JP2515374Y2 - 二輪車用のシートの取付構造 - Google Patents

二輪車用のシートの取付構造

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JP2515374Y2
JP2515374Y2 JP1988152410U JP15241088U JP2515374Y2 JP 2515374 Y2 JP2515374 Y2 JP 2515374Y2 JP 1988152410 U JP1988152410 U JP 1988152410U JP 15241088 U JP15241088 U JP 15241088U JP 2515374 Y2 JP2515374 Y2 JP 2515374Y2
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fuel tank
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俊明 永井
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東京シート株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動二輪車,自動三輪車等(以下、「二輪
車」という)のシートに係り、特にシートと燃料タン
ク,擬似燃料タンク,燃料タンクカバー等との当接部分
を改良した二輪車用シートの取付構造に関する。
[従来の技術] 一般に二輪車用シートSは、第3A図で示すように、硬
質樹脂等からなるボトムプレート31の上にクッション材
32を載置して表皮材33で被覆して構成しており、このシ
ートSを車体フレーム34上に組み付けるには、ボトムプ
レート31の前方下部にフロントステー35を形成してお
き、このフロントステー35を車体フレーム34に形成され
たクロスプレート36内に挿着して、ボトムプレート31の
後方下部に配設されたシートロック(図示せず)を用い
て組み付けている。そして燃料タンクT側との組み付け
は、第3B図で示す様に、シートSの前部分を燃料タンク
Tの形状に合わせて、シートSを構成するボトムプレー
ト31を凹部として、燃料タンクTの上面に且つ燃料タン
クTを抱き込むように挟んでシートSを組み付けてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 近年、車体前方に配設される燃料タンクTを抱き込む
ように、燃料タンクTの後端よりも前方へ延出したシー
トが意匠的効果の向上のため増加している。このため、
上記のようにシートSと燃料タンクTとの合わせ部分に
おいて、燃料タンクTの上面にボトムプレート31が位置
するようにすると、燃料タンクTの上面よりシートSの
上面が張出して、シートSと燃料タンクTとに段差αが
生じてしまい商品外観上好ましくなかった。
また硬質樹脂製等からなるボトムプレート31が燃料タ
ンクTと当接することを防止するために、燃料タンクT
とシートSとの間に一定のクリアランスβを設ける必要
があり、このためシートSが、より張出してしまうとい
う問題点があった。
さらに、シートSが燃料タンクを抱き込んでいる両側
端部は、固定されていないために、燃料タンクTの抱き
込み部が容易に外方へ拡開してしまうという問題もあっ
た。
その上、フロントステー35を形成すると、シートSの
下部に配設されるバッテリー,エアクリーナケース等37
の配設位置を制限することとなり、クッション材の量が
制限され、クッションストロークが犠牲となるという問
題もあった。
本考案の目的はシートと燃料タンクとの当接部分を改
良すると共に、クッション性を良好にした二輪車用シー
トの取付構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る二輪車用シートの取付構造は、ボトムプ
レート上にクッション材を載置して表皮材で被覆したシ
ートの前部が燃料タンクの両側に当接して車体上に配設
される二輪車用シートの取付構造において、前記燃料タ
ンク側の前記シートと当接する部分には回動中心となる
孔とこの孔に連続した形状の異なる孔からなる係合孔が
形成され、前記燃料タンク側に位置するボトムプレート
の両側辺には、上記係合孔と整合し回動中心となる突起
とこの突起に連続すると共にボトムプレートから若干離
間した形状の異なる突起からなる係合突起が、前記シー
トを車体フレーム上に装着したときに上記係合孔と一致
せずに燃料タンクと反対側のボトムプレートを車体フレ
ームから離間したときに一致する位置に形成され、前記
係合突起は、燃料タンクと反対側のボトムプレートを車
体フレームから離間したときに前記係合孔に嵌入して、
前記シートを車体フレーム側に移動して車体フレームに
装着されてなることを特徴とする。
上記燃料タンクは燃料タンクカバーであってもよい。
また前記回動中心となる孔に連続した形状の異なる孔に
隣接し、前記シートを装着したときに前記ボトムプレー
トから若干離間した形状の異なる突起が位置する部分に
は、燃料タンクの内側へ向けた凸部が形成されているよ
うに構成すると好適である。なおこの場合にも燃料タン
クに代えて燃料タンクカバーとしてもよい。
[作用] 本考案は、燃料タンク側の前記シートと当接する部分
には回動中心となる孔とこの孔に連続した形状の異なる
孔からなる係合孔が形成され、前記燃料タンク側に位置
するボトムプレートの両側辺には、上記係合孔と整合し
回動中心となる突起とこの突起に連続すると共にボトム
プレートから若干離間した形状の異なる突起からなる係
合突起が、前記シートを車体フレーム上に装着したとき
