JP2509482B2 - 2人乗りスキ―具 - Google Patents

2人乗りスキ―具

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JP2509482B2
JP2509482B2 JP3174633A JP17463391A JP2509482B2 JP 2509482 B2 JP2509482 B2 JP 2509482B2 JP 3174633 A JP3174633 A JP 3174633A JP 17463391 A JP17463391 A JP 17463391A JP 2509482 B2 JP2509482 B2 JP 2509482B2
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Japan
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ski
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skier
skis
fixed
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JP3174633A
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信行 松井
康晴 木曽
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2人乗りのスキー具に
関する。
【0002】
【従来の技術】スキー具のうち、一般に広く使用されて
いるいわゆるゲレンデスキー用のものは、周知のごとく
両サイドにエッジを設けた2本のスキー板のほぼ中央に
ビンディグを固定して取付け、このビンディングでスキ
ーヤーのスキー靴の前後をおさえてスキー靴をスキー板
に一体的に固定し、また、滑走中にスキー靴に異常方向
からの大きな力が加わった場合に前記ビンディングでス
キー板をスキー靴から外すようにしている。そして、滑
走時に制動を加えるには、例えば脚部の操作で左右のス
キー板のインエッジを交互に切換えながら谷スキーに加
速してパラレルターンなどを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のスキ
ー具は、1組のスキー板に対し1組のビンディングが取
付けられているため、1組のスキー板には1人しか乗れ
なかった。このため、例えば複数のスキーヤーが縦列し
て同じシュプールをえがくスキーを楽しもうとするに
は、前走のスキーヤーの後にぴったりとついて滑るいわ
ゆるトレインによる以外にはほとんど方法がなかった。
そして、このトレインを充分に楽しむにはスキー技術の
レベルが同程度の者同志によること、また、縦列の間を
他のスキーヤーが横切ったりしないことなどの条件が要
求され、ゲレンデなど滑走スペースが限られた所ではト
レインによる滑走を完走するのはむずかしい。
【0004】本発明の目的は前記事情に鑑み、2人のス
キーヤーが前後で一体となって滑走でき、トレインと同
じように縦列の連続滑走を楽しむことができ、この場
合、2人のスキーヤーの間に他のスキーヤーが割込んだ
りするおそれもなく、滑走の楽しみを増すことのできる
2人乗りスキー具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、左右1対のスキー板の内側にのみエッジを設
け、前側スキーヤー用のビンディングとして一方のスキ
ー板の前部に該スキー板に一体的に固定して取付く固定
ビンディングを、他方のスキー板の前部に弾装手段によ
り雪面に対してスキーヤーの荷重が常に垂直荷重となる
ような水平フリービンディングをそれぞれ設け、他方、
後側スキーヤーのビンディングとして前記前側スキーヤ
ー用の固定ビンディングの後方に位置させて一方のスキ
ー板に水平フリービンディングを、前記前側スキーヤー
用の水平フリービンディングの後方に位置させて他方の
スキー板に固定ビンディングをそれぞれ設けたことを要
旨とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、前側スキーヤー及び後側スキ
ーヤーのそれぞれの固定ビンディングに取付く片方の脚
部の交互操作でスキー板に取付けたインエッジが交互に
切換わり、左右に滑走方向が変換する。この場合、エッ
ジ切換え操作を行わないスキーヤーは、エッジが切換わ
るスキー板に対しては水平フリービンディングを介して
乗っていることになり、雪面に対しては垂直荷重となる
ためエッジ切換えを行う他のスキーヤーの切換え操作を
妨げるおそれはない。
【0007】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の2人乗りスキー具の実施例を
示す斜視図で、図中1a,1bは左右1対のスキー板を
示し、左右のスキー板1a,1bには内側にのみエッジ
2を設け、前側スキーヤー用のビンディングとして一方
のスキー板、例えば左側のスキー板1aの中央よりやや
前部に水平フリービンディング3aを、他方のスキー板
である右側のスキー板1bの中央よりやや前部に固定ビ
