JP2509425B2 - ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物、およびその製造方法 - Google Patents

ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物、およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭素を介してケイ素に結
合している少なくとも1個のS−アルキルチオスルフェ
ート基(以下これをまたブンテ塩基とも称する)を有す
る有機ケイ素化合物、その製造法ならびにその使用法に
関する。
【0002】
【従来の技術】H.DistlerはAngew.Chem.79(196
7)520でブンテ塩基を有する有機化合物の製造方法
および特性について1の展望を与えている。その際その
合成方法は主として反応性の化合物、例えばアルキルハ
ロゲン化物、エポキシアルカンまたはアルケンの極性媒
体におけるアルカリ金属チオ硫酸塩との反応にもとづい
ている。極性媒体中では有機ケイ素化合物は溶けないか
または僅かに溶けるにすぎないから、記載の方法をその
ままブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物の製造に転用
することはできない。
【0003】ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物はす
でに公知である。S.F.ThamasおよびL.H.EdwardsはJ.Het
erocyclic Chemistry (1968)115に、例えば
ハロゲンアルキルトリメチルシランのアミノエタンチオ
硫酸とのまたはビニルトリメチルシランのエチレンイミ
ンとの反応によるN−置換ブンテ塩基を有するシランの
製造を記載している。
【0004】西ドイツ特許公開第33232881号明
細書(Th.Goldschmidt AG;1985年1月10日発
行)ないしはそれに相応するアメリカ特許第45375
95号明細書および西ドイツ特許第3735086号明
細書(Th.Goldschmidt AG;1989年2月2日発行)
ないしは相応するアメリカ特許第4895917号明細
書によれば、ブンテ塩基を有するオルガノポリシロキサ
ンを相応するエポキシ官能性シロキサンのアルカリ金属
チオ硫酸塩またはチオ硫酸アンモニウムとの反応により
製造する。この反応の際にはエポキシ環は開環されるか
ら、ケイ素に結合しているすべてのブンテ塩基はヒドロ
キシル基を持ち、これが使用または後続反応の際には障
害であることが裏付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物およびその製
造方法を提供することであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明により
解決される。
【0007】本発明の対象は、一般式(I):
【0008】
【化2】
【0009】[式中、Rは同じかまたは異なっていても
よくかつ水素原子または1価の、1〜12個の炭素原子
を有する非置換または置換炭化水素基を表わし、R
同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子または1
価の、1〜6個の炭素原子を有する非置換または置換炭
化水素有機基を表わし、Rは同じかまたは異なってい
てもよくかつ基−QSM(該式中、Qは2価の炭
化水素基およびMはアルカリ基または非置換または置換
アンモニウム基である)を表わし、aは0,1,2また
は3、有利には1,2または3、特に有利には1または
2であり、bは0,1,2または3、有利には0,1ま
たは2、特に有利には0または1でありかつcは0,
1,2または3、有利には0,1または2、特に有利に
は0または1である、ただし該有機ケイ素化合物は少な
くとも1個の基Rを有しかつa,bおよびcの総和は
3以下である]の単位からなるブンテ塩基を有する有機
ケイ素化合物である。
【0010】aの平均値は有利には0.5〜2.5、特
に有利には1〜2,4にある。
【0011】bの平均値は有利には0〜2、特に有利に
は0〜1にある。
【0012】cの平均値は有利には0.01〜2、特に
有利には0.1〜1にある。
【0013】基Rでは1〜12個の炭素原子を有する非
置換または置換炭化水素基が有利で、その際1〜6個の
炭素原子を有する炭化水素基、特にメチル基が、特に有
利である。
【0014】基Rの例としてはアルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチ
ル基、i−ペンチル基、ネオ−ペンチル基、t−ペンチ
ル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル
基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オ
クチル基およびi−オクチル基、例えば2,2,4−ト
リメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基、
デシル基、例えばn−デシル基、ドデシル基例えばn−
ドデシル基;アルケニル基、例えばビニルおよびアリル
基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘ
キシル基;アリール基、例えばフェニル基およびナフチ
ル基;アルカリール基、例えばo−,m−,p−トリル
基、キシリル基およびエチルフェニル基;アラルキル
基、例えばベンジル基、α−およびβ−フェニル−エチ
