JP2524234B2 - 圧力センサ― - Google Patents
圧力センサ―Info
- Publication number
- JP2524234B2 JP2524234B2 JP1341838A JP34183889A JP2524234B2 JP 2524234 B2 JP2524234 B2 JP 2524234B2 JP 1341838 A JP1341838 A JP 1341838A JP 34183889 A JP34183889 A JP 34183889A JP 2524234 B2 JP2524234 B2 JP 2524234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- ripples
- chamber
- spiral
- pressure receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧力センサーに関し、特に昇圧−降圧時の
ヒステリシスの小さい圧力センサーに関する。
ヒステリシスの小さい圧力センサーに関する。
ダイヤフラム型圧力センサーは、第1図を参照して説
明するとケーシング1内をダイヤフラムDにより受圧室
2とバックアップ室3とに区画し、前記受圧室2に被圧
力検出流体aの導入管4を接続し、前記バックアップ室
3には、前記ダイヤフラムDの中心に当接するラム5を
その軸方向に移動自在に設けるとともに、そのラムをダ
イヤフラムD側に付勢するスプリング6を設けた構成で
あり、流体aの導入圧によるダイヤフラムDの撓みをラ
ム5の移動に変換し、その移動量を差動トランス、光セ
ンサー、レーザーセンサー等で検出する。
明するとケーシング1内をダイヤフラムDにより受圧室
2とバックアップ室3とに区画し、前記受圧室2に被圧
力検出流体aの導入管4を接続し、前記バックアップ室
3には、前記ダイヤフラムDの中心に当接するラム5を
その軸方向に移動自在に設けるとともに、そのラムをダ
イヤフラムD側に付勢するスプリング6を設けた構成で
あり、流体aの導入圧によるダイヤフラムDの撓みをラ
ム5の移動に変換し、その移動量を差動トランス、光セ
ンサー、レーザーセンサー等で検出する。
この圧力センサーの前記ダイヤフラムDとして、本願
発明者等は、ソ連国特許発明第241170号明細書、特公昭
47−15275号公報、特開昭60−227141号公報などの従来
技術に基づき、特願平1−12879号(特開平2−51664
号)等において、第6図に示すように、素材板中心円形
10の周りに、その周り任意の点から、渦巻き波紋Pを呈
する波形断面とし、その渦巻き波紋Pは前記中心円形に
向って傾斜して成るものを提案した(第3図参照)。な
お、図中の波紋Pは谷部の軌跡を示す(以下、同様)。
発明者等は、ソ連国特許発明第241170号明細書、特公昭
47−15275号公報、特開昭60−227141号公報などの従来
技術に基づき、特願平1−12879号(特開平2−51664
号)等において、第6図に示すように、素材板中心円形
10の周りに、その周り任意の点から、渦巻き波紋Pを呈
する波形断面とし、その渦巻き波紋Pは前記中心円形に
向って傾斜して成るものを提案した(第3図参照)。な
お、図中の波紋Pは谷部の軌跡を示す(以下、同様)。
このダイヤフラムDを、第1図実線のごとく、凸状外
面を受圧室2側としてセットし、圧力−変位曲線を得た
ところ、昇圧と降圧におけるヒステリシス、とくに、昇
圧開始と降圧終了におけるヒステリシスが満足いけるも
のでなかった(第4図従来例、破線参照)。
面を受圧室2側としてセットし、圧力−変位曲線を得た
ところ、昇圧と降圧におけるヒステリシス、とくに、昇
圧開始と降圧終了におけるヒステリシスが満足いけるも
のでなかった(第4図従来例、破線参照)。
本発明は、上記ヒステリシスを小さくすることを課題
とする。
とする。
上記課題を解決するため、本発明にあっては、前記の
ダイヤフラム型圧力センサーにおいて、前記渦巻き波紋
のダイヤフラムを、その渦巻き波紋が中心円形に向って
傾斜するとともに少なくとも3周廻り形成され、かつ前
記渦巻き波紋の半径方向の傾斜部分の断面が中心円形の
突出側から見て凹状となっている皿ばねとし、その無負
荷時における凸面側をバックアップ室に向けて両室に介
設し、前記ラムを移動させて皿ばねを反転させ、その反
転状態の凸面を受圧室側として成る構成としたのであ
る。
ダイヤフラム型圧力センサーにおいて、前記渦巻き波紋
のダイヤフラムを、その渦巻き波紋が中心円形に向って
傾斜するとともに少なくとも3周廻り形成され、かつ前
記渦巻き波紋の半径方向の傾斜部分の断面が中心円形の
突出側から見て凹状となっている皿ばねとし、その無負
荷時における凸面側をバックアップ室に向けて両室に介
設し、前記ラムを移動させて皿ばねを反転させ、その反
転状態の凸面を受圧室側として成る構成としたのであ
る。
上記渦巻き波紋は一条及び複数条でもよく複数条の場
合には、その起点を中心円形の周り均等分位とする。
合には、その起点を中心円形の周り均等分位とする。
上記渦巻き波紋の傾斜度、すなわち、第3図における
傾斜高さhと径方向の長さlの比(h/l)を1/5以下とす
るとよい。好ましくは1/6以下とする。1/5以上となる
と、プレス成形の際、現在の技術では、その成形圧が、
外向きの斜面と内向きの斜面とで大きく異なって製造が
不可能となるからである。
傾斜高さhと径方向の長さlの比(h/l)を1/5以下とす
るとよい。好ましくは1/6以下とする。1/5以上となる
と、プレス成形の際、現在の技術では、その成形圧が、
外向きの斜面と内向きの斜面とで大きく異なって製造が
不可能となるからである。
また、同心円形波紋及び外側円形波紋を設ければ、波
紋のプレス成形時、中心部に生じる盛り上り状の歪は同
心円形波紋に吸収分散され、外周囲に生じる皺状の歪は
外側円形波紋に吸収分散される。この吸収分散は、渦巻
き波紋の始終端を両円形波紋に合流させれば、より効果
が増す。
紋のプレス成形時、中心部に生じる盛り上り状の歪は同
心円形波紋に吸収分散され、外周囲に生じる皺状の歪は
外側円形波紋に吸収分散される。この吸収分散は、渦巻
き波紋の始終端を両円形波紋に合流させれば、より効果
が増す。
このように構成される圧力センサーは、従来と同様に
して、受圧室に被圧力検出流体を導入し、その導入圧に
よるダイヤフラムの撓みをラムの移動に変換し、その移
動量を、差動トランス、光センサー、レーザーセンサー
等で検出する。
して、受圧室に被圧力検出流体を導入し、その導入圧に
よるダイヤフラムの撓みをラムの移動に変換し、その移
動量を、差動トランス、光センサー、レーザーセンサー
等で検出する。
この作用時、ダイヤフラムが反転され、その反転状態
の撓みによって検出するため、昇圧と降圧におけるヒス
テリシスが小さいものとなる。
の撓みによって検出するため、昇圧と降圧におけるヒス
テリシスが小さいものとなる。
〔実施例1〕 まず、ダイヤフラムDについて説明する。
この実施例のダイヤフラムDは、厚さ:0.015mmのステ
ンレス箔のフープ34mmφを、プレス加工より仕上がり外
径:25.4mmφとしたものである。
ンレス箔のフープ34mmφを、プレス加工より仕上がり外
径:25.4mmφとしたものである。
その正面図、断面図を第2図、第3図に示し、その図
において、渦巻き波紋Pのピッチd=0.598mm、中心円
形10の径S=5.0mm、波紋Pの最外径=20.2mm、谷部及
び山部の曲率r=0.3mm、波紋Pの高さt=0.08mm、外
周と中心との高低差T=1.2mm、波紋P成分の曲率R=1
00mmとし、その曲率Rの中心を中心円形10の突出側(外
側)とするとともに前記中心円形10の周囲一点から渦巻
き波紋をPを12周廻余り形成した(第2図、第3図は波
が省略してある)。
において、渦巻き波紋Pのピッチd=0.598mm、中心円
形10の径S=5.0mm、波紋Pの最外径=20.2mm、谷部及
び山部の曲率r=0.3mm、波紋Pの高さt=0.08mm、外
周と中心との高低差T=1.2mm、波紋P成分の曲率R=1
00mmとし、その曲率Rの中心を中心円形10の突出側(外
側)とするとともに前記中心円形10の周囲一点から渦巻
き波紋をPを12周廻余り形成した(第2図、第3図は波
が省略してある)。
このダイヤフラムDを2枚製作し、それぞれを、第1
図に示す前述の圧力センサーにセットした。本発明にあ
っては、同図鎖線で示すように、まず、無負荷時におけ
る凸面側をバックアップ室3に向けてダイヤフラムDを
介設し、調整ねじ7をねじ込んで、ラム5を移動させて
ダイヤフラムDを反転させ、同図実線のごとくその凸面
を受圧室2側とする。
図に示す前述の圧力センサーにセットした。本発明にあ
っては、同図鎖線で示すように、まず、無負荷時におけ
る凸面側をバックアップ室3に向けてダイヤフラムDを
介設し、調整ねじ7をねじ込んで、ラム5を移動させて
ダイヤフラムDを反転させ、同図実線のごとくその凸面
を受圧室2側とする。
一方、従来例としては、ダイヤフラムDを当初から実
線のごとく(通常状態の凸面側が受圧室)、セットし
た。
線のごとく(通常状態の凸面側が受圧室)、セットし
た。
この実施例及び従来例の圧力−変位曲線を第4図に示
す。図において、実線が実施例、破線が従来例、○が昇
圧時、●が降圧時である。これから、実施例のものが、
従来例に比べ、昇圧と降圧とくに昇圧開始時と降圧終了
時におけるヒステリシスが小さいことがわかる。
す。図において、実線が実施例、破線が従来例、○が昇
圧時、●が降圧時である。これから、実施例のものが、
従来例に比べ、昇圧と降圧とくに昇圧開始時と降圧終了
時におけるヒステリシスが小さいことがわかる。
ダイヤフラムDの形状としては、第5図に示すなどの
種々のものが考えられる。第5図は、中心円形10の周り
に隣接して同心円形波紋P1を形成すると共に、この同心
円形波紋P1と同心でかつ所定間隔をあけて外側円形波紋
P2を形成し、両円形波紋間に、従来渦巻き波紋P3を形成
したものである。第2図の実施例においても、外側円形
波紋P2を形成し、その波紋P2に渦巻き波紋Pを合流した
構成とすることもできる。
種々のものが考えられる。第5図は、中心円形10の周り
に隣接して同心円形波紋P1を形成すると共に、この同心
円形波紋P1と同心でかつ所定間隔をあけて外側円形波紋
P2を形成し、両円形波紋間に、従来渦巻き波紋P3を形成
したものである。第2図の実施例においても、外側円形
波紋P2を形成し、その波紋P2に渦巻き波紋Pを合流した
構成とすることもできる。
なお、各実施例において、渦巻き波紋Pの傾斜高さh
と径方向の長さlと比h/lは1/6以下とした。
と径方向の長さlと比h/lは1/6以下とした。
本発明は、以上のように構成したので、昇圧と降圧と
くに昇圧開始時と降圧終了時のヒステリシスが小さくな
り、初期状態又は終期状態の検出精度が向上する効果が
ある。
くに昇圧開始時と降圧終了時のヒステリシスが小さくな
り、初期状態又は終期状態の検出精度が向上する効果が
ある。
