JP2520295B2 - 補整着を兼ねた襦袢 - Google Patents
補整着を兼ねた襦袢Info
- Publication number
- JP2520295B2 JP2520295B2 JP63325633A JP32563388A JP2520295B2 JP 2520295 B2 JP2520295 B2 JP 2520295B2 JP 63325633 A JP63325633 A JP 63325633A JP 32563388 A JP32563388 A JP 32563388A JP 2520295 B2 JP2520295 B2 JP 2520295B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back body
- fasteners
- folded
- dressing
- fastener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は和服の着付けを簡易にしてかつ美しく行える
ようにした補整着を兼用した襦袢に関するものである。
ようにした補整着を兼用した襦袢に関するものである。
和服の着付けを美しくするため、体型に合わせて補整
すなわち着物に合う体型作りを行なっている。前胸部及
び後腰部の補整用として、実開昭62-23802号公報、同59
-37305号公報、同61-24404号公報に示されたもの等があ
る。
すなわち着物に合う体型作りを行なっている。前胸部及
び後腰部の補整用として、実開昭62-23802号公報、同59
-37305号公報、同61-24404号公報に示されたもの等があ
る。
しかし、之等公知のものは身体の形に合わせて一部の
補整を行えるが、一つの補整着にて身体全体の補整を行
なうことは困難である。
補整を行えるが、一つの補整着にて身体全体の補整を行
なうことは困難である。
本発明では、単に身体の形に合わせて着付けを美しく
するだけでなく、型くずれしない着付けを簡易にして一
人でも行える補整着を兼ねた襦袢を提供することを目的
とする。
するだけでなく、型くずれしない着付けを簡易にして一
人でも行える補整着を兼ねた襦袢を提供することを目的
とする。
上記目的を達成するため、本発明の補整着を兼ねた襦
袢は、後身頃・前身頃の下部をそれぞれ腰骨より下の部
分を斜めに仕立てて、後身頃下部を外側に折返し可能な
ようにして後身頃下端と中央部に夫々係着可能な留め具
を設けるとともに、後身頃下部両側に下前の衿元及び上
前の衿元に留める留め具を設けた伸縮可能な紐を設け、
さらに前身頃を内側へ折り返し可能としたことを特徴と
する。
袢は、後身頃・前身頃の下部をそれぞれ腰骨より下の部
分を斜めに仕立てて、後身頃下部を外側に折返し可能な
ようにして後身頃下端と中央部に夫々係着可能な留め具
を設けるとともに、後身頃下部両側に下前の衿元及び上
前の衿元に留める留め具を設けた伸縮可能な紐を設け、
さらに前身頃を内側へ折り返し可能としたことを特徴と
する。
以下、本発明補整着を兼ねた襦袢を図示の実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
本発明の襦袢は二部式のもので、図示では下部を省略
して上部のみを示している。襦袢としてあるいは体型作
りをする補整着として適した布地を用いて後身頃1と左
右の前身頃2,3とを一体として二部式襦袢の上部を縫製
する。この場合後身頃1と前身頃2,3とを一枚布地より
構成してもよいし、また、2乃至3枚の布地を夫々所要
形状に裁断したものを縫着して一体としてもよい。
して上部のみを示している。襦袢としてあるいは体型作
りをする補整着として適した布地を用いて後身頃1と左
右の前身頃2,3とを一体として二部式襦袢の上部を縫製
する。この場合後身頃1と前身頃2,3とを一枚布地より
構成してもよいし、また、2乃至3枚の布地を夫々所要
形状に裁断したものを縫着して一体としてもよい。
また、前身頃2,3より後身頃1に亘る衿口部には着脱
式の留め具4(例えばファスナー)を介して襦袢用の衿
5を装着するとともに、横腹部における前身頃2,3と後
身頃1とはみ八口を残してその下部の所要長を縫着す
る。
式の留め具4(例えばファスナー)を介して襦袢用の衿
