JP2515992Y2 - アース用工具 - Google Patents

アース用工具

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JP2515992Y2
JP2515992Y2 JP1991031074U JP3107491U JP2515992Y2 JP 2515992 Y2 JP2515992 Y2 JP 2515992Y2 JP 1991031074 U JP1991031074 U JP 1991031074U JP 3107491 U JP3107491 U JP 3107491U JP 2515992 Y2 JP2515992 Y2 JP 2515992Y2
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光政 石原
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光政 石原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アース用工具に関する
ものであり、特にミグ溶接機、スタッド溶接機、一般溶
接機等の溶接機やプラズマ切断機を用いて溶接作業や切
断作業を行う際、アースを取るために用いる工具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】(考案の背景) 自動車板金作業時に、引出し面全体の平滑な引出しを容
易にしかも迅速に行なうための板金用プーラの1つが本
願出願人によって提案されている(実公昭62−272
90号)。この板金用プーラを使用する場合には、プー
ラの引出し力を引出しを要する箇所に有効に伝えるた
め、スタッド溶接機を用いてあらかじめ板金用溶着金具
101を溶着する必要がある(図13参照)。
【0003】(従来技術) 従来、グリップ式のアース用工具として、図13に示
す、一対のレバーの途中がピンを介して回動自在に連絡
され、先端部にクランプ手段を備え、一方のレバーの後
端部に負の電極用コードが接続されたアースクランプ1
00が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のこの種のアース
用工具にあっては、例えば自動車板金作業時に、スタッ
ド溶接機により前述の板金用溶着金具を溶着する場合、
車枠外縁等の部位(通例は無傷な部分)の塗膜をあらか
じめサンダーを用いて取除き、該部分にクランプ手段を
挟着してアースをとりながら板金用溶着金具を溶着し、
かくした上で前記プーラーを用いて板金作業を行ない、
作業終了後に塗膜を施して修復を図るといった一連の作
業を必要とし作業効率が極めて悪い;アースを取るため
の方法がクランプ手段によるため、例えば図13におい
て、板金を必要とする箇所とアース工具取付箇所の距離
Rが一般に遠く、距離Rを選定する自由度があまりなく
(電気抵抗値は距離Rに比例して大となるため)溶接機
のパワーを十分に発揮させることができない;という問
題点を有していた。
【0005】従って本考案の目的は、取付面を選定でき
る自由度があり、板金作業時等にアース取付位置を作業
部位に近いところに取れるようにして電気抵抗値を小と
し、溶接機のパワーをフルに活用できるアース用工具を
提供することにある。
【0006】本考案の他の目的は、作業面の状態の如何
にかかわらずアース取付位置を確保し、アースを確実に
取れるアース用工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係るアース用工
具は、電気導体により形成された、操作レバーとアース
を備え、前記操作レバーの途中がピンを介して前記ベー
スに枢支され、先端部にはクランプ手段を具備し、また
後端部には負の電極用コードを接続するためのコード接
続部が形成されている。前記ベースの下端面には、取付
面に定置してアースに用いるアース用通電部が形成さ
れ、該アース用通電部に囲成された部位には、マグネッ
トを収容するための環状周溝が形成され、該周溝には、
前記アース用通電部を取付面にて吸着保持するマグネッ
トが配設される。前記アース用通電部は、前記周溝の内
側に隆起して形成した第1の通電部と、該第1の通電部
と同一平面を有し、この第1の通電部の周囲に配設した
通電部とから形成されている
【0008】また、上記マグネットの磁力を高めるため
上記周溝にマグネットキャップを固着し、このマグネッ
トキャップ内に上記マグネットを収容するとよい。
【0009】更に、上記アース用通電部は、上記第1の
通電部と、該第1の通電部の中心位置から等距離にあ
り、直交する4方向に配設した第2の通電部と、第3の
通電部と、第4の通電部と、第5の通電部とから形成す
ると一層効果的である。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本考案のアース用工具を示す斜視図、図2はアース
用工具の構成部品を示す分解斜視図、図3はアース用工
具の正面図、図4はその中央縦断面図である。
【0011】これらの図において、アース用工具1は、
電気導体により形成された、操作レバー10とベース2
0を備え、前記操作レバー10の途中はピン(ボルト)
37を介して前記ベース20に枢支される。このため
に、前記操作レバー10の途中には、垂下片12が形成
され、この垂下片12には貫通したピン挿通孔13が穿
