方を取付板1の掛止穴3a
に、短い方をカナビラ6aにて補助ワイヤ4を連結して
いる取付板1の掛止穴3aにカナビラ6bにて連結して
いる。
【0008】9は公知の可変形支持バンドであって、一
端にフランジ10aを設け皿ボルト11を突設した固定
バンド10と、一端にフランジ12aを設け取付穴12
bを複数穿設した移動バンド12とからなり、皿ボルト
11を適位置の取付穴12bに挿入してナット締めにて
固定した二組を対向させフランジ10a間及びフランジ
12a間を滑車13bを介してボルトとナットの締結具
13にて固定一体化している。14は公知の電線緊張用
工具のシメラーであって、公知の電線固定工具のカマロ
ング15とをワイヤで連結し組合せとしている。16は
適長さのワイヤからなる巻付グリップであって、中央を
折曲げ締結具13に滑車13bを介して固着している。
【0009】使用に当たっては、図3及び図4に示す如
く、二枚の取付板1を折曲を内側にして主ワイヤ7が上
部、補助ワイヤ4が下部となるよう連結し、取付穴2を
電柱に取付けている可変形支持バンド9の皿ボルト11
に挿入してナットにて締結し、取付板1をそれぞれ電柱
両側に取付けてから、巻付グリップ16を締結具13に
滑車13bを介して取付ける。そして補助ワイヤ4の中
央にカマロング15bを連結すると共に、カマロング1
5aをワイヤで連結しているシメラー14をブッシュ8
を介して主ワイヤ7に連結し、引張る電線Wの他端をカ
マロング15aにて嵌合固定し、シメラー14の作動に
てカマロング15aを引き寄せて電線Wを緊張して行
く。そしてカマロング15aを一杯引き寄せてもまだ弛
んでいる場合には、カマロング15aより出ている電線
Wの他端を補助ワイヤ4に設けたカマロング15bにて
嵌合固定してからカマロング15aの嵌合をはずし、シ
メラー14に引張られて接近したカマロング15aをシ
メラー14を動かしシメラー14より離してカマロング
15aにて緊張が出来る状態に調節する。この間、カマ
ロング15bは緊張した電線Wが元に戻らないよう挾持
しているだけである。
【0010】このように調節後再びカマロング15bに
て緊張している電線Wの適位置をカマロング15aで嵌
合固定すると共に、カマロング15bの嵌合をはずしシ
メラー14にてカマロング15aを引き寄せて電線Wの
緊張作業を継続して行く。電柱に可変形支持バンド9の
皿ボルト11や付属設備が無い時には、図5に示す如く
補助ワイヤ4を連結するカナビラ6aを取付板1よりは
すして補助ワイヤ4を電柱に巻付け、取付板1及び主ワ
イヤ7を180゜回して再びはずした元の掛止穴3bに
カナビラ6aを介して補助ワイヤ4を取付板1に連結
し、前述と同じ要領で電線Wの緊張を行う。なお、主ワ
イヤ7のずれによる長さの長短は、巻付グリップ16に
シメラー14やカマロング15aが接近し電線Wの巻付
が難しくならないようシメラー14やカマロング15a
の位置を巻付グリップ16より水平方向にずらすためで
ある。
【0011】
【考案の効果】上述の如く本考案は、電柱に付属する設
備を傷めず、余分なシメラーを不要とするため準備工具
も軽量化となり簡単に作業準備が出来ると共に、高所に
おいての作業上の不便や不能率を無くして効率良く作業
を進めて行くことが出来る等多くの特長を有し、実用上
非常に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の正面図である。
【図2】本考案実施例の平面図である。
【図3】本考案実施例の使用状態を表す正面図である。
【図4】本考案実施例の使用状態を表す平面図である。
【図5】本考案実施例の使用状態図である。
【図6】従来の作業状態図である。
【符号の説明】
1 取付板 2 取付穴 3a 掛止穴 3b 掛止穴 4 補助ワイヤ 4a 掛止環 5 環台 6a カナビラ 6b カナビラ 7 主ワイヤ 7a 掛止環 7b 止環 8 ブッシュ 9 可変形支持バンド 10 固定バンド 10a フランジ 11 皿ボルト 12 移動バンド 12a フランジ 12b 取付穴 13 締結具 13b 滑車 14 シメラー 15a カマロング 15b カマロング 16 巻付グリップ W 電線 X 底辺 Y 折曲線 Z 頂点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意形状の頂点Z側に達磨形の取付穴2
    を穿設し、底辺X側に長細状の掛止穴3a,3bを取付
    穴2と平行となるよう二箇を並列に穿設してなる取付板
    1二枚を一組とし、環台5を内設する掛止環4aを両端
    に設けた補助ワイヤ4一端を、着脱自在とした環状のカ
    ナビラ6aを介して一方の取付板1の掛止穴3bに、他
    端を他方の取付板1の掛止穴3bに連結し、環台5を内
    設する掛止環7aを両端に設け長物の長さの中央よりず
    らせて不等分となるよう折り曲げその折り曲げ箇所にブ
    ッシュ8を巻付けて止環7bを形成した主ワイヤ7の一
    端を、カナビラ6bを介して一方の取付板1の掛止穴3
    aに、他端を他方の取付板1の掛止穴3aに連結して一
    体としたことを特徴とする線工事用取付器具。
JP7860292U 1992-10-16 1992-10-16 線工事用取付器具 Expired - Fee Related JP2529444Y2 (ja)

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JPH073219U JPH073219U (ja) 1995-01-17
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JPS4928464U (ja) * 1972-06-14 1974-03-11
JPS5275462U (ja) * 1975-12-04 1977-06-06
JPS5362364U (ja) * 1976-10-29 1978-05-26
JPS5395864U (ja) * 1976-12-30 1978-08-04
JPS53148666U (ja) * 1977-04-27 1978-11-22

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