JP2517360Y2 - 気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造 - Google Patents

気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造

Info

Publication number
JP2517360Y2
JP2517360Y2 JP637990U JP637990U JP2517360Y2 JP 2517360 Y2 JP2517360 Y2 JP 2517360Y2 JP 637990 U JP637990 U JP 637990U JP 637990 U JP637990 U JP 637990U JP 2517360 Y2 JP2517360 Y2 JP 2517360Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation panel
bath
connector
air intake
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP637990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0398845U (ja
Inventor
久人 原賀
康利 稲富
謙治 森山
隆志 小畑
浩一 内山
光明 橋田
明 兵頭
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP637990U priority Critical patent/JP2517360Y2/ja
Publication of JPH0398845U publication Critical patent/JPH0398845U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517360Y2 publication Critical patent/JP2517360Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造に関
するものである。
(ロ)従来の技術 従来、気泡発生浴槽の一実施例として、浴槽本体と循
環ポンプとの間に浴湯循環流路を介設し、同浴湯循環流
路に空気取入部を連通連結して、浴槽本体内へ気泡混じ
りの浴湯を噴出可能とし、かつ、循環ポンプの回転数を
制御部により制御して、気泡混じりの浴湯の噴出量を調
節可能としたものがある。
そして、制御部を介した循環ポンプの操作は、浴室の
壁面に固定状態に取付けられている操作パネル部により
行なうことができるようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記した操作パネル部の場合、浴室の壁面
に取付けられているために、操作パネル部を操作する際
には、入浴者は同操作パネル部に手がとどく位置まで近
づかなければなず、くつろいだ入力姿勢では操作ができ
ないという問題がある。
また、浴室の壁面に操作パネル部を取付ける場合に
は、同壁面に操作パネル部取付用の座を設けなければな
らず、又、ケーブルを壁内外に配線する作業が大変であ
るといった施工性の悪さと共に、多数個の操作スイッチ
を具備する操作パネル部では、壁面に取付けていると、
作業者が立った姿勢でメンテナンス等を行なわなければ
ならず、楽な姿勢で作業が行なえないという問題もあ
る。
また、壁が浴槽の囲りになかったり、窓が広く取付場
所がないといったレイアウトには対応できないという問
題もある。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案では、浴槽本体と循環ポンプとの間に
浴湯循環流路を介設し、同浴湯循環流路に空気取入部を
連通連結して、浴槽本体内へ気泡混じりの浴湯を噴出可
能とした気泡発生浴槽において、浴槽本体の縁部に空気
取入部を取付け同空気取入部の一側部にコネクタ収容ケ
ースを取付ける一方、空気取入部とコネクタ収容ケース
の上部に操作パネル部を密閉かつ着脱自在に取付け、操
作パネル部に接続したコードと、給電用及び制御用のコ
ードとを、コネクタ収容ケース内でコネクタを介して着
脱自在に接続したことを特徴とする気泡発生浴槽の操作
