JP2516072B2 - 自動車の変速シヨツク低減装置 - Google Patents

自動車の変速シヨツク低減装置

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JP2516072B2
JP2516072B2 JP1250524A JP25052489A JP2516072B2 JP 2516072 B2 JP2516072 B2 JP 2516072B2 JP 1250524 A JP1250524 A JP 1250524A JP 25052489 A JP25052489 A JP 25052489A JP 2516072 B2 JP2516072 B2 JP 2516072B2
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throttle valve
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正信 大崎
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Unisia Jecs Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車の変速ショック低減装置に関する。
〈従来の技術〉 自動車の変速ショック低減装置の従来例としては、以
下に示すようなものがある。
即ち、自動変速機付きの自動車の場合、変速時にオー
トマチックトランスミッション・コントロールユニット
から、エンジン・コントロールユニットに変速信号が発
せられる。
第5図に示すように、エンジン・コントロールユニッ
トは、それを受けて、所定期間、所定角度、点火時期を
遅らせて(例えば、最大で、5秒間、20゜遅角して)、
エンジントルクをダウン(例えば、40%ダウン)させ
る。
つまり、変速時のトルク変動が生じている間、エンジ
ントルクをダウンさせることで、このショックを和らげ
ようとするものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このように点火時期を遅角すると、エ
ンジンが燃焼行程を終了して、排気行程に移行しても、
尚、燃焼が続くというアフターバーンが発生して、排気
温度が異常に高くなり、900℃を超えることがある(第
5図参照)。
すると、排気中の成分を酸化還元して、排気性状を良
好に保つための三元触媒等の触媒が、その熱のためにダ
メージを受けてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、触媒の損傷を招くことのない変速
ショック低減装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、第1図に示すように、変速機の
変速時に変速信号を出力する変速信号出力手段(a)
と、その信号を受けて、所定期間、機関の点火時期をス
ロットル弁開度に応じた角度遅らせる遅角手段(b)
と、この遅角手段の作動と同期して、機関への燃料の噴
射量を、機関回転数及びスロットル弁開度に応じた燃料
増量補正係数により、増量させ、時間経過と共に燃料増
量補正係数を減少させて、増量量を0にする燃料増量手
段(c)と、を設ける構成とする。更に、前記遅角手段
による遅角角度が小さい時に前記燃料増量手段による増
量をキャンセルする増量キャンセル手段(d)を設ける
構成とする。
<作用> 上記の構成においては、変速信号出力手段により変速
機の変速時に変速信号が出力され、これを受けて、遅角
手段により、所定期間、点火時期をスロットル弁開度に
応じた角度遅らせ、エンジンのトルクダウンをして、変
速ショックを和らげ、更に、燃料増量手段により、燃料
の噴射量を増量させて、点火時期の遅角により、排気温
度が上昇することを、増量燃料により冷却して回避す
る。
また、かかる噴射量の増量に際し、機関回転数及びス
ロットル弁開度に応じた燃料増量補正係数により、増量
させ、時間経過と共に燃料増量補正係数を減少させて、
増量量を0にすることで、オーバーリッチを防止する。
更に、遅角角度が小さい時は、燃料増量によるトルク
アップの影響が大きくなり、良好な変速時トルクダウン
制御が行えなくなるので、燃料増量をキャンセルして、
これを防止する。
〈実施例〉 以下に、本発明にかかる一実施例を第2図及び第3図
に基づいて説明する。
第2図を参照して、本実施例にかかるシステムを説明
する。
セレクトレバー1のDレンジ位置において、オートマ
チックトランスミッション・コントロールユニット(A/
T・C/U)2は、スロットル弁開度TVOと車速VSPとで設定
するシフトパターン線図に従って、変速信号を出力し、
変速機3を制御する。
また、A/T・C/U2は、これと同時に、エンジン・コン
トロールユニット(E・C/U)4にも変速信号を出力し
て、変速指示があったことを知らせる。
ここで、A/T・C/U2が変速信号出力手段に相当する。
これを受けて、E・C/U4は、所定期間、点火栓5によ
る点火時期をスロットル弁開度に応じた角度遅角して、
点火時期を遅らせる。
ここで、この作動が遅角手段に相当する。
更に、E・C/U4は、第3図及び第4図に示すフローチ
ャートに従って、所定期間、燃料噴射弁6による噴射燃
料を増量させる。
尚、E・C/U4には、期間回転数N及びクランク角位置
を検出するクランク角センサ7,アクセルペダルに連動す
るスロットル弁の開度TVOを検出するスロットルセンサ
8,吸入空気流量Qを検出するエアフローメータ9,期間の
冷却水温Twを検出する水温センサ10からの信号が入力さ
れる。
第3図を参照して、燃料噴射量設定ルーチンを説明す
る。
ステップ1(図中S1と記す。以下同様。)では、吸入
空気流量Qと期間回転数Nとから、基本燃料噴射量Tp
(=K・Q/N;Kは定数)を設定する。
ステップ2では、各種センサからの信号を基に、本発
明に係る変速ショック低減時の排気冷却用の燃料増量補
