JP2517780C - - Google Patents

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JP2517780C
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powdered
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フアイソンズ・ピーエルシー
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉末薬剤を吸入により投与する装置に関し、さらに詳しくは薬剤溜め
から投与量の薬剤を計量分配する計量装置を備えた多数回投与用装置および該装
置内で使用される製剤に関する。 〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕 乾燥粉末薬剤の吸入による投与はよく知られている。また、薬剤溜めから所定
の投与量の薬剤を計量しそして分配する装置も(例えば、英国特許第20417
63号明細書に)開示されている。このような装置は代表的には薬剤溜めと、薬
剤が充填されたときに一回の投与のための所望の重量の薬剤を含有するように選
択された容積を有する計量室とを備えている。計量室中への薬剤の充填は一般に
重力の作用下で行われ、また計量室は代表的には薬剤溜めの底部に配置されてい
る。このような装置は計量された粉末の密度の変動が容易に発生し、その結果投
与量が不正確になり、すなわち、不ぞろいになるという欠点を有している。粉末
の充填密度もまた装置により送り出される投与量の漸進的な減少を生ず る薬剤溜め内に残存する粉末の重量により左右されうる。その他に、計量された
投与量は投与装置の向きにより大いに左右される。 その上、投与しようとする薬剤が吸湿性である場合には、水が薬剤に混入する
ことがないように最大の注意を払わなければならない。その理由は水が薬剤に混
入すると、薬剤が塊りになり、装置の目詰まりを生じ、投与量が不揃いになるた
めである。吸湿性薬剤が水を吸収する問題は薬剤を好適な装置(例えば、英国特
許第1122284号明細書に記載の装置)内で投与直前に破壊されるゼラチン
カプセル中に入れて供給することによりある程度解決される。しかしながら、各
々の投与量のために、装置内に新鮮なカプセルを挿入しなければならず、かつ1
月間の供給用カプセルが占有する容積は可成り大きい。その他に、このような装
置は該装置の性能がそれらが使用される雰囲気の相対湿度により左右され、すな
わち、霧の質(すなわち、肺内に深く浸透するには十分に微細なものである霧中
の粒子の割合)は相対湿度が高くなるにつれて減少する欠点を有している。その
上、もしもゼラチンカプセルが高い相対湿度の雰囲気内で貯蔵されるならば、ゼ
ラチンカプセルは柔軟になり、その結果取り扱いが困難になる。 本発明者らは計量室に薬剤を充填するために重力に依存しないで粉末薬剤圧縮
体をすりはがす(abrade)ことに依存する計量装置を使用することによりこれら
の欠点を解決しまたは実質的に軽減することができることを見い出した。 〔課題を解決するための手段〕 したがって、本発明の第一の態様によれば、粉末薬剤圧縮体を収容可能に構成
された薬剤溜めおよび投与量の薬剤を薬剤溜めから計量分配する計量装置を備え
た粉末薬剤を吸入により投与する装置において、前記 計量装置は粉末薬剤圧縮体より粉末薬剤をすりはがす手段を備え、前記粉末薬剤
圧縮体から所定投与量の粉末薬剤をすりはがすように構成されていることを特徴
とする粉末薬剤を吸入により投与する装置が提供される。 また、本発明の第二の態様によれば、粉末薬剤圧縮体を収容した薬剤溜めと、
該薬剤溜めより薬剤を計量分配する計量装置を備えた粉末薬剤を吸入により投与
する装置において、前記計量装置は粉末薬剤圧縮体より粉末薬剤をすりはがす手
段を備え、前記粉末薬剤圧縮体から所定投与量の粉末薬剤をすりはがすように構
成されていることを特徴とする粉末薬剤を吸入により投与する装置が提供される
。 「粉末薬剤圧縮体」なる用語は薬剤粒子が一緒に保持されるようにばらばらの
粒子の試料を圧縮することにより得られた薬剤の形態を意味する。得られた圧縮
の度合は明らかにばらばらの粒子の試料に加えられた圧縮力により左右され、そ