5を装着するとともに、横腹部における前身頃2,3と後
身頃1とはみ八口を残してその下部の所要長を縫着す
る。
また、袖口6には留め具7を介して所要形状の袖8を
着脱自在に設ける。
着脱自在に設ける。
前身頃2,3の上部内側すなわち上胸部にあたる位置に
内袋9,10を設け、その開口を衿側とし、内袋にタオルそ
の他の補整材を挿入可能とする。
内袋9,10を設け、その開口を衿側とし、内袋にタオルそ
の他の補整材を挿入可能とする。
また、前身頃2,3と後身頃1の連設部下方で、腰骨の
下方部分は図示のように斜めに切断され、後身頃1の下
部及び前身頃2,3の下部は下方が細くなるように台形と
し、かつこの傾斜端縁11,21,31は縫着しないものとし、
前後の各身頃1,2,3は各自折曲可能とし、かつ後身頃1
の下部両側、例えば、傾斜端縁11の下部位置に伸縮可能
な紐(ゴムベルト・紐等)12,12の一端を縫着その他に
より一体に設け、後身頃より両側に突出する伸縮可能な
所要長の紐12の先端に留め具13,13を一体に設ける。ま
た、この後身頃1の背面中央部分には留め具14を設け、
後身頃下端部の位置にもこの留め具14と係着可能として
留め具15を設ける。この留め具14,15としては面ファス
ナーの他にホックその他の容易に係着、離脱を行えるよ
うなものであれば留め具は限定されることはなく、ま
た、後身頃下部の折曲長を可調整とするため一方の留め
具14を上下方向に2乃至3以上設けるか面ファスナーの
如きものであれば上下に長いものを使用する。なお、こ
の留め具14,15を後身頃1の背面その他所定位置に縫着
される。
下方部分は図示のように斜めに切断され、後身頃1の下
部及び前身頃2,3の下部は下方が細くなるように台形と
し、かつこの傾斜端縁11,21,31は縫着しないものとし、
前後の各身頃1,2,3は各自折曲可能とし、かつ後身頃1
の下部両側、例えば、傾斜端縁11の下部位置に伸縮可能
な紐(ゴムベルト・紐等)12,12の一端を縫着その他に
より一体に設け、後身頃より両側に突出する伸縮可能な
所要長の紐12の先端に留め具13,13を一体に設ける。ま
た、この後身頃1の背面中央部分には留め具14を設け、
後身頃下端部の位置にもこの留め具14と係着可能として
留め具15を設ける。この留め具14,15としては面ファス
ナーの他にホックその他の容易に係着、離脱を行えるよ
うなものであれば留め具は限定されることはなく、ま
た、後身頃下部の折曲長を可調整とするため一方の留め
具14を上下方向に2乃至3以上設けるか面ファスナーの
如きものであれば上下に長いものを使用する。なお、こ
の留め具14,15を後身頃1の背面その他所定位置に縫着
される。
なお、二部式襦袢の下半分は従来のものと同じである
ため、その説明は省略する。
ため、その説明は省略する。
上述の如く縫製される二部式の補整着を兼ねた襦袢の
着付けについて説明する。
着付けについて説明する。
補整着を兼ねた襦袢として使用する場合、衿5を留め
具4を介して取り付け、また、袖8は必要に応じて取り
付ける。そしてこの襦袢を左右の前身頃2,3を前にて合
わせるようにして着、後身頃1の下部を外側に折り返し
て留め具14と15とで留め、これにより後身頃下部位置に
両側が開口した袋状20を形成する。なお、この後身頃下
部の折返しは襦袢を着る前に行なっておくことも可能で
ある。そして、次に左側の留め具13を左のみ八口を通
し、右側の前身頃前縁を挟んで下前の衿元に留め、ま
た、他方の右側の留め具13を左側前身頃の前縁をはさむ
ようにして上前の衿元に留める。
具4を介して取り付け、また、袖8は必要に応じて取り
付ける。そしてこの襦袢を左右の前身頃2,3を前にて合
わせるようにして着、後身頃1の下部を外側に折り返し
て留め具14と15とで留め、これにより後身頃下部位置に
両側が開口した袋状20を形成する。なお、この後身頃下
部の折返しは襦袢を着る前に行なっておくことも可能で
ある。そして、次に左側の留め具13を左のみ八口を通
し、右側の前身頃前縁を挟んで下前の衿元に留め、ま
た、他方の右側の留め具13を左側前身頃の前縁をはさむ
ようにして上前の衿元に留める。
このようにすることにより、留め具付伸縮可能な紐12
にて左右両前身頃2,3は適度の緊張状態で合わされ、衿