パネル部取付構造を提供せんとするものである。
また、コネクタ収容ケース内に収容したケーブルの長
さを、少なくとも、操作パネル部の取外しと共にコネク
タが浴槽本体の縁部上面より上方へ引出せる長さとした
ことにも特徴を有する。
(ホ)作用効果 本考案によれば、以下のような作用効果が生起され
る。
すなわち、本考案では、操作パネル部を浴槽本体の縁
部に取付けているために、入浴者は入浴姿勢で手を延ば
すだけで操作パネル部の操作が楽に行なえる。
また、かかる操作パネル部は、浴槽本体の縁部に取付
けた空気取入部に着脱自在に取付けているために、定期
点検や故障時のチェックや交換の際に、同操作パネル部
の取付け・取外し作業を楽な姿勢で行なえる。
この際、空気取入部の一側部にはコネクタ収容ケース
を取付け、同空気取入部とコネクタ収容ケースの上部に
着脱自在かつ密閉状態に取付けており、同コネクタ収容
ケース内で、操作パネル部に接続したコードと給電用及
び制御用のコードとをコネクタを介して着脱自在に接続
しているために、両コードの接続をコネクタを介して解
除することにより、操作パネル部を完全に空気取入部よ
り取外して、メンテナンス等を楽に行なうことができ
る。
また、コネクタ収容ケースに収容したコードの長さ
は、少なくとも、操作パネル部の取外しと共に、コネク
タが浴槽本体の縁部上面より上方へ引出せる長さとする
ことにより、同コネクタを介した両コードの接続及び接
続解除を確実かつ簡単に行なうことができる。
また、操作パネル部を取付けた状態では、コード、コ
ネクタ、及びケーブルは、コネクタ収容ケース内にコン
パクトに収容できると共に、同コネクタ収容ケースによ
りこれらコネクタ等の防水性及び防湿性も容易に確保で
きる。
さらには、操作パネル部内の防湿性も確保できる。
また、浴槽本体内の排水を間接排水する場合、すなわ
ち、浴槽本体内の浴湯を浴室床上に一旦排出し、同床面
に開口した排水口より浴湯を浴室外部へ排出する場合に
は、浴槽本体の外側面側が床面上に排出された浴湯によ
り高湿度となるが、前記したようにコネクタ等の防湿性
を確保できるために、漏電やコネクタ等の腐食や接触不
良を防止できる。
(ヘ)実施例 以下に、本考案の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
〔気泡発生浴槽の全体構成〕
まず、本考案に係る操作パネル部取付構造を具備する
気泡発生浴槽の全体構成について説明する。
第1図及び第2図において、(A)は気泡発生浴槽で
あり、同気泡発生浴槽(A)は、上面開口の箱型に形成
した浴槽本体(1)の前後壁及び左右側壁に、それぞれ
噴出量自動可変の足側・背側・腹側用の噴出ノズル
(2)(2)、(3)(3)、(4)(4)を合計六個
設けている。
かかる噴出ノズル(2)(3)(4)の具体的な構造
は、先に出願人が出願した特願平1−73367号に記載の
ものと同様に構成している。
そして、上記浴槽本体(1)は、周縁に一定幅の鍔状
の縁部(1a)を形成し、同縁部(1a)に空気取入部
(5)と操作部としての操作パネル部(6)を一体的に
取付け、左右側壁の略中央部に、横断面略V字状の縦長
凹部(1b)(1b)を形成し、同凹部(1b)(1b)の後壁
(背側)に面する側の傾斜面(1′b)(1′b)に、
上記腹側噴出ノズル(4)(4)を後壁の中央部に向け
て取付けている。
しかも、腹側噴出ノズル(4)は、他の足側・背側用
の噴出ノズル(2)(3)よりも高位置に設けて、腹側
及び胸側、その他の人体の各所へ浴湯を確実に当てるこ
とができるようにしている。
また、かかる気泡発生浴槽(A)の外部にはポンプ保
護ケース(K)を配設しており、同ケース(K)内に
は、浴湯を循環させる循環ポンプ(P)と、同ポンプ
(P)により循環される浴湯を濾過する濾過機(F)
と、同ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モーター
(M)と、同モーター(M)や各噴出ノズルのノズル用
弁体開閉作動用モーター(M1)及び電動三方弁(G)の
駆動を制御する制御部(C)とを設けている。
制御部(C)は、第2図に示すように、マイクロプロ
セッサ(MPU)と、入出力インターフェース(a)
(b)と、ROMとRAMからなるメモリ(m)と、タイマー
(t)とから構成している。