して「粉末薬剤圧縮体」という用語はゆるく圧縮されたものから緊密に圧縮され
たものまでの範囲にわたる薬剤圧縮体を含む。 薬剤のゆるい圧縮体はばらばらの粉末の試料に例えば1×104Nm-2から15
×104Nm-2までの範囲内の圧力(例えば、本発明の第一態様のある実施態様に
おいて押圧手段(biassing means)により加えられる圧縮力)を加えることにより
得られ、そしてその圧縮の度合はこのような圧縮体が取り扱う際に構造上の完全
性を保持するためには不十分であろう。 薬剤の緊密圧縮体はばらばらの粉末の試料に例えば30×104Nm-2から15
0×104Nm-2までの範囲内の圧力(例えば、小型の液圧プレスにより加えられ
る圧縮力)を加えることにより得られ、そしてその圧 縮の度合はこのような圧縮体が取り扱う際に構造上の完全性を保持するためには
十分であろう。 この薬剤は活性成分、例えば、吸湿性の薬剤のみからなることができる。この
場合の活性成分はナトリウムクロモグリケート、ネドクロミルナトリウム、サル
ブタモールおよびテルブタリンを含む。特に薬剤の緊密圧縮体の場合には、薬剤
が付加的に不活性担体を含んでいることが好ましい。その理由は、不活性担体を
含むことにより圧縮および分散特性が改良されるからである。好適な不活性担体
は糖、例えばラクトースを含む。不活性担体が存在する場合、担体の粒径が活性
成分の粒径よりも大きいことが好ましい。ばらばらの粉末の形態の場合の活性成
分の好適な粒径は1μmから10μmまでの範囲内である。 この場合の薬剤の配合物は前述した活性成分の何れか1つとラクトースとの混
合物を含み、活性成分に対する担体の比率は存在する特定の物質により左右され
る。本発明者らは、例えば、ネドクロミルナトリウムまたはナトリウムクロモブ
リケートとラクトースとの1:1の混合物が有利であることを見い出した。 本発明の第三の態様によれば、緊密な圧縮体を形成するために圧縮される粒径
1乃至10μmの活性成分を含む流動性粉末で構成され、すりはがしにより所定
投与量の粉末薬剤を複数回計量分配可能な量の前記粉末を構造的に一体の圧縮体
に形成するのに十分な圧縮度で圧縮されることを特徴とする吸入用薬剤粉末の緊
密な圧縮体が提供される。 吸入用薬剤圧縮体は任意の便利な外形、例えば、円筒形または煉瓦のような形
状に構成することができる。この圧縮体の外形は、ゆるい圧縮体の場合には、一
般に薬剤溜めの内部の形状により決定される。 薬剤圧縮体をすりはがす装置は相対的回転または滑動により薬剤圧縮 体の表面を切込み、削りまたはその他の方法で腐蝕するブレードを含むことが望
ましい。ブレードは例えばらせん形の形状に形成することができ、その場合には
、薬剤圧縮体からすりはがされる投与量はらせんのピッチ、ブレードの直径、圧
縮体の密度およびブレードを回転する角度により左右される。したがって、装置
がらせん形のブレードを備えている場合には、さらに、ブレード回転制御装置、
例えば、各々の投与量に対して所定角度の回転のみを許容するラチェットを備え
ることが好ましい。 一回の投与量に対して正しい量の薬剤を取り出すことができるようにするため
に、薬剤圧縮体をすりはがし装置に向かって所定の距離だけ移動することができ
る。この薬剤圧縮体の移動は、ねじ装置(例えば、棒状の口紅または接着剤に使
用されるものと同様な機構)により、または押圧手段、例えば、薬剤圧縮体をす
りはがし装置に向かって押圧するばねにより行うことができる。また、別の態様
として、薬剤圧縮体を固定しかつすりはがし装置を薬剤圧縮体に向かって移動す
ることができる。 薬剤圧縮体と接触している本発明の第一および第二の態様による装置(例えば
、すりはがし装置および薬剤溜めの内部)の内面は有利には減摩剤、例えば、P
TFE(ポリテトラフルオロエテン)でコーティングすることができる。 本発明の第一および第二の態様による装置は空気流入口を空気流出口、例えば
、マウスピースと接続する貫通した通路を含み、それにより使用中に計量された
一回の投与量の薬剤が貫通した通路内に沈積し、その後空気流出口において吸入
する患者により吸入されることが好ましい。 また、本発明者らは本発明の第一および第二の態様による吸入装置および吸入
用粉末薬剤を投与するその他の装置において特に有用である空 気通路の特定の装置(以下「サイクロン装置」と呼ぶ)を見い出した。このよう
