JP2509265Y2 - 多層濾過筒 - Google Patents
多層濾過筒Info
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- JP2509265Y2 JP2509265Y2 JP1990403386U JP40338690U JP2509265Y2 JP 2509265 Y2 JP2509265 Y2 JP 2509265Y2 JP 1990403386 U JP1990403386 U JP 1990403386U JP 40338690 U JP40338690 U JP 40338690U JP 2509265 Y2 JP2509265 Y2 JP 2509265Y2
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- JP
- Japan
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- glass fiber
- layer
- wound
- woven fabric
- film
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 19
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 18
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 9
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D29/00—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、高い濾過精度を有す
る汎用サイズの液体濾過用フイルターカートリッジに関
するものである。
る汎用サイズの液体濾過用フイルターカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】筒状硬質有孔コアに、糸を巻き付けてな
る糸巻式デプス型カートリッジフイルターは、最も安価
で且つニーズに即応したバライテイな精度のものが生産
できるメリットがあることから、従来から広く産業界で
使用されている。ところでこのフイルターは、糸の巻乱
れによる濾過精度のバラツキを起こしたり、高粘性液体
を濾過しようとする場合は、高い通過圧力によって巻目
を押し拡げてしまう等の現象を起こすため、最近では、
図5に示すように、上層の糸巻層1と下層の糸巻層2と
の間に、ガラス繊維不織布3を圧搾介在させて、上記欠
点を補ったカートリッジフイルターが塗料、インキ業界
に於いて、絶対不可欠なフイルターとして汎用されてい
る。このフイルターは、下層の糸巻層2は主としてガラ
ス繊維の抜けを防止するものであり、上層の糸巻層1は
主としてプレフイルターの役割をするものであり、実質
的な濾過は、ガラス繊維不織布3により行われていた。
る糸巻式デプス型カートリッジフイルターは、最も安価
で且つニーズに即応したバライテイな精度のものが生産
できるメリットがあることから、従来から広く産業界で
使用されている。ところでこのフイルターは、糸の巻乱
れによる濾過精度のバラツキを起こしたり、高粘性液体
を濾過しようとする場合は、高い通過圧力によって巻目
を押し拡げてしまう等の現象を起こすため、最近では、
図5に示すように、上層の糸巻層1と下層の糸巻層2と
の間に、ガラス繊維不織布3を圧搾介在させて、上記欠
点を補ったカートリッジフイルターが塗料、インキ業界
に於いて、絶対不可欠なフイルターとして汎用されてい
る。このフイルターは、下層の糸巻層2は主としてガラ
ス繊維の抜けを防止するものであり、上層の糸巻層1は
主としてプレフイルターの役割をするものであり、実質
的な濾過は、ガラス繊維不織布3により行われていた。
【0003】しかして、糸巻式フイルターを巻上げ加工
する場合、ワインダーの軸にコアをセットし、軸を回転
させながら、糸をトラバースによって左右に振ってワイ
ンデイングする方法で巻目を形成するため、下層の糸巻
層2にガラス繊維不織布3を1〜2層巻き、次に上層の
糸巻層1をワインデイングする場合、トラバースが左右
に振れる際、ガラス繊維不織布3を両端部から中心部に
向かってめくり込む力が働き、そのためこの状態で製品
化した場合、図5の様に両端部のガラス繊維不織布3が
めくれて端部に届いていない空隙部4が生じるので、こ
の部分から液体が濾過されないで通過してしまう問題が
あった。そのため従来は、図4に示すように圧搾介在さ
せるガラス繊維不織布3を、10〜30mm長めに巻
き、上層の糸巻層1をワインデイングした後に鋏等では
み出した部分をカットし、接着剤でガスケットとの隙間
をシールして接合していた。しかしながら、このように
接着剤を使用しても、ガラス繊維3とガスケット5とは
