JP2518339B2 - 車両用油圧駆動冷却ファン制御装置 - Google Patents

車両用油圧駆動冷却ファン制御装置

Info

Publication number
JP2518339B2
JP2518339B2 JP63023618A JP2361888A JP2518339B2 JP 2518339 B2 JP2518339 B2 JP 2518339B2 JP 63023618 A JP63023618 A JP 63023618A JP 2361888 A JP2361888 A JP 2361888A JP 2518339 B2 JP2518339 B2 JP 2518339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control valve
cooling fan
control
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63023618A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01200011A (ja
Inventor
俊樹 杉山
実 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP63023618A priority Critical patent/JP2518339B2/ja
Publication of JPH01200011A publication Critical patent/JPH01200011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518339B2 publication Critical patent/JP2518339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車等に搭載される車両用熱交換器の油
圧駆動冷却ファン制御装置の改良に関するものである。
「従来の技術」 自動車等に搭載される車両用熱交換器に、冷却風を導
入する冷却ファンを、油圧モータにより駆動するように
したものは、実開昭58−142314号公報により提案されて
いる。この場合、油圧ポンプから油圧モータに供給され
る作動油の流量を制御する制御弁を油圧回路に配設し、
水温センサ,エアコンディショナ(以下エアコンと云
う)のON/OFFスイッチ及びエアコンの冷媒圧力スイッチ
等の各信号が入力されるコントローラから電気制御信号
を出力して前記制御弁を制御している。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、水温センサ、エアコンのON/OFFスイッ
チ、エアコンの冷媒圧力スイッチからの信号が急変した
場合には、その信号に基づいて作成される上記電気制御
信号が急変し、これにより電磁制御弁の作動も急変す
る。このため過渡的な現象として、油圧モータに供給さ
れる作動油の流量が急に増加して、ファン回転数のオー
バシュート、制御弁の構造に起因する制御流量の周期的
変動によるファン回転数のハンチング等が発生する等の
制御動作上の不安定性が生じ易く、これに伴って発生す
る騒音により乗員に不快感を与える虞れがある。また制
御弁の急激な作動によりバルブシート部及び擦動部の耐
久性が低下する等の不都合があって、解決すべき課題と
なっていた。
本発明は、上記の点に鑑み制御弁の急激な作動による
ハンチング現象の発生を防止するとともに、制御弁の耐
久性の低下を防ぐことを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明においては、 熱交換器の冷却ファンを駆動する油圧モータと、この
油圧モータに所定圧力の作動油を供給する油圧ポンプ
と、その作動油の吐出量を制御する電磁制御弁と、前記
冷却ファンの回転数を変化させる要因を検出して検出信
号を出力する検出手段と、この検出手段からの検出信号
に基づき前記電磁制御弁の開度を制御する電気制御信号
を出力するコントローラとを備えた車両用油圧駆動冷却
ファン制御装置において、 前記コントローラは、 前記検出手段からの検出信号に基づき前記電磁制御弁
の開度を制御するための制御電圧を作成する制御電圧作
成回路と、 この作成された制御電圧がステップ的な変化をした
時、その制御電圧を時間的に徐々に変化する電圧として
出力する電圧遅延回路と、 この電圧遅延回路から出力された電圧により前記電気
制御信号を出力する制御信号出力回路とを有することを
特徴としている。
「発明の作用効果」 上記構成によれば、検出手段からの検出信号に基づい
て作成された制御電圧がステップ的に変化しても、電圧
遅延回路の作用により、その制御電圧を時間的に徐々に
変化する電圧とし、この電圧により、電磁制御弁を制御
する電気制御信号を出力するようにしているから、その
電気制御信号に基づく電磁制御弁の急激な作動を防止す
ることができる。
従って、電磁制御弁の急激な作動によるハンチング現
象の発生を防止するとともに、電磁制御弁の耐久性の低
下を防ぐことができる。
「実施例」 本発明の1実施例を添付図面に基づいて説明する。
本発明装置の概略ブロック図を第1図に示す。
図中1はベーン型,歯車型,ピストン型等の油圧ポン
プで、自動車のエンジン(図示せす)等の外部駆動力に
より駆動され、吸入口1aに接続された吸入管路101によ
り、リザーブタンク2に貯留された作動油を吸い上げ、
吐出口1bと油圧モータ3の流入ポート3aとを接続する連
絡管路102を介して、所定圧力の作動油を油圧モータ3
に供給して、該モータ3を駆動する。油圧モータ3の流
出ポート3bと前記リザーブタンク2とは、還流管路103
により接続し、油圧モータ3から流出する作動油をリザ
ーブタンク2に戻す。油圧モータ3の回転出力軸3cには
冷却ファン4を固定する。5は放熱面を冷却ファン4に
対向させて配置したラジエータ、6はラジエータ5に併
設されたエアコンのコンデンサである。
前記油圧ポンプ1の吸入口1aと吐出口1bには、リリー
フ管路104を並列接続してリリーフ弁7を配設し、油圧
ポンプ1の吐出圧力が所定圧以上に上昇しないようにさ
れている。8は前記連絡管路102に介装された電磁制御