に上記係合孔と一致せずに燃料タンクと反対側のボトム
プレートを車体フレームから離間したときに一致する位
置に形成され、前記係合突起は、燃料タンクと反対側の
ボトムプレートを車体フレームから離間したときに前記
係合孔に嵌入して、前記シートを車体フレーム側に移動
して車体フレームに装着されているので、燃料タンク側
の係合孔にボトムプレートの先端である両側辺の係合突
起を嵌入して、シートの後方を車体フレーム側へ移動す
るだけで、シート前方を固定することができる。
このようにシートの先端部が燃料タンク側と固定され
るので、変位量が最大となるシートの先端部、いわゆる
抱き込み部前端側に近付けて燃料タンク側とシート先端
との係合ができ、シート前端の開き止めを確実に防止す
る共に燃料タンク側とシートとの接合部を密着させるこ
とができる。このため燃料タンク側の外面とシート面と
が連続した平面に近付けることが出来、足の移動(いわ
ゆるニーグリップ等)が容易となり、意匠的な効果も有
する。
また従来ボトムプレート前方下部に配設されたフロン
トステーと、このフロントステーを係止するためのクロ
スプレートが不要となる。そして、フロントステー及び
クロスプレートが不要となるために、シート下部のレイ
アウトにおける自由度が拡大すると共にクッション材の
配設量を従来に比し多くすることができる。
また回動中心となる孔に連続した形状の異なる孔に隣
接し、前記シートを装着したときに前記ボトムプレート
と若干離間した形状の異なる突起が位置する部分には、
燃料タンクの内側へ向けた凸部を形成すると、この凸部
によって、係合突起が燃料タンク側へ引き寄せられて、
燃料タンク側とシート先端部とが、より密着度を増す。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を限定する
ものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変すること
ができるものである。
第1A図乃至第1G図は本考案の第1実施例を示すもので
ある。本例の二輪車用シートSは、ボトムプレート1の
上にクッション材2を載置して、表皮材3で被覆して構
成されている。そして本例のシートSは、車体フレーム
4上に組み付けられるが、シートSの前部が燃料タンク
(又は燃料タンクカバー)Tと当接して配設されてい
る。
本例の燃料タンクTは、第1C図で示すように、アッパ
ープレート材11とボトムプレート材12とから構成されて
おり、所定形状のボトムプレート材12の上に所定形状に
形成したアッパープレート材11を配置して、両者11,12
を溶接によって接合したものである。この溶接部分は、
燃料タンクTの下面側方位置となるように、アッパープ
レート材11及びボトムプレート材12に、それぞれ延出部
11a,12aを形成して、これらの延出部11a,12aを溶接部と
している。そして溶接部におけるシートSと当接する部
分には、第1A図乃至第1C図で示すように、係合孔5が形
成されている。この係合孔5は、回動中心となる孔とし
ての円形孔5aと、この円形孔5aと連通した形状の異なる
孔としての長孔5bと、から構成されている。
また、上記長孔5bと隣接する下方部分(第1A図)に
は、第1F図で示すように、燃料タンクTの内側に向け
て、ボトムプレート材12に凸部13が形成されている。
燃料タンクT側のシートSは、第1C図で示すように、
シートSを構成するボトムプレート1の両側辺1aが、先
端側へ延出しており、この両側辺1aの内側には、上記係
合孔5に嵌入する突起部材6がそれぞれ形成されてい
る。突起部材6は、回動中心となる突起としての円柱部
材6aと、ボトムプレート1(1a)から若干離間して円柱
部材6aの上部で且つ円柱部材6aと連続した形状の異なる
突起からなる突起部材としての矩形部材6bと、から構成
されている。この突起部材6は、第1A図で示すようにシ
ートSを車体フレーム4上に装着したときに係合孔5と
一致せずに燃料タンクTと反対側に位置するボトムプレ
ート側を車体フレーム4から離間したときに一致する位
置に形成されている。
また本例における突起部材6の配設位置は、シートS
をフレーム4上に装着したときに、上記凸部13上に位置
するようにする。このようにすると、凸部13によって、
ボトムプレート1が燃料タンクT側へ引き寄せられて、
より燃料タンクT側とシートSの先端部との密着度を良
好なものとすることができる。
またボトムプレート1の後方には、シートロックピン
7が配設されている。シートロックピン7は、第1G図で
示すように、下方に向けた頭部7aが逆円錐状に形成され
ており、逆円錐の頭部7aの基端部に、係合凹部7bが形成
されている。また車体フレーム4には、ステー9を介し
て、上記シートロックピン7と係合する断面コ字状のシ
ートロック8が配設されている。シートロック8は、上
面にシートロックピン7の頭部7aを嵌入する孔8aが穿設
され、この孔8aの下に、シートロックピン7が孔8aに嵌
入したときに、係合凹部7bに係合する止めピン8bが、孔
8aの中央側に位置するように、バネ等(図示せず)で付
勢されて配設されている。
上記構成からなるシートSを、車体フレーム4上に組
み付けるには、第1D図で示すように、先ず、ボトムプレ
ート1の燃料タンクT側の両側辺1aを、鎖線で示すよう
に燃料タンクT上方から傾斜させて、突起部材6を係合
孔5に合わせる。そして、シートSの両側辺1aを燃料タ
ンクT側へ押す。このことにより、突起部材6は、係合
孔5内に嵌入する。次にシートSを第1A図の矢印方向に
移動して、車体フレーム4上に押しつける。このとき、
ボトムプレート1の後側下部に配設されているシートロ
ックピン7の頭部7aが、シートロック8の止めピン8b
を、孔8aの外へ押しながら孔8a内へ嵌入し、止めピン8b
は係合凹部7bと係合して車体側と締結される。このよう
に燃料タンクTの係合孔5と、シートSの両側辺1aを固
定するので、従来ボトムプレート1の前方下部に配設し
ていたフロントステーを省略することができる。このた
め車体側に形成されていたクロスプレートも省略するこ
とができる。このようにフロントステー及びクロスプレ
ートを省略することが出来るので、ボトムプレートを車
体フレーム位置まで設定することができ、クッション材
の量を多くしたり、シートの高さを小さくできる。
第2図は、本考案の第2実施例を示す断面を含む側面
図である。本例においては、上記第1実施例と同一部材
等には同一符号を用いてその説明を省略する。
本例では、タンクT等がABS樹脂等で形成されて強度
が十分でない場合、或はタンクT等の形状,配設位置等
からタンクT等に、係合孔を形成することができないと
きの実施例を示すものである。即ち、タンクT等の配設
位置近傍で、ボトムプレートの両側辺1a内側位置にある
車体フレームに、プレート21を配設する。そしてこのプ
レート21は、上記タンクTの溶接部に形成したのと同様
の係合孔5を穿設する。本例のように構成することによ
って、燃料タンクTの形状又はシートSの燃料タンク側
形状を変更することなく、種々のシートに適用すること
ができ、多品種少量生産に好適なものとすることができ
る。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成されているので、燃料タン
ク側とシート先端側との密着を良好にすることができ
る。このため足の移動が容易となり、操縦性を向上させ
ることができる。
またボトムプレート前方下部のフロントステーを省略
できると共に車体側に形成されていたクロスプレートも
省略することができる。このようにフロントステー及び
クロスプレートを省略することによって、ボトムプレー
トを車体フレーム位置まで設定することができ、クッシ
ョン材の量を多くしたり、シートの高さを小さくできる
等の効果を奏する。さらに燃料タンク側を抱き込むシー
ト先端側の外方への開き、即ちバタ付きがなくなり、商
品性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図乃至第1G図は本考案の第1実施例を示し、第1A図
は要部断面図、第1B図は燃料タンクとシートとの接合部
分を示す説明斜視図、第1C図は第1A図のI−I線による
燃料タンクの断面図、第1D図はシートの装着する説明
図、第1E図はボトムプレート内側係合部の斜視図、第1F
図はシート着脱部を説明する部分部分断面図、第1G図は
シートロック部の説明斜視図、第2図は第2実施例を示
す断面を含む側面図、第3A図乃至第3C図は従来例を示
し、第3A図は燃料タンクとシートとの接合部分を示す要
部断面図、第3B図は第3A図のX方向からの部分平面図、
第3C図は第3A図のA−A線による断面図である。 1……ボトムプレート、1a……ボトムプレート先端部
(両側辺)、2……クッション材、3……表皮材、4…
…車体(車体フレーム)、5……係合孔、6……係合突
起(突起部材)、13……凸部、T,21……燃料タンク側
(燃料タンク,プレート)、S……二輪車用シート。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムプレート上にクッション材を載置し
    て表皮材で被覆したシートの前部が燃料タンクの両側に
    当接して車体上に配設される二輪車用シートの取付構造
    において、前記燃料タンク側の前記シートと当接する部
    分には回動中心となる孔とこの孔に連続した形状の異な
    る孔からなる係合孔が形成され、前記燃料タンク側に位
    置するボトムプレートの両側辺には、上記係合孔と整合
    し回動中心となる突起とこの突起に連続すると共にボト
    ムプレートから若干離間した形状の異なる突起からなる
    係合突起が、前記シートを車体フレーム上に装着したと
    きに上記係合孔と一致せずに燃料タンクと反対側のボト
    ムプレートを車体フレームから離間したときに一致する
    位置に形成され、前記係合突起は、燃料タンクと反対側
    のボトムプレートを車体フレームから離間したときに前
    記係合孔に嵌入して、前記シートを車体フレーム側に移
    動して車体フレームに装着されてなることを特徴とする
    二輪車用シートの取付構造。
  2. 【請求項2】前記燃料タンクに代えて燃料タンクカバー
    としたことを特徴とする請求項1記載の二輪車用シート
    の取付構造。
  3. 【請求項3】前記回動中心となる孔に連続した形状の異
    なる孔に隣接し、前記シートを装着したときに前記ボト
    ムプレートから若干離間した形状の異なる突起が位置す
    る部分には、燃料タンクの内側へ向けた凸部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の二輪車用シート
    の取付構造。
  4. 【請求項4】前記燃料タンクに代えて燃料タンクカバー
    としたことを特徴とする請求項3記載の二輪車用シート
    の取付構造。
JP1988152410U 1988-11-25 1988-11-25 二輪車用のシートの取付構造 Expired - Lifetime JP2515374Y2 (ja)

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