完璧に接着しないため、完全に液体の漏れを無くすこと
はできないと共に、近年強力溶剤を用いた塗料が増大し
てきているが、このような塗料には接着剤は使用し得な
い問題があった。
する場合、ワインダーの軸にコアをセットし、軸を回転
させながら、糸をトラバースによって左右に振ってワイ
ンデイングする方法で巻目を形成するため、下層の糸巻
層2にガラス繊維不織布3を1〜2層巻き、次に上層の
糸巻層1をワインデイングする場合、トラバースが左右
に振れる際、ガラス繊維不織布3を両端部から中心部に
向かってめくり込む力が働き、そのためこの状態で製品
化した場合、図5の様に両端部のガラス繊維不織布3が
めくれて端部に届いていない空隙部4が生じるので、こ
の部分から液体が濾過されないで通過してしまう問題が
あった。そのため従来は、図4に示すように圧搾介在さ
せるガラス繊維不織布3を、10〜30mm長めに巻
き、上層の糸巻層1をワインデイングした後に鋏等では
み出した部分をカットし、接着剤でガスケットとの隙間
をシールして接合していた。しかしながら、このように
接着剤を使用しても、ガラス繊維3とガスケット5とは
完璧に接着しないため、完全に液体の漏れを無くすこと
はできないと共に、近年強力溶剤を用いた塗料が増大し
てきているが、このような塗料には接着剤は使用し得な
い問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、このよう
な問題点を解消しようとするものであり、接着剤を使用
することなく、濾過する液体の漏れを完全に無くした多
層濾過筒を提供することを目的とする。
な問題点を解消しようとするものであり、接着剤を使用
することなく、濾過する液体の漏れを完全に無くした多
層濾過筒を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本考案の
構成は、糸巻式カートリッジフイルターの中間層として
ガラス繊維不織布を圧搾介在させたデプス型カートリッ
ジフイルターに於いて、前記ガラス繊維不織布の下層の
糸巻層のガラス繊維不織布と接する外周面両端部に、非
透過性若しくはガラス繊維不織布より小さいポアサイズ
のフイルムを巻き付けたことを特徴とする
構成は、糸巻式カートリッジフイルターの中間層として
ガラス繊維不織布を圧搾介在させたデプス型カートリッ
ジフイルターに於いて、前記ガラス繊維不織布の下層の
糸巻層のガラス繊維不織布と接する外周面両端部に、非
透過性若しくはガラス繊維不織布より小さいポアサイズ
のフイルムを巻き付けたことを特徴とする
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は、本考案の実施例を示す半断面図であ
り、筒状硬質有孔コア17にワインデイングにより下層
の糸巻層12を形成し、該糸巻層12の外周両端部に合
成樹脂フイルム16を巻き付け、その外周面にガラス繊
維不織布13を巻き付けた後、上層の糸巻層11を形成
し、フイルター両端面に合成樹脂製ガスケツト15を熱
溶着させた例を示す。第2図は、下層の糸巻層12の両
端部に、幅15〜25mmの非透過フイルム16を巻き
付けた状態を示すものである。本考案の濾過筒の両端面
に於いては、ガスケットと15と非透過フイルム16及
び糸巻層11、12とは、熱溶着により一体化するもの
であるので、熱溶着を完璧に行うという見地からは、こ
れらを例えばポリプロピレンのような同一材質とするの
が好ましい。本考案に使用する非透過フイルム16は、
完全に非透過でなくとも、ガラス繊維不織布の濾過精度
より小さいポアサイズのフイルムであれば、同様に本考
案の効果を発揮する。
する。第1図は、本考案の実施例を示す半断面図であ
り、筒状硬質有孔コア17にワインデイングにより下層
の糸巻層12を形成し、該糸巻層12の外周両端部に合
成樹脂フイルム16を巻き付け、その外周面にガラス繊
維不織布13を巻き付けた後、上層の糸巻層11を形成
し、フイルター両端面に合成樹脂製ガスケツト15を熱
溶着させた例を示す。第2図は、下層の糸巻層12の両
端部に、幅15〜25mmの非透過フイルム16を巻き
付けた状態を示すものである。本考案の濾過筒の両端面
に於いては、ガスケットと15と非透過フイルム16及
び糸巻層11、12とは、熱溶着により一体化するもの
であるので、熱溶着を完璧に行うという見地からは、こ
れらを例えばポリプロピレンのような同一材質とするの
が好ましい。本考案に使用する非透過フイルム16は、
完全に非透過でなくとも、ガラス繊維不織布の濾過精度
より小さいポアサイズのフイルムであれば、同様に本考
案の効果を発揮する。
【0007】
【作用】次に、上記のように構成された本考案の作用を
説明する。図1に示す本考案の濾過筒を使用して液体を
濾過すると、仮に第3図に示すように空隙部14が形成
されていても、非透過フイルム16とガスケット15と
は溶着しているし、ガラス繊維不織布13と非透過フイ
ルム16との接触面は、加圧により密着されているの
で、濾過すべき液体は全てガラス繊維不織布13を通過
し、液体の漏れを完璧に防止することができる。
説明する。図1に示す本考案の濾過筒を使用して液体を
濾過すると、仮に第3図に示すように空隙部14が形成
されていても、非透過フイルム16とガスケット15と
は溶着しているし、ガラス繊維不織布13と非透過フイ
ルム16との接触面は、加圧により密着されているの
で、濾過すべき液体は全てガラス繊維不織布13を通過
し、液体の漏れを完璧に防止することができる。
【0008】
【効果】以上述べたごとく、本考案によれば、下層の糸
巻層の両端部に非透過フイルムを巻き付けるという極め
て簡単な構成によって、非透過フイルムとガスケツトと
が熱溶着により完全に接合するので、仮に両端部にガラ
ス繊維不織布の空隙部が形成されていた場合でも、液体
の漏れを完壁に防止することができると共に、接着剤を
使用する必要はないので、強力溶剤を用いた塗料の濾過
にも何ら支障なく使用することができる。
巻層の両端部に非透過フイルムを巻き付けるという極め
て簡単な構成によって、非透過フイルムとガスケツトと
が熱溶着により完全に接合するので、仮に両端部にガラ
ス繊維不織布の空隙部が形成されていた場合でも、液体
の漏れを完壁に防止することができると共に、接着剤を
使用する必要はないので、強力溶剤を用いた塗料の濾過
にも何ら支障なく使用することができる。
【0008】
【図1】本考案の実施例を示す半断面図である。
【図2】非透過フイルムを巻き付けた状態を示す一部切
欠斜視図である。
欠斜視図である。
【図3】本考案の実施例を示す半断面図である。
【図4】従来の濾過筒のガラス繊維不織布の巻き付け方
を説明するための半断面図である。
を説明するための半断面図である。
【図5】従来の濾過筒を示す半断面図である。
11 上層の糸巻層 12 下層の糸巻層 13 ガラス繊維不織布 15 ガスケット 16 非透過フイルム
Claims (2)
- 【請求項1】糸巻式カートリッジフイルターの中間層と
してガラス繊維不織布を圧搾介在させたデプス型カート
リッジフイルターに於いて、前記ガラス繊維不織布の下
層の糸巻層のガラス繊維不織布と接する外周面両端部
に、非透過性若しくはガラス繊維不織布より小さいポア
サイズのフイルムを巻き付けたことを特徴とする多層濾
過筒。 - 【請求項2】前記フイルムが合成樹脂フイルムである請
求項1に記載の多層濾過筒。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990403386U JP2509265Y2 (ja) | 1990-12-15 | 1990-12-15 | 多層濾過筒 |
KR1019910000193A KR930005285B1 (ko) | 1990-12-15 | 1991-01-09 | 다층 여과통 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990403386U JP2509265Y2 (ja) | 1990-12-15 | 1990-12-15 | 多層濾過筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0487717U JPH0487717U (ja) | 1992-07-30 |
JP2509265Y2 true JP2509265Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31881174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990403386U Expired - Lifetime JP2509265Y2 (ja) | 1990-12-15 | 1990-12-15 | 多層濾過筒 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509265Y2 (ja) |
KR (1) | KR930005285B1 (ja) |
-
1990
- 1990-12-15 JP JP1990403386U patent/JP2509265Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-01-09 KR KR1019910000193A patent/KR930005285B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR920011554A (ko) | 1992-07-24 |
JPH0487717U (ja) | 1992-07-30 |
KR930005285B1 (ko) | 1993-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |