JP2516357Y2 - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

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JP2516357Y2
JP2516357Y2 JP11620090U JP11620090U JP2516357Y2 JP 2516357 Y2 JP2516357 Y2 JP 2516357Y2 JP 11620090 U JP11620090 U JP 11620090U JP 11620090 U JP11620090 U JP 11620090U JP 2516357 Y2 JP2516357 Y2 JP 2516357Y2
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oil
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拓生 犬伏
清一 佐藤
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Tokyo Roki Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、熱交換用のコアユニットを多段に配置
し、コアユニット内を仕切り状態で流通する冷却水と潤
滑油と熱交換させて、潤滑油を冷却するためのオイルク
ーラにおいて、特に初段から終段までの冷却水流量およ
び潤滑油流量を均一化させることによって熱交換効率を
向上させるとともに流通抵抗を低下させたオイルクーラ
に関する。
《従来の技術》 一般に、フルマージンレスのオイルクーラにあって
は、第2図(a),(b)に示すようにオイル供給側の
ボトムフランジ1と冷却水の吸排およびオイル出口を兼
用したトップフランジ2の間にコアユニット3を多段に
積層配置している。
各コアユニット3に開口される一対の冷却水通路4a,4
bは反流形流路を形成し、同図(a)に示すようにそれ
ぞれボトムフランジ1の上部まで直線的に連通する。
そして、トップフランジ2の一端に設けた供給管2aか
ら内部に導入される冷却水は、個々のコアユニット3の
通路4aら通路4bを経て蛇行状に流動して、トップフラン
ジ2の他端側に設けた排出管2bに供給される。
また、各コアユニット3に開口される一対のオイル通
路5a,5bは並流形流路を構成するものであって、各オイ
ル通路5a,5bはそれぞれトップフランジ2の中央に仕切
られて形成されたオイル出口2cに直線的に連通し、ボト
ムフランジ1の一ケ所に形成された供給口1aから供給さ
れたオイルは個々のコアユニット3の通路5aから通路5b
を経てオイル出口2cに流通する。
そして、冷却水とオイルの流動に伴い、各コアユニッ
ト3の伝熱面を介して熱交換がなされ、オイルは冷却さ
れる。
しかしながら、この構成にあっては、各コアユニット
3に形成されている各冷却水通路4a,4bおよび各オイル
通路5a,5bの開口径が同一であるため、以下の問題があ
った。
《考案が解決しようとする課題》 例えば冷却水通路を模式的に示すと、第3図(a)に
示すように、反向して流れる一端閉じた分配管Aと集合
管Bの間を均一な径の複数の支管Cで連結した場合と同
様であり、この場合の入口圧力と出口圧力の差は同図
(b)に示すように管A,Bの出口側で高く、奥部に行く
にしたがって低くなる。この差は流量の分布と同じであ
る。
また、オイル通路を模式的に示すと第4図(a)に示
すように、並行して流れる一端閉じた分配管Aと集合管
の間を均一な径の複数の支管Cで連結した場合と同様で
あり、この場合の入り口圧力と出口圧力の差は同図
(b)に示すように管Aの入り口側で低く、管Bの出口
側になるにしたがって高くなる。この差は流量の分布と
同じである。
この種の流量分布を生ずることによって、冷却水側で
は水の多くが熱交換されないままに排出されてしまうこ
とになる。
また、オイル側では高く熱量を持ったオイルの入り口
側流量が小さく、また出口側では急速に流量を増して排
出されることになり、いずれにあっても、熱交換効率を
低下する要因となる。
そこでこの考案は、冷却水およびオイル各コアユニッ
トを均一な流量で流れ、これによって熱交換効率を向上
することのできるオイルクーラを提供することを目的と
する。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、各冷却水通路
の径を最上段のコアユニットで最小径とし、下段のコア
ユニットの径を上段よりも大きく形成する一方、前記オ
イル通路の径を最下段のコアユニットで最大径とし、上
段のコアユニットの径を下段よりも小さく形成したもの
である。
《作用》 以上の構成によれば、出入口圧力差の分布形状とは反
比例した開口面積分布形状となり、オイルおよび冷却水
の各部における流量分布が均等化する。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図(a),(b)はこの考案に係るフルマージン
レスオイルクーラを示している。
図において、このオイルクーラは、オイル供給側のボ
トムフランジ10と、冷却水の吸排およびオイル出口を兼
用したトップフランジ12と、各フランジ10,12の間に4
段に積層配置された熱交換用のコアユニット14とを備え
ている。
ボトムフランジ10は、油圧機器のオイル供給側取付用
ブラケットに固定されるもので、一つのオイル入口10a
が開口形成されている。
トップフランジ12は、外周部一端に冷却水取入れ用パ
