JP2508484Y2 - エアゾ―ルバルブ - Google Patents

エアゾ―ルバルブ

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JP2508484Y2
JP2508484Y2 JP1989096403U JP9640389U JP2508484Y2 JP 2508484 Y2 JP2508484 Y2 JP 2508484Y2 JP 1989096403 U JP1989096403 U JP 1989096403U JP 9640389 U JP9640389 U JP 9640389U JP 2508484 Y2 JP2508484 Y2 JP 2508484Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はエアゾール内容物の単位時間当たりの噴射量
を任意に調整出来るエアゾールバルブに係るものであっ
て、塗料、接着剤等の内容物を充填したエアゾール容器
に用いる場合に好適なものである。
従来の技術 従来、エアゾール容器の内容物の噴射量を任意に調整
する方法としては、実公昭58-47964号公報記載の考案、
特開昭57-130566号公報記載の発明のごとく、エアゾー
ル内容物の噴射動作と、噴射量の単位時間当たりの調整
動作の双方をステムにより行うものが存在する。
また、エアゾール容器の内容物の噴射量を任意に調整
する他の方法としては、実公昭62-25230号公報記載の考
案の如く噴射剤の気相とともに内容物を、連続気泡の発
泡樹脂材からなる弾性体を通過させるものが存在する。
この方法は、弾性体を押圧壁で押圧することにより密度
を調整し流量を制御しようとするものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、実公昭58-47964号公報記載の考案、特
開昭57-130566号公報記載の発明のごとく、ステムによ
り2つの動作を行う構成にすると、エアゾール内容物の
噴射動作時に噴射量を変化させてしまう場合が多く、微
妙な噴射量の調整を行うことが出来ないものであった。
また、上記の公知例では、エアゾール内容物の噴射量
を、エアゾール内容物が流通する流出口の大きさをステ
ムの操作により調整し、エアゾール内容物の流量を制御
するものであるが、流出口の面積を制御可能とするに
は、高度の工作技術を必要とするとともに流出口面積に
よってエアゾール内容物の流量を抑制するには、工作精
度の面から限界があり、塗料等の粘度の高いエアゾール
内容物には、目詰り等の発生からも適用しにくいもので
あった。
また、実公昭62-25230号公報記載の考案の如く、噴射
剤の気相とともに内容物を、連続気泡の発泡樹脂材から
なる弾性体を通過させるようにしたものは、内容物によ
って弾性体に目詰りを生じ易く、現実的には実施不能と
成る場合が多いものである。また、内容物の粘度が高い
場合にはこの傾向が特に顕著となり、使用不能となる可
能性が高いものである。
本考案は上述のごとき問題点を解決しようとするもの
であって、エアゾール内容物の噴射動作をステムの作動
により行うとともに単位時間当たりの噴射量の調整動作
を別個の機構により行う。そして、エアゾール内容物の
噴射動作が、噴射量調整に影響を与える事なく行うこと
を可能とする。また、この調整を高度の工作精度を必要
とする事なく、粘度の高いエアゾール内容物でも、単位
時間当たりの噴射量調整を正確に行えるようにしようと
するものである。
また、噴射量の調整部材に目詰りを生じさせることが
無く、長期間の安定した使用を可能にしようととするも
のである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき問題点を解決するため、エアゾ
ール容器の蓋体にシールガスケットを介して固定したバ
ルブホデー内に、通気性弾性材で設けた流量抑制体を装
着し、この流量抑制体とエアゾール容器内の気相部とを
連通する気相流入孔を、バルブボデーの下底に形成し、
このバルブボデー内に螺着挿入し流量抑制体を押圧圧縮
可能としたハウジングに、エアゾール容器内の内容物と
接続するデイップチューブを接続するとともに流量抑制
体を介してエアゾール容器内部の気相部と接続する気相
導入孔を開口し、この気相導入孔から導入される気相
と、デイップチューブから導入される内容物とを混合す
るハウジング内に、ステムを発条で外部方向に付勢して
挿入し、このステムのオリフィスをバルブガスケットに
より常時は閉止し、ステム押圧時にのみ開放し得るよう
にして成るものである。
また、流量抑制体はフエルトであっても良い。