また、内外の円形波紋を形成し、この両円形波紋に渦
巻き波紋の両端をそれぞれ合流させれば、その波紋をプ
レス成形する際、皺状歪が生じにくく撓み作用が円滑化
する。
巻き波紋の両端をそれぞれ合流させれば、その波紋をプ
レス成形する際、皺状歪が生じにくく撓み作用が円滑化
する。
第1図は、この発明に係る圧力センサーの一実施例の断
面図、第2図、第5図はダイヤフラムの各例の概略正面
図、第3図は第2図の例の断面図、第4図は圧力−変位
測定図、第6図は従来のダイヤフラムの概略正面図であ
る。 1……ケーシング、2……受圧室、3……バックアップ
室、4……導入管、5……ラム、6……スプリング、10
……中心円形、P、P3……渦巻き波紋、P1、P2……円形
波紋、D……ダイヤフラム。
面図、第2図、第5図はダイヤフラムの各例の概略正面
図、第3図は第2図の例の断面図、第4図は圧力−変位
測定図、第6図は従来のダイヤフラムの概略正面図であ
る。 1……ケーシング、2……受圧室、3……バックアップ
室、4……導入管、5……ラム、6……スプリング、10
……中心円形、P、P3……渦巻き波紋、P1、P2……円形
波紋、D……ダイヤフラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 照夫 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電線株式会社内 (72)発明者 大西 喜八 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−227141(JP,A) 特開 昭60−237336(JP,A) 特公 昭47−15275(JP,B1)
Claims (2)
- 【請求項1】ケーシング1内をダイヤフラムDにより受
圧室2とバックアップ室3とに区画し、前記受圧室2に
被圧力検出流体の導入管4を接続し、前記バックアップ
室3には、前記ダイヤフラムDの中心に当接するラム5
をその軸方向に移動自在に設けるとともに、そのラム5
をダイヤフラムD側に付勢するスプリング6を設けた圧
力センサーにおいて、 上記ダイヤフラムDは、素材板中心円形10の周りに、そ
の周り任意の点から、渦巻き波紋P、P3を呈する波形断
面であって、その渦巻き波紋P、P3が前記中心円形10に
向かって傾斜しているとともに少なくとも3周廻り形成
してなり、かつ前記渦巻き波紋P、P3の半径方向の傾斜
部分の断面が中心円形10の突出側から見て凹状となって
いる皿ばねにより構成され、 その皿ばねを、無負荷時における凸面側をバックアップ
室3に向けてそのバックアップ室3と受圧室2との間に
介設し、前記ラム5を移動させて前記皿ばねを反転さ
せ、その反転状態の凸面を受圧室2側として成るもので
あることを特徴とする圧力センサー。 - 【請求項2】上記素材板中心円形10の周りに隣接して同
心円形波紋P1を形成すると共に、この同心円形波紋P1と
同心でかつ所定間隔をあけて外側円形波紋P2を形成し、
両円形波紋P1、P2間に、上記渦巻き波紋P3を形成し、そ
の渦巻き波紋P3の両端を、前記円形波紋P1、P2にそれぞ
れ合流させたことを特徴とする請求項1記載の圧力セン
サー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341838A JP2524234B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 圧力センサ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341838A JP2524234B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 圧力センサ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03200033A JPH03200033A (ja) | 1991-09-02 |
JP2524234B2 true JP2524234B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=18349142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1341838A Expired - Lifetime JP2524234B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 圧力センサ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524234B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2557947B1 (fr) * | 1984-01-06 | 1988-04-15 | Sereg Soc | Diaphragme ondule pour capteur de pression |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1341838A patent/JP2524234B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03200033A (ja) | 1991-09-02 |
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