イプ12a,他端に冷却水排出用パイプ12bを突設するとと
もに、内部の仕切り壁12cで囲われた内側にオイル出口1
2dを開口形成している。
各コアユニット14は、皿を伏せた形状の伝熱プレート
と、伝熱プレート間に挾持される伝熱フィンからなって
おり、内部に取り入れた冷却水およびオイルを非接触状
態で流動させ、伝熱面で熱交換を行う。
各コアユニット14にはそれぞれ一対の冷却水通路20a
−1〜4,20b−1〜4が開口形成されている。
各冷却水通路は各コアユニット14を積層した状態で、
各コアユニット14間を連通し、最上段の一方の冷却水通
路20a−1を前記取入れパイプ10aに連通するとともに、
他方の冷却水通路20b−1を前記排出パイプ10bに連通さ
せている。
このうち、最上段のコアユニット14に形成されている
冷却水通路20a−1,20b−1の直径は最小であり、その下
部の段の冷却水通路20a−2,20a−2の直径はこれより大
きく、最下段の冷却水通路20a−4,20b−4が最大の径に
形成されている。
したがって、この構造においては、前記第3図
(a),(b)反流径流体の圧力分布において、丁度各
支管Cの管径を出口側で細く、奥部に行くにつれて太く
するのと同じであり、この管径分布により、各支管Cを
流れる流体の圧力差は均一に補正され、流量の均一化を
図ることができるのである。
一方、各コアユニット14の別の位置、すなわち前記冷
却水通路20a−1〜4,20b−1〜4と90°の角度をなす位
置には一対のオイル通路20c−1〜3,20d−1〜3が開口
形成されている。
この各オイル通路は各コアユニット14を積層した状態
で、各コアユニット14間を連通し、最下段のオイル通路
20c−4,20d−4を前記ボトムフランジ20オイル入り口10
aに連通するとともに、最上段のオイル通路20c−1,20d
−1を前記トップフランジ12のオイル出口12dに連通さ
せている。
また、このオイル通路20c−1〜3,20d−1〜3は前記
とは逆の開口面積となっている。
すなわち最下段のオイル通路20a−3,20d−3が最大径
で、最上段のオイル通路20c−1,20d−1で最小径となる
ように、その径を漸減させている。
したがって、この構造においては、前記第4図
(a),(b)並流形流体の圧力分布において、丁度各
支管Cの管径を入口側で太く、出口側に行くにつれて細
くするのと同じであり、この管径分布により、各支管C
を流れる流体の圧力差は均一に補正され、前記と同様に
流量の均一化を図ることができるのである。
なお、適切な冷却水通路およびオイル通路の径を設定
したオイルクーラの放熱量を実測したところ、従来の均
等な開口径に設定されたものに比べて約20%の放熱量が
上昇し、十分な効果があることを確認した。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案
に係るオイルクーラにあっては、出入口圧力差の分布形
状とは反比例した開口面積分布形状となり、オイルおよ
び冷却水の各部における流量分布が均等化する。またこ
れにより、冷却水およびオイルが各コアユニットを均一
な流量で流れ、熱交換効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの考案に係るオイルクーラの
冷却水通路およびオイル通路を示す断面図、第2図
(a),(b)は従来のオイルクーラの冷却水通路およ
びオイル通路を示す断面図、第3図(a),(b)は反
流形流体の模式図、およびその圧力差分布を示すグラ
フ、第4図(a),(b)は並流形流体の模式図、およ
びその圧力差分布を示すグラフである。 10……ボトムフランジ 10a……オイル入口 12……トップフランジ 12a……冷却水取入れ用パイプ 12b……冷却水排出用パイプ 12d……オイル出口 14……コアユニット 20a−1〜4,20b−1〜4……冷却水通路 20c−1〜3,20d−1〜3……オイル通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイル供給側のボトムフランジと、冷却水
    の吸排およびオイル出口を兼用したトップフランジと、
    各フランジの間に多段に積層配置された熱交換用のコア
    ユニットと、各コアユニットに開口形成され、かつ各コ
    アユニット間を連通する一対の冷却水通路と、前記各コ
    アユニットに開口形成され、かつ各コアユニット間を連
    通する一対のオイル通路とを備え、一方の冷却水通路を
    前記トップフランジに形成された冷却水入口に連通し、
    他方の冷却水通路を前記トップフランジに形成された冷
    却水出口に連通させる一方、最下段のオイル通路を前記
    ボトムフランジに形成したオイル入口に連通するととも
    に、最上段のオイル通路を前記トップフランジに設けた
    オイル出口に連通したオイルクーラにおいて: 前記各冷却水通路の径を最上段のコアユニットで最小径
    とし、下段のコアユニットの径を上段よりも大きく形成
    する一方、前記オイル通路の径を最下段のコアユニット
    で最大径とし、上段のコアユニットの径を下段よりも小
    さく形成したことを特徴とするオイルクーラ。
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WO2023048108A1 (ja) * 2021-09-21 2023-03-30 株式会社ティラド 積層型熱交換器

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