元がすっきりと整えられる。また、後身頃の下部を背面
にそうよう外側に折り返して袋状とすることにより衿の
後部分が適度に引張され、衿元がすっきりと整えられ衿
元のくずれが防止されるとともに、ヒップラインもすっ
きりする。
にて左右両前身頃2,3は適度の緊張状態で合わされ、衿
元がすっきりと整えられる。また、後身頃の下部を背面
にそうよう外側に折り返して袋状とすることにより衿の
後部分が適度に引張され、衿元がすっきりと整えられ衿
元のくずれが防止されるとともに、ヒップラインもすっ
きりする。
そして、後腰部の体型に応じて前記後身頃下部袋状内
に補整材、例えば、タオル、クッション材等を挿入し、
体型の補整を行なう。また、下腹部とバストとのくぼみ
を補整するには左右の前身頃下部を重ねた状態で内側に
夫々折り返す。このとき前身頃下部のみの内側折返分で
は不足する場合、この前身頃折返分21(袋状となってい
る)にタオル、クッション材等他の補整材(図示せず)
を挿入し、和服を着る人の体型に合わす。
に補整材、例えば、タオル、クッション材等を挿入し、
体型の補整を行なう。また、下腹部とバストとのくぼみ
を補整するには左右の前身頃下部を重ねた状態で内側に
夫々折り返す。このとき前身頃下部のみの内側折返分で
は不足する場合、この前身頃折返分21(袋状となってい
る)にタオル、クッション材等他の補整材(図示せず)
を挿入し、和服を着る人の体型に合わす。
これにより、身体の前部と後部の補整を行なうが、上
胸部の補整は前身頃内上部に設けた内袋9,10内に適当な
厚さの補整材を挿入し、さらに袖8をつけないで必要に
応じて肩部の補整を行なう場合は袖口6を内側に一重に
して又は二重にして差し込むようにする。これは肩の体
型に合わせて行なう。
胸部の補整は前身頃内上部に設けた内袋9,10内に適当な
厚さの補整材を挿入し、さらに袖8をつけないで必要に
応じて肩部の補整を行なう場合は袖口6を内側に一重に
して又は二重にして差し込むようにする。これは肩の体
型に合わせて行なう。
なお、肩部の補整を行なわない場合、袖口6の留め具
7を介して所要の袖8を装着すればよい。
7を介して所要の袖8を装着すればよい。
上述のように襦袢を着た後、その上に着物を着、帯を
つめることにより腹部、腰部の補整はしっかり固定さ
れ、しかも留め具付伸縮可能な紐により下前の衿元、上
前の衿元が留められているので一日中着付けていても、
また、激しい動作でも衿元がくずれることも全体の着く
ずれをも防ぐ。
つめることにより腹部、腰部の補整はしっかり固定さ
れ、しかも留め具付伸縮可能な紐により下前の衿元、上
前の衿元が留められているので一日中着付けていても、
また、激しい動作でも衿元がくずれることも全体の着く
ずれをも防ぐ。
補整着としてのみ使用する場合、袖、衿は夫々留め具
により取り外して使用する。バスト下部、ヒップ上部の
補整及び肩部、上胸部の補整を補整着を兼ねた襦袢の着
付けと同様に着て、この上に所望の二部式あるいは対丈
の襦袢を着用するものである。
により取り外して使用する。バスト下部、ヒップ上部の
補整及び肩部、上胸部の補整を補整着を兼ねた襦袢の着
付けと同様に着て、この上に所望の二部式あるいは対丈
の襦袢を着用するものである。
なお、後身頃1の下部で腰骨より下の部分を斜めに仕
立てた部分の長さは前丈より数cm長く仕立てることによ
り補整時の下部の折返しを容易に行えるものとなる。
立てた部分の長さは前丈より数cm長く仕立てることによ
り補整時の下部の折返しを容易に行えるものとなる。
本発明による時は、後身頃・前身頃の下部をそれぞれ
腰骨より下の部分を斜めに仕立てて、後身頃下部を外側
に折返し可能なようにして後身頃下端と中央部に夫々係
着可能な留め具を設けるとともに、後身頃下部両側に下
前の衿元及び上前の衿元に留める留め具を設けた伸縮可
能な紐を突設し、さらに前身頃を内側へ折り返し可能と
しているため、衿元がすっきり抜け、一日中着付け、激
しい動作をしても衿元がくずれることなく衿元が簡易に
してすっきりと整えられ、一人でも着付けることができ
る。また、従来の二部式襦袢においては、上着部分の下
線がヒップラインにきて見苦しいものであるが、本発明
では後身頃の腰骨より下の部分を斜めに仕立て、これを
折り返しているのでヒップラインをすっきりさせられ
る。