正係数KATを含む各種補正係数COEF(=1+KTW+・・・
+KAT;KTWは水温補正係数)を設定する。
この燃料増量補正係数KATは、第4図に示す燃料増量
補正係数設定ルーチンにより設定される。
ステップ3では、次式に従って、燃料噴射量Tiを演算
する。尚、Tsは電圧補正分である。
Ti=Tp・COEF+Ts; 第4図を参照して、前述の燃料増量補正係数設定ルー
チンを説明する。
尚、燃料噴射量設定ルーチンのステップ3と共に、こ
のルーチンが燃料増量手段に相当する。
ステップ11では、変速期間であるか否かを判定する。
変速機間でないときは、ステップ12に進み、変速期間
であるときは、ステップ14に進む。
ステップ12では、燃料増量補正係数KATをゼロにし
て、ステップ13でフラグを降ろして、このルーチンを終
了する。
ステップ14では、増量条件が成立しているか、増量キ
ャンセル条件が成立しているかを判定する。
増量キャンセル条件とは、遅角角度が小さい時,冷却
水温Twが低い時,空燃比フィードバック制御時,スロッ
トル弁開度TVOが小さい時,機関回転数Nが小さい時,
変速信号が異常な時等であり、増量条件とは、これら以
外のときである。
増量キャンセル条件が成立しているときは、ステップ
15に進み、増量条件が成立しているときは、ステップ17
に進む。
ステップ15では、燃料増量補正係数KATをゼロにし
て、ステップ16で、フラグを降ろして、このルーチンを
終了する。従って、ステップ14,15の部分が増量キャン
セル手段に相当する。
ステップ17では、フラグが立っているか否かを判定す
る。
立っていないとき(増量条件成立初回)は、ステップ
18に進み、立っているとき(2回目以降)は、ステップ
20に進む。
ステップ18では、そのときの機関回転数Nとスロット
ル弁開度TVOとに応じて、マップを基に、初期値として
の燃料増量補正係数KATを検索して、ステップ19で、フ
ラグを立てて、このルーチンを終了する。
ステップ20では、そのときの機関回転数Nとスロット
ル弁開度TVOに応じて、マップを基に、減少分ΔKを検
索して、ステップ21で、そのときのKATからΔKを減算
して、燃料増量補正係数KATを設定する。
ステップ22では、燃料増量補正係数KATとゼロとを比
較する。
KAT≧0のときは、このまま、このルーチンを終了
し、KAT<0のときは、ステップ23に進んで、燃料増量
補正係数KATをゼロにして、ステップ24でフラグを降ろ
して、このルーチンを終了する。
尚、本考案では、点火時期の遅角角度をスロットル弁
開度に応じて制御しており、遅角角度が小さい時は、燃
料増量をキャンセルしているが、これは次の理由によ
る。
燃料増量を行うとエンジントルクも増大する。ある程
度遅角角度が大きい時には点火時期によるトルクダウン
量の方が燃料増量によるトルクアップ量より大きく、問
題なく変速時トルクダウン制御が行えるが、遅角角度が
小さい時には燃料増量によるトルクアップの影響が大き
くなり、良好なトルクダウン制御が行えない恐れがある
からである。
また、燃料増量をキャンセルするので燃費が良くな
り、エミッションに与える影響も小さくなる。
また、ステップ18とステップ20とで使用したマップ
は、燃料(ガソリン)の種類、つまりレギュラー用とハ
イオク用とに分かれているのが好ましい。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、変速時に、点
火時期を遅角して、変速ショックを低減することができ
る。
また、点火時期を遅角すると、排気温度が上昇して、
触媒が損傷するので、燃料の噴射量を増量して、その未
燃分で、排気を冷却することができ、以て、触媒の劣化
を極力抑えることができる。
また、燃料の噴射量の増量に際し、機関回転数及びス
ロットル弁開度に応じた燃料増量係数により、増量さ
せ、時間経過と共に燃料増量補正係数を減少させて、増
量量を0にすることで、オーバーリッチを防止すること
ができる。
更に、遅角角度が小さい時は、燃料増量によるトルク
アップの影響が大きくなるので、燃料増量をキャンセル
することで、良好な変速時トルクダウン制御が行えると
いう効果が得られ、また、燃料増量のキャンセルによ
り、燃費が良くなり、エミッションに与える影響も小さ
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図は
本実施例を示すシステム図、第3図及び第4図は制御内
容を示すフローチャート、第5図は従来の問題点を示す
線図である。 2……オートマチックトランスミッション・コントロー
ルユニット、3……変速機、4……エンジン・コントロ
ールユニット、5……点火栓、6……燃料噴射弁、7…
…クランク角センサ、8……スロットルセンサ、9……
エアフローメータ、10……水温センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機の変速時に変速信号を出力する変速
    信号出力手段と、その信号を受けて、所定期間、機関の
    点火時期をスロットル弁開度に応じた角度遅らせる遅角
    手段と、を有する自動車の変速ショック低減装置におい
    て、 前記変速信号出力時に前記遅角手段の作動と同期して、
    機関への燃料の噴射量を、機関回転数及びスロットル弁
    開度に応じた燃料増量補正係数により、増量させ、時間
    経過と共に燃料増量補正係数を減少させて、増量量を0
    にする燃料増量手段と、 前記遅角手段による遅角角度が小さい時に前記燃料増量
    手段による増量をキャンセルする増量キャンセル手段
    と、 を設けたことを特徴とする自動車の変速ショック低減装
    置。
JP1250524A 1989-09-28 1989-09-28 自動車の変速シヨツク低減装置 Expired - Lifetime JP2516072B2 (ja)

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