JP2518757Y2 - 散水用立上がり管 - Google Patents

散水用立上がり管

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JP2518757Y2
JP2518757Y2 JP1993047260U JP4726093U JP2518757Y2 JP 2518757 Y2 JP2518757 Y2 JP 2518757Y2 JP 1993047260 U JP1993047260 U JP 1993047260U JP 4726093 U JP4726093 U JP 4726093U JP 2518757 Y2 JP2518757 Y2 JP 2518757Y2
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和憲 釜付
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株式会社ソーケン
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、畑、果樹園等の植物
栽培散水装置として使用される散水用立上がり管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の散水用立上がり管を示す
斜視図である。この散水用立上がり管8は、合成樹脂製
の真直状の円筒パイプ81で、上端部にスプリンクラー
取付け部82を備えると共に、下端部に給水管84の接
続用筒口部85に螺着するネジ部83を備えている。農
園の地面上に乗せ置かれる給水管84は、一端部をネジ
部とし、他端部には空回りする空転ネジ筒部86を備え
ている。図6及び図7で示すように、給水源7に接続さ
れた管継手71に、一定長さを有する給水管84が接続
され、この給水管84に対し、一定長さを有する多数の
給水管84、84aが、それぞれ対応する端部のネジ部
及び空転ネジ筒部86を介して直列状に接続され、給水
ラインが設けられる。そして、散水用立上がり管8の設
置は、給水管84(84a)の筒口部85に対し、上端
部にスプリンクラー6を取付けた真直状パイプ81の下
端ネジ部83を螺着して、給水管84に対し垂直状に立
ち上がらせる。この後、真直状パイプ81の垂直状態を
三脚部材87で固定保持する。つまり、予めリング部8
7aを真直パイプ81に外嵌し、締付具87bで固定し
た後、リング部87aの取付板部に、それぞれ3本の打
込用脚部87cをボルトナットで締結し、各打込用脚部
87cの下端部を地面に打ち込む。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】散水装置として使用さ
れる散水用立上がり管は、給水管等とセットで使用され
るものであり、苗植え付け時、施肥後、降灰時、或いは
干ばつ時等に、畑地に設置され散水が実行される。そし
て、散水終了後は、設置された1セットである複数の給
水管、複数の立上がり管、及び複数の三脚部材は、それ
ぞれ解体され、所有する他の畑地へ移送する、或いは後
の使用時まで保管収納される。つまり、この散水用立上
がり管は、頻繁に設置と解体及び搬送が繰り返されるも
のである。ところで、従来の散水用立上がり管は、単な
る真直パイプであり、一定長さを有する管体の給水管
(接続用筒口部)に螺着して垂直状に立ち上がらせる方
式のものである。このため、敷設した給水管に対する真
直パイプの取付け、取外し作業が手間である許かりでな
く、真直パイプの揺動を防止するための三脚部材の取付
け、打ち込み作業、及びその解体作業が煩雑で、作業に
複数の作業者を必要とし、且つ作業に長時間を要する。
また、従来の散水用立上がり管では、一定長さの管体
(給水管)に取付けるものであるため、真直パイプの取
付けピッチが一定となる。このため、例えば特定の領域
に重点的に散水したい場合、或いは風向きによって散水
領域が拡縮する場合等に対応し得ない不利がある。更
に、従来の散水用立上がり管では、一定長さの管体であ
る給水管に取付けられるものであり、長尺で重い複数の
給水管、複数の立上がり管、更に三脚部材は、解体時、
極めて嵩張り、運搬が大変な許かりでなく、収納に大き
な場所をとる等の不利があった。
【0004】この考案は、以上のような課題を解消さ
せ、水流による揺動防止が簡易に確保でき、しかも取付
け、取外し作業が極めて簡便で、且つ作業の時間短縮を
実現し得る散水用立上がり管を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この考案の散水用立上がり管では、次の
ような構成としている。散水用立上がり管は、地面上に
乗せ置かれ、両端部に給水ホースを脱着可能に取付ける
