JP2512245Y2 - 鉢植植物の輸送用容器 - Google Patents

鉢植植物の輸送用容器

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JP2512245Y2
JP2512245Y2 JP6224192U JP6224192U JP2512245Y2 JP 2512245 Y2 JP2512245 Y2 JP 2512245Y2 JP 6224192 U JP6224192 U JP 6224192U JP 6224192 U JP6224192 U JP 6224192U JP 2512245 Y2 JP2512245 Y2 JP 2512245Y2
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container
lid
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potted plant
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原 俊 郎 藤
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TOHOKU SHIZAI KOUGYO, CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉢植植物の宅配用とし
て好適な輸送用容器に関するものであり、特に、蘭のよ
うに背丈が高い鉢植植物を輸送するのに適した輸送用容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、草木を植木鉢に植え込んだ鉢
植植物を家まで配達する宅配サービスは一般に行われて
おり、段ボール箱や発泡スチロール箱の中に一個又は複
数個の鉢植植物を収容し、包装して輸送するようにして
いた。
【0003】しかしながら従来は、鉢植植物を箱の中に
立てた状態で収容していたため、輸送の対象となる鉢植
植物が比較的背丈の小さい小形のものに限られ、蘭のよ
うに背丈が1mにも達する大形の鉢植植物は、箱に入れ
て包装すると高さが非常に高くなるため、取り扱いが面
倒で輸送中や保管中に倒れ易いという問題があり、通常
は宅配の対象とされていなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、蘭の
ように大形の鉢植植物であっても、簡単且つ安全に包装
して輸送することができる輸送用容器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の輸送用容器は、鉢植植物を横にして収容可
能な開閉自在の容体及び蓋体と、横向きの鉢植植物を植
木鉢の部分と茎の部分とにおいて容体及び蓋体の内面か
ら所定の間隔を保った状態に支持する複数の支持部材と
からなり、各支持部材が、植木鉢及び茎を側面方向両側
から抱持する一対の部材片からなっていて、容体及び蓋
体の内面に、各支持部材が嵌合する複数の支持溝が適宜
間隔で形成されていることを特徴とするものである。
【0006】上記容体及び蓋体は互いに同一構造とし
て、互いの向きを180度変えても相互に閉合可能であ
るように構成すると共に、該容体及び蓋体の長手方向一
半部側の支持溝と他半部側の支持溝とが互いに対称位置
にあるように構成し、且つ、各支持部材における二つの
部材片を互いに対称形をなすように形成することもでき
る。
【0007】
【作用】鉢植植物を横にし、植木鉢の部分と茎の部分と
においてそれぞれ支持部材に支持させた状態で容体及び
蓋体の内部に収容する。これにより鉢植植物は、容体及
び蓋体の内面から所定の間隔を保った状態で容器内に横
向きに確実且つ安定的に収容され、枝葉や花等が容器の
内面に押し付けられて折れ曲がったり、形が崩れるとい
った不都合を生じることがない。
【0008】また、鉢植植物を横にして収容するように
したことにより、立てたまま収容する場合のように包装
体の高さが高くなって取り扱いが面倒になったり、輸送
中や保管中に倒れるといった問題がなくなり、取り扱い
が容易で輸送を簡単且つ安全に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明するに、図1に示す輸送用容器は、欄等の鉢植
植物1を横にして収容可能な相互に開閉自在の容体2及
び蓋体3と、横向きの鉢植植物1を植木鉢1aの部分と
植物1bの茎の部分とにおいて容体2及び蓋体3の内面
から所定の間隔が保たれた状態に支持する複数の支持部
材4〜6とからなっていて、これらを発泡スチロールに
より形成したものである。
【0010】上記容体2及び蓋体3は、互いに同一構造
を有していて、図2乃至図4に詳細に示すように、全体
として一方向に長い長方形の箱形に形成され、その底面
及び幅方向の両側面には、該容体2及び蓋体3の長手方
向の軸線と直交する方向に延びる複数の支持溝10a〜
10cを所定間隔で備え、四つの側壁の上端部には、容