腰骨より下の部分を斜めに仕立てて、後身頃下部を外側
に折返し可能なようにして後身頃下端と中央部に夫々係
着可能な留め具を設けるとともに、後身頃下部両側に下
前の衿元及び上前の衿元に留める留め具を設けた伸縮可
能な紐を突設し、さらに前身頃を内側へ折り返し可能と
しているため、衿元がすっきり抜け、一日中着付け、激
しい動作をしても衿元がくずれることなく衿元が簡易に
してすっきりと整えられ、一人でも着付けることができ
る。また、従来の二部式襦袢においては、上着部分の下
線がヒップラインにきて見苦しいものであるが、本発明
では後身頃の腰骨より下の部分を斜めに仕立て、これを
折り返しているのでヒップラインをすっきりさせられ
る。
腹部の補整も前身頃の折り返しにより容易に行える。
さらに、身体前後の補整をタオル等簡易な補整材にて着
物を着る人の体型に合わせて簡単に行えるなどの利点を
有する。
さらに、身体前後の補整をタオル等簡易な補整材にて着
物を着る人の体型に合わせて簡単に行えるなどの利点を
有する。
第1図は二部式襦袢の上半部のみを示した正面図、第2
図は同背面図、第3図は着付けた状態の正面図、第4図
は後身頃を折り返した状態の背面図、第5図は前身頃を
折り返した状態の正面図、第6図は補整状態の説明図で
ある。 1は後身頃、2,3は前身頃、4,7,14,15は留め具、5は
衿、8は袖、9,10は内袋、11,21,31は傾斜端縁、12は伸
縮可能な紐、13は留め具。
図は同背面図、第3図は着付けた状態の正面図、第4図
は後身頃を折り返した状態の背面図、第5図は前身頃を
折り返した状態の正面図、第6図は補整状態の説明図で
ある。 1は後身頃、2,3は前身頃、4,7,14,15は留め具、5は
衿、8は袖、9,10は内袋、11,21,31は傾斜端縁、12は伸
縮可能な紐、13は留め具。
Claims (1)
- 【請求項1】後身頃・前身頃の下部をそれぞれ腰骨より
下の部分を斜めに仕立てて、後身頃下部を外側に折返し
可能なようにして後身頃下端と中央部に夫々係着可能な
留め具を設けるとともに、後身頃下部両側に下前の衿元
及び上前の衿元に留める留め具を設けた伸縮可能な紐を
設け、さらに前身頃を内側へ折り返し可能としたことを
特徴とする補整着を兼ねた襦袢。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63325633A JP2520295B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 補整着を兼ねた襦袢 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63325633A JP2520295B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 補整着を兼ねた襦袢 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02169701A JPH02169701A (ja) | 1990-06-29 |
JP2520295B2 true JP2520295B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=18179027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63325633A Expired - Lifetime JP2520295B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 補整着を兼ねた襦袢 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520295B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP63325633A patent/JP2520295B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02169701A (ja) | 1990-06-29 |
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