ル基である。
【0015】基R1では水素原子および1〜6個の炭素
原子を有する非置換または置換炭化水素基が有利であ
り、その際水素原子および1〜3個の炭素原子を有する
アルキル基、特にメチル基およびエチル基が、特に有利
である。
【0016】基R1の例としてはR基のために挙げた1
〜6個の炭素原子を有するものである。
【0017】基Qとしては2〜10個の炭素原子を有す
る2価の炭化水素基が有利である。
【0018】基Qの例としてはエチレン基、n−プロピ
レン基、i−プロピレン基、1−n−ブチレン基、2−
n−ブチレン基、i−ブチレン基、t−ブチレン基、n
−ペンチレン基、i−ペンチレン基、ネオ−ペンチレン
基、t−ペンチレン基、ヘキシレン基、例えばn−ヘキ
シレン基、ヘプチレン基、例えばn−ヘプチレン基、オ
クチレン基、例えばn−オクチレン基およびi−オクチ
レン基、例えば2,2,4−トリメチルペンチレン基、
ノニレン基、例えばn−ノニレン基およびデシレン基、
例えばn−デシレン基ならびにシクロアルキレン基、例
えばシクロペンチレン基、シクロヘキシレン基、シクロ
ヘプチレン基およびメチルシクロヘキシレン基である。
【0019】Qではn−プロピレン基が特に有利であ
る。
【0020】基Mの例としてはアルカリ金属の陽イオ
ン、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ムおよびセシウムのイオン、ならびに式(IV):+ NR8 4 (IV)、 の基であり、上記式中R8は同じかまたは異なっていて
もよくかつ水素原子または1価の有機基を表わす、例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、、n−ペンチル基、
i−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n
−オクチル基、i−オクチル基またはベンジル基であ
る。
【0021】基Mとしては、ナトリウム、カリウム、ア
ンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウム、ベンジルトリエチルアンモニウムが有利
であり、その際ナトリウムおよびアンモニウムが特に有
利である。
【0022】基R2の例としては−(CH2323
a、−(CH2423Na、−(CH22C(C
3)HS23NH4,−(CH2323N(C
34,−(CH2423N(n−Bu)4,−(C
2523K,−(CH22C(CH32CH22
3Na,(Buはブチル基である)その際−(CH23
23Na,−(CH2323NH4,−(CH24
23Na,−(CH2423NH4が有利でありか
つ−(CH2323Naおよび−(CH2323
4が特に有利である。
【0023】本発明によるブンテ塩基を有する有機ケイ
素化合物では350〜15000の分子量を有するもの
が有利である。
【0024】本発明によるブンテ塩基を有する有機ケイ
素化合物に関する例としては以下のものが挙げられる。
【0025】
【化3】
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】本発明によるブンテ塩基を有する有機ケイ
素化合物は、ブンテ塩基に近接するヒドロキシル基を持
っていないという利点がある。
【0037】本発明のもう1つの対象は、一般式(I
I): R Si(OR4−d−e (II) [式中、Rは同じかまたは異なっていてよくかつRに
関して示したものを表わし、Rは同じかまたは異なっ
ていてよくかつRに関して示したものを表わし、R
同じか異なっていてよくかつ基−Q′Y(該式中、Q′
は2価の非置換または置換炭化水素基、この場合、ヒド
ロキシル基は置換基として排除される、およびYはハロ
ゲン原子である)を表わし、dは0,1または2、有利
には1または2、でありeは1,2または3、有利には
1または2、特に有利には1であり、ただし、dおよび
eからの総和は3以下である]の少なくとも1種のシラ
ンおよび/またはその部分加水分解物、および場合によ
り式(III): R Si(OR4−f (III) [式中、Rは同じかまたは異なっていてよくかつRに
関して示したものを表わし、Rは同じかまたは異なっ
ていてよくかつRに関して示したものを表わしかつfは
0,1,2または3、有利には1,2または3、特に有
利には2または3である]の少なくとも1種のシランお
よび/またはその部分加水分解物を、少なくとも1種の
チオ硫酸塩および水と反応させることを特徴とするブン
テ塩基を有する有機ケイ素化合物の製造方法である。
【0038】Q′は有利にはQに関して示したものを表
わす。しかしさらにまたQ′は2価の、置換炭化水素を
表わすこともできるが、このことは有利ではない、その
際該置換基は有利には加水分解に敏感でなく、反応条件
のもとでは、例えばヒドロキシル基で置換された炭化水
素のように、チオ硫酸と求核性置換を行わない。
【0039】ハロゲン原子Yの例は塩素、臭素または沃
素であり、その際Yは有利には塩素原子を表わす。
【0040】本発明による方法で使用される式(II)
のシランの例は、(CH32(CH3O)Si(CH2
3Cl、(CH32(CH3CH2O)Si(CH23
l、CH3(CH3O)2Si(CH23Cl、CH3(C
3CH2O)2Si(CH23Cl、(CH3O)2Si
(CH23Cl、(CH3CH2O)3Si(CH23
l、(CH32(CH3O)Si(CH24Br、CH3
(CH3CH2O)2Si(CH23I、(CH3CH2
2O)3Si(CH23Br、CH3(CH3O)2Si
(CH23I、(CH3CH2CH2O)3Si(CH25
Clであり、その際(CH32(CH3O)Si(C
23Cl、(CH32(CH3CH2O)Si(C
23Cl、CH3(CH3O)2Si(CH23Clお
よびCH3(CH3CH2O)2Si(CH23Clが有利
でありかつ(CH32(CH3O)Si(CH23Cl
およびCH3(CH3O)2Si(CH23Clが特に有
利である。
【0041】式(II)のシランは市販の化合物ないし
はケイ素化学で常用の方法により製造することができ
る。例えばクロルアルキル官能性シランは、アリルクロ
リドを相応するヒドリド官能性シランで白金触媒を用い
てヒドロジリル化することにより製造することができ
る。臭素および沃素官能性シランは類似した方法で入手
されるが、有利には相応する塩素化合物からハロゲン原
子の交換により取得される。その際、Y.Goldberg、V.Di
rnensおよびE.Lukevics著“Joumal of Organometallic
Chemistry Library”、第20巻、1988年、219
〜222頁に記載されているような、相転移触媒反応を
実施するのが有利であることが立証された。
【0042】本発明による方法で場合により使用される
式(III)のシランの例は、(CH33SiOH、
(CH33SiOCH3、(CH33Si(OCH2CH
3)、(CH32Si(OCH32、(CH32Si
(OCH2CH32、CH3Si(OCH33、CH3
i(OCH2CH33、Si(OCH2CH34、(CH
2CH)Si(CH3)(OCH32、(C653Si
OH、(CH2CH)Si(CH32(OCH3)であ
り、その際(CH33SiOH、(CH33SiOCH
3、(CH33Si(OCH2CH3)、(CH32Si
(OCH32および(CH32Si(OCH2CH32
が有利でありかつ(CH33SiOCH3および(C
32Si(OCH32が特に有利である。
【0043】本発明による方法では、式(III)のシ
ランを、それぞれ式(II)の使用したシランの全重量
に対して、有利には0〜1000重量%、特に有利には
0〜500重量%の量で使用する。
【0044】本発明による方法で使用するチオ硫酸塩と
しては、100℃および1013hPaで水に少なくと
も10重量%まで溶解する式(V): M′223 (V)、 [式中M′は同じかまたは異なっていてもよくかつMに
関して示したものを表わす]の化合物が有利であり、そ
の際チオ硫酸ナトリウム及びチオ硫酸アンモニウムが特
に有利で、就中チオ硫酸ナトリウムが有利である。
【0045】本発明による方法で使用されるチオ硫酸塩
の例は、Na223、Na223・5H2O、(N
4223、(NMe4223および(NMe
3223であり、上記式中Meはメチル基である。
【0046】本発明による方法ではチオ硫酸塩を、それ
ぞれ本発明により使用される式(II)のシラン中の基
Y1モルに対して、有利には1モル〜2モル、特に有利
には1モル〜1.3モル、特に1.1モルの量で使用す
る。本発明により使用される式(II)のシラン中の基
Yモル当り、チオ硫酸塩1モルで一般に均一な反応物質
及び基Yの完全な反応を達成するために全く充分であ
る。しかしチオ硫酸塩の過剰を用いると、迅速に基Yの
完全な反応が得られる。
【0047】本発明による方法では、水は有利には、そ
れぞれ式(II)のシランの重量に対して、100〜7
00重量%、特に有利には150〜350重量%の量で
使用する。
【0048】さらに本発明による方法ではなお付加的に
水に可溶の、主として中性反応する有機溶剤を、有利に
は、それぞれ水の重量に対して、0〜100重量%、特
に有利には0〜50重量%の量で使用することができ
る。
【0049】本発明による方法では、有利にはチオ硫酸
塩は水および場合により水溶性有機溶剤と混合して使用
する。
【0050】適する水溶性の、主として中性反応する有
機溶剤の例は、アルコール、例えばメタノール、エタノ
ール、イソプロパノール、エチレングリコールおよび双
極性中性溶剤、例えばエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、1,4
−ジオキサン、N,N−ジメルホルムアミドおよびテト
ラヒドロフランならびにその混合物、その際エタノー
ル、イソプロパノール、エチレングリコールジメチルエ
ーテルおよびジメチルホルムアミドが有利でエタノール
が特に有利である。
【0051】本発明による方法では、式(II)のシラ
ン、場合により式(III)のシラン、チオ硫酸塩、水
および場合により水溶性の有機溶剤を任意の順序で互い
に混合する。
【0052】本発明による方法は有利には20℃〜10
0℃、特に有利には70℃〜100℃の温度、および9
00〜1100hPaの圧力で実施する。しかし本発明
による方法はこれよりも高いまたは低い圧力でも行うこ
とができる。
【0053】本発明による方法の有利な実施態様では、
式(II)のシランを場合により式(III)のシラン
と混合してチオ硫酸塩、水および場合により水溶性有機
溶剤からなる混合物と混合させ強く撹拌する。
【0054】本発明による反応の終了後ブンテ塩基を有
する有機ケイ素化合物は化学で周知方法に従って単離す
ることができる。
【0055】有利には本発明による反応の終了後、該反
応混合物を蒸発し、該残留物を極性の、主として中性反
応する、有機溶剤の重量に対して、水5重量%まで含む
ことのできる有機溶剤で抽出する。該蒸発は有利には2
0〜120℃、特に有利には50〜100℃の温度およ
び0.01〜50hPa、特に有利には0.1〜10h
pa、の圧力で行う。極性の有機溶剤としては、2〜5