体2と蓋体3とを閉合したときに相互に係合し合う係合
用の突起11a,11bを備えている。
【0011】上記支持溝10a〜10cは、上記支持部
材4〜6を嵌め込んで固定するためのもので、その嵌め
込みが円滑であるように若干先広がり状のテーパーが付
されており、容体2及び蓋体3の長手方向両端部におい
ては、植木鉢1aの長さに対応する広い間隔で二つの支
持溝10a,10bがそれぞれ配設され、容体2及び蓋
体3の中間部においては、上記支持溝10a,10b間
の間隔より狭い一定の間隔で複数の支持溝10cが配設
され、全体として、容体2及び蓋体3の長手方向一半部
側に位置する支持溝10a〜10cと他半部側に位置す
る支持溝10a〜10cとが互いに対称をなすように配
設されている。これにより、鉢植植物1を左右何れの向
きであっても収容することができるようにしている。勿
論、全ての支持溝10a〜10cを等間隔で形成してお
いても良い。
【0012】容体2及び蓋体3の底面の上記支持溝10
aと10bとの間の位置には、円形の切込み8が形成さ
れ、該切込み8に囲まれた部分を切除することにより、
必要に応じて通気口を形成できるようになっている。
【0013】上記係合用突起10a,10bは、容器の
内側を向く内向突起11aと外側を向く外向突起11b
とからなっていて、容体2と蓋体3とを閉合したときこ
れらの内向突起11aと外向突起11bとが相互に係合
し合うもので、容体2又は蓋体3の向きを180度変え
ても相互に係合可能であるように、図2に示す如く、容
体2及び蓋体3における側壁を、相対向する二組の側壁
の中点同士を結ぶ二本の軸線12a,12bによって4
つの側壁部分13a〜13dに分割し、両軸線の交点つ
まり容体2及び蓋体3の中心点14に対して対称の位置
にある一組の側壁部分13a,13cにそれぞれ内向突
起11a又は外向突起11bを、他の一組の側壁部分1
3b,13dにそれぞれ外向突起11b又は内向突起1
1aを形成している。
【0014】また、上記支持部材4〜6のうち、植木鉢
1aの底部を抱持するプレート状の鉢底部支持部材4
は、植木鉢1aの底部が嵌合する半円状の窪み20を備
えた一対の対称形をなす部材片4a,4bからなってお
り、これらの部材片4a,4bは、図5及び図6に示す
ように、初めは切断用の切込み21を介して一体に連な
った状態に形成されていて、使用時に切込み21の位置
で切り離されるものである。
【0015】一方、植木鉢1aの頂部を抱持するプレー
ト状の鉢頂部支持部材5は、植木鉢1aの頂部外周を取
り囲む半円状の窪み23と植物1bが挿通する半円状の
切欠き24とを備えた一対の対称形をなす部材片5a,
5bからなっており、これらの部材片5a,5bは、図
7及び図8に示すように、初めは切込み25を介して一
体に連なると共に切欠き24も塞がれた状態に形成さ
れ、使用時に切込み25の位置で切り離されると同時
に、窪み23の内側の部分が半円状の切込み26に沿っ
て切除されることにより切欠き24が開設されるもので
ある。上記半円状の切欠き24は、植物1bが無理なく
挿通し得る範囲内でできるだけ小さく形成しておくこと
により、横にした植木鉢1aの頂部を覆って該植木鉢1
aから土がこぼれるのを防止することができる。
【0016】更に、植物1bの茎部を抱持するプレート
状の茎支持部材6は、植物1bが挿通する半円状の切欠
き28を備えた一対の部材片6a,6bからなってお
り、これらの部材片6a,6bは、図9及び図10に示
すように、初めは切込み29を介して一体に連なると共
に,薄肉部30によって切欠き28も塞がれた状態に形
成され、使用時に切込み29の位置で切り離されると同
時に、薄肉部30が除去されて切欠き28が開設される
ものである。
【0017】上記茎支持部材の切欠きは例えば四角形状
であっても良く、図11及び図12にこのように四角形
状の切欠きを備えた茎支持部材が示されている。該茎支
持部材7は、対称形をなす一対の部材片7a,7bから
なっていて、これらの部材片7a,7bは、初めは切断
用の切込み33を介して一体に連なると共に切欠き32
も塞がれた状態に形成され、使用時に上記切込み33の
位置で切り離されると同時に、複数本設けた切欠き開設
用切込み34のうちの何れかに沿って切欠き32を閉塞
している部分を切除することにより、所定大きさの切欠
き32が開設されるものである。
【0018】上記茎支持部材における切欠きの形状はこ
れ以外であっても良く、また、複数の茎支持部材を使用
する場合、切欠きの形状が異なるものを併用することが
できる。
【0019】上記構成を有する輸送用容器で鉢植植物1
を包装するときは、図1に示すように、容体2の一端側
(図示の例では右側)の支持溝10aに鉢底部支持部材
4の一方の部材片4aを嵌め込むと共に、支持溝10b
に鉢頂部支持部材5の一方の部材片5aを、中間の支持
溝10cの少なくとも一つに茎支持部材6又は7の一方
の部材片6a又は7aを嵌め込む。このとき部材片5a
は、必要に応じて容体2の他端側(図示の例では左側)
