JP2511160Y2 - 表示体 - Google Patents

表示体

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JP2511160Y2
JP2511160Y2 JP1990053153U JP5315390U JP2511160Y2 JP 2511160 Y2 JP2511160 Y2 JP 2511160Y2 JP 1990053153 U JP1990053153 U JP 1990053153U JP 5315390 U JP5315390 U JP 5315390U JP 2511160 Y2 JP2511160 Y2 JP 2511160Y2
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JP
Japan
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sealing material
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JP1990053153U
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浩昌 丸茂
長治 小相沢
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ECDセルやLCDセル等の表示体に関する。
〔従来の技術〕
無機あるいは有機物質に電圧を印加することにより起
こる電気化学的な可逆色変化を利用したECD(エレクト
ロクロミックディスプレイ)セルや、液晶を用いたLCD
(リキッドクリスタルディスプレイ)セル等の表示体が
良く知られている。
これらECDセルやLCDセルは、第3図に示すように、ス
ペーサー3を介して対向配置された一対の基板1,2間に
電気化学的に可逆色変化可能な表示材料若しくは液晶等
の表示用材料5を封入し周縁部をシール材4で封止した
構造となっており、透過光式の場合、両基板1,2は、ガ
ラス等の透明材料から成り、夫々の基板1,2には、透明
電極材料からなる表示極1aと対向極2aが夫々形成されて
いる。
ところで、このような構造の表示体においては、両基
板間の距離を一定に保つために、スペーサー3が装着さ
れているが、このスペーサー3としては、従来、ガラス
ロッド(特公昭52-27462号公報参照)や、ゴムパッキン
グ(実開昭61-201029号公報参照)、若しくはPET(ポリ
エチレンテレフタレート)フィルムが使用されている。
また、シール材4としては、エポキシ樹脂やブチルゴム
などが使われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のスペーサー材料は比較的硬い
(ゴムパッキングもかなりの弾性をもつ)ため、シール
材の硬化時の収縮により、第4図(a)に示すようにシ
ール材4と基板とに剥離が生じる虞れがある。
また、シール材4の接着力が強靱な場合には、第4図
(b)に示すように、ガラス基板1に割れが生じること
もあり問題となっている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、シ
ール材の硬化収縮量に応じて収縮可能なやわらかいスペ
ーサーを使用してシール材の剥離や基板の割れの問題を
解決し、信頼性が向上された表示体を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案では、スペーサーを
介して対向配置された一対の基板間に表示用材料を成膜
または封入し周縁部をシール材で封止してなる表示体に
おいて、上記スペーサーとして柔軟性の大きな発泡樹脂
を用いたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案による表示体では、スペーサーとして柔軟性の
大きな発泡樹脂を用いたことにより、発泡樹脂がシール
材の硬化収縮量に応じて塑性変形して収縮するため、シ
ール材の剥離や基板の割れの問題が解消される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について詳細に説明する。
第1図は本考案による表示体の基本構造を示す斜視
図、第2図(a)は表示体の断面図であって、この表示
体は、枠状のスペーサー3を介して一定間隔で対向配置
された一対の基板1,2間に電気化学的に可逆色変化可能
な表示材料を成膜により設けるか若しくは液晶等の表示
用材料5を封入し、両基板の周縁部をシール材4で封止
した構造となっている。尚、第1図中のAはシールしろ
を表している。
ここで、表示体が透過光式の場合には、上記両基板1,
2はガラス等の透明材料から成り、夫々の基板1,2には、
酸化インジウム等の透明電極材料からなる表示極1aと対
向極2aが形成される。尚、ECDセルの場合は、表示極1a
と対向極2aにECD材料及び酸化還元材料が成膜され、LCD
セルの場合は、両基板1,2の上下に偏光板やカラーフィ
ルター等が重ねられる。また、反射式の表示体の場合、
一方側の基板は透明材料でなくとも良く、反射面が形成
されていればよい。
さて、本考案では、第1図、第2図(a)に示す構造
の表示体において、スペーサー3として発泡スチロール
や発泡ウレタン等の柔軟性の大きな材料をスペーサ材料
に用いたことを特徴とするものである。
ここで、第2図(b)はスペーサー3として発泡スチ
ロールを使用し、シール材4として、エポキシ変性及び
ウレタン変性アクリレートの混合品を使用した場合の硬
化状況を示しており、このように、スペーサー3として
発泡スチロールを使用した場合には、シール材4の硬化
収縮に伴い、スペーサー3自体も塑性変形して収縮する
ため、シール材4の剥離や、基板1,2の割れ等の問題が
解消される。
尚、スペーサー3として従来のPETフィルム(250μm
厚)と本考案の発泡スチロール(300μm厚)とを夫々
使用したものについて、60℃の恒温放置試験を実施し、
耐久性を比較したので、その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、PETフイルムをスペーサー
として用いたものは、107時間程度の恒温放置で剥離が
生じてしまうのに対し、発泡スチロールをスペーサーと
して用いたものは、500時間の恒温放置でも剥離が生じ
ることがなく、従来品に比べて5倍以上表示体の信頼性
を延ばすことができる。
尚、本考案はECDセルやLCDセルに限らず、その他の、
2枚の基板を一定間隔で保持してシール材で封止固定す
る構造の表示体全般に適用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による表示体では、スペ
ーサーとしての柔軟性の大きな発泡樹脂を用いたことに
より、発泡樹脂がシール材の硬化収縮量に応じて収縮す
るため、シール材の剥離や基板の割れの問題が解消さ
れ、表示体の信頼性、耐久性を大幅に改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による表示体の基本構造を示す斜視図、
第2図(a)は表示体の断面図、第2図(b)はシール
材硬化後の状況を示す表示体の断面図、第3図,第4図
は従来技術の説明図である。 1,2……基板、3……スペーサー、4……シール材、5
……表示用材料。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペーサーを介して対向配置された一対の
    基板間に表示用材料を成膜または封入し周縁部をシール
    材で封止してなる表示体において、上記スペーサーとし
    て柔軟性の大きな発泡樹脂を用いたことを特徴とする表
    示体。
JP1990053153U 1990-05-22 1990-05-22 表示体 Expired - Lifetime JP2511160Y2 (ja)

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JPH0411526U JPH0411526U (ja) 1992-01-30
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JPS62201727U (ja) * 1986-06-16 1987-12-23

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