また、上記循環ポンプ(P)と気泡発生浴槽(A)と
の間には、浴湯循環流路(D)を介在させている。
すなわち、浴湯循環流路(D)は、気泡発生浴槽
(A)から循環ポンプ(P)へ浴湯を送るための浴槽吸
込パイプ(10)と、同循環ポンプ(P)から、同浴槽
(A)へ浴湯を送るための浴湯強送パイプ(11)とより
構成している。
そして、同浴湯吸込パイプ(10)は、浴槽本体(1)
の下部に開口した吸入口(1m)に一端を連通連結し、循
環ポンプ(P)の吸水口に他端を連通して同循環ポンプ
(P)に浴湯を吸込むようにする一方、浴湯強送ポンプ
(11)は、循環ポンプ(P)の吐水口に一端を連通し、
前記噴出ノズル(2)(3)(4)にそれぞれ他端を連
通連結している。
また、上記した吸入口(1m)は、足側・背側用の噴出
ノズル(2)(3)よりも低位置に設けている。
また、前記した空気取入部(5)と各噴出ノズル
(2)(3)(4)との間には、吸気パイプ(12)(1
3)(14)を介設しており、各噴出ノズル(2)(3)
(4)の浴湯噴出時に生じる負圧を利用して、空気取入
部(5)より取入れた空気を、上記吸気パイプ(12)
(13)(14)中を通して各噴出ノズル(2)(3)
(4)内へ吸入させ、各噴出ノズル(2)(3)(4)
より浴槽本体(1)内へ気泡混じりの浴湯を噴出可能と
している。
また、循環ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モ
ーター(M)と制御部(C)との間には、第2図に示す
ように、インバータ(I)を介設し、同インバータ
(I)の出力周波数を変化させて循環ポンプ(P)の回
転数を制御することにより、循環ポンプ(P)の回転数
の変更を円滑かつ確実に行なえるようにしている。
また、浴湯吸込ポンプ(10)の中途部(循環ポンプ
(P)内の吸込側とすることもできる)には、第2図に
示すように圧力検出センサ(S)を取付けており、浴槽
本体(1)内のお湯張り量、すなわち水位を検出すると
ともに、浴湯吸込パイプ(10)内を通して循環ポンプ
(P)に吸込まれる浴湯の圧力を検出することができ
る。
そして、かかる圧力検出センサ(S)からの出力によ
って測定した水位レベルによって、制御部(C)による
ブロー運転、凍結防止運転、濾過機洗浄運転及び自動濾
過機洗浄運転の開始及び停止を制御するように構成して
いる。
なお、これら各運転の内容は、先に出願人が出願した
特願平1−73367号に記載しているものと同様である。
また、浴湯強送パイプ(11)の中途部には、第2図に
示すように、同パイプ(11)内を圧送される浴湯の温度
を検出する浴湯温度検出センサ(T)を取付け、同セン
サ(T)からの検出結果を制御部(C)に送り、同制御
部(C)によりポンプ駆動用モーター(M)及び各噴出
ノズル(2)(3)(4)を制御するようにしている。
そして、かかる浴湯温度検出センサ(T)を用いるこ
とによって、給湯が一定の水温に満たない場合には、制
御部(C)によるブロー運転が開始されないようにして
いる。
このように、制御部(C)によるブロー運転は、浴湯
が一定の水位と一定の水温に満たない場合には運転が開
始されないようにしている。
また、上記したブロー運転では、前記した特願平1−
773367号に記載のマイルドブロー、指圧ブロー(本実施
例ではスポットブロー)、パルスブロー、ウェーブブロ
ー、サイクルブロー、及びプログラムブロー(本実施例
ではランダムブロー)の各噴流形態が採れるようにして
いると共に、各噴流形態での強弱レベルの変更が行える
ようにしている。
また、上記のように構成した気泡発生浴槽(A)に
は、操作パネル部(6)とは別個に、手に持った状態で
前記した制御部(C)に駆動出力を送ることのできるリ
モートコントローラ(130)を、浴室側壁(W)に設け
たコントローラ収納ケース(130′)内に出し入れ自在
に収納している。
〔操作パネル部の説明〕
以下、操作パネル部(6)について、第3図〜第11図
を参照して説明する。
すなわち、操作パネル部(6)は、第7図及び第8図
に示すように、空気取入部(5)の上蓋を形成すべく、
浴槽本体(1)の縁部(1a)の下面に取付けた空気取入
部(5)に、周縁部(1a)の上面より着脱自在に取付け
ており、パネル部ケース(20)内に電気回路部(21)を
設けると共に、同ケース(20)の上面に操作スイッチ部
(22)を設けている。
(パネル部ケース) パネル部ケース(20)は、第6図〜第8図に示すよう
に、上側ケース(25)と下側ケース(26)とから形成し
ており、上側ケース(25)は、天井壁を浴槽内方に向け
て下り勾配の傾斜状に形成し、天井壁中央部に左右幅方
向に一定幅の段付凹部(25a)を形成して、同段付凹部
(25a)に多数個の表示ランプ収容孔(25e)を形成する
と共に、段付凹部(25a)中に上記操作スイッチ部(2
2)を配設し、上面左側部に赤外線受信部突出孔(25b)
を形成して、同突出孔(25b)中に後述の赤外線受信部
(9)を上方へ突出状態に嵌合する一方、天井壁右側部
にタイマー表示部突出孔(25c)を形成して、同突出孔
(25c)中に後述のタイマー表示部(115)を上方へ突出
状態に嵌合している。
また、第8図に示すように、上側ケース(25)の後壁
には、後述の空気取入部(5)へ空気を取入れ、その
後、各噴出ノズル(2)(3)(4)へ空気を供給する
ための空気取入孔(25d)を多数個形成している。
また、第6図中、(27)は、操作スイッチ(22)を覆
うための開閉蓋である。(28)はケース取付用ボルト、
(29)は化粧カバーである。
また、下側ケース(26)は、第7図及び第8図に示す
ように、左右幅を上側ケース(25)の左右幅よりもやや
細幅に形成し、同下側ケース(26)を空気取入部(5)
の吸気ケース(250)の上端部内に着脱自在に嵌合する
ようにしている。
そして、第7図に示すように、下側ケース(26)の右
側底部には、給電用及び制御用コード案内筒部(26a)
を下方向へ伸延形成して、同筒部(26a)を空気取入部
(5)のコネクタ収容ケース(266)の上端部内に嵌合
し、下側ケース(26)内の電気回路部(21)に接続した
コード(57)を、コード案内筒部(26a)中を通して制
御部(C)に防水性のコネクタ(58)及び多芯ケーブル
(275)を介して接続可能としている。
また、下側ケース(26)は、第7図に示すように、上
端周縁を上側ケース(25)の内面に垂設した連結用突片
(25f)に連結している。
ここで、本考案の要旨をなすコネクタ収容ケース(26
6)について説明すると、同ケース(266)は、第7図に
示すように、後述する空気取入部(5)の吸気ケース
(250)の一側端に連設しており、コネクタ収容ケース
(266)の上端部(266a)にコード案内部(26a)をOリ
ング(267)を介して水密状態に嵌合する一方、コネク
タ収容ケース(266)の下端部(266b)に多芯ケーブル
(275)を挿入すると共に、同下端部(266b)に防水パ
ッキン(276)を収容した袋ナット(277)を螺着して、
多芯ケーブル(275)を水密状態に保持している。
そして、コネクタ収容ケース(266)内には、コード
(57)の一部と、多芯ケーブル(275)と、これらを接
続する防水性のコネクタ(58)とを収容可能な収容室
(266c)を形成し、同収容室(266c)中に9芯のバラ線
にしたコード(275a)を収容している。
すなわち、コード(275a)は、第7A図に示すように、
操作パネル部(6)を空気取入部(5)より取外した際
に、コネクタ(58)を浴槽本体(1)の縁部(1a)の上
面よりも上方へ、例えば0〜2cmの範囲で引出せる長さ
(L1)にすると共に、収納しやすいように巻きぐせをつ
けている。
また、コード(57)は、第7図に示すように、コード
案内筒部(26a)より外部へ伸延する長さ(L2)を、例
えば0〜2cmの短い範囲として、巻きぐせのついたケー
ブル(275a)をコネクタ(58)と共に収容室(266c)内
に容易に押し込むことができるようにしている。
また、コード案内筒部(26a)内は、後述するポッテ
ィング液(170)を充填して、同筒部(26a)の防水性及
び防湿性を確保している。
このように、実施例では、操作パネル部(6)を浴槽
本体(1)に縁部(1a)に取付けているために、入浴者
は入浴姿勢で手を伸ばすだけで操作パネル部(6)の操
作が楽に行なえる。
また、かかる操作パネル部(6)は、浴槽本体(1)
の縁部(1a)の下面に取付けた空気取入部(5)に着脱
自在に取付けているために、同操作パネル部(6)の取
付け・取外し作業を楽な姿勢で行なえる。
この際、空気取入部(5)はコネクタ収容ケース(26
6)を具備しており、同コネクタ収容ケース(266)内に
は、電源及び制御部とコード(275a)を介して接続した
防水性のコネクタ(58)を収容し、同コネクタ(58)に
操作パネル部(6)をコード(57)を介して着脱自在に
接続しているために、同コード(57)とコード(275a)
との接続をコネクタ(58)を介して解除することにより
操作パネル部(6)を完全に空気取入部(5)より取外
して、メンテナンス等を楽に行なうことができる。
また、コネクタ収容ケース(266)内に収容したコー
ド(275a)の長さ(L1)は、少なくとも、操作パネル部
(6)の取外しと共に、コネクタ(58)が浴槽本体
(1)の縁部(1a)の上面より上方へ引出せる長さとし
ているために、同コネクタ(58)を介したコード(57)
とコード(275a)との接続及び接続解除を確実かつ簡単
に行なうことができる。
また、操作パネル部(6)を取付けた状態では、コー
ド(57)、コネクタ(58)、及びコード(275a)は、コ
ネクタ収容ケース(266)内にコンパクトに収容できる
と共に、同コネクタ収容ケース(266)によりこれらコ
ネクタ(58)等の防水性及び防湿性も容易に確保でき
る。
また、浴槽本体内(1)の防水を間接排水する場合、
すなわち、浴槽本体(1)内の浴湯を浴室床上に一旦排
出し、同床面に開口した排水口より浴湯を浴室外部へ排
出する場合には、浴槽本体(1)の外側面側が床面上に
排出された浴湯により高湿度となるが、コネクタ収容ケ
ース(266)は、上端部(266a)及び下端部(266b)を
それぞれOリング(267)と防水パッキン(276)により
防水性と防湿性とを確保しているために、コネクタ収納
室に水が溜ったり漏電やコネクタ(58)等の腐食や接触
不良を防止できる。さらには、操作パネル部(6)内の
防湿性も確保できる。
なお、Oリング(267)の取付けは、下側ケース(2
6)の周壁にコの字形溝を設けて、同溝中に取付けた構
造にしても同様のことである。
(電気回路部) 上記したパネル部ケース(20)内に設けた電気回路部
(21)は、以下のように構成している。
すなわち、電気回路部(21)は、第6図〜第8図に示
すように、上側ケース(25)の内面に上下側基板(50)
(51)(プリント回路基板)を上下に一定間隔を開けて
取付け、上側基板(50)には操作スイッチ部(22)をコ
ード(53)を介して接続すると共に、表示ランプ(8)
と警報ブザー(55)とタイマー表示部(115)とを接続
する一方、下側基板(51)には赤外線受信部(9)をコ
ード(54)を介して接続している。(52)はコネクタ、
(56)(59)(60)は上側基板取付片である。
そして、第7図及び第8図に示すように、上側基板
(51)と下側基板(50)とをリード線(49)を介して電
気接続し、下側基板(51)と制御部(C)とをコード
(57)、コネクタ(58)及び多芯ケーブル(275)を介
して接続している。
また、第7図中、(90)はパッキン、(91)は通気性
を有する不透水性膜、(92)は両面接着テープである。
また、第7図及び第8図中、(99)は、完全防水を図
るために上側ケース(25)の裏面に貼付した独立発泡シ
ートであり、同独立発泡シートとしては、例えば、クロ
ロプレン等の合成ゴム、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、エーテル系樹脂、及びエステル系樹脂があ
る。
また、パネル部ケース(20)内にウレタン樹脂やエポ
キシ樹脂等のポッティング液(170)を充填・固化し
て、電気回路部(21)全体をポッティング液(170)内
に埋設することにより、電気回路部(21)全体の耐衝撃
性や耐振動性を高めると共に、防水性と絶縁性を確保し
て誤動作や操作不能という不具合が生じるのを防止する
こともできる。
また、操作パネル部(6)の左側部に設けた赤外線受
信部(9)は、前記したリモートコントローラ(130)
に設けた各スイッチ操作により、予め設定したシリアル
コード送信信号に基づいて各スイッチに応じた所定のコ
ード信号が、同リモートコントローラ(130)に設けた
赤外線発信体より発進されると、同信号を検出して、同
検出信号を制御部(C)の入力インターフェース(a)
に送りメモリ(m)から読み出された駆動プログラムに
基づいて所望の駆動装置を駆動するようにしている。
そして、かかる操作パネル部(6)に設けた赤外線受
信部(9)は、第7図に示すように、半球状に操作パネ
ル部表面より突出されて設けられており、しかも操作パ
ネル部(6)の表面は、第8図に示すように、浴槽内方
に向かって下り勾配の傾斜状に形成しているために、半
球状の赤外線受信部(9)は浴槽本体(1)の内部水面
のほぼ全域から赤外線信号を受信することができ、また
浴槽本体(1)の外部においては、浴槽本体(1)の高
さ上方から浴室内全域に渡って赤外線信号を受信するこ
とができる。
(操作スイッチ部) 操作パネル部(6)の表面に設けた操作スイッチ部
(22)は、以下のように構成している。
すなわち、操作スイッチ部(22)は、第3図〜第10図
に示すように、段付凹部(25a)内にクリック感を付与
したメンブレンスイッチ(61)を張設し、同スイッチ
(61)の表面に表面シート(62)を張設している。
そして、メンブレンスイッチ(61)は、第10図に示す
ように多層構造としており、上層より下層に向けて順
次、ポリエステルフィルム(64)と、多数個のプレート
配設孔(66a)を具備するタクト固定板(66)と、上側
接点フィルム(67)とを、それぞれ多数個のスイッチ孔
(65a)(66b)を具備する両面接着テープ(65)(66
c)を介して層状に接着し、同上側接点フィルム(67)
とその下層に配置した下側接点フィルム(69)との間に
接点空間形成用スペーサ(68)を介在させ、下側接点フ
ィルム(69)と、アルミニウム板(71)と、段付凹部
(25a)の表面とを、それぞれ両面接着テープ(70)(7
2)を介して層状に接着した完全密閉構造としている。
また、表面シート(62)とポリエステルフィルム(6
4)とは、多数個のスイッチ孔(63a)を具備する両面接
着テープ(63)又は印刷のりを介して接着している。
また、接点空間形成用スペーサ(68)は印刷のり又は
両面接着テープであり、第10図に示すように、上下側接
点フィルム(67)(69)間に同印刷のりを充填・固化し
て接点空間(73)を形成し、同接点空間(73)内におい
て、上・下側接点フィルム(67)(69)にそれぞれ接点
(67a)(69a)を上下対向状態に取付けている。
また、第11図に示すように、プレート配設孔(66a)
中にはドーム状のスナッププレート(66d)を配設し、
同プレート(66d)の直上方にスイッチ孔(63a)を配置
すると共に、同プレート(66d)の直下方に接点(67a)
(69a)を配置して、これらにより各種操作スイッチ
(7)を構成している。
このようにして、メンブレンスイッチ(61)には多数
個の各種操作スイッチ(7)を設け、かつ各種操作スイ
ッチ(7)が確実に動作するようにしている。
しかも、各種操作スイッチ(7)の近傍には、第11図
に示すように、上側ケース(25)の天井壁と両面接着テ
ープ(72)とアルミニウム板(71)とを貫通する表示ラ
ンプ収容室(75)を形成し、同収容室(75)中に発光ダ
イオードよりなる表示ランプ(8)を収容すると共に、
同収容室(75)の直上方に、両面接着テープ(65)とタ
クト固定板(66)と上側接点フィルム(67)とタクト固
定板(66)と上側接点フィルム(67)とを貫通させて光
路用孔(76)を形成し、第9図にも示すように、同光路
用孔(76)の上端とプレート配設孔(66a)とを上側連
通路(77)により連通する一方、同光路用孔(76)の下
端と接点空間(73)とを下側連通路(78)により連通し
ている。
また、第9図に示すように、隣接するプレート配設孔
(66a)(66a)同士、又は隣接する光路用孔(76)(7
6)同士をそれぞれ第1・第2連通路(79)(80)によ
り連通し、さらに両連通路(79)(80)を第3連通路
(81)により連通している。
このように、各操作スイッチのプレート配設孔(66
a)を各連通路(77)(78)(79)(80)(81)により
連通させているために、三つの操作スイッチを同時操作
した場合にも、各プレート配設孔(66a)内の空気は、
いずれかの連通路を通って他のプレート配設孔(66a)
中若しくは接点空間(73)中に流入し、完全密閉構造の
メンブレンスイッチ(61)内の圧力上昇が極力小さくな
るようにしている(例えば、25℃の常温で圧力上昇が0.
