JP2525818Y2 - テープカセットの位置決め機構 - Google Patents

テープカセットの位置決め機構

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JP2525818Y2
JP2525818Y2 JP1991043443U JP4344391U JP2525818Y2 JP 2525818 Y2 JP2525818 Y2 JP 2525818Y2 JP 1991043443 U JP1991043443 U JP 1991043443U JP 4344391 U JP4344391 U JP 4344391U JP 2525818 Y2 JP2525818 Y2 JP 2525818Y2
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JP
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tape cassette
cassette
positioning
tape
guide
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進 蝶野
聡司 高下
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テープレコーダ等の磁
気記録再生装置において、テープ駆動メカニズムとの相
対位置関係を保つためのテープカセットの位置決め機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気記録再生装置にあっては、
安定したテープ走行を得るために、テープカセットとテ
ープ駆動メカニズムとの相対位置関係を精度良く保つ必
要があり、従来より、種々のテープカセット位置決め機
構が提案され、その一例として、図9乃至図11に示す
ものがある。
【0003】図9は従来の位置決め機構によるテープカ
セットの装着状態を示す正面図、図10は同側面図、図
11は図9のD−D断面図を示す。
【0004】図において、テープカセット51はそのサ
ポートエリア(膨出部分)52に、規格で定められてい
る基準穴53,54を有する構造である。メインシャー
シ55は別部品であるガイドポスト56,57をカシメ
により固定装着すると共に、高さ基準面となるハーフパ
ンチ58を形成する。図中、矢印a,bはテープカセッ
ト51の前後方向を、矢印c,dはテープカセット51
の左右方向を、さらには矢印e,fはテープカセットの
高さ方向をそれぞれ示している。
【0005】而して、テープカセット51は、基準穴5
3,54にガイドポスト56,57が挿入することによ
り前後・左右の位置決めが、ハーフパンチ58により支
えられることにより高さ方向の位置決めがそれぞれなさ
れ、メインシャーシ55上に上記メインシャーシとの相
対位置関係を保つように位置決め保持される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構造では、別部品であるガイドポストをカシメによりメ
インシャーシに固定装着するため、精度上余り好ましい
ものと称し得ないばかりか、部品点数も多く、しかもガ
イドポストとは別の位置で高さ基準面となるハーフパン
チを設けなければならず、加工等が煩雑であってコスト
的にも高くなるものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決することを目的としてなされたものであり、テープカ
セットをシャーシ上に位置決め保持してテープ駆動メカ
ニズムとの相対位置関係を保つテープカセットの位置決
め機構において、上記テープカセットの基準穴に挿入し
て該カセットの前後・左右方向の位置決めを行うガイド
ポストを、上記シャーシに絞り加工を施して形成すると
共に、上記ガイドポストの基部外周には上記テープカセ
ットを受けて該カセットの高さ方向の位置決めを行う高
さ基準面を絞り加工により形成する。
【0008】
【作用】上記の構成においては、テープカセットの前後
・左右の位置決めを行うガイドポスト、及びこのガイド
ポストの基部外周にあってテープカセットの高さ方向の
位置決めを行う高さ基準面を絞り加工によりシャーシに
一体に形成するため、精度を高めることができ、テープ
駆動メカニズムとの相対位置関係を保ち、安定したテー
プ走行が得られると共に、部品点数の削減も達成でき、
しかもガイドポスト及び高さ基準面共に絞り加工により
形成できることによって加工面で煩雑さもなく、コスト
的にも有利なものとなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例における位置決め機構
を図1乃至図9に従って詳細に説明する。図1はテープ
カセットの装着状態を示す一部破断正面図、図2は同一
部破断側面図であり、テープカセット1は一対のカセッ
トハーフ2,2´により外郭を構成し、そのカセットハ
ーフ2,2´のサポートエリア3,3´には規格により
定められた基準穴が形成される。図1及び図2には、カ
セットハーフ2のサポートエリア4に形成した基準穴
4,5が図示されている。6はテープカセット1を所定
位置に位置決め保持するメインシャーシであり、テープ
カセット1の基準穴4,5に挿入するガイドポスト7,
8を二段絞りにより一体に形成する。なお、図中、矢印
a,bはテープカセット1の前後方向、矢印c,dはそ
の左右方向、矢印e,fはその高さ方向を示している。
【0010】次に、上記基準穴4,5及びガイドポスト
7,8の構造について、図3乃至図6に従って詳細に説
明する。図3は図1のX部拡大図、図4は図3のA−A
断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は図3のC−
C断面図である。
【0011】基準穴4は、コーナー部にアールを持たせ
た略長方形状をなし、後側面4aを前後方向の基準面と
して、両側面4b,4cを左右の基準面として作用させ
るものである。一方、基準穴5は、基準穴4と同様に、