%の水分を有するエタノールまたはイソプロパノールが
有利である。極性有機溶剤の蒸発後、ブンテ塩基を有す
る有機ケイ素化合物はそれぞれの組成に従って固体、ペ
ーストまたは油状物質として得られる。
【0056】本発明による方法は、比較的簡単な方式で
ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物を高い収率で製造
できる利点を持っている。さらに本発明による方法は、
出発物質が格安でかつ容易に使用することができる利点
を持っている。
【0057】本発明による反応の終了後得られるブンテ
塩基を有する有機ケイ素化合物は、所望により、少なく
とも1種のオルガノ(ポリ)シロキサン(1)と均衡さ
せることができるが、このことは有利ではない、均衡は
ケイ素化学で通常の方法により行うことができる。
【0058】本発明により製造された有機ケイ素化合物
を場合により均衡させるオルガノ(ポリ)シロキサン
(1)としては、 一般式(VI): R9 g(R10O)hSiO(4-g-h)/2 (VI)、 [式中、R9は同じかまたは異なっていてもよくかつR
に関して示したものを表わし、R10は同じかまたは異な
っていてもよくかつR1に関して示したものを表わし、
gは1,2または3およびhは0,1または2である、
ただしgおよびhからの総和は3以下である]の単位か
らのなるものを有利には使用する。
【0059】オルガノ(ポリ)シロキサン(1)の例
は、末端にトリオルガノシロキシ基を有しかつ2〜10
0ケイ素単位を有する線状オルガノ(ポリ)シロキサ
ン、末端にヒドロキシル基を有しかつ2〜100ケイ素
単位を有する線状オルガノ(ポリ)シロキサンおよび3
〜12のケイ素単位を有する環状オルガノ(ポリ)シロ
キサンである。
【0060】本発明による方法の場合により行う均衡工
程で使用する、オルガノ(ポリ)シロキサン(1)の量
および種類は、本発明による方法の場合により行う均衡
工程で生じるオルガノケイ素化合物中のブンテ塩基の所
望の割合および所望の平均連鎖長さにより専ら決定す
る。
【0061】場合により行う均衡化は、有利には均衡化
を促進する触媒の存在で行う。このような触媒の例は、
塩基性触媒、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸
化ナトリウムおよび水酸化カリウム、トリメチルベンジ
ルアンモニウムヒドロキシドおよびテトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド、ならびに酸性触媒、例えば硫酸、
リン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、塩化窒化リン
および反応条件下で固体の酸性触媒、例えば酸活性化し
た漂白層、酸性ゼオライト、スルホン化炭素およびスル
ホン化スチレン−ジビニルベンゼン−共重合体である、
その際塩基性触媒が有利であり、そのうちKOH、テト
ラメチルアンモニウムヒドリドおよびトリメチルベンジ
ルアンモニウムヒドロキシドが特に有利である。
【0062】均衡化触媒はその際、それぞれ使用した有
機ケイ素化合物の全重量に対して、有利には0.01〜
0.5重量%、特に0.02〜0.1重量%の量で使用
する。
【0063】場合により行う均衡化を有利には80℃〜
150℃および周囲雰囲気の圧力で、すなわち900〜
1100hPaで行う。しかしまた所望により、それよ
り高いまたは低い圧力を適用することもできる。
【0064】さらに、本発明によるブンテ塩基を有する
有機ケイ素化合物はOR1基(該R1は前記のものを表わ
す)を有する限り、加水分解ないしは縮合させることが
できる。オルガニルオキシ基を有する有機ケイ素化合物
の加水分解ないしは縮合はすでに多種多様に公知であ
る。例えば本発明による有機ケイ素化合物をヒドロキシ
ル基を有する線状または環式有機ケイ素化合物、例えば
α,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサンと触媒、
例えば有機錫化合物、チタン−およびジルコニウムエス
テル、第四窒素塩基、ならびに鉱酸の存在でおよび場合
により溶剤の存在で反応させることができる。その際加
水分解および縮合は有利には23〜150℃、特に有利
には60〜120℃でおよび900〜1100hPaの
圧力で行う。
【0065】本発明による方法は、バッチ式で、半連続
的にまたは完全連続的に行うことができる。
【0066】本発明による方法で使用する個々の成分
は、そのつどこの種の成分の1種でもまた同様にこの種
の成分の少なくとも2種からなる混合物でもよい。
【0067】本発明によるブンテ塩基を有する有機ケイ
素化合物は、またこれまでブンテ塩基を有する有機ケイ
素化合物が使用されて来たすべての目的に使用すること
ができる。このためには例えばすでに上に引用した刊行
物、西ドイツ特許出願公開第3323881号明細書
(Th.Goldschmidt AG;1985年1月10日発行)お
よび西ドイツ特許第3735086号明細書(Th.Golds
chmidt AG;1989年2月2日発行)を参照された
い、その際そこに挙げた応用手段はここで記載した発明
の内容に属するものと做すことができる。こうして本発
明によるブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物は無機お
よび有機物質の表面処理の方法に使用することができ
る。例えば織物の表面を、その上に塗被した本発明によ
るブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物を室温で硫化物
の添加によりジスルフィド橋を生成させて架橋させるこ
とにより、永続的に疎水性にすることができる。
【0068】本発明によるブンテ塩基を有する有機ケイ
素化合物の実用化手段は、主として一方ではその極性
に、他方ではブンテ塩基に存在する硫黄−硫黄結合の高
い反応性に基づく。本発明による有機ケイ素化合物中の
ブンテ塩基の割合が充分高ければ、該化合物は水中で清
澄に溶解し、水の表面張力を低下させる。それというの
も、本発明によるブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物
はその疎水性と親水性の分子部分に基づいて界面活性特
性を持つからである。
【0069】さらに本発明によるブンテ塩基を有する有
機ケイ素化合物はメルカプト官能性有機ケイ素化合物の
製造方法で使用することができる。
【0070】一般に酸により触媒作用される、ブンテ塩
基のメルカプト基への加水分解反応は一般に公知であ
り、式:基−S23 -+H2O→基−SH+HSO4 -に従
って進行する。これについては例えばA.Schoeberlおよ
びA.Wagner:Houbenweyl、第9巻、第18頁以下中の
“メルカプタンおよびチオフェノールの製造および反
応”およびそこに引用された文献を参照されたい。
【0071】さらに本発明の対象は、ブンテ塩基を有す
る有機ケイ素化合物を水および酸の存在下で反応させる
ことを特徴とするメルカプト官能性有機ケイ素化合物の
製造方法である。
【0072】ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物とし
ては式(I)の単位からのものが有利である。
【0073】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法で使用される本発明によるブンテ塩基
を有する式(I)の単位からなる有機ケイ素化合物とし
ては、本発明による方法に従い式(II)のシラン、場
合により式(III)のシラン、チオ硫酸塩および水の
反応により製造されるものが特に有利である。
【0074】使用する酸の例は、HCl、HBr、H2
SO4、H3PO4、CH3CO2H、CH3SO3H、CF3
SO3H、および
【0075】
【化14】
【0076】である。
【0077】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法で使用される酸としては、HCl、H
3PO4および
【0078】
【化15】
【0079】が有利であり、その際HClが特に有利に
使用される。
【0080】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法では、酸を有利にはそれぞれ式(I)
の使用するブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物の全重
量に対して、1〜75重量%、特に有利には10〜40
重量%の量で使用する。
【0081】有利には本発明による方法では、酸を水と
混合して有利には、それぞれ水および酸の混合の重量に
対して、2〜50重量%、特に有利には25〜40重量
%の濃度で使用する。しかし該酸は、反応混合物がすで
に水を含有しているならば、すなわち例えばブンテ塩合
成の反応混合物が蒸発されていないかまたは完全に蒸発
されていないならば、またそれよりも高い濃度または純
粋な形でも添加することができる。有利には酸および水
からなる混合物は付加的に水溶性の有機溶剤を、それぞ
れ水に重量に対して、有利には100〜2000重量
%、特に有利には800〜1500重量%の量で含有す
る。
【0082】場合により使用される水溶性の有機溶剤の
例は、そのために上に挙げたものであり、その際メタノ
ール、エタノール、イソプロパノールおよびエチレング
リコールが有利でエタノールは特に有利である。
【0083】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法では、付加的にほかの物質、例えば還
元剤、式(VI)の単位からなるオルガノ(ポリ)シラ
ン、または式(III)のシランを使用することができ
る。
【0084】還元剤の共用は有利であり、それによって
ブンテ塩基からのチオールの製造の際に副反応としてジ
スルフィドの生成を充分回避することができる。
【0085】場合により使用する還元剤の例は、亜鉛、
鉄、マグネシウム、亜ニチオン酸ナトリウム、塩化ヒド
ロキシルアンモニウム、硫化ヒドラジニウムおよび亜リ
ン酸ナトリウムであり、その際亜鉛、マグネシウムおよ
び塩化ヒドロキシルアンモニウムが有利であり、特に亜
鉛が有利である。
【0086】場合により使用される式(VI)の単位か
らなるオルガノ(ポリ)シロキサンならびに式(II
I)のシランの例は、2〜150の平均連鎖長さを有す
るヒドロキシ−、メトキシ−またはエトキシ末端基のジ
メチルポリシロキサンであり、この際5〜100の平均
連鎖長さを有するものが有利であり、10〜30の平均
連鎖長さを有するものが特に有利であり、ヘキサメチル
ジシロキサン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサン、トリメチルメトキシシラン、
ジメチルジエトキシシラン、ならびにこれらシランおよ
びシロキサンの混合物である。
【0087】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法は、有利には30〜110℃、特に有
利には60〜100℃の温度および有利には900〜1