ンディング4aを、また、後側スキーヤー用のビンディ
ングとして左側のスキー板1aの前記水平フリービンデ
ィング3aの後方に位置させて固定ビンディング4b
を、右側のスキー板1bの前記固定ビンディング4aの
後方に位置させて水平フリービンディング3bをそれぞ
れ取付ける。
【0008】水平フリービンディング3a(3b)は図
2,図3,図5にも示すようにスキー靴がセットされる
スキー靴座5とこのスキー靴座5をスキー板1a(1
b)に取付ける弾装手段とにより構成され、スキー靴座
5は本体部であるプレート5aの上面の前部にスキー靴
のつま先部をおさえる前部ビンディング6a、後部にス
キー靴のかかと部をおさえる後部ビンディング6bが取
付けてあり、プレート5aの下面にはスキー板1a(1
b)への当接部5bが突設してある。一方、前記弾装手
段はスキー板1a(1b)に直交させてその上面に取付
けた細長板状の取付座7の左右両端すなわちスキー板1
a(1b)の両サイドからリンク機構である水平アーム
8a、垂直アーム8b、水平アーム8cを順次上方に向
けて略コ字状に連ねて軸着し、上方の水平アーム8cと
下方の水平アーム8aとの間にコイルスプリング9を弾
装し、さらに上方の水平アーム8cにはスキー靴座5を
取付けるための取付プレート10を水平に固定した。か
かる弾装部材の取付座7をスキー靴座5の長さ方向の間
隔でスキー板1a,1b上に前後に位置させてビスなど
を用いて固定し、取付プレート10上にスキー靴座5を
載せてビスなどで両者を固定する。なお、弾装部材とし
ては前記したものに限定されるものではなく、弾性ゴ
ム、可撓性容器内に空気を充填した空気バネ、可撓性容
器内に水等の液体を充填したリキッドバネなどか考えら
れる。
【0009】固定ビンディング4a(4b)は図4に示
すように基本的構造は水平フリービンディング3a,3
bのスキー靴座5と同じであり、上面に前部ビンディン
グ材6a、後部ビンディング材6bを配設したプレート
5aの下面にスキー板1a,1bへの取付用の脚片5c
を突設したもので、この脚片5cをビス止めなどにより
スキー板1a,1bの上面に固定してスキー靴座5をス
キー板1a,1bに直接固定する。以上のようにして固
定ビンディング4a,4bと水平フリービンディング3
a,3bとが前側スキーヤー用のもの、後側スキーヤー
用のものとでスキー板1a,1b上に交互に千鳥状に取
付けられる。
【0010】次に使用法及び滑走方法について説明す
る。図6に示すように前側スキーヤーAは左脚のスキー
靴11aを左側のスキー板1aの前側の水平フリービン
ディング3aにセットし、右脚のスキー靴11bを右側
のスキー板1bの前側の固定ビンディング4aにセット
する。また、後側スキーヤーBは左脚のスキー靴12a
を固定ビンディング4bに、右脚のスキー靴12bを水
平フリービンディング3bにそれぞれセットし、前側ス
キーヤーAと後側スキーヤーBとが左右1対のスキー板
1a,1b上に前後に位置して乗る。
【0011】そして、直滑降で滑走する場合は両スキー
ヤーA,Bともに両脚均等加重で雪面に対し垂直に力を
加え、両スキー板1a,1bを雪面に対しフラットな状
態とする。次にシュテムターンで制動を加え方向を変え
るには、図7に示すように前側スキーヤーAが固定ビン
ディング4aを介して右側のスキー板1bの内側のエッ
ジ2をたてると同時に、後側のスキーヤーBも固定ビン
ディング4bを介して左側のスキー板1aのエッジ2を
たて、左右のスキー板1a,1bを八の字状に開いた
後、前側スキーヤーAの操作で右側のスキー板1bのエ
ッジはたてたままで後側スキーヤーBの操作で左側のス
キー板1aをフラット状態にすれば、スキー板1a,1
bは1人乗りスキーの場合の右脚加重と同じような状態
となって左方向にターンしていく。右方向にターンする
には前記と左右逆の操作を行えばよい。
【0012】次にパラレルターンで制動を加え方向を変
えるには図8に示すように、まず後側スキーヤーBの左
脚の操作で固定ビンディング4bを介して左側のスキー
板1aのエッジ2をたてる。この時、前側スキーヤーA
は何の操作もしないが、前側スキーヤーAの左脚は水平
フリービンデイング3aを介して左側のスキー板1aに
乗っているので、前記のように後側スキーヤーBの操作
で左側のスキー板1aのエッジ2がたったときに、これ
に反してエッジ2を立てないような操作をしても、コイ
ルスプリング9及び水平アーム8a,8c,垂直アーム
8bによるリンク機構により、水平フリービンディング
3aの谷側のコイルスプリング9が収縮してエッジ2を
立てない方向に働かせようとする力を吸収し、スキー板
1aが雪面に対して斜めになっても水平フリービンディ
ング3aは雪面に対して平行に位置し、前側スキーヤー
Aの左脚による荷重は雪面に対する垂直荷重となる。よ
って、前側スキーヤーAは、左側のスキー板1aに対し
て曲げる方向への荷重を加えることはできないから、後
側スキーヤーBの固定ビンディング4bによるエッジ切
換操作を妨げることはない。
【0013】また、この際、スキー靴座5の下面には当
接部5bが突設してあるので、コイルスプリング9で吸
収しきれない荷重が加わった場合は、この当接部5bが