コーナー部にアールを持たせた略長方形状をなし、後側
面5aを前後方向の基準面として作用させるものであ
る。
【0012】ガイドポスト7,8はメインシャーシ6に
二段絞りにより一体に形成され、その外周面をガイド面
7a,8aとするとともに、その基部外周には高さ方向
の位置決めを行う高さ基準面7b,8bを有する。
【0013】而して、テープカセット1をメインシャー
シ6上に装着した際、ガイドポスト7はテープカセット
1の基準穴4に、又ガイドポスト8はテープカセット1
の基準穴5に夫々挿入した状態にある。この状態におい
て、一方のガイドポスト7はそのガイド面7aを基準穴
4の両側面4b,4cと僅かなクリアランスをもって対
向位置することによってテープカセット1の左右方向の
位置決めを行う。
【0014】又、この状態においては、テープカセット
1に、図示しない板ばね等により矢印b方向(前方)及
び矢印f方向(メインシャーシ6方向)への付勢力が与
えられるものであり、従って、テープカセット1の前後
方向の位置決めはガイドポスト7,8のガイド面7a,
8aと基準穴4,5の後側面4a,5aとにより行わ
れ、又高さ方向の位置決めは、ガイドポスト7,8の高
さ基準面7b,8bとカセットハーフ2のサポートエリ
ア3との当接、及びカセットハーフ2の後方部位とメイ
ンシャーシ6上のハーフパンチ(図示せず)との当接に
より行われる。
【0015】このような三方向の位置決めがなされるこ
とにより、テープカセット1はメインシャーシ6上の所
定位置に保持され、図示しないテープ駆動メカニズムと
の相対位置関係を精度良く保ち、安定したテープ走行が
得られることになる。
【0016】尚、テープカセット1の一方のカセットハ
ーフ2´にも、基準穴4,5と同様の基準穴4´,5´
を有するものであり、カセットハーフ2´のサポートエ
リア3´に、基準穴4´を基準穴5に対向させて、又基
準穴5´を基準穴4に対向させて夫々配置することによ
り、テープカセット1を裏返して装着した際に、前述と
同様に位置決めを行ない得るようになしてある。
【0017】次に、ガイドポスト7,8の絞り加工の一
例を図7に従って説明すると、予め、高さ基準面7bに
相当する膨出部分を絞り加工により形成したメインシャ
ーシを用い、このメインシャーシ6の膨出部分の中央に
図7に示すように、絞り加工用金型であるダイス9とポ
ンチ10とにより絞り加工を施し、ガイドポスト7を形
成する。一般に、絞り加工では、金型に当接する面はほ
ぼ金型の形状に仕上がるため、ガイドポストのガイド面
は寸法的、形状的及び位置的に精度良く製作されること
になり、テープカセットの位置決め精度は、従来のよう
に別部品のガイドポストをかしめにより固定装着するも
のに比し、格段に向上する。又、絞り加工を用いること
により、ガイドポスト7の先端にテーパー面7cを容易
に形成でき、テープカセット1の基準穴への挿入をより
スムースに行える。
【0018】さらに、高さ基準面7b,8bは、ガイド
面を有する絞り加工部(ガイドポスト)と同時に面押し
仕上げをして形成されるので、高い平面精度が得られ
る。絞り加工部の周辺に位置するシャーシ部分6aは、
加工に伴う引っ張られ現象により波打ち、平面精度が得
られなかったところで、ガイドポストの高さ基準面はテ
ープカセットの高さ方向の位置決めを正確に行うことが
できる。
【0019】その他、本考案は上記しかつ図面に示す実
施例のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変形して実施できること勿論である。
【0020】
【効果】以上の如く、本考案の位置決め機構にあって
は、ガイドポスト及びその基部外周に位置する高さ基準
面を絞り加工によりシャーシに一体に形成したことによ
り、精度を高めてテープ駆動メカニズムとの相対位置関
係を正確に保ち、安定したテープ走行が得られる上に、
別部品としてのガイドポスト及びそのかしめ等を省略す
ることができ、部品点数の削減、及び加工の煩雑さの解
消をも達成でき、コスト的にも優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における位置決め機構によりテ
ープカセットの装着状態を示す一部破断正面図
【図2】同状態の一部破断側面図
【図3】図1のX部拡大図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】図3のB−B断面図
【図6】図3のC−C断面図
【図7】絞り加工状態を説明するための図
【図8】絞り加工の仕上がり状態を示す図
【図9】従来の位置決め機構によるテープカセットの装
着状態を示す正面図
【図10】同状態の側面図
【図11】図9のD−D断面図
【符号の説明】
1 テープカセット 4 基準穴 5 基準穴 6 メインシャーシ 7 ガイドポスト 7b 高さ基準面 8 ガイドポスト 8b 高さ基準面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットをシャーシ上に位置決め保
    持してテープ駆動メカニズムとの相対位置関係を保つも
    のにおいて、上記テープカセットの基準穴に挿入して該
    カセットの前後・左右方向の位置決めを行うガイドポス
    トを、上記シャーシに絞り加工を施して形成すると共
    に、上記ガイドポストの基部外周には上記テープカセッ
    トを受けて該カセットの高さ方向の位置決めを行う高さ
    基準面を絞り加工により形成してなることを特徴とする
    テープカセットの位置決め機構。
JP1991043443U 1991-06-11 1991-06-11 テープカセットの位置決め機構 Expired - Lifetime JP2525818Y2 (ja)

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JPH04137537U JPH04137537U (ja) 1992-12-22
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