弁であって、後記するエレクトロニック・コントロール
・ユニット9からアクチュエータであるリニアソレノイ
ド8aに電気制御信号を出力し、その開度を連続的に変化
し、前記連絡管路102により油圧モータ3に供給される
作動油の流量を調節して、該モータ3の回転数を制御す
る。
エレクトロニック・コントロール・ユニット(以下EC
Uと云う)9は、本発明装置のコントローラを構成し、
前記したラジエータ5に配設した冷却水の水温センサ10
と、コンデンサ6に配設して溶媒圧力が設定圧力以上に
なると起動する冷媒圧力スイッチ11及びエアコンのON/O
FFスイッチ12の各信号が入力され、その各信号に基づき
ラジエータの放熱負荷を判定し、前記電磁制御弁8のリ
ニアソレノイド8aに電気制御信号たる電気的デューティ
信号を出力する。
ECU9の回路構成の詳細は第2図に示す。
ラジエータ5の冷却水の水温センサ10は、関数電圧発
生器13に接続される。関数電圧発生器13は水温センサ10
の信号を受け、予め設定された温度間では冷却水の水温
に応じて略直線的に変化する電圧を出力し、前記設定温
度以上の温度では一定の電圧を出力する。冷媒圧力スイ
ッチ11及びエアコンのON/OFFスイッチ12は、それぞれ電
圧発生器14,15に接続される。電圧発生器14,15は前記各
スイッチ11,12のオン信号を受けると、それぞれ設定さ
れた電圧を出力する。16は前記関数電圧発生器13、及び
電圧発生器14,15の各出力電圧を入力し、各電圧値の中
で最も高い電圧を選択して出力する電圧選択器である。
17は電圧選択器16からの出力電圧を設定された電圧勾配
に変換する電圧遅延回路であって、該出力電圧がステッ
プ的に急激に変化する場合に、その変化率を下げて連続
的に変化させる。前記関数電圧発生器13,電圧発生器14,
15,及び電圧選択器16はオペアンプを、電圧遅延回路17
はC−R回路等を用いて容易に構成することができる。
電圧遅延回路17から出力される電圧は、デューティ変
換回路18を構成するコンパレータ19に入力される。コン
パレータ19の他の入力端子には、三角波発振器20からの
三角波信号20aが入力される。該三角波信号20aは、電圧
遅延回路17からの出力電圧をON/OFFデューティ比に変換
するもので、電圧遅延回路17の出力電圧が三角波信号20
aより高くなると、コンパレータ19はロウレベルの信号
を出力する。一方電圧遅延回路17の出力電圧は、所定の
電圧勾配により上昇するから、この電圧に比例してコン
パレータ19のロウレベル出力の割合が増加する。コンパ
レータ19の出力19aは、ドライブ抵抗21を経由してパワ
ートランジスタ22のベースに接続され、出力信号19aが
ロウレベルの場合のみ該パワートランジスタ22が導通状
態となり、電磁制御弁8のリニアソレノイド8aが通電さ
れる。リニアソレノイド8aに通電される電流は、前記電
圧遅延回路17,デューティ変換回路18を経由することに
より、平均電流として電圧遅延回路の電圧勾配に比例し
て連続的に可変され、電磁制御弁の弁開度の制御を滑ら
かに行うことができる。
本発明の実施例は上記の構成になるもので、エンジン
等の外部駆動力により駆動される油圧ポンプ1は、リザ
ーブタンク2に貯えられた作動油を吸い上げ、電磁制御
弁8を介して所定の流量の作動油を連絡管路102に圧送
して油圧モータ3を駆動し、冷却ファン4を回転させ
る。冷却ファン4により冷却風を導入してラジエータ5
及びコンデンサ6を冷却する。一方、エンジン冷却水の
水温が急激に変化したり、エアコンのON/OFFスイッチ12
がオンされたり、或いは冷媒圧力スイッチ11が起動した
場合には、それらのステップ的に立ち上がる不連続な信
号がECU9に入力される。ECU9では、入力された各信号に
基づきエアコンの負荷状態を判定して、電磁制御弁8に
電気制御信号を出力するが、ECU9の電気制御信号の送信
回路に介装した電圧遅延回路17及びデューティ変換回路
18を経由することにより、連続的に変化する信号となっ
て、電磁制御弁8のアクチュエータでありリニアソレノ
イド8aの作動が滑らかに行われ、弁開度の制御が不安定
なハンチング現象を生じることもなくスムーズに行われ
る。
第3図は、従来装置と本発明装置による冷却ファンの
回転数制御の過渡状態を比較したグラフであって、ECU9
に入力される信号が急激に変化して、設定回転数がアッ
プした場合に、従来装置は回転数の立ち上がりが急峻で
オーバシュートし、さらにハンチング現象を生じて設定
回転数に収束するのに長時間経過するのに比し、本発明
装置は回転数の増加率が抑えられて短時間のうちに設定
回転数に収束することがわかる。
なお、上記実施例において、冷媒圧力スイッチ11、エ
アコンのON/OFFスイッチ12および水温センサ10にて、冷
却ファンの回転数を変化させる要因を検出して検出信号
を出力する検出手段を構成している。また、関数発生器
13、電圧発生器14、15および電圧選択器16にて制御電圧
作成回路を構成し、デューティ変換回路18等にて制御信
号出力回路を構成している。なお、電圧選択器16の出力
電圧が、電磁制御弁8の開度を制御するための制御電圧
に相当している。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を例示し、第1図は本発明装
置の概略ブロック図、第2図はECU9の回路図、第3図は
冷却ファン4の回転制御の過渡状態を比較したグラフで
ある。 1……油圧ポンプ、3……油圧モータ、4……冷却ファ
ン、5……ラジエータ、6……コンデンサ、8……電磁
制御弁、8a……リニアソレノイド、9……ECU、11……
冷媒圧力スイッチ、12……エアコンのON/OFFスイッチ、
17……電圧遅延回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器の冷却ファンを駆動する油圧モー
    タと、この油圧モータに所定圧力の作動油を供給する油
    圧ポンプと、その作動油の吐出量を制御する電磁制御弁
    と、前記冷却ファンの回転数を変化させる要因を検出し
    て検出信号を出力する検出手段と、この検出手段からの
    検出信号に基づき前記電磁制御弁の開度を制御する電気
    制御信号を前記電磁制御弁に出力するコントローラとを
