JP2519496B2

JP2519496B2 - 電力用ソケット

Info

Publication number: JP2519496B2
Application number: JP62503881A
Authority: JP
Inventors: プロスパーカレン、ジョン; スタンレーベインズ、ブルース
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-06-20
Filing date: 1987-06-19
Publication date: 1996-07-31
Anticipated expiration: 2011-07-31
Also published as: GB8829460D0; EP0311629A4; WO1987007983A1; GB2228837B; JPH01503016A; EP0311629A1; US5096432A; GB2228837A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、電力用ソケットに関し、特に、電力出力用
ソケットの安全性に関する。

便宜のために、以下、オーストラリア国における家庭
用交流電力回路に使用される３ピンのソケットについて
説明するが、本発明は他の電力回路にも適用することが
できる。

背景技術３ピンのソケットは、家庭用の施設および不注意な使
用による危険を防止するような他の情況に共通に使用さ
れている。たとえば、オーストラリア特許第249,576号
の明細書には、ばねにより付勢された回転可能のカバー
プレートを有するソケットが記載されている。また、オ
ーストラリア特許第162,217号明細書には、回転可能の
スイッチを有する電気ソケットと、回転可能のスイッチ
・アクチュエータを有するプラグとが記載されている。
このような構造は、多くの理由のために全く満足できる
ものではない。

発明の開示本発明の目的は、比較的簡単な構造で、ソケットの活
動的なすなわち有効な接触子がピン挿入用開口に挿入さ
れた無関係の物体と係合する危険を減じ、共同可能のプ
ラグピンをソケットに不注意に係合させることを本質的
に保護することにある。

本発明の電力出力用ソケットは、電気接触子およびプ
ラグ容器を支持する構造体と、前記プラグ容器の移動を
解除可能に阻止するロック手段とを含む。前記電気接触
子は、電気プラグのピンが当該ソケットに挿入されたと
きに前記プラグピンに接続される。前記プラグ容器は、
前記電気接触子への接触を妨げるように前記電気接触子
を覆う第１の位置と、前記電気接触子への接触を許すよ
うに前記電気接触子を覆わない第２の位置との間で移動
される。前記プラグ容器はピン受入れ用開口を有するピ
ン保護体を規定する。該ピン保護体は、前記ピンを収容
するように配置されているとともに、前記ピンと前記電
気接触子とを係合させる前記電気プラグの移動の間前記
電気プラグと共同する。前記ロック手段は、通常前記第
２の位置への前記プラグ容器の移動を妨げるが、前記ピ
ン受入れ用開口に挿入された前記ピンによって押される
と、前記プラグ容器が前記電気プラグとともに第１の位
置から前記第２の位置へ回転することを許す。

本発明によれば、ロック手段をピン受入れ用開口に挿
入されたピンによって押し、プラグ容器をそのピンとと
もに第１の位置から第２の位置へ回転させないかぎり、
そのピンが電気接触子に接触しないから、ソケットの有
効な接触子がピン挿入用開口に挿入された無関係の物体
と接触する危険性が少なく、また構造が比較的簡単にな
る。

本発明は、種々の形のソケットに具体化することがで
きるが、特に３ピンタイプのソケットについて説明す
る。また、本発明は、以下に説明する３ピンタイプのソ
ケットに限定されない。

図面の簡単な説明第１図は、本発明の電気ソケットの斜視図である。

第２図は、第１図の２−２線に沿って得た断面図であ
る。

第３図は、第１図のソケットの構成要素の分解図であ
る。

第４図は、第１図のソケットに組み込まれた接触子保
護体の底面図である。

第５図は、第１図のソケットに組み込まれたピン保護
体の底面図である。

第６図〜第９図は、第１図のソケットに組み込まれた
受板と接触子保護体との間の結合の解錠法を示す拡大断
面図である。

第10図は、ソケットの使用状態の基での第１図のソケ
ットに含まれたロック手段の位置を示す断片的な図であ
る。

第11図および第12図は、それぞれ、ソケットの未使用
状態の基での第２図の11−11線および12−12線に沿って
得た図である。

第13図および第14図は、それぞれ、ソケットの使用状
態の基での第２図の11−11線および12−12線に沿って得
た図である。

第15図および第16図は、それぞれ、プラグがソケット
に挿入されたときの構成要素部材の位置を示す、第１図
のソケットの部分の断面図である。

発明を実施するための最良の形態図示のソケット10は、取付構造体12を含む。取付構造
体12は、ねじ（図示せず）のような手段により互いに結
合された前部の取付板14と、後部に配置された受板16と
を有する。

受板16には、３つの電気接触子20,22,24が、家庭用電
気回路の権威者により規定されたオーストラリア規格の
接触子レイアウトに対応する第12図に最適に認識される
配列に配置され、支持されている。接触子22はアース用
の接触子であるのに対し、接触子20および24はそれぞれ
中性AC供給用の接触子および活性AC供給用の接触子であ
る。各接触子は、噛み合いプラグの矩形断面形状のピン
を受けるように適宜な形にすることができる。

取付板14の前部には、受板16上の複数の外部接触子
（図示せず）から接触子20,22,24への電力の供給を制御
するスイッチ24′が支持されている。

受板16は、ソケット10が使用のために配置されたとき
前方となる内面16aに、矩形の３つの開口30,32,34を有
する。該開口は、接触子20,22,24の前部に接近して配置
されており、また、接触子20,22,24に入れられてこれら
と接触するための電気ソケットのプラグピンを案内する
ように作用する。しかし、一般的に円筒状のプラグ容器
18は、取付板14を経る開口26に軸的に回転可能に取り付
けられており、また、ソケット10が非活動的な状態にお
いて、各プラグピンがこれらの開口を貫通して接触子3
0,32,34と接触することを妨げるように配置されてい
る。

プラグ容器18は、一般にカップの形をした外側のピン
保護体28と、浅い筒状の接触子保護体36とを有する。ピ
ン保護体28は、外側の垂直壁38と、後方に向けられた円
筒状の筒部40とを有する。ピン保護体28は接触子保護体
36を越えて滑動可能であるが、これらの構成要素の１つ
が他に対し回転することは接触子保護体36の外周を縦に
伸びる複数のリブ44とピン保護体28の筒部40の内側面を
縦に伸びる複数の溝46との係合により妨げられている。

接触子保護体36は、受板16の面16aに軸的に回転可能
に据え付けられている。このため、受板16は、開口30,3
2,34の位置に関してほぼ中心に配置された浅い円筒状の
開口48を有する。開口48は、その内端部で閉鎖されてお
り、また、閉鎖端付近の側面に周方向に切り込まれた溝
50を有する。

接触子保護体36は、後方へ伸びる円筒状の差込部62
と、該差込部の自由端部外周面に形成された環状のリッ
ジ64とを有する。中央の開口72は、接触子保護体36を貫
きかつ差込部62を同軸的に貫くように伸びる。差込部62
は、縦方向へ伸びる複数のスロット66を有する。スロッ
ト66は、差込部62の自由端から該差込部の側壁を経て伸
びて、隣り合うスロット間に規定された側壁セグメント
が弾力的に内方へ押圧されることを許す。リッジ64の寸
法は、差込部62を受板16の軸線と同軸的に整列させ、そ
の後接触子保護体36したがって差込部62を受板16に向け
て押して溝50内にきちんと適合させることができるよう
な大きさとされている。そのとき、差込部62は、開口48
に入れられ、また、開口48の側面と係合することによ
り、差込部62の自由端部の前記壁セグメントが内方へ変
形され、さらに、リッジ64が溝50と対向して差込部62が
中立の弾力性の基でその初期状態に復帰することによ
り、リッジ64を溝50に適合させることができる位置ま
で、開口48に通される。復帰は、差込部62の自由端部の
前記セグメントが外方へ変位することにより生じる。リ
ッジ64の直径寸法は、開口48のそれより大きいが、溝30
のそれより小さい。差込部62の直径寸法は、開口48に自
由に回転可能に適合するように調整されている。結果と
して、接触子保護体36が受板16に一度組み付けられる
と、差込部62を開口48内で自由に回転させることはでき
るが、差込部62および接触子保護体36自体は、リッジ64
と溝50との係合により開口48から引き出すことに抗する
ように維持される。

ピン保護体28はその後面に同軸的に伸びる差込部70を
有しており、差込部70は接触子保護体36を経て中心の開
口72内に滑動可能に適合されている。しかし、ピン保護
体28は差込部70の周りに配置された螺旋状の圧縮ばね78
により接触子保護体36に関して外方へ付勢されており、
ばね78はその一端でピン保護体28の後面に対向し、ま
た、他端で接触子保護体36の前面に対向する。接触子保
護体36に対するピン保護体28の外方への移動は、ピン保
護体28の筒部40の後端部を外方へ伸びるリップ80と、取
付板14に形成されかつ開口26の周りを後方へ伸びる環状
のフランジ82とを含む停止手段78′により制限される。