100hPaの圧力で行う。しかしまた本発明による方
法はそれより高いまたは低い圧力でも行うことができ
る。
【0088】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法で使用される個々の成分は、そのつど
この種の成分の1種およびこの種の成分の少なくとも2
種からなる混合物である。
【0089】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法は、メルカプト官能性有機ケイ素化合
物を簡単なやりかたでかつ高収率で得られる利点があ
る。このことは、式(I)のブンテ塩基を有するケイ素
化合物として、全部のケイ素単位がブンテ塩基を有する
ものを使用するかないしは加水分解反応を一般式(II
I)および(VI)の単位からなる有機ケイ素化合物の
存在下で行う場合にも当てはまる。
【0090】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法の1つの有利な実施態様においては、
第1工程で、一般式(II)のシランおよび/またはそ
の部分加水分解物の少なくとも1種および場合により式
(III)のシランおよび/またはその部分加水分解物
の少なくとも1種を少なくとも1種のチオ硫酸塩および
水と反応させ、第2工程で、第1工程の終了後該反応混
合物を場合により全部または一部を蒸発させ、ならびに
第3工程で、第2工程で得た残留物を酸、水および場合
によりほかの物質と反応させる。
【0091】第2工程で反応混合物を完全に蒸発させず
に、むしろ第3工程に必要とする水量を混合物中に残す
ならば、第3工程での水の添加を行う必要はない。
【0092】メルカプト官能性有機ケイ素化合物の本発
明による製造方法の異なる工程は、同一の反応容器中で
連続的にまたは互いに別々の反応容器中で行うことがで
きる。有利には同一の反応容器で連続的に行う。本発明
による方法は、バッチ式で、半連続的または完全連続的
に行うことができる。
【0093】本発明による反応の終了の後、本発明によ
るメルカプト官能性有機ケイ素化合物は公知の方式で単
離することができる。メルカプト官能性有機ケイ素化合
物の単離は、例えば、該反応混合物に、水と混和せず、
かつ本発明によるメルカプト官能性有機ケイ素化合物が
良好に溶解する有機溶剤、例えばベンゼン、トルエン、
o−、m−、p−キシレン、ペンタン、シクロヘキサ
ン、有利にはトルエンを加えることにより行うことがで
きる。溶剤量は、それぞれ使用した水および場合により
水溶性の有機溶剤の全重量に対して、有利には10〜1
5重量%、特に有利には30〜100重量%である。水
不溶性の有機相を水性相から分離することができる。メ
ルカプト官能性有機ケイ素化合物の単離のためには、該
有機相を有利には30〜150℃、特に有利には80〜
120℃の温度および有利には1〜100Pa、特に有
利には10〜50Paの圧力で蒸発させる。低分子量の
化合物、例えば1,3−ビス(3−メルカプトプロピ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンは蒸
留により単離することができる。
【0094】本発明によるメルカプト官能性有機ケイ素
化合物は、所望により、本発明によりブンテ塩基を有す
る有機ケイ素化合物のため上に記載したような同じ方法
でオルガノ(ポリ)シロキサン(1)と均衡化することが
できる。その際均衡化触媒としては有利にはH2SO4
よび硫酸含有化合物、例えば硫酸溶解ケイ酸塩またはス
ルホン酸、例えばCF3SO3H、特に硫酸含有のモンモ
リロン石を使用する。
【0095】本発明によるメルカプト官能性有機ケイ素
化合物は、またこれまでメルカプト官能性有機ケイ素化
合物が使用されて来たすべての目的に使用することがで
きる。本発明によるメルカプト官能性有機ケイ素化合物
は例えば架橋剤としてチオール−エン−系で使用するこ
とができる。このためには例えばアメリカ特許第4,8
08,638号明細書(Loctite Corp.;
1989年2月28日発行)を参照されたい。さらにア
クリレート樹脂をメルカプト官能性有機ケイ素化合物を
使って塩基性触媒のもとで熱的に迅速に色々な支持体の
上に固い被膜を硬化させることができる。このためには
例えばヨーロッパ特許公開第401683号明細書(W
acker−Chemie GmbH;1990年12
月12日発行)を参照されたい。チオール−エン−系は
粘着性物質の剥離のために紙上の、高エネルギー放射、
特にUV光により架橋される被膜の製造のために優れて
いる[例えば、アメリカ特許第4,070,526号明
細書(Dow Corning Corp.;1978
年1月24日発行)に記載されている]。また本発明に
よる方法により製造されるメルカプト官能性有機ケイ素
化合物は、オレフィン系成分の不在で、シール材料また
は樹脂に重合させることができる。これについては例え
ばアメリカ特許第4,070,329号明細書(Dow
Corning Corp.;1978年1月24日
発行)およびアメリカ特許第4,133,939号明細
書(Dow Corning Corp.;1978年
1月24日発行)を参照されたい。
【0096】さらに本発明によるメルカプト官能性有機
ケイ素化合物は、接着剤または光沢配合剤の添加物とし
ておよび一般にオルガノポリシロキサンの改質に使用す
ることができる。
【0097】
【実施例】以下に記載する実施例ではすべての粘度デー
タは25℃の温度に関する。他のことわりのない限り、
以下の実施例は、周囲雰囲気の圧力、すなわちおよそ1
000hPa、および室温、すなわちおよそ23℃で、
ないしは、室温で付加的な加熱または冷却を行わずに反
応体を調合する際に生じる温度で実施した。さらに部お
よびパーセントのすべてのデータは他にことわりのない
限り、重量に関する。
【0098】以下の略号を使用した。
【0099】Me:メチル基、 Et:エチル基。
【0100】例1 3−クロロプロピルジメチルメトキシシラン20g
(0.120モル)およびチオ硫酸ナトリウム・5H2
O 32.7gの水100ml中の混合物を100℃で
7時間強く撹拌した。引き続いて該溶液を水流真空で6
0℃で蒸発させ、残留する固形物を2回100mlの沸
騰するエタノール(4%水分を含む)で抽出した。合し
た抽出液を70℃で水流真空で濃縮し、次いでオイルポ
ンプ真空(20Pa)で100℃で加熱した。残留物と
して無色の固体27.6gが残ったが、これは約95%
まで式: O[Me2Si(CH2323Na]2 のジシロキサンからなっていた。したがって、該反応の
全収率は90%であった。
【0101】例2 3−クロロプロピルメチルジメトオキシシラン20g
(0.109モル)をチオ硫酸ナトリウム・5H2
29.9gの水85ml中の溶液と混合し、強く撹拌し
ながら沸騰するまで加熱した。約4時間の後、該反応混
合物は均一で、反応は終了した。該溶液を水流真室で6
0℃で蒸発させ、その際得られた固体を引き続いてソッ
クスレー装置で8時間エタノールで(水4%を含む)抽
出した。80℃で溶剤をオイルポンプ真空(20Pa)
で蒸発させた後、無色の固体24.6gが残留したが、
これは96%より多くまで式: OSiMe(CH2323Na の単位からなっていた。このことは91%の収率に相当
する。
【0102】例3 3−クロロプロピルメチルジエトキシシラン15g
(0.071モル)、トリメチルシラノール13gおよ
びチオ硫酸ナトリウム12.4gの水50mlおよびエ
タノール20ml中の混合物を6時間強く撹拌しながら
還流で煮沸した。室温に冷却の際、2相に分かれた。比
重の軽い、主としてヘキサメチルジシロキサン、エトキ
シトリメチルシランおよびエタノールからなる相は捨て
た。下の水相を60℃で水流真空で蒸発させた。残留す
る固体を3回それぞれ50mlのエタノール(水分4
%)で抽出し、合した抽出液を次いで水流真空で濃縮
し、該残留物をオイルポンプ真空(20Pa)で80℃
で加熱した。その際平均組織:
【0103】
【化16】
【0104】の白色の固体17.6gを得た。その際ス
トッパー単位Zの90%はMe3SiO1/2基および10
%はMe2(EtO)Si1/2基であった。
【0105】例4 3−クロロプロピルメチルジエトキシシラン10g
(0.047モル)、ジメチルジエトキシシラン35gお
よびトリメチルシラノール4.5gをチオ硫酸ナトリウ
ム8gの水100mlおよびエタノール50ml中の溶
液に加え、該混合物を100℃で6時間強く撹拌した。
引き続いて室温に冷却したが、その際2相が生成した。
上部の、主として非官能性ポリジメチルシロキサンおよ
びエタノールからなる相を分離し廃棄した。水性相を6
0℃で水流真空で濃縮し、こうして得られた固体/油混
合物を2回それぞれ50mlのエタノールで抽出した。
合した抽出液を80℃および20Paで蒸発した後、少
し濁った、高粘性の平均組成:
【0106】
【化17】
【0107】の油21.1gを得た。
【0108】例5 水中の塩酸の37%溶液10mlを30分以内で例1か
らのブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物9.6gおよ
び亜鉛粉2gの沸騰エタノール100ml中の懸濁液に
滴加した。酸添加の終了の後、なお2時間還流しながら
撹拌した。引き続いて反応混合物を室温に冷却し、水お
よびトルエンそれぞれ50mlを加えた。強く混合した
後、有機相を分離し、先ず第一に水流真空で、次いでオ
イルポンプ真空(25Pa)で50℃で濃縮した。残留
している無色の液体を25Paの圧力で分留したが、そ
の際主留分(4.7g)は87〜89℃の温度範囲内で
沸騰した。該物質は式: O[Me2Si(CH23SH]2 の予測されたメルカプト官能性ジシロキサンであった。
【0109】使用した出発化合物のブンテ塩基含有率
(約95%)を考慮すると、収率は89%であった。
【0110】例6 3−クロロプロピルジメチルメトキシシラン20g
(0.120モル)およびチオ硫酸ナトリウム19gの
水100ml中の混合物を激しく撹拌しながら4時間還
流で煮沸した、次いで80℃で水流真空で蒸発した。固
形の残留物をエタノール150ml、亜鉛粉3gおよび
平均連鎖長さ15のヒドロキシル基末端のポリジメチル
シロキサン97gと混合した。該混合物を沸騰するまで
加熱し、次いで15分以内に水の37%の塩酸10ml
を配量した。引き続いてなおさらに2時間沸騰熱で撹拌
した。室温に冷却した後、該反応混合物を各70mlト
ルエンおよび水と混合し、比重の軽い有機相を分離し先
ず始めに水流真空で濃縮し、次いでオイルポンプ真空で
100℃および10Paですべての揮発性の成分を除去
した。平均組成:HS(CH23SiMe2[OSiM
221,4OSiMe2(CH23SHの無色の油(粘
度:39mm2-1)106.7gが残留した。
【0111】例7 水250ml中の3−クロロプロピルメチルジメトキシ
シラン50g(0.274モル)およびチオ硫酸ナトリ
ウム43.5gを沸騰熱で強く撹拌した。始めの2相の
混合物が全く均一になった3時間後、該反応が終了し、
該反応混合物を80℃で水流真空で蒸発させた。該残留
物をヒドロキシル末端の平均連鎖長15のポリジメチル
シロキサン100g、ヘキサメチルジシロキサン14.
5gおよび亜鉛粉5gと一緒にエタノール400ml中
に懸濁させた。該混合物を沸騰するまで加熱し、この温
度で20分以内に水の37%の塩酸40mlと混合し
た。さらに2時間の還流煮沸の後、室温に冷却した。該
処理を例6に相当して行い、その際各250ml水およ
びトルエンを加えた。有機相の分離および蒸発の後無色
の油141.2g(粘度:26.1mm2-1)を得
た。その平均組成は次の式によって表わされる:
【0112】
【化18】
【0113】例8 例7からのメルカプト官能性有機ポリシロキサン50g
をジメチルシクロテトラシロキサン75gおよび硫酸溶
解ケイ酸塩(モンモリロン石)2.5gを均衡化触媒
(H2SO4含有率:8%)として混合し、100℃で8
時間撹拌した。引き続いて室温に冷却し、該触媒を予め
なお水0.1mlで湿らせていた炭酸水素ナトリウム
0.5gで中和した。濾過および該濾液を110℃で油
ポンプ真空(20Pa)で加熱の後、無色の平均組成:
【0114】
【化19】
【0115】の油を得た。
【0116】例9 例7に記載の作業法に相当して、3−クロロプロピルメ
チルジメトキシシラン50g(0.274モル)をチオ
硫酸ナトリウム43.5gと反応させてポリ(3−チオ
スルフェートプロピルメチル)シロキサンに転化した。
蒸発させた生成物混合物を次いでエタノール50mlに
取り、亜鉛粉5gおよびヘキサメチルジシロキサン80
gと混合し加熱した。該混合物が沸騰するとすぐに、2
5分以内に水中の37%塩酸50mlを配量し、引き続
いてなお1時間還流で煮沸した。室温に冷却の後、水お
よびトルエン(各250ml)からなる混合物を加え、
該有機相を分離し、70℃および50Paで蒸発させ
た。無色の液体62.5g(粘度:5.6m2-1)が
残留したが、これは主として1,1,1,3,5,5,
5−ヘプタメチル−3−(3−メルカプトプロピル)ト
リシロキサンおよび1,1,1,3,5,7,7,7−
オクタメチル−3,5−ビス(3−メルカプトプロピ
ル)テトラシロキサンからなっていた。平均組成は次の
通りである:
【0117】
【化20】

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): [式中、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子また
    は1価の、1〜12個の炭素原子を有する非置換または
    置換炭化水素基を表わし、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子ま
    たは1価の、1〜6個の炭素原子を有する非置換または
    置換炭化水素基を表わし、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ基−QS
    M(該式中、Qは2価の炭化水素基、Mはアルカリ
    金属基または非置換または置換アンモニウム基である)
    を表わし、 aは0,1,2または3であり、 bは0,1,2または3でありかつ cは0,1,2または3である、 ただし該有機ケイ素化合物は少なくとも1個の基R
    有しかつa,bおよびcの総和は3以下である]の単位
    からなるブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物。
  2. 【請求項2】 ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物を
    製造する方法において、一般式(II): R Si(OR4−d−e (II) [式中、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子ま
    たは1価の、1〜12個の炭素原子を有する非置換また
    は置換炭化水素基を表わし、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子ま
    たは1価の、1〜6個の炭素原子を有する非置換または
    置換炭化水素基を表わし、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ基−Q′Y
    (該式中、Q′は2価の非置換または置換炭化水素基、
    この場合、ヒドロキシル基は置換基として排除される、
    およびYはハロゲン原子である)を表わし、 dは0,1または2であり、 eは1,2または3であり、 ただしdおよびeの総和は3以下である]の少なくとも
    1種のシランおよび/またはその部分加水分解物、およ
    び場合により式(III): R Si(OR4−f (III) [式中、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子ま
    たは1価の、1〜12個の炭素原子を有する非置換また
    は置換炭化水素基を表わし、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子ま
    たは1価の、1〜6個の炭素原子を有する非置換または
    置換炭化水素有機基を表わし、かつ fは0,1,2または3である]の少なくとも1個のシ
    ランおよび/またはその部分加水分解物を少なくとも1
    種のチオ硫酸塩および水と反応させることを特徴とす
    る、ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 Yが塩素原子である、請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 チオ硫酸塩として100℃および101
    3hPaで水に少なくとも10重量%まで溶解する式
    (V): M′ (V) [式中、 M′は同じかまたは異なっていてもよくかつアルカリ金
    属基または非置換または置換アンモニウム基を表わす]
    の化合物を使用する、請求項2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】 チオ硫酸塩を、式(II)の使用シラン
    中の基Y1モルに対し、1モル〜2モルの量で使用す
    る、請求項2から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(III)のシランを、式(II)の
    使用シランの全重量に対して、0〜1000重量%の量
    で使用する、請求項2から5までのいずれか1項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 メルカプト官能性有機ケイ素化合物を製
    造する方法において、一般式(I): [式中、 Rは同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子また
    は1価の、1〜12個の炭素原子を有する非置換または
    置換炭化水素基を表わし、 は同じかまたは異なっていてもよくかつ水素原子ま
    たは1価の、1〜6個の炭素原子を有する非置換または
    置換炭化水素基を表わし、 は同じかまたは異なっていてもよくかつ基−QS
    M(該式中、Qは2価の炭化水素基、Mはアルカリ
    金属基または非置換または置換アンモニウム基である)
    を表わし、 aは0,1,2または3であり、 bは0,1,2または3でありかつ cは0,1,2または3である、 ただし該有機ケイ素化合物は少なくとも1個の基R
    有しかつa, bおよびcの総和は3以下である]の単
    位からなる ブンテ塩基を有する有機ケイ素化合物を水お
    よび酸の存在下に反応させる、ことを特徴とするメルカ
    プト官能性有機ケイ素化合物の製造法。
  8. 【請求項8】 第1工程で、 少なくとも1種の一般式(II)のシランおよび/また
    はその部分加水分解物および場合により少なくとも1種
    の式(III)のシランおよび/またはその部分加水分
    解物を少なくとも1種のチオ硫酸塩および水と反応さ
    せ、 第2工程で、 第1工程の終了後、該反応混合物を場合により全部また
    は一部を蒸発させかつ第3工程で、 第2工程で得た残留物を酸、水および場合によりほかの
    物質と反応させる、請求項記載の方法。
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