JP2508963Y2 - 硝酸アンモニウムの配合混合装置 - Google Patents

硝酸アンモニウムの配合混合装置

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JP2508963Y2
JP2508963Y2 JP1066990U JP1066990U JP2508963Y2 JP 2508963 Y2 JP2508963 Y2 JP 2508963Y2 JP 1066990 U JP1066990 U JP 1066990U JP 1066990 U JP1066990 U JP 1066990U JP 2508963 Y2 JP2508963 Y2 JP 2508963Y2
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ammonium nitrate
hopper
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mixing
partition plate
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利徳 玉利
政美 杉浦
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日本油脂株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、肥料、火薬等に使用される硝酸アンモニウ
ム(以下、硝安と称する)の配合混合装置に関し、特に
動力・駆動装置を用いずに配合混合操作を容易かつ連続
的に行うことができる硝安の配合混合装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来から硝安は、肥料、火薬、爆薬、花火等の原料と
して使用されてきた。
この硝安は、潮解性が強いためにその粉状ないし粒状
体は固結しやすいので、固結防止剤で処理したものも知
られている。また、同じ硝安であっても粒径、粒度分
布、比重、吸油率等の異なるものがあり、例えば爆薬の
分野、その例としては硝安油剤爆薬(通常、アンホ爆薬
と呼ばれている)等に用いる場合に、性能上の点から前
記硝安同士、例えば粒度分布の異なる硝安同士を混合し
て用いる場合があった。
そのような場合に、従来から用いられている配合混合
装置としては、容器を固定し翼を回転させて混合を行う
容器固定リボン型混合機と、容器を回転させて混合を行
う容器回転V型混合機が知られている。
容器固定リボン型混合機20としては、第2図に示すよ
うなものが知られている。即ち、四角箱状をなす容器21
の上面ちは開閉可能な蓋によって硝安の供給口22が形成
されている。同容器21内には、長さ方向に延びる回転軸
23が貫通支持され、図示しないモータによって回転する
ようになっている。同回転軸23には、その外周を一定の
空間をおいて取り巻くように翼24が取付けられ、硝安を
十分に混合できるようになっている。上記容器21の下部
には、硝安を排出するための排出口25が下方に開口して
いる。
そして、上部の供給口22から容器21内に異種の硝安が
供給され、これら硝安は回転軸23の回転に基づく翼24の
回転により攪拌混合された後、下部の排出口25から排出
される。
また、容器回転V型混合機30としては、第3図に示す
ようなものが知られている。即ち、断面V字状をなす容
器31の2個所の上面には開閉可能な蓋によって硝安の供
給口32が形成されている。同容器31内には、回転軸33が
貫通され、同回転軸33の両端部は支持部材34によって回
転可能に支持されている。また、回転軸33の一端部には
モータ35との間に回転ベルト36が架け渡され、モータ35
の回転によって回転軸33が回転するようになっている。
上記容器31の下部には、硝安を排出するための排出口37
が下方に開口している。
そして、上部の2個所の供給口32から容器31内に異種
の硝安が供給され、これら硝安は回転軸33の回転に基づ
いて容器31が回転することにより攪拌混合された後、下
部の排出口37から排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の容器固定リボン型混合機20や容
器回転V型混合機30は、所定量の硝安を各々秤量して供
給口22,32から供給して混合しなければならず、また配
合量が多いときには何回もこの操作を繰り返して行わな
ければならず、そのため作業が煩雑である上に、連続的