接触子保護体36を受板16に回転可能に結合する効力に
より、容器18はその軸線に関して回転可能である。しか
し、この回転は、接触子保護体36の後面の弓型のスロッ
ト86の対向する両端部と、開口32の近くにあって受板16
の直立した差込部88との係合により、ほぼ45度に制限さ
れる。

ピン保護体28は、電気ソケットのピンをきちんと滑動
可能に適合させるように設計された、壁38を貫通する３
つの開口100,102,104を有しており、また、接触子保護
体36は同様の３つの開口90,92,94を有する。開口90,92
および94は、それぞれ、開口100,102および104に整列さ
れる。前に述べたように、接触子保護体36は、ソケット
10の非活動的状態において、取付板16の開口30,32,34を
覆うように配置されており、これは容器18の回転移動の
１つの極端な状態に対応する。この状態を第11図に示
す。第11図は、弓型スロット86およびそのとき共同する
差込部88の位置関係を示している。螺旋状のねじりばね
120は、接触子保護体36の後方の縦穴122に適合された一
端と、受板16に固定的に取り付けられた他端とを有して
おり、面16aの開口124にきちんと受け入れられている
（第３図）。

後述する状態の基で、開口90,92,94および整列された
開口100,102,104が対応する開口30,32,34と整列するよ
うにソケットに活動的な状態を提供すべく、容器18を回
転させることができる。非活動的状態においては、もち
ろん、開口30,32,34が覆われているから、プラグを接触
子20,22,24に接触させるためにソケットに挿入すること
はできない。しかし、活動的状態においては、前記のよ
うに接触させるべく、プラグピンを整列された開口100,
90および30、102,92および32、ならびに104,94および34
に滑動的に通すことができる。しかし、解除可能の２つ
のロック手段140は、容器18の必要な回転を妨げる。ロ
ック手段140は、接触子保護体36の開口90,94と共同す
る。特に、第６図〜第８図に示すように、各ロック手段
140は、開口144の上に横たわる受板16の薄い部分を貫く
一般にＵ字状のスロット145により、受板16の開口144の
上に形成された舌体142を含む。各舌体142は直立したロ
ック用突出部148を有し、また、該突出部は直立した受
け面148aを有する。受け部すなわち突出部148は、ソケ
ットの非活動的状態において、開口90,94内へ突出す
る。この状態において、一方向（第１図における反時計
方向への接触子保護体36の回転は、弓状のスロット86お
よび共同するピン88の相互の係合により妨げられる。他
方、この非活動的状態において、他方すなわち時計方向
への回転は、開口90,94への突出部148の突出により妨げ
られ、特に、直立する受け面148aと開口90,94の対応す
る側面との係合により妨げられる。このような面の１つ
を第６図に符号90aで示す。

容器18が非活動的位置から活動的位置へ回転すること
を許すように、解除可能のロック手段140を自由にする
ために、舌体142が接触子保護体36の後面の下になるよ
うに舌体140を押し下げることが必要である。第６図〜
第８図に示すように、この作用は、容器18の開口90,92,
94を貫通するように、電気的コネクタのプラグピンを開
口100,102,104へ挿入することにより、行うことができ
る。その結果、３つのプラグピンの２つは、開口90,94
から下方へ押し下げられることにより、舌体142を排除
するように舌体142を押す。この作用を、開口90と、そ
の下方の舌体142と、挿入されたプラグピン160とに関連
して第６図〜第８図に示す。

接触子保護体36の開口92と共同するロック手段はな
い。その代りに、電気プラグが容器18に挿入され、か
つ、下に横たわる舌体142を押すべく開口90,94内にプラ
グピンを入れるように移動されるとき、接触子の第３の
ピンすなわちアースピンは、受板16の面16aの浅い弓状
の押し下げ部170の底面と係合される。前記アースピン
は、前記したオーストラリア規格に従って他の２つのピ
ンよりわずかに大きい長さであり、また、前記アースピ
ンの自由端と係合される押し下げ部170の底面の位置
は、舌体142がこれらを開口90,94から除くために充分な
程度に押し下げられる状態に前記プラグの内向きの移動
を制限するように、受板16の外面より下方に充分な距離
をおかれる。