なサイクロン装置は患者に送り出される薬剤の霧の質を高める助けをすることが
判明した。したがって、本発明は、内部で空気と連行した薬剤を循環させること
ができる室を含む貫通した通路を備えた粉末薬剤を吸入により投与する装置であ
って、前記通路から前記室まで延びる入口が前記室の壁部に対して接線方向に延
びかつ該室の縦軸に直交しており、かつ該室からの出口が該室の縦軸に沿って配
置されそれにより空気と連行した薬剤が該室の中央領域から該出口を通して優先
的に取り出される前記装置において、該入口通路が該入口通路と該室との接合部
に隣接してベンチュリを含むことを特徴とする粉末薬剤を吸入により投与する装
置を提供するものである。 サイクロン装置が本発明の第一態様による装置と組み合わせて使用される場合
には、好ましくは計量された投与量の薬剤が室に至る入口から上流側の貫通した
通路内に沈積する。その後、患者は室から延びる出口と連絡したマウスピースを
通じて吸入を行い、それにより発生した空気の流れと連行した薬剤を吸入する。
このようなサイクロン装置は粒子の母集団内のより微細な粒子が吸入されるよう
に選択される利点を有している。また、これらのサイクロン装置は連行された粉
末の丸い塊をさらに均一に拡散させ、それにより投与量の薬剤がさらに長い時間
間隔にわたって吸入される。 貫通した通路内で発生させることができる薬剤の霧の質を高めるその他の装置
は、空気および連行した薬剤が通過するグリッド、プロペラおよび羽根を含む。 本発明の装置は1ケ月間の供給用薬剤が例えばその量に匹敵する数のゼラチン
カプセルよりもはるかに小さい容積を占有する点において従来 技術の装置の欠点を解消している。その他に、驚ろくべきことに本発明者らは、
本発明の第三の態様による薬剤の圧縮体が充填された本発明の装置により発生さ
せた薬剤の霧の質が該装置が使用される雰囲気の相対湿度により影響をうけずか
つ該装置の性能が低い相対湿度の雰囲気内で作動される英国特許第112228
4号明細書に記載の装置の性能に匹敵するかまたはそれよりも優れていることを
見い出した。また、本発明者らは、このような装置から最終的に得られる薬剤の
霧の質に悪影響をおよぼさないで該装置を高い相対湿度の雰囲気内に貯蔵するこ
とができることを思いがけなく見い出した。 さらに、本発明の装置は非常に簡単に使用でき、かつある実施態様においては
マウスピースを通じて吸入する前に薬剤圧縮体保持室をねじりさえすればよいと
いう利点を有している。また、投与量の一貫性が(英国特許第2041763号
明細書に記載の装置の場合のように)計量室内への薬剤の充填が重力により行わ
れる装置の場合の投与の一貫性よりもはるかに高い。その他に、本発明の装置は
装置の作動を例えば加圧されたエーロゾル装置による吸入と同時に行わなければ
ならないという欠点がない。 以上、本発明を薬剤の経口的吸入投与により使用されるものとして説明したが
、本発明はまた薬剤を鼻腔的吸入により投与するためにも好適である。この投与
モードのために必要な装置の適応は当業者にとって容易に明らかであろう。 本発明の装置は限定された用途(すなわち、装置と一体となった薬剤圧縮体が
供給されかつ該薬剤が使い尽くされたときに装置を捨てる)または再使用可能に
(すなわち、取替え用薬剤圧縮体を挿入可能に)設計することができる。 〔実施例〕 さて、本発明の好ましい実施態様を対応する特徴に同一符号を付した添付図面
について以下に記載する。 先ず、第1図および第2図について述べると、本発明の第一態様による装置は
下側本体部分1と、薬剤溜め3を囲繞した上側本体部分2とを備えている。 下側本体部分1はマウスピース部分に開口部5を有する管状の室4を形成して
いる。下側本体部分1の壁部には、空気流入口6が開口部5と対向して設けられ
ている。 上側本体部分2は一般に円筒形でありかつフランジが形成された端部8を有す
る軸線方向軸部分7により第2開口部の上方で下側本体部分1に回転可能に装着
されている。フランジが形成された端部8は下側本体部分1の下側壁部に設けら
れたソケットにより収納されている。 薬剤溜め3もまた一般に円筒形でありかつ上側本体部分内に滑動可能に装着さ
れている。軸7が薬剤溜め3を軸方向に貫通しかつ薬剤溜め3内に配置された緊
密に圧縮された薬剤10の円筒形ブロック内に形成された軸線方向の穴を貫通し
て延びている。 らせん形のブレード11が軸7の中間部に取り付けられかつ薬剤溜め3の内側
壁部まで半径方向に延びている。ブレード11の端縁は約350°の円弧を画きか
つブレード11の前縁および後縁の間にさらに一つの空気流入口12が配置され
ている。空気流入口12は軸7を貫通して軸線方向に延びる通路15を介して上
側本体部分2の上面の中央部に配置された外側開口部14と連絡している。 圧縮された薬剤ブロック10はばね13によりブレード11に向かって押しつ
けられている。ぱね13は上側本体部分2の内壁部および薬剤 溜め3の外側部に作用している。 この装置を使用するために、上側本体部分2が45°回転せしめられ(それ以
上の回転は図面を明示するために省略したラチェット機構により阻止される)、
その結果、ブレード11が薬剤のブロック10内に切り込み、一回の投与に必要
な薬剤の量をすりはがす。すりはがされた薬剤のある部分は下側本体部分1に沈
積しそしてまたある部分はブレード11の前縁および後縁の間に残る。その後、
患者は開口部5を通して吸入し、空気が流入口6および開口部14を通して吸引
され、その結果それぞれ薬剤が下側本体部分1からまたブレード11の前縁およ
び後縁の間から連行される。そのときに、連行された薬剤が患者により吸入され
る。 上側本体部分2が薬剤のブロック10がすりはがされるときに下側本体部分1
の第2開口部のまわりに形成された周囲壁部16上に入れ子の形態で滑動する薬
剤溜め3の壁部により安定化されることは理解されよう。必要に応じて薬剤溜め
3の壁部および周囲壁部16の内面および外面には、ブレード11の効果を減少
することがある薬剤溜め3との周囲壁部16との間の相対回転を阻止するために
協働する垂直方向の凹部、凸部を設けることができる。 さて、第4図について説明すると、薬剤溜め3の上側開口部がねじ込まれた軸
7の上側部分に形成されたねじ山17の作用により薬剤溜め3がブレード11に
向かって移動することを除いては第1図の実施態様と同様である別の実施態様を
示してある。ブレード11が所定角度回転するときに該ブレードによりすりはが
されるブロック10の長さは薬剤溜め3がねじ山17の作用により軸7に沿って
下方に移動する距離と合致している。 さて、第5図および第6図について説明すると、本発明の第三態様による装置
は、入口通路20を介して円筒形の室21と連絡する空気流入口19を備えた本
体18を備え、入口通路20は室21と接線方向に接続しており、さらに、室2
1の縦軸に沿って配置された出口通路22を備え、出口通路22の開口部の直径
は室21の直径の約1/3であり、さらに、出口通路22の端部に配置されたマウ
スピース23を備えている。入口通路20は出口通路22と直交している。入口
通路20の室21との接合部と隣接した入口通路20には、局部的なくびれ部分
(ベンチュリ)24が形成されている。 図面に例示した装置を使用するために、投与量の薬剤が空気流入口19と隣接
した入口通路20内に(図示していない装置により)沈積する。その後、患者は
マウスピース23を通して吸入し、それにより空気が入口通路20中に吸引され
る。吸引された空気の流れは薬剤を連行し、その後円筒形の室21中に流入し、
出口通路22を介して室21から流出し、その後マウスピース23を通って患者
の口内に送り出される。 さて、第7図について説明すると、吸入装置は第5図に示した空気通路の構成
が下側本体部分1に組み込まれた第1図に示した装置の特徴を包含している。使
用に際して、投与量の薬剤が薬剤ブロック10からすりはがされそして入口通路
20内に沈積する。その後、患者はマウスピース23から吸入する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第一態様による吸入装置の斜視図である。 第2図は第1図の装置の垂直横断面図である。 第3図は部分的に切り欠いて示した第1図の装置の薬剤溜めおよび計量装置の
斜視図である。 第4図は本発明の第一態様による装置の別の実施態様である。 第5図は本発明の第三態様による装置の空気通路の略図である。 第6図は第5図の構成を平面VI−VI−VIで裁った横断面図である。 第7図は本発明の第一態様および第三態様を組み込んだ装置の垂直横断面図で
ある。 1…下側本体部分、2…上側本体部分、3…薬剤溜め、4…室、5…開口部、
6…空気流入口、7…軸、10…薬剤圧縮体、11…ブレード、12…空気流入
口、13…ばね、14…開口部、15…通路、17…ねじ山、18…本体、19
…空気流入口、20…入口通路、21…室、22…出口通路、23…マウスピー
ス、24…ベンチュリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)粉末薬剤圧縮体を収容可能に構成された薬剤溜め、および薬剤溜めから薬剤
    を計量分配し且つ前記圧縮体より粉末薬剤をすりはがす手段を含む計量装置を備
    えた粉末薬剤を吸入により投与する装置において、1回の投与量に対して正しい
    量の薬剤を前記薬剤圧縮体からすりはがすことができるようにするために前記粉
    末薬剤圧縮体を前記すりはがす手段に向かって移動し若しくは前記すりはがす手
    段を前記粉末薬剤圧縮体に向かって移動するための押圧手段又はねじ装置を備え
    ていることを特徴とする粉末薬剤を吸入により投与する装置。 2)粉末薬剤圧縮体を収容した薬剤溜めおよび該薬剤溜めより薬剤を計量分配し
    且つ前記圧縮体より薬剤粉末をすりはがす手段を含む計量装置を備えた粉末薬剤
    を吸入により投与する装置において、1回の投与量に対して正しい量の薬剤を前
    記薬剤圧縮体からすりはがすことができるようにするために前記粉末薬剤圧縮体
    を前記すりはがす手段に向かって移動し若しくは前記すりはがす手段を前記粉末
    薬剤圧縮体に向かって移動するための押圧手段又はねじ装置を備えていることを
    特徴とする粉末薬剤を吸入により投与する装置。 3)前記粉末薬剤圧縮体をすりはがす手段がブレードを含む請求項1または2記
    載の装置。 4)前記粉末薬剤圧縮体が、押圧手段により粉末薬剤圧縮体をすりはがす手段に
    向かって押し込まれる請求項1〜3のいずれかに記載の装置。 5)前記粉末薬剤圧縮体がゆるく圧縮されている請求項1〜4のいずれかに記載
    の装置。 6)前記粉末薬剤圧縮体が、取り扱う際に構造上の一体性を保持するために十分
    な圧縮度で緊密に圧縮されている請求項1〜4のいずれかに記載の装置。 7)前記薬剤の活性成分が吸湿性である請求項1〜6のいずれかに記載の装置。 8)前記薬剤の活性成分がナトリウムクロモグリケートおよびネドクロミルナト
    リウムから選択される請求項1〜7のいずれかに記載の装置。 9)前記薬剤が不活性担体を含んでいる請求項1〜8のいずれかに記載の装置。 10)薬剤溜めから計量分配された投与量の薬剤は、導入された薬剤が循環可能な
    室を含む貫通した通路に貯留されるように構成され、前記貫通した通路から前記
    室への入口が前記室の壁部に対して接線方向に延びかつ前記室の縦軸に直交して
    おり、前記室からの出口が前記室の縦軸に沿って配置され、前記室に導入された
    薬剤が前記室の中央領域より前記出口を通して優先的に排出され、前記貫通した
    通路には該通路と前記室との接続部に隣接してベンチュリが設けられている請求
    項1〜9のいずれかに記載の装置。 11)粉末薬剤圧縮体を収容可能に構成された薬剤溜め、および前記圧縮体より粉
    末薬剤をすりはがす手段を含む計量装置を備えた粉末薬剤を吸入により投与する
    装置のための吸入用薬剤粉末の圧縮体であって、緊密な圧縮体を形成するために
    圧縮される粒径1〜10μmの活性成分を含む流動性粉末で構成され、すりはが
    しにより粉末薬剤を複数回 計量分配可能な量の前記粉末を取り扱う際に構造上の一体性を保持するために十
    分な圧縮度で緊密に圧縮されている吸入用薬剤粉末の圧縮体。 12)粒径1〜10μmの活性成分を含む流動性粉末に30×104〜150×10
    4Nm-2の圧力を負荷して形成する請求項11記載の圧縮体。 13)請求項1〜4および6〜10のいずれかの装置に用いられ、取り扱う際に構
    造上の一体性を保持するために十分な圧縮度で緊密に圧縮されている吸入用薬剤
    粉末の緊密な圧縮体。

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