の支持溝10a,10bに嵌め込んでも良い。続いて、
鉢植植物1を横にして植木鉢1aの底部及び頂部と植物
1bの茎の部分とをそれぞれ上記各部材片4a,5a,
6a又は7aに支持させたあと、各支持部材4,5,6
又は7における他方の部材片4b,5b,6b又は7b
を上記部材片4a,5a,6a又は7aと対向する位置
において鉢植植物1の上からあてがい、その上から蓋体
3を被着する。これにより、上方の部材片4b,5b,
6b又は7bはそれぞれ蓋体3の支持溝10a,10
b,10c内に嵌合して所定の位置に固定され、また、
容体2と蓋体3は、内向突起11aと外向突起11bと
の係合により閉合状態に保持される。ここで、上記の如
く上方の部材片4b,5b,6b又は7b及び蓋体3を
取り付ける際に、これらの部材片を予め蓋体3の支持溝
10a,10b,10c内に部分的に又は全体として嵌
め込んでおくことにより、蓋体3の閉合と上方の部材片
4b,5b,6b又は7bの取り付けとを同時に行うこ
とができるため、作業が簡単になる。
【0020】かくして鉢植植物1は、容体2及び蓋体3
の内面から所定の間隔を保った状態で容器内に横向きに
且つ安定的に収容され、枝葉や花等が容器の内面に押し
付けられて折れ曲がったり、形が崩れるといった不都合
を生じない。
【0021】
【考案の効果】本考案の輸送用容器によれば、鉢植植物
を横向きに収容して容体及び蓋体の内面との間に一定の
間隔を保った状態に保持できるようにしたので、縦向き
に収容する場合のように包装体の高さが高くなって取り
扱いが面倒になったり、輸送中や保管中に倒れるといっ
た問題がなくなり、取り扱いが容易で輸送を簡単且つ安
全に行うことができると同時に、植物の枝葉や花等が容
器の内面に押し付けられて折れ曲がったり形が崩れると
いった不都合を防止し、鉢植植物を確実且つ安定的に包
装することができる。また、容体と蓋体とを同一構造と
したから、同じものを一種類用意するだけでそれを両方
に使用することができ、しかも、互いの向きを180度
変えても相互に閉合可能であると共に、複数の支持溝を
対称に設けることにより鉢植植物を左右どちらの向きに
も収容できるようになっているので、容器の右左や鉢植
植物の向き等を一々確認する必要がなく、包装作業を非
常に簡単且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の輸送用容器の一実施例を示す鉢植植物
1収容状態での断面図ある。
【図2】容体及び蓋体の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線での断面図である。
【図4】図2におけるB−B線での断面図である。
【図5】鉢底部支持部材4の使用前の状態を示す正面図
である。
【図6】図5におけるC−C線での断面図である。
【図7】鉢頂支持部材の使用前の状態を示す正面図であ
る。
【図8】図7におけるD−D線での断面図である。
【図9】茎支持部材6の一例の使用前の状態を示す正面
図である。
【図10】図9におけるE−E線での断面図である。
【図11】茎支持部材の他例の使用前の状態を示す正面
図である。
【図12】図11におけるF−F線での断面図である。
【符号の説明】
1 鉢植植物 2 容体 3 蓋体 4,5,6,7 支
持部材 4a,4b,5a,5b,6a,6b,7a,7b 部
材片 10a,10b,10c 支持溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉢植植物を横にして収容可能な開閉自在
    の容体及び蓋体と、横向きの鉢植植物を植木鉢の部分と
    茎の部分とにおいて容体及び蓋体の内面から所定の間隔
    を保った状態に支持する複数の支持部材とからなり、各
    支持部材が、植木鉢及び茎を側面方向両側から抱持する
    一対の部材片からなっていて、容体及び蓋体の内面に、
    各支持部材が嵌合する複数の支持溝が適宜間隔で形成さ
    れていることを特徴とする鉢植植物の輸送用容器。
  2. 【請求項2】 容体及び蓋体が互いに同一構造を有して
    いて、互いの向きを180度変えても相互に閉合可能で
    あると共に、該容体及び蓋体の長手方向一半部側の支持
    溝と他半部側の支持溝とが互いに対称位置にあるように
    形成されており、且つ各支持部材における二つの部材片
    が互いに対称形であることを特徴とする請求項1に記載
    の鉢植植物の輸送用容器。
JP6224192U 1992-08-12 1992-08-12 鉢植植物の輸送用容器 Expired - Lifetime JP2512245Y2 (ja)

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JPH0618291U JPH0618291U (ja) 1994-03-08
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