作用 本考案は上述のごとく構成したものであるから、エア
ゾール内容物の噴射を行うには、ステムを発条の付勢力
に抗して押圧すれば、バルブガスケットによるオリフィ
スの閉止が解除される。そのため、エアゾール内容物は
デイップチューブを介してハウジング内に流入する。こ
の場合に、エアゾール内容物は流量抑制体を通過するこ
とが無い。
また、同時にエアゾール容器内の気相部が、気相流入
孔より流量抑制体を介して気相導入孔からハウジング内
に流入する。そして、エアゾール内容物と気相は混合さ
れた後、ステムに接続した押釦等のノズルから噴射され
る。
このエアゾール内容物と気相との関係は、ハウジング
内に気相が多く導入されれば、エアゾール内容物のハウ
ジングへの導入が抑制されて少なくなり、ハウジングへ
の気相の導入が少なくなれば、ハウジングへのエアゾー
ル内容物が多く導入され、エアゾール内容物の噴射量が
多いものとなる。従って、ハウジングへの気相の導入量
を制御することにより、エアゾール内容物の噴射量を任
意に調整し得るものとなる。
このハウジングへの気相の導入量の制御は、バルブボ
デー内に螺着挿入したハウジングを挿入方向に螺入すれ
ば、ハウジングは通気性弾性材で設けた流量抑制体を押
圧圧縮し、流量抑制体の密度を高める。そのため、ハウ
ジングへの単位時間当たりの気相の流入量を少なくす
る。
また、ハウジングを外部方向に螺出すれば、流量抑制
体に対する圧縮を少なくし、流量抑制体の密度を低くす
る。そのため、ハウジングへの単位時間当たりの気相の
流入量を多くすることができる。
このように、本発明はバルブボデーへのハウジングの
挿入量を調整し、気相の導入量を制御することによりエ
アゾール内容物の噴射量を任意に決定出来るものであ
る。そのため、エアゾール内容物の噴射動作はステムで
行い、噴射量調整動作はハウジングの回転によって行う
ものとなり、ステムの噴射動作が単位時間当たりの噴射
量に影響を及ぼすことがなく、エアゾール内容物の正確
な噴射量決定を可能にする。
また、エアゾール内容物の噴射量調整を、エアゾール
内容物が流通する流出口の大きさ調整により行うもので
はないから、高度の工作技術を必要とする事がない。ま
た、エアゾール内容物は流量抑制体を通過することが無
いから、流量抑制を塗料等の粘度の高いエアゾール内容
物にも、目詰り等の発生を生じる事なく正確に行う事が
できるものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれば、
(1)はバルブボデーで、エアゾール容器(2)の蓋体
(3)にシールガスケット(4)を介して固定し、下底
壁(5)の上面に、フエルト等の通気性弾性材で設けた
流量抑制体(6)を装着している。
この流量抑制体(6)と、エアゾール容器(2)内の
気相部(7)とを連通する気相流入孔(8)を、バルブ
ボデー(1)の下底壁(5)に形成する。そして、この
バルブボデー(1)内にハウジング(10)を螺着挿入
し、流量抑制体(6)を、ハウジング(10)下底の押圧
壁(11)で押圧圧縮可能とする。また、ハウジング(1
0)に、エアゾール容器(2)内の内容物と接続するデ
イップチューブ(12)を接続している。
このデイップチューブ(12)を、流量抑制体(6)を
貫通してエアゾール容器(2)内に挿入するとともにエ
アゾール容器(2)内部の気相部(7)と、流量抑制体
(6)を介して接続する気相導入孔(13)を、ハウジン
グ(10)の押圧壁(11)に開口する。
この気相導入孔(13)から導入される気相と、デイッ
プチューブ(12)から導入される内容物とを混合するハ
ウジング(10)内に、ステム(14)を発条(15)で外部
方向に付勢して挿入する。そして、このステム(14)の
オリフィス(16)を、バルブガスケット(17)により常
時は閉止し、ステム(14)押圧時にのみ開放し得るよう
にしている。また(18)はハウジング(10)の外周面と
バルブボデー(1)の内周面間に介装した、気密保持用
のオーリングである。
上述のごとく構成したものに於いて、エアゾール内容
物の噴射を行うには、ステム(14)を発条(15)の付勢
力に抗して押圧する。この押圧により、バルブガスケッ
ト(17)によるオリフィス(16)の閉止が解除されるか
ら、エアゾール内容物は、デイップチューブ(12)を介
してハウジング(10)内に流入する。
また、エアゾール容器(2)内の気相部(7)が、気
相流入孔(8)より流量抑制体(6)を介して、気相導
入孔(13)からハウジング(10)内に流入する。そし
て、エアゾール内容物と気相を混合した後、オリフィス
(16)から外部に噴射される。
このエアゾール内容物と気相との関係は、ハウジング