スキー板1aの上面に当たりスキー靴座5のそれ以上の
下降を阻止するから、スキー靴座5でコイルスプリング
9が押しつぶされるなどして損傷するおそれはない。
【0014】このようにして後側スキーヤーBの左脚の
操作のみを行うことで左側のスキー板1aが谷スキーと
なり、左右のスキー板1a,1bが右方向への山回りタ
ーンに入る。次に、後側スキーヤーBによる操作で左側
のスキー板1aをフラットに戻すと同時に、前側スキー
ヤーAの右脚の操作で固定ビンディング4aを介して右
側のスキー板1bのエッジを立てれば、今度は右側のス
キー板1bが谷スキーとなって左方向に谷回りターンに
入る。この谷回りターンの際は、後側スキーヤーBは何
の操作もしない。以上のようにして後側と前側のスキー
ヤーA、Bの交互操作で左方向へのパラレルターンが完
了する。右方向へターンするには前記と左右逆の操作を
行えばよい。
【0015】なお、前側スキーヤーA用と後側スキーヤ
ーB用のビンディングは、固定のものと水平フリーのも
のとが2本のスキー板に対し交互に千鳥状に配列されれ
ばよく、図示の実施例に限定されるものではなく、左右
または前後が反対でも滑走可能である。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明の2人乗りスキ
ー具は、1組のスキー板に前後に並んで2人のスキーヤ
ーが乗れるので、他のスキーヤーに割込まれる心配なく
縦列の滑走を楽しむことができ、また2人のスキーヤー
の連携による交互スキーの楽しみが増すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2人乗りスキー具の1実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明の2人乗りスキー具の要部である水平フ
リービンディングの分解斜視図である。
【図3】本発明の2人乗りスキー具の要部である水平フ
リービンディングの−部の正面図である。
【図4】本発明の2人乗りスキー具の要部である固定ビ
ンディングの正面図である。
【図5】本発明の2人乗りスキー具の要部である水平フ
リービンディングの正面図である。
【図6】滑走状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の2人乗りスキー具によるシュテムター
ンの説明図である。
【図8】本発明の2人乗りスキー具によるパラレルター
ンの説明図である。
【符号の説明】
1a,1b…スキー板 2…エッジ 2…エッジ 3a,3b…水平フリービンディング 4a,4b…固
定ビンディング 5…スキー靴座 5a…プレート 5b…当接部 5c…脚片 6a…前部ビンディング 6b…後部ビン
ディング 7…取付座 8a…水平アー
ム 8b…垂直アーム 8c…水平ブー
ム 9…コイルスプリング 10…取付プレ
ート 11a,11b,12a,12b…スキー靴 A,B
…スキーヤー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対のスキー板の内側にのみエッジ
    を設け、前側スキーヤー用のビンディングとして一方の
    スキー板の前部に該スキー板に一体的に固定して取付く
    固定ビンディングを、他方のスキー板の前部に弾装手段
    により雪面に対してスキーヤーの荷重が常に垂直荷重と
    なるような水平フリービンディングをそれぞれ設け、他
    方、後側スキーヤーのビンディングとして前記前側スキ
    ーヤー用の固定ビンディングの後方に位置させて一方の
    スキー板に水平フリービンディングを、前記前側スキー
    ヤー用の水平フリービンディングの後方に位置させて他
    方のスキー板に固定ビンディングをそれぞれ設けたこと
    を特徴とする2人乗りスキー具。
JP3174633A 1991-06-18 1991-06-18 2人乗りスキ―具 Expired - Lifetime JP2509482B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3174633A JP2509482B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 2人乗りスキ―具

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JPH04371178A JPH04371178A (ja) 1992-12-24
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ID=15982008

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS555501Y2 (ja) * 1975-08-02 1980-02-07

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JPH04371178A (ja) 1992-12-24

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