    備えた車両用油圧駆動冷却ファン制御装置において、 前記コントローラは、 前記検出手段からの検出信号に基づき前記電磁制御弁の
    開度を制御するための制御電圧を作成する制御電圧作成
    回路と、 この作成された制御電圧がステップ的な変化をした時、
    その制御電圧を時間的に徐々に変化する電圧として出力
    する電圧遅延回路と、 この電圧遅延回路から出力された電圧により前記電気制
    御信号を出力する制御信号出力回路とを有する ことを特徴とする車両用油圧駆動冷却ファン制御装置。
JP63023618A 1988-02-02 1988-02-02 車両用油圧駆動冷却ファン制御装置 Expired - Lifetime JP2518339B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63023618A JP2518339B2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 車両用油圧駆動冷却ファン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63023618A JP2518339B2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 車両用油圧駆動冷却ファン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01200011A JPH01200011A (ja) 1989-08-11
JP2518339B2 true JP2518339B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=12115598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63023618A Expired - Lifetime JP2518339B2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 車両用油圧駆動冷却ファン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518339B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2687965B2 (ja) * 1989-04-18 1997-12-08 アイシン精機株式会社 車両用冷却ファンの回転制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01200011A (ja) 1989-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1335120B1 (en) Control method of an electronic thermostat valve
US6374780B1 (en) Electric waterpump, fluid control valve and electric cooling fan strategy
GB2327775A (en) Cooling system for an internal combustion engine of a motor vehicle
EP1326028B1 (en) Water pump with electronically controlled viscous coupling drive
US4798177A (en) System for controlling rotational speed of hydraulically driven cooling fan of internal combustion engine, responsive to engine coolant and also fan propellant temperature
US4823744A (en) Rotation speed control device for a hydraulically operated cooling fan of an internal combustion engine
JP4215276B2 (ja) 自動車用クーラントポンプ
JP3786374B2 (ja) 液体クラッチ
US6481390B1 (en) Water pump with electronically controlled viscous coupling drive
EP1164270B1 (en) Cooling device of liquid cooled internal combustion engine
JP2004529287A (ja) 内燃機関の冷却流体回路の監視方法
JP2518339B2 (ja) 車両用油圧駆動冷却ファン制御装置
JP2000280726A (ja) 車両暖房装置
WO2000031389A1 (fr) Dispositif de commande de refroidissement pour moteurs a combustion interne
JP2687965B2 (ja) 車両用冷却ファンの回転制御装置
JP2531196B2 (ja) 車輌用内燃機関の冷却ファンの回転速度制御装置
JP2526569B2 (ja) 内燃機関の冷却ファンの速度制御方法
JP2526616B2 (ja) 液圧駆動式内燃機関用冷却ファンの回転速度制御装置
JP2661436B2 (ja) 冷却ファン駆動装置
JP2531220B2 (ja) 車両用油圧駆動ファン制御装置
EP1445444B1 (en) An electrically driven coolant pump
JPH0610157Y2 (ja) 内燃機関の冷却フアンの回転速度制御装置
JP2005536401A (ja) 自動車の油圧式パワーステアリングシステム
JP2549448Y2 (ja) 液圧駆動式内燃機関用冷却ファンの回転速度制御装置
JPH0444814Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 12