に混合を行うことができないという問題点があった。
さらに、動力・駆動装置が必要であることから、動力
廻りの付帯設備を必要とすると同時に、運転、取扱いの
面からも機械の故障、磨耗等の問題点があり、しかも安
全性の観点から日常の保全管理が必要であるという問題
点があった。
本考案の目的は、上記従来の問題点を解消し、動力・
駆動装置を用いることのない簡易な装置で、しかも配合
混合操作を容易かつ連続的に行うことのできる硝安の配
合混合装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案では排出方向に
傾斜した底面を有し、排出方向に位置する側面の下部に
排出口を有するホッパーと、同ホッパー内に同ホッパー
の底面及び排出口にほぼ垂直でかつ排出口の幅だけ移動
可能に配設した仕切板とからなるという手段を採用して
いる。
次に、本考案の態様について、第1図に基づいて説明
する。
第1図に示すように、配合混合装置1は、主として上
部が開口した四角箱状のホッパー2と同ホッパー2内に
配置され、ホッパー2内の空間部を仕切る仕切板3とか
らなっている。同ホッパー2は底面4の全体が排出方向
Fに傾斜し、この底面4と接し排出方向Fの側面6の下
部中央には長方形状の排出口5が透設されている。上記
仕切板3は、ホッパー2の底面4と排出口5の双方にほ
ぼ垂直に配設されている。なお、この垂直は正確でなく
てもよく、多少いずれかの方向に傾斜していてもよい。
上記底面4のうち中央底面4aが排出口5と同じ幅で排
出方向Fに延びるように形成されている。そして、さら
に底面4のうち、右側底面4b(第1図左上側)及び左側
底面4c(第1図右下側)は、前記のように排出方向Fに
傾斜するとともに、仕切板3に向かって低くなるように
傾斜が付けられている。これらの右側底面4b及び左側底
目4cの仕切板3方向への傾斜角度は同じであることが排
出口5からの硝安の排出量を仕切板3による排出口5の
面積比でそのまま決定できる点で好ましい。また、上記
のような傾斜を付けることにより、硝安の排出速度を向
上させることができるが、この仕切板3方向への傾斜は
必ずしも必要ではない。また、この右側底面4b及び左側
底面4cは、平面でなくとも硝安が排出口5側へ移動でき
れば曲面であってもよい。
上記中央底面4aの排出方向Fへの傾斜角度が余り大き
すぎると、排出速度が大きくなりすぎて均一に混合でき
ない傾向にあり、逆に小さすぎると排出速度が小さくな
りすぎ、極端な場合には排出できないこともある。従っ
て、通常その傾斜角度は10〜45°が好ましく、28〜32°
程度に設定するのがさらに好ましい。
一方、仕切板3の排出方向Fの両端部は、ホッパー2
に固定されるが、少なくとも排出口5側の端部は、排出
口5の幅だけ移動可能に固定される。具体的には、排出
口5と反対側の端部はL字状に折り曲げられて固着さ
れ、排出口5側の端部は同じくL字状に折り曲げられ、
ホッパー2の側面6に設けられた上下2つの長孔7にボ
ルト8を挿通して排出口5の長さ方向に移動可能に螺合
固定されている。この仕切板3の排出口5側の端部の移
動は、上記ボルト8を緩めることによって行うことがで
きる。
上記排出口5が設けられている側面6の外側には、エ
アシリンダ9が取着され、そのピストンロッド10を上下
方向に往復動させることができるようになっている。同
ピストンロッド10の先端部には、上記排出口5を覆う板
状のシャッター11が取付けられ、同排出口5を開閉でき
るようになっている。
前記排出口5の下部前面には、板状のシューター12が
突出形成され、排出口5から排出される硝安を誘導する
ようになっている。同シューター12はなくてもよいが、
これがないと硝安が飛び散るので適当な大きさのシュー
ター12を設けることが望ましい。同シューター12の下方
には、バケット13が配置され、シューター12から落下す
る硝安を受けるようになっている。
前記右側底面4b、同右側底面4bを取り囲む仕切板3、
ホッパー2の排出口5側の側面6及びその他の側面によ
って第1ホッパー2aが形成され、同第1ホッパー2aの上
方には第1供給器14aが配置され、同第1供給器14a内に
は所定の硝安が収容され、その下部の出口15aから第1
ホッパー2a内へ供給されるようになっている。同様に、
左側底面4c、同左側底面4cを取り囲む仕切板3、ホッパ
ー2の排出口5側の側面6及びその他の側面によって第
2ホッパー2bが形成され、同第2ホッパー2bの上方には
第2供給器14bが配置され、同第2供給器14b内には所定
の硝安が収容され、その下部の出口15bから第2ホッパ
ー2b内へ供給されるようになっている。
前記ホッパー2の大きさは、処理量に応じて適宜選択
することができる。また、排出口5の大きさは、硝安の
供給器14a,14bからの供給速度と排出口5からの排出速
度との関係から適宜決めることができる。
ホッパー2と仕切板3の材質は、硝安に対し耐腐食性
を有するものであれば何れでも良く、例えばアルミニウ
ム等を使用することができる。
前記第1及び第2供給器14a,14bに各々異種の硝安が
充填され、両供給器14a,14b内の硝安が各出口15a,15bか
ら一定の速度でホッパー2内へ供給される。この供給速
度は所望とする配合比に応じて各供給器14a,14bの出口1
5a,15bの面積によって調整される。ホッパー2に供給さ
れた各々の硝安は、ホッパー2の底面4の傾斜によって
滑走し、排出口5から排出され、このとき双方が混合さ
れる。その際、排出口5の面積を所定の比率に設定して
おくことにより、所望の配合比の硝安混合物にすること
ができる。この混合物は、シューター12を介してバケッ
ト13に収容される。
〔作用〕
前記手段を採用したことにより、仕切板で仕切られた
ホッパー内に異種の硝安が投入されると、ホッパーの底
面が排出口側へ傾斜しているので両硝安はそれぞれ排出
口へと移動する。上記各硝安が排出される排出口の各開
口面積は、仕切板の排出口側の端部の位置によって決定
され、各々の硝安はこの開口面積に応じて所定の比率で
排出されると同時に、このとき互いに十分に混合され、
所定の混合割合の硝安が得られる。
〔実施例〕
以下に本考案を具体化した一実施例を第1図に基づい
て具体的数値により説明する。
本実施例における配合混合装置1は、前述したような
構成を有し、ホッパー2の形状が縦120cm、横120cm、深
さ15cm(中心部)であり、排出口5の形状が幅40cm、高
さ15cmであり、仕切板3によって仕切られた排出口5の
面積を第1ホッパー2aと第2ホッパー2bとの比率で3:1
に設定し、ホッパー2の中央底面4aの排出方向Fへの傾
斜角度を30°に設定した。
前記第1供給器14aに硝安Aを1000kg入れ、第2供給
器14bに硝安Aとは異なる粒度分布を有する硝安Bを300
kg入れ、両供給器14a,14bの出口15a,15bを同時に開い
た。
その結果、ホッパー2の排出口5から硝安全部が排出
されるのに要した時間は43秒であった。そして、バケッ
ト13に収容された混合硝安のうち、左側部分、中央部分
及び右側部分の各部分からそれぞれサンプルを500gずつ
とり、標準篩を用いて各々の粒度分布を測定した。その
結果を硝安A単独、硝安B単独の粒度分布と合わせて表
−1に示す。
表−1中Meはメッシュを表す。
表−1からわかるように、バケット13内の両硝安の混
合物は各部分でほとんど差がなく、全体が均一に混合さ
れている。また、各部分における粒度分布は、所望とす
る配合比であることが確認された。
〔考案の効果〕
本考案の配合混合装置は、従来の混合装置と異なり、
動力・駆動装置を必要としない簡易なものであり、従っ
て機械の故障や磨耗等の問題が発生せず、メンテナンス
が不要であるとともに、従来のような硝安の秤量が不要
で、配合混合が容易であり、しかも硝安の供給を連続的
又は間欠的のいずれでも行うことができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す配合混合装置の概略斜視
図、第2図及び第3図は従来例を示す図であって、第2
図は混合機の斜視図、第3図は混合機の正面図である。 2……ホッパー、3……仕切板、4……底面、5……排
出口、6……側面、F……排出方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排出方向(F)に傾斜した底面(4)を有
    し、排出方向に位置する側面(6)の下部に排出口
    (5)を有するホッパー(2)と、同ホッパー(2)内
    に同ホッパー(2)の底面(4)及び排出口(5)にほ
    ぼ垂直でかつ排出口(5)の幅だけ移動可能に配設した
    仕切板(3)とからなる硝酸アンモニウムの配合混合装
    置。
JP1066990U 1990-02-05 1990-02-05 硝酸アンモニウムの配合混合装置 Expired - Lifetime JP2508963Y2 (ja)

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