筒部と、この筒部に連通し、且つ筒部中央部から垂直状
に一体に立ち上がり、上端部にスプリンクラー取付け部
を備える垂直筒部と、上部の折り曲げ水平部が取付け部
材を介して垂直筒部に止着され、下部の打込み部を上記
筒部より下方へ突出させると共に、筒部の上方位置に足
踏込み部を配備した垂直筒部の垂直状態保持部材とから
成ることを特徴としている。
【0006】このような構成を有する散水用立上がり管
では、垂直筒部と給水ホースを取付ける筒部とが一体連
続的に形成してあり、且つ垂直筒部には垂直筒部の垂直
状態を保持固定する垂直保持部材が一体的に配備してあ
る。従って、一端部が給水源の管継手に接続された給水
ホースの他端部を、筒部に接続し、足踏込み部に足を乗
せ、作業者の体重をかけるだけで、垂直保持部材の打込
み部が地面に埋設される。これにより、筒部が地面上に
乗せ置かれ、且つ垂直筒部が地面に対し垂直状に立ち上
がった状態が固定保持される。従って、立上がり管の設
置作業、垂直保持固定作業、解体作業が極めて容易に、
且つ短時間で実行し得ると共に、搬送も簡便である。特
に、この散水用立上がり管では、筒部に対し給水ホース
を接続するようにしているから、巻回状態の給水ホース
を転動させ、展張するだけで任意方向へ給水ラインを敷
設できる許かりでなく、給水ホースの場合、直線状は勿
論、蛇行状にも敷設し得るため、立上がり管の間隔ピッ
チを自由に設定し得る。
【0007】
【実施例】図1は、この考案に係る散水用立上がり管の
具体的な一実施例を示す斜視図である。
【0008】散水用立上がり管は、両端部に給水ホース
5を脱着可能に取付ける筒部1と、この筒部中央部から
垂直状に一体に立ち上がりる垂直筒部2と、取付け部材
3を介して垂直筒部2に止着された垂直状態保持部材4
とから成る。
【0009】筒部1は、合成樹脂製の短尺な円筒パイプ
で、一端部外周面に金属製ネジ部11が設けてあり、他
端部には空回りする金属製空転ネジ筒部12が取付けて
ある。この筒部1の両端部には、給水ホース5が脱着可
能に取付けられる。つまり、図4で示すように、不使用
時は渦巻き状に巻回されている給水ホース(耐圧ホー
ス)5は、一端部に前記空転ネジ筒部12に螺着する金
属製ネジ部51を設け、他端部には前記ネジ部11に螺
着する金属製空転ネジ筒部52を取付けている。
【0010】前記垂直筒部2は、上記筒部1の長さ中央
部から一体連続的に立ち上がる垂直状の円筒で、先端部
にスプリンクラー取付け部21が設けてある。実施例で
は、スプリンクラー取付け部21は、垂直筒部2の上端
部の大径筒の内周面にネジ部を設けて構成し、公知のス
プリンクラー6の下周部のネジ部を螺着するようにして
いる(図2参照)。
【0011】上記垂直保持部材4は、長尺な金属性丸棒
材の長さ中央部を折り曲げて、折曲げ水平部41を設
け、この折曲げ水平部41の両側に連続する丸棒材を、
それぞれ平行する垂直状棒部4a、4aとし、全体形状
を断面「コ」字状に設定している。そして、両垂直状棒
部4a、4aの下部に断面「コ」字状の金属性足踏込み
部43を連結止着している。この水平状の足踏込み部4
3は、図1及び図4で示すように、前記短尺な筒部1に
対し上方へ一定距離開いて、一本の棒体の両端部、つま
り内向き折り曲げ両端部を、それぞれ垂直状棒部4a、
4aに固着して形成されている。また、垂直状態保持部
材4は、取付け部材3を介して上記垂直筒部2に取付け
られる。図2及び図3で示すように、取付け部材3は、
実施例では金属性筒体で、垂直筒部2の上部に外嵌させ
てある。上記折曲げ水平部41の中央部が、金属性筒体
3の外面にハンダ(溶接)固着され、また水平状補強棒
部44の中央部も金属性筒体3にハンダ(溶接)固着し
てある。この固着状態において、上記2本の垂直状棒部
4a、4aの下部は、上記筒部1より約30cm程度下
方へ突出するように設定してある。この下方へ突出する
部分、垂直状棒部4a、4aの下端部が、先端を先鋭と
した土中への打込み部42、42とされている。また、
この状態において、前記足踏込み部43は筒部1の上方
約15cmに位置するように取付けられている。
【0012】このような構成を有する散水用立上がり管
を、畑、果樹園等に設置する場合は、図5で示すよう
に、給水源7に取付けられた管継手71に、巻回状の給
水ホース5の一端部を接続し、この状態で巻回状給水ホ
ース5を任意方向へ転動させて展張する。そして、展開
された給水ホース5の他端部位置に、実施例の散水用立
上がり管を配備する。つまり、筒部1の一端部のネジ部
11に給水ホース5の他端部の空転ネジ筒部52を螺着
し、筒部1の他端部の空転ネジ筒部12に、別の巻回状
の給水ホース5の一端部のネジ部51を螺着して連通さ
せる(図4参照)。この後、打込み部42、42の尖鋭
先端部を地面に対し垂直状に接面させた状態で、作業者
の足を、足踏込み部43に乗せ体重をかけることで、打
込み部42、42が地面内に埋設され、垂直筒部2が地
面に対し垂直状に固定保持される(図2及び図3参
照)。そして、筒部1の他方の巻回状給水ホース5を所
望方向へ転動させて展開し、同様の手順により他の散水
用立上がり管と接続する。
【0013】かくして、実施例の散水用立上がり管で
は、給水ホース5との接続が極めて簡単であり、且つ垂
直筒部2の垂直状態固定保持作業も簡便となる。従っ
て、取付け作業、垂直状態保持作業及び解体作業が短時
間で実行し得る。また、給水ホース5に対し散水用立上
がり管(筒部1)を接続するようにしたから、任意の所
望方向へ給水ホースを転動させることで、給水ラインが
自在に設定でき、散水用立上がり管を自在の位置、自在
のピッチで設置し得る。更に、この散水用立上がり管で
は、給水ホース5を使用するから、給水ホース5は巻回
した状態で収納し得る許かりでなく、従来のような大型
の三脚アンカも不要であり、搬送作業が容易で、且つコ
ンパクトに収納保管し得る。
【0014】
【考案の効果】この考案では、以上のように、地表に載
置される短尺な筒部の再端部に対し、巻回及び展張が可
能な可撓性給水ホースを脱着可能に取付け、短尺な筒部
から一体に立ち上がる垂直筒部に対し垂直状態保持部材
を固着して、垂直状態保持部材の下部に位置する打込み
部を土中へ打ち込むことで、散水立ち上がり管を地面に
固定することとしたから、畑等への給水ラインの地表設
置作業及び取外し作業が簡単で、且つ短時間で実行し得
る。また、短尺な筒部には可撓性の給水ホースを接続す
るようにしたから、給水ラインが任意となる許かりでな
く、給水ホースを蛇行状に地表に載置することで、立上
がり管(垂直筒部)の設置ピッチも自在に設定し得る。
更に、給水ホースは巻回収納し得ると共に、地表上を転
動させて展張し得るから、設置時及び解体時の搬送作業
が容易で、且つコンパクトに保管収納し得る等、考案目
的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例散水用立上がり管を示す斜視図である。
【図2】実施例散水用立上がり管を設置した状態を示す
正面図である。
【図3】実施例散水用立上がり管の一部を省略した断面
図である。
【図4】実施例散水用立上がり管の取付け状態を示す部
分斜視図である。
【図5】実施例散水用立上がり管を畑に設置した状態を
示す説明図である。
【図6】従来の散水用立上がり管を示す斜視図である。
【図7】従来の散水用立上がり管を畑に設置した状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 筒部 2 垂直筒部 3 取付部材 4 垂直状態保持部材 5 給水ホース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に接続用のネジ部を備え、不使用
    時は巻回収納され使用時は展張される可撓性の給水ホー
    スと、長さ中央にスプリンクラー取付け部を有する垂直
    筒部を一体に立設し、両端部に給水ホースのネジ部に螺
    着するネジ筒部を備える地表載置用の短尺な筒部と、平
    行する両垂直状棒部の下端部に設けられる土中への打込
    み部が上記短尺な筒部より下方へ突出し、両垂直状棒部
    の上部を連続する折曲げ水平部の中央部が上記垂直筒部
    の上部に固着されると共に、前記短尺な筒部に対し上方
    へ一定距離ひらいて棒体の両端部をそれぞれ垂直状棒部
    に固着した水平状の足踏込み部を有する垂直状態保持部
    材とから成る散水用立上がり管。
JP1993047260U 1993-08-06 1993-08-06 散水用立上がり管 Expired - Lifetime JP2518757Y2 (ja)

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JPS55101629A (en) * 1979-01-29 1980-08-02 Hideji Tsukigata Method of collecting underground water of river
FR2489935A1 (fr) * 1980-09-05 1982-03-12 Feudor Sa Procede de remplissage d'un briquet a gaz jetable du type sans meche et briquet permettant sa mise en oeuvre

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