設されている。又前記垂下片12の近傍にはコイルばね
30の上部を収納するくり抜き部14(図4参照)が形
成されている。一方、前記ベース20の操作レバー10
側の中央には左右一対の立上り部25A,25Bが形成
され、これらの立上り部25A−25B間が、前記操作
レバー10の垂下片12を案内するための案内溝26を
形成している。又前記立上り部25A,25Bに隣接し
た部位には、前記コイルばね30の下部を収納する凹所
27が形成されている。符号28A,28Bは前記立上
り部25A,25Bに形成されたピン挿通孔、38はピ
ン止(ナット)である。かくして、前記操作レバー1
0、ベース20間に介在させたコイルばね30によって
前記操作レバー10のグリップ部は上方に付勢され、使
用時にはコイルばね30に抗しながら前記操作レバー1
0は回動する(図6参照)。
【0012】又前記操作レバー10とベース20のそれ
ぞれの先端部には、上下一対の挟着体11,21が形成
されており、この挟着体11,21によりクランプ手段
5を構成する。取付面が偏平な場合にはこのクランプ手
段5を利用してアースを取ることが可能である(図8参
照)。更に、前記ベース20の後端部には負の電極用コ
ード50を接続するためのコード接続部22が形成され
ている(図6参照)。符号29はコード50を接続部2
2にて固定するためのねじである(図2、図6参照)。
【0013】前記ベース20の下面側には、取付面に定
置してアースに用いるアース用通電部23が形成されて
いる。このアース用通電部23に囲成された部位にはマ
グネット35を収容するための環状周溝24が形成され
(図5、図6参照)、この環状周溝24には前記アース
用通電部23を取付面に吸着保持するマグネット35が
配設される。又前記マグネット35は、磁力を高めるた
め前記環状周溝24にビス40により固定されたマグネ
ットキャップ36内に収容される(図2、図4、図5、
図6参照)。尚、前記マグネット35の下端面は、前記
アース通電部23の端面に比べ、微差Lだけ後退して
前記マグネットキャップ36内に収容され、鉄粉、鉄く
ず等がマグネット35に磁着することがあってもアース
通電部23には付着しない構造となっている(図4参
照)。
【0014】前記アース用通電部23は、前記周溝24
の内側に隆起して形成した第1の通電部23Aと、この
第1の通電部23Aと同一平面を形成し、この第1の通
電部23Aの周囲に配設した通電部を具備している。こ
こでは、前記第1の通電部23Aの中心位置から等距離
にあり、直交する4方向に配設した第2の通電部23B
と、第3の通電部23Cと、第4の通電部23Dと、第
5の通電部23Eを備えている(図5参照)。かくし
て、取付面を任意に選定する自由度があり(図7、図1
1、図12参照)、又作業面の凹凸状態の如何にかかわ
らずアース取付位置を確保できる(図9、図10参
照)。
【0015】尚、前記操作レバーのグリップ部はコイル
ばねにより上方に付勢されているが、付勢手段としては
コイルばね以外の他の手段を用いてもよい。又実施例で
は、第1の通電部以外の他の通電部を、第1の通電部の
中心位置から等距離にあり、直交する4方向(図5の上
下左右)に設けた例を示したが、4方向に限定されるも
のではなく、また第1の通電部の中心位置から必ずしも
等距離になくともよい。更に実施例では、マグネットと
して永久磁石を用いた例を示したが、電磁石によっても
よいこと勿論である。
【0016】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成され、次に記載
する効果を奏する。 ベースがマグネットの吸着力によって取付面に吸着保
持される構造のため、取付け位置を任意に選定できる自
由度があり、溶接時等において作業面に極めて近い任意
の位置にアース位置を確保して、通電時の電気抵抗値を
少なくして溶接機のパワーロスの低減化を図ることが可
能である。 マグネットに近接した部位にアース用通電部を設け磁
石部と通電部を分離したため、作業時にマグネットに鉄
粉、鉄くず等が付着することがあっても接触不良を惹起
する虞れがない。 アース用通電部がベース下面の中心位置と、中心位置
から他方向に配設されているので、例え取付面に凹凸が
あっても、いずれかの通電部を吸着させることができ、
アースを確実に取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案のアース用工具を示す斜視図。
【図 2】構成部品を示す分解斜視図。
【図 3】アース用工具を示す正面図。
【図 4】その中央縦断面図。
【図 5】その底面図。
【図 6】アース用工具の操作レバーを可動させた状態
を示す正面略図。
【図 7】使用状態を示す斜視図。
【図 8】使用状態を示す斜視図。
【図 9】使用状態を示す側面図。
【図10】使用状態を示す側面図。
【図11】スタッド溶接機を用いて自動車窓枠車体部へ
板金用溶着金具を溶着しているときの使用状態を示す斜
視図。
【図12】使用状態を示す斜視図。
【図13】従来技術の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 アース用工具 5 クランプ手段 10 操作レバー 20 ベース 22 コード接続部 23 アース用通電部 24 周溝 35 マグネット 36 マグネットキャップ 50 コード

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気導体により形成された、操作レバーと
    ベースを備え、前記操作レバーの途中がピンを介して
    記ベースに枢支され、先端部にクランプ手段を具備し、
    後端部に負の電極用コードを接続するためのコード接続
    部が形成されているアース用工具であって、 前記ベースの下端面に、取付面に定置してアースに用い
    るアース用通電部を形成するとともに、該アース用通電
    部に囲成された部位にマグネットを収容するための環状
    周溝を形成し、該周溝に、前記アース用通電部を取付面
    にて吸着保持するマグネットを配設し 前記アース用通電部を、前記周溝の内側に隆起して形成
    した第1の通電部と、該第1の通電部と同一平面を有
    し、この第1の通電部の周囲に配設した通電部とで形成
    した ことを特徴とするアース用工具。
  2. 【請求項2】電気導体により形成された、操作レバーと
    ベースを備え、前記操作レバーの途中がピンを介して前
    記ベースに枢支され、先端部にクランプ手段を具備し、
    後端部に負の電極用コードを接続するためのコード接続
    部が形成されているアース用工具であって、 前記ベースの下端面に、取付面に定置してアースに用い
    るアース用通電部を突出して形成するとともに、該アー
    ス用通電部に囲成された部位にマグネットを収容するた
    めの環状周溝を形成し、該周溝にマグネットキャップを
    固着し、該マグネットキャップ内に、前記アース用通電
    部を取付面にて吸着保持するマグネットを収容し、 前記アース用通電部を、前記周溝の内側に隆起して形成
    した第1の通電部と、該第1の通電部と同一平面を有
    し、この第1の通電部の周囲に配設した通電部とで形成
    した ことを特徴とするアース用工具。
  3. 【請求項3】 前記アース用通電部が、前記第1の通電部
    と、該第1の通電部の中心位置から等距離にあり、直交
    する4方向に配設した第2の通電部と、第3の通電部
    と、第4の通電部と、第5の通電部とから形成されてい
    る請求項1又は2記載のアース用工具。
JP1991031074U 1991-04-08 1991-04-08 アース用工具 Expired - Lifetime JP2515992Y2 (ja)

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JPH04118274U JPH04118274U (ja) 1992-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5066741A (ja) * 1973-10-17 1975-06-05
JPS58163811A (ja) * 1982-03-23 1983-09-28 日立電線株式会社 定トルク締付ナツト装置
JPS6142788U (ja) * 1984-08-24 1986-03-19 スズキ株式会社 溶接機のクランプ装置

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