(10)内に気相が多く導入されればエアゾール内容物の
導入が抑制されて少なくなる。また、気相の導入が少な
くなれば、エアゾール内容物が多く導入され、エアゾー
ル内容物の噴射量が多いものとなる。
従って、ハウジング(10)への気相の導入量を制御す
ることにより、エアゾール内容物の噴射量を任意に調整
し得る物となる。このハウジング(10)への気相の導入
量の制御は、バルブボデー(1)内に螺着挿入したハウ
ジング(10)を挿入方向に螺入すれば、ハウジング(1
0)は通気性弾性材で設けた流量抑制体(6)を押圧圧
縮し、流量抑制体(6)の密度を高めるから、単位時間
当たりの気相の流量を少なくする。また、ハウジング
(10)を外部方向に螺出すれば、流量抑制体(6)に対
する圧縮を少なくし、流量抑制体(6)の密度を低くす
るから、単位時間当たりの気相の流量を多くすることが
できる。
このように、バルブボデー(1)へのハウジング(1
0)の挿入量を調整し、気相の導入量を制御することに
より、エアゾール内容物の噴射量を任意に決定出来る。
そのため、エアゾール内容物の噴射動作はステム(14)
で行い、噴射量調整動作はハウジング(10)の回転によ
って行うものとなり、ステム(14)の噴射動作が、エア
ゾール内容物の単位時間当たりの噴射量に影響を及ぼす
ことがなく、エアゾール内容物の正確な噴射量決定を可
能にする。
また、エアゾール内容物の噴射量調整を、エアゾール
内容物が流通する流出口の大きさ調整により行うもので
はない。そのため、高度の工作技術を必要とする事がな
いとともにエアゾール内容物の流量抑制を、塗料等の粘
度の高いエアゾール内容物にも、目詰り等の発生を生じ
る事なく正確に行う事ができる。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるから、エア
ゾール内容物の噴射動作はステムで行い、噴射量調整動
作はハウジングの回転によって別個に行うものとなり、
ステムの噴射動作が単位時間当たりの噴射量に影響を及
ぼすことがなく、エアゾール内容物の正確な噴射量決定
を可能にする。
また、エアゾール内容物の噴射量調整を、エアゾール
内容物が流通する流出口の大きさ調整により行うもので
はないから、高度の工作技術を必要とする事がない。
また、エアゾール内容物は流量抑制体を通過すること
が無く、気相のみが流量抑制体を通過するから、塗料等
の粘度の高いエアゾール内容物にも、目詰り等の発生を
生じる事なく流量抑制を正確に行う事ができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 (1)……バルブボデー (2)……エアゾール容器 (3)……蓋体 (4)……シールガスケット (6)……流量抑制体 (7)……気相部 (8)……気相流入孔 (10)……ハウジング (12)……デイップチューブ (13)……気相導入孔 (14)……ステム (15)……発条 (16)……オリフィス (17)……バルブガスケット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器の蓋体にシールガスケット
    を介して固定したバルブボデー内に、通気性弾性材で設
    けた流量抑制体を装着し、この流量抑制体とエアゾール
    容器内の気相部とを連通する気相流入孔を、バルブボデ
    ーの下底に形成し、このバルブボデー内に螺着挿入し流
    量抑制体を押圧圧縮可能としたハウジングに、エアゾー
    ル容器内の内容物と接続するデイップチューブを接続す
    るとともに流量抑制体を介してエアゾール容器内部の気
    相部と接続する気相導入孔を開口し、この気相導入孔か
    ら導入される気相と、デイップチューブから導入される
    内容物とを混合するハウジング内に、ステムを発条で外
    部方向に付勢して挿入し、このステムのオリフィスをバ
    ルブガスケットにより常時は閉止し、ステム押圧時にの
    み開放し得るようにした事を特徴とするエアゾールバル
    ブ。
  2. 【請求項2】流量抑制体はフエルトであることを特徴と
    する請求項1記載のエアゾールバルブ。
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JPS5850082Y2 (ja) * 1974-09-04 1983-11-15 フジワラ カツジ ウオ−タハンマカンシヨウキ
JPS6225230U (ja) * 1985-07-30 1987-02-16

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