舌体142が押し下げられた状態の基で、挿入された前
記プラグを、容器18とともに、前記受板と容器18との開
口が正確に整列される45度の角度だけ第１図において時
計方向の回転させることができる。この制限された位置
は、差込部88を弓状のスロット88の端部に係合させるこ
とにより確立される。これの代りにまたは加えて、前記
プラグを開口30,32,34中へ自由に押すことができる回転
位置の確実な識別は、接触子保護体36の下面に形成され
た固有の位置の受け部面と舌体142との共同作用により
確立される。特に、第４図に示すように、接触子保護体
36は、この場合は、２つの設置ポケット184を備える。
第10図を見るに、両ポケット184は、舌体142の縦方向の
部位に対応する輪郭を有する。両ポケット183は、容器1
8がその活動的位置へ移動されたとき、その中に舌体を
適合させるように舌体と相補的な形状に作られている。
各ポケット184は、また、舌体142の受け部148の直立す
る受け面148aと係合する面184aを有する。この手法にお
いて、これら一対の受け部の面は、プラグピンを開口3
0,32,34に通すことができる回転位置を見い出すのに役
立つように作用する。さらに、充分な大きさのポケット
184を作ることにより、プラグの活動的状態において舌
体に弾力性の応力がない基で舌体を共同させることがで
きる。開口90,94が舌体142と整列しないように容器18が
回転されるやいなや、舌体は、接触子保護体36の下側を
弾力的に押し、もしポケットがそこにないと、舌体142
はソケットの活動的状態で押し下げられたままであるか
ら、舌体142は弾力的に付勢される。その結果、プラグ
が永久的にまたはそれに近くソケットに挿入されたまま
であるという場合のように、長時間その状態が続けば、
その弾性に影響することがある。

プラグピンは、これが開口30,32,34を貫通することに
より電気接触子20,22,24と接触し、そのあとで、第１図
に示すスイッチ24′を操作することによりソケット10が
結合される電源に接続することができる。第９図は、共
同する接触子に入り込むプラグピン160を示す。

ピン保護体28が接触子保護体36の外方へ弾性的に付勢
されていることを思い出すであろう。しかし、このピン
保護体28は、その弾性的な付勢に抗して内方へ移動さ
れ、また、プラグ190がソケット内へ向けて移動される
間中、第15図および第16図に示すように、接触子保護体
36に向けて移動される。この点において、接触子保護体
36に対するピン保護体28の前面の間隔は、プラグピンが
ピン保護体28の開口を介して挿入されるから、プラグピ
ンがプラグ190の本体192から突出する点にピン保護体が
達してプラグピンがピン保護体を貫通する状態になるま
で、ピン保護体がその最も外部の位置に弾性的に付勢さ
れて維持されるように作られる。この状態は、プラグの
より長いアースピンが押し下げ部170の底面に届く前ま
たは少なくとも届くときに達する。その後、プラグピン
は、それらが本体192から突出するかぎりにおいて、ソ
ケット10に全て納められ、板14の前方に突出してピン保
護体により覆われる。この状態は、プラグおよび容器18
がソケットの非活動的状態から活動的状態に回転される
から、プラグ190の本体192に対し弾性的に付勢されるピ
ン保護体で維持され、また、プラグがそのピンを接触子
20,22,23に電気的に接触させるように本質的に軸線方向
へ移動される間、ピン保護体はその後押されるばね78の
弾性的な付勢に抗して接触子保護体36を越えて後方へ滑
動する。電気的に接触している状態において、ピン保護
体は、プラグピンを収容するように、外方へ連続的に付
勢される。この手法において、プラグピンは、プラグピ
ンと外部の接触子により生じる電気ショックに対し良好
な保護を保証するように、接触に対していつも保護され
る。

ソケット10の操作法は、先ずプラグ190を挿入し、次
いでプラグピンを接触子20,22,24に整列させるようプラ
グおよび容器18を回し、次いでプラグピンと接触子20,2
2,24とを接触させるようにプラグを内方へ押すことであ
る。プラグは直接引込めることによりソケットから容易
に取り外すことができ、ピン保護体28は活動の間プラグ
ピンを覆う。プラグを引込めた後、容器18は、ばね120
の作用により、非活動、ロック状態に自動的に復帰され
る。舌体142の受け部148は、その中立の基で、開口90,9
4に自動的に入れ返される。また、ばね78は、ピン保護
体36をその初期の位置（第２図）に復帰させる。

２つのロック手段が存在するため、両ロック手段は、
プラグをその非活動的状態から活動的状態に移動させる
前に、両ロック手段を活動的にさせる必要があることが
認識されるであろう。プラグがソケットに挿入されると
き、両ロック手段の同時的な活動化は、それとプラグピ
ンとの係合により、当然のこととして直ちに完了する。
他方、特別に作られた工具以外の使用により、非活動化
状態から活動化状態にさせることができるようにソケッ
トを外部から扱うことはむずかしい。たとえば、プラグ
ピン受入れ用開口は、もちろん、それに指等を挿入する
ことによりロック手段に接近させるにはあまりにも小さ
すぎ、また、スクリュードライバのような容易に入手可
能の手動工具は、一回に複数の開口の１つに対してだけ
接近を許し、もし２つを使用すると、相手の手の器用さ
を必要とする。したがって、電気ソケットに手をつける
ことの危険を知らない幼児がソケットをその非活動的状
態から活動的状態にするように扱うことは考えられな
い。

一般に、アースピンと共同する第３のロック手段を備
える必要はないが、希望するならば、このような手段を
備えてもよい。また、説明したように、少なくとも２つ
のロック手段を備えることが好ましいが、電気プラグの
単一のピンにより滑動的にされる単一のロック手段だけ
を備えることができる。

上記のようにソケット10は、比較的簡単な構造であ
り、また、ソケットの有効な接触子がソケットの接触子
ピン用開口に挿入された無関係の物体と係合する険を比
較的減じるように配列されている。本発明の具体例は、
共同可能のプラグの接触ピンをソケットに不注意に係合
させることを少なくとも本質的に保護するように配置さ
れている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭53−98086（ＪＰ，Ａ) 実開昭51−49495（ＪＰ，Ｕ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】電気接触子およびプラグ容器を支持する構
造体と、前記プラグ容器の移動を解除可能に阻止するロ
ック手段とを含み、前記電気接触子は、電気プラグのピ
ンが当該ソケットに挿入されたときに前記プラグピンに
接続され、前記プラグ容器は、前記電気接触子への接触
を妨げるように前記電気接触子を覆う第１の位置と、前
記電気接触子への接触を許すように前記電気接触子を覆
わない第２の位置との間で移動され、前記プラグ容器は
ピン受入れ用開口を有するピン保護体を規定し、該ピン
保護体は、前記ピンを収容するように配置されていると
ともに、前記ピンと前記電気接触子とを係合させる前記
電気プラグの移動の間前記電気プラグと共同し、前記ロ
ック手段は、通常前記第２の位置への前記プラグ容器の
移動を妨げるが、前記ピン受入れ用開口に挿入された前
記ピンによって押されると、前記プラグ容器が前記電気
プラグとともに第１の位置から前記第２の位置へ回転す
ることを許す、電力出力用ソケット。
【請求項２】前記プラグ容器は前記第１および第２の位
置間で回転移動可能に前記構造体により支えられてお
り、前記プラグ容器は前記プラグ容器の前記第１の位置
において前記電気接触子を覆うように配置された接触子
保護体を含み、前記ピン保護体は、回転のために前記接
触子保護体に結合されておりかつ前記接触子保護体に関
して外方へ弾性的に付勢されている、請求の範囲第
（１）項に記載の電力出力用ソケット。
【請求項３】前記接触子保護体は、前記ピンを前記電気
接触子に連結させるべく通す通路用開口であって前記ピ
ン保護体の前記ピン受入れ用開口と整列される通路用開
口を有し、前記ロック手段は、前記接触子保護体の上に
横わたる面と対向する前記構造体の面に形成された弾力
性の舌体を含み、該舌体は、前記プラグ容器の前記第１
の位置において前記接触子保護体の回転を妨げるべく前
記接触子保護体の前記開口に係合される直立した受け部
を有し、前記舌体は、前記電気プラグが前記ロック手段
を解放して前記回転を許すように前記舌体を押すべく前
記ソケットの内方へ移動されるとき前記ピンの端部と係
合して弾性的に押される、請求の範囲第（２）項に記載
の電力出力用ソケット。
【請求項４】前記ピン保護体は外側の横壁とこれから後
方へ伸びる筒状部とを備える中空円筒状の形を有し、前
記接触子保護体は前記筒状部内に滑動可能に保持された
円板状の外形を有する、請求の範囲第（３）項に記載の
電力出力用ソケット。
【請求項５】前記筒状部の内面と前記接触子保護体の外
面とは、前記接触子保護体に関して前記ピン保護体の回
転を妨げる滑動可能の継手の共同する要素を有する、請
求の範囲第（４）項に記載の電力出力用ソケット。
【請求項６】さらに、前記電気プラグが当該ソケットと
の係合から解かれる前記第１の位置に前記プラグ容器を
復帰させるための弾性手段であって前記プラグ容器を前
記第１の位置へ付勢する弾性手段を含む、請求の範囲第
（１）項、第（２）項、第（３）項第（４）項または第
（５）項に記載の電力出力用ソケット。