05kgf/cm2以下となるようにしている)。
また、浴室内で使用するために、70℃の環境条件下で
も、空気の膨張・収縮による接着テープ等の剥離が防止
できるようにしている。特に、接点空間形成用スペーサ
(68)の剥離を防止している。
また、メンブレンスイッチ(61)の周縁は、段付凹部
(25a)の周縁に高周波溶着若しくは超音波溶着をし
て、同スイッチ(61)の周縁を水密状態としている。
しかも、かかるメンブレンスイッチ(61)に接続した
コード(53)の基部は、段付凹部(25a)に形成したコ
ード挿入孔(25e)中に挿入後、シリコーン樹脂やウレ
タン樹脂やエポキシ樹脂等のコーキング材(195)によ
りコーキングしている。
さらに、第9図に示すように、メンブレンスイッチ
(61)の表面には、表面シート(62)を、リモートコン
トローラ(130)の場合と同様に接着している。
このように、メンブレンスイッチ(61)の表面を表面
シート(62)により覆って防水し、さらに、メンブレン
スイッチ(61)の周囲を段付凹部(25a)に溶着して防
水するという二重防水構造により、操作スイッチ部(2
2)の完全防水を図り、操作パネル部(6)内への浸水
を防止している。
また、メンブレンスイッチ(61)は、周縁をウレタン
樹脂やエポキシ樹脂等の合成樹脂により塞ぎ、メンブレ
ンスイッチ(61)の表面を表面シート(62)により覆う
ことにより完全防水を図ることもできる。
上記のように構成した操作パネル部(6)は、各種操
作スイッチ(7)を操作することにより、ブロー運転等
を開始することができる。
また、第3図に示す各種操作スイッチ(7)中、(10
0)は運転スイッチ、(101)はマイルドブロースイッ
チ、(102)はスポットブロースイッチ、(103)はパル
スブロースイッチ、(104)はウェーブブロースイッ
チ、(105)はサイクルブロースイッチ、(106)はラン
ダムブロースイッチ、(107)(108)は浴湯噴出強・弱
側スイッチ、(111)は足側噴出ノズル使用パターンス
イッチ、(112)は背側噴出ノズル使用パターンスイッ
チ、(113)は腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ、
(114)はタイマースイッチ、(117)は濾過機洗浄スイ
ッチ、(118)は時間設定スイッチ、(119)は時刻合せ
スイッチである。
また、第3図に示す各種表示ランプ(8)中、(100
a)は運転表示ランプ、(101a)(102a)(103a)(104
a)(105a)(106a)は各ブロー操作スイッチ表示ラン
プ、(109a)は強弱レベル表示ランプ、(111a)(112
a)(113a)はそれぞれ足側・背側・腹側表示ランプ、
(121)(122)(123)は、パルスブロー、ウェーブブ
ローにおける各選択パターンA・B・Cを表示するラン
プ、(117a)は濾過機洗浄表示ランプである。
〔空気取入部の説明〕
空気取入部(5)は、第7図及び第8図に示すよう
に、略長方形状の箱型に形成された吸気ケース(250)
の上端縁部を、外側方に伸延して鍔部(251)を形成
し、上方を開放状として、吸気ケース(250)の内部
を、縦隔壁(252)により三個の部屋に仕切り、同部屋
を第1・2・3空気膨張室(253)(254)(255)とし
ている。
しかも、各空気膨張室(253)(254)(255)の上部
には、上側仕切板(256)と下側仕切板(257)とを一定
間隔を保持して水平状に設けており、同仕切板(256)
(257)には、それぞれ上側消音パイプ(258)と下側消
音パイプ(259)を連通して、同パイプ(258)(259)
を介して上下方を連通している。(260)(261)(26
2)は上側膨張室、(263)(264)(265)は下側膨張
室、(270)(271)(272)(273)は空気排出孔であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る説明パネル部取付構造を具備す
る気泡発生浴槽の説明図。 第2図は、同気泡発生浴槽の概念的構成説明図。 第3図は、操作パネル部の平面図。 第4図は、同操作パネル部の一部切欠平面図。 第5図は、同操作パネル部の一部切欠正面図。 第6図は、同操作パネル部の分解説明図。 第7図は、同操作パネル部及び空気取入部の断面正面
図。 第7A図は、コネクタ収容ケースの説明図。 第7B図は、操作パネル部のポッティング説明図。 第8図は、同一部省略断面側面図。 第9図は、メンブレンスイッチの説明図。 第10図は、操作スイッチ部の一部断面説明図。 (A):気泡発生浴槽 (P):循環ポンプ (C):制御部 (1):浴槽本体 (2):足側用の噴出ノズル (3):背側用の噴出ノズル (4):腹側用の噴出ノズル (6):操作パネル部 (10):浴湯吸込パイプ (11):浴湯強送パイプ (130):リモートコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小畑 隆志 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場 内 (72)考案者 内山 浩一 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1 番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場 内 (72)考案者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 兵頭 明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体と循環ポンプとの間に浴湯循環流
    路を介設し、同浴湯循環流路に空気取入部を連通連結し
    て、浴槽本体内へ気泡混じりの浴湯を噴出可能とした気
    泡発生浴槽において、 浴槽本体の縁部に空気取入部を取付け、同空気取入部の
    一側部にコネクタ収容ケースを取付ける一方、空気取入
    部とコネクタ収容ケースの上部に操作パネル部を着脱自
    在かつ密閉状態に取付け、操作パネル部に接続したコー
    ドと、給電用及び制御用のコードとを、コネクタ収容ケ
    ース内でコネクタを介して着脱自在に接続したことを特
    徴とする気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造。
  2. 【請求項2】コネクタ収容ケース内に収容したケーブル
    の長さを、少なくとも、操作パネル部の取外しと共にコ
    ネクタが浴槽本体の縁部上面より上方へ引出せる長さと
    したことを特徴とする請求項1記載の気泡発生浴槽の操
    作パネル部取付構造。
JP637990U 1990-01-26 1990-01-26 気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造 Expired - Fee Related JP2517360Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP637990U JP2517360Y2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP637990U JP2517360Y2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0398845U JPH0398845U (ja) 1991-10-15
JP2517360Y2 true JP2517360Y2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=31510054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP637990U Expired - Fee Related JP2517360Y2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517360Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563225Y2 (ja) 1990-01-25 1998-02-18 東陶機器株式会社 気泡発生浴槽
KR101914417B1 (ko) 2018-05-28 2018-11-01 우성호 표면처리용 정류기 시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563225Y2 (ja) 1990-01-25 1998-02-18 東陶機器株式会社 気泡発生浴槽
KR101914417B1 (ko) 2018-05-28 2018-11-01 우성호 표면처리용 정류기 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0398845U (ja) 1991-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900009014A (ko) 분류형태 제어 가능한 기포발생욕조
CA2260237C (en) Plumbing and shell system for spa
JP2517360Y2 (ja) 気泡発生浴槽の操作パネル部取付構造
JPH039710Y2 (ja)
JP2563225Y2 (ja) 気泡発生浴槽
JP2525172Y2 (ja) 操作パネル部におけるタイマー表示部のポッティング液侵入防止構造
JP2563227Y2 (ja) 気泡発生浴槽の操作部構造
JP2525612Y2 (ja) 操作パネル部の化粧カバー構造
JP2516744Y2 (ja) 気泡発生浴槽のリモートコントローラ構造
JP2861180B2 (ja) 気泡発生浴槽のリモートコントローラのケース組立方法
JP2563224Y2 (ja) 気泡発生浴槽のリモートコントローラ構造
JP2581415Y2 (ja) 気泡発生浴槽のリモートコントローラ構造
JP2525600Y2 (ja) 浴湯循環装置のリモートコントローラ
JP2534803Y2 (ja) 操作パネル部の開閉蓋取付構造
JP2581416Y2 (ja) 気泡発生浴槽のリモートコントローラ構造
JP2763588B2 (ja) リモートコントローラを有する気泡発生浴槽
JP2522552Y2 (ja) 浴室用リモートコントローラの蓋体取付構造
JP4133729B2 (ja) サウナ用蒸気発生装置
JP2551689Y2 (ja) 浴室用リモートコントローラ
KR19980057302U (ko) 가습기
JPH0749945Y2 (ja) 浴槽用リモコン装置の保持構造
JP2926752B2 (ja) 気泡発生浴槽
JPH0756389Y2 (ja) 温水洗浄便座装置
JPH08319648A (ja) 局部洗浄装置
KR100995822B1 (ko) 거품 목욕을 위한 부유형 기포 발생 장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees