JP2508447Y2 - スキュ―バダイビング装置のレギュレ―タ― - Google Patents
スキュ―バダイビング装置のレギュレ―タ―Info
- Publication number
- JP2508447Y2 JP2508447Y2 JP10415491U JP10415491U JP2508447Y2 JP 2508447 Y2 JP2508447 Y2 JP 2508447Y2 JP 10415491 U JP10415491 U JP 10415491U JP 10415491 U JP10415491 U JP 10415491U JP 2508447 Y2 JP2508447 Y2 JP 2508447Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- regulator
- valve
- medium
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスキューバダイビング装
置のレギュレーターに関するものである。
置のレギュレーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スキューバダイビング装置にはその心臓
部とも言われる重要なレギュレーターが備えられてい
る。該レギュレーターはタンクから噴出してくる高圧空
気をダイバーが潜水する深度の水圧と同じ圧力まで自動
的に減圧し、ダイバーの要求に応じて呼吸気を供給する
作用を成す。しかも、ダイバーが吸入動作をしない限
り、該レギュレーターは働かず、空気は送られない構造
となっていて、タンクの限られた空気を無駄にしないた
めに有効な役目を果たしている。
部とも言われる重要なレギュレーターが備えられてい
る。該レギュレーターはタンクから噴出してくる高圧空
気をダイバーが潜水する深度の水圧と同じ圧力まで自動
的に減圧し、ダイバーの要求に応じて呼吸気を供給する
作用を成す。しかも、ダイバーが吸入動作をしない限
り、該レギュレーターは働かず、空気は送られない構造
となっていて、タンクの限られた空気を無駄にしないた
めに有効な役目を果たしている。
【0003】図2は従来から使用されている2段減圧式
のシングルホース型レギュレーターであるが、ダイバー
が吸気しようとするならば、低圧ダイヤフラム(イ) がへ
こみ、低圧弁レバー(ロ) を押して第2段減圧弁(ハ) を開
く。第2段減圧弁(ハ) が開くと空気がダイバーの肺へ供
給されると同時に中圧室(ニ) の圧力バランスが崩れて減
圧調整スプリング(ホ) の力が第1段減圧弁(ヘ) を閉じよ
うとする力に打ち勝って弁座(ト) を押し戻し、高圧タン
ク(チ) から空気が中圧室(ニ) へ流れる。ダイバーが吸気
を止めると上記第2段減圧弁(ハ) 及び第1段減圧弁(ヘ)
は再び閉じて空気の流れを停止し、レギュレーターはこ
の作動を繰り返す。ここで、低圧ダイヤフラム(イ) は常
にダイバーが潜水する深度の水圧で押圧されているた
め、ダイバーの吸入する空気圧は水圧と等しくなってい
る。
のシングルホース型レギュレーターであるが、ダイバー
が吸気しようとするならば、低圧ダイヤフラム(イ) がへ
こみ、低圧弁レバー(ロ) を押して第2段減圧弁(ハ) を開
く。第2段減圧弁(ハ) が開くと空気がダイバーの肺へ供
給されると同時に中圧室(ニ) の圧力バランスが崩れて減
圧調整スプリング(ホ) の力が第1段減圧弁(ヘ) を閉じよ
うとする力に打ち勝って弁座(ト) を押し戻し、高圧タン
ク(チ) から空気が中圧室(ニ) へ流れる。ダイバーが吸気
を止めると上記第2段減圧弁(ハ) 及び第1段減圧弁(ヘ)
は再び閉じて空気の流れを停止し、レギュレーターはこ
の作動を繰り返す。ここで、低圧ダイヤフラム(イ) は常
にダイバーが潜水する深度の水圧で押圧されているた
め、ダイバーの吸入する空気圧は水圧と等しくなってい
る。
【0004】ところで、このように構成されているレギ
ュレーターはその構造・形態が精巧なことも原因して、
落下等による破損以外に自然故障を起こすことがあり、
それ故にダイバーの生命を危険にさらすことになる。該
レギュレーターの自然故障には空気漏れと水漏れがあっ
て、潜水中に故障しても呼吸を止めて浮上することは絶
対に出来ないことから補助タンクを備えたスキューバダ
イビング装置も知られている。しかし、このような補助
タンクを常に身に付けて潜水することは泳ぎにくく、不
便である。また上記中空室(ニ) から補助のマウスピース
を連結して構成したスキューバダイビング装置も知られ
ているが、同一レギュレーターを用いていることから、
該レギュレーターが故障した場合には全く役に立たな
い。
ュレーターはその構造・形態が精巧なことも原因して、
落下等による破損以外に自然故障を起こすことがあり、
それ故にダイバーの生命を危険にさらすことになる。該
レギュレーターの自然故障には空気漏れと水漏れがあっ
て、潜水中に故障しても呼吸を止めて浮上することは絶
対に出来ないことから補助タンクを備えたスキューバダ
イビング装置も知られている。しかし、このような補助
タンクを常に身に付けて潜水することは泳ぎにくく、不
便である。また上記中空室(ニ) から補助のマウスピース
を連結して構成したスキューバダイビング装置も知られ
ているが、同一レギュレーターを用いていることから、
該レギュレーターが故障した場合には全く役に立たな
い。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】このように上記レギ
ュレーターが故障した場合、ダイバーの生命を失うこと
にもなることから、本考案は従来の補助タンクを用いる
ことなしに、上記非常事態に対処することの出来るレギ
ュレーターを提供する。
ュレーターが故障した場合、ダイバーの生命を失うこと
にもなることから、本考案は従来の補助タンクを用いる
ことなしに、上記非常事態に対処することの出来るレギ
ュレーターを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のレギュレーター
は高圧部の第1段減圧弁を有す高圧部弁を2個形成した
ことに特徴を有すもので、いずれの高圧部弁を使用して
もタンクから高圧空気を吸入することが出来る構造とな
っている。すなわち、スキューバダイビング装置の高圧
タンクのバルブに接続されるレギュレーターであって、
中圧ホースを接続して低圧部となるマウスピースへ中圧
空気を送る高圧部において、該高圧部には第1段減圧弁
を有す2個の高圧部弁を並設し、各々の高圧部弁の出口
にマウスピースの中圧ホースと補助のマウスピースの中
圧ホースを連結して構成する。
は高圧部の第1段減圧弁を有す高圧部弁を2個形成した
ことに特徴を有すもので、いずれの高圧部弁を使用して
もタンクから高圧空気を吸入することが出来る構造とな
っている。すなわち、スキューバダイビング装置の高圧
タンクのバルブに接続されるレギュレーターであって、
中圧ホースを接続して低圧部となるマウスピースへ中圧
空気を送る高圧部において、該高圧部には第1段減圧弁
を有す2個の高圧部弁を並設し、各々の高圧部弁の出口
にマウスピースの中圧ホースと補助のマウスピースの中
圧ホースを連結して構成する。
【0007】そこで、潜水中に高圧部における一方の高
圧部弁が故障したならば、切換え弁の切換えによって簡
単に高圧部弁を変更出来が、前以て補助のマウスピース
を別の高圧部弁に連結しておき、非常時には補助マウス
ピースを使用する。以下、本考案に係る実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
圧部弁が故障したならば、切換え弁の切換えによって簡
単に高圧部弁を変更出来が、前以て補助のマウスピース
を別の高圧部弁に連結しておき、非常時には補助マウス
ピースを使用する。以下、本考案に係る実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1a、bは本考案のレギュレーターの高圧
部を示す実施例である。低圧部に関しては前記図2にて
示したものでもよく、その構造は限定しない。同図に示
すごとく、中圧室1a、1bが仕切り2を間にして形成
され、さらに該中圧室1a、1bを仕切って高圧室3
a、3bを設けており、中圧室1と高圧室3を第1段減
圧弁4が貫通している。第1段減圧弁4はその先端5が
出口6の付近まで伸び、途中には弁座7を形成し、頭8
はダイヤフラム9に当接しており、弁座7はスプリング
10のバネ力により仕切り11に押圧されている。該弁
座7は仕切り11に押圧されることにより、仕切り11
に形成した空気孔12を閉じることにより、高圧室3に
充填されている高圧空気が中圧室1へ流れ込むことを阻
止している。
部を示す実施例である。低圧部に関しては前記図2にて
示したものでもよく、その構造は限定しない。同図に示
すごとく、中圧室1a、1bが仕切り2を間にして形成
され、さらに該中圧室1a、1bを仕切って高圧室3
a、3bを設けており、中圧室1と高圧室3を第1段減
圧弁4が貫通している。第1段減圧弁4はその先端5が
出口6の付近まで伸び、途中には弁座7を形成し、頭8
はダイヤフラム9に当接しており、弁座7はスプリング
10のバネ力により仕切り11に押圧されている。該弁
座7は仕切り11に押圧されることにより、仕切り11
に形成した空気孔12を閉じることにより、高圧室3に
充填されている高圧空気が中圧室1へ流れ込むことを阻
止している。
【0009】又上記ダイヤフラム9を一種の仕切り板と
して減圧調整スプリング13が設けられ、該減圧調整ス
プリング13のバネ力はダイヤフラム9に作用し、該ダ
イヤフラム9にはさらに水圧が加わって、中圧室1の圧
力とバランスしている。この高圧部弁の構造は前記図2
の場合と同じであり、低圧部中圧室の圧力が空気の吸入
により低下すれば、中圧ホースにて連結している高圧部
中圧室1の圧力も低下してダイヤフラム9の左右におけ
る圧力バランスが崩れて、水圧により変形する。そのた
め第1段減圧弁4は僅かに動いて弁座7は空気孔12を
開口し、高圧室3から中圧室1へ空気が流れ込む。
して減圧調整スプリング13が設けられ、該減圧調整ス
プリング13のバネ力はダイヤフラム9に作用し、該ダ
イヤフラム9にはさらに水圧が加わって、中圧室1の圧
力とバランスしている。この高圧部弁の構造は前記図2
の場合と同じであり、低圧部中圧室の圧力が空気の吸入
により低下すれば、中圧ホースにて連結している高圧部
中圧室1の圧力も低下してダイヤフラム9の左右におけ
る圧力バランスが崩れて、水圧により変形する。そのた
め第1段減圧弁4は僅かに動いて弁座7は空気孔12を
開口し、高圧室3から中圧室1へ空気が流れ込む。
【0010】ところで、高圧部には出口6a、6bが2
ケ所に設けられていて、マウスピースから伸びた中圧ホ
ースは出口6aに接続され、出口6bには補助のマウス
ピースが接続される。又この高圧部には入口14を有
し、該入口14は高圧室3a、3bに連通し、タンクの
圧縮空気を該高圧室3a、3bへ導き入れる。高圧室3
はタンクの内圧と同一になっているが、該高圧室3から
空気孔12を通過して中圧室1へ流れた空気は減圧さ
れ、中圧ホースを通って低圧部のマウスピースへ導かれ
る。そして該低圧部では第2段減圧弁によってさらに減
圧されて吸い込まれる。
ケ所に設けられていて、マウスピースから伸びた中圧ホ
ースは出口6aに接続され、出口6bには補助のマウス
ピースが接続される。又この高圧部には入口14を有
し、該入口14は高圧室3a、3bに連通し、タンクの
圧縮空気を該高圧室3a、3bへ導き入れる。高圧室3
はタンクの内圧と同一になっているが、該高圧室3から
空気孔12を通過して中圧室1へ流れた空気は減圧さ
れ、中圧ホースを通って低圧部のマウスピースへ導かれ
る。そして該低圧部では第2段減圧弁によってさらに減
圧されて吸い込まれる。
【0011】このように、高圧部は第1段減圧弁4a、
4bを並設し、各々の高圧部弁の出口6a、6bに中圧
ホースを接続しているが、補助のマウスピースを装着す
ることなく、該中圧ホースと両出口6a、6bの間に切
換え弁を介在し、切換え弁の操作でもっていずれの高圧
部弁からでも中圧空気を供給可能とするよう構成出来
る。上記切換え弁はエヤー回路では周知の技術である故
に、ここでは詳細な説明を省略する。以上述べたよう
に、本考案のレギュレーターはその高圧部を2個の第1
段減圧弁を持った高圧部弁を並設して構成したもので、
次のような効果を得ることが出来る。
4bを並設し、各々の高圧部弁の出口6a、6bに中圧
ホースを接続しているが、補助のマウスピースを装着す
ることなく、該中圧ホースと両出口6a、6bの間に切
換え弁を介在し、切換え弁の操作でもっていずれの高圧
部弁からでも中圧空気を供給可能とするよう構成出来
る。上記切換え弁はエヤー回路では周知の技術である故
に、ここでは詳細な説明を省略する。以上述べたよう
に、本考案のレギュレーターはその高圧部を2個の第1
段減圧弁を持った高圧部弁を並設して構成したもので、
次のような効果を得ることが出来る。
【0012】
【考案の効果】本考案のレギュレーターはその高圧部側
に2個の高圧部弁を設けたものであり、仮に片方の高圧
部弁が故障しても、他の高圧部弁を使用することが出来
る。2個の高圧部弁が同時に故障するケースは極めて少
なく、高圧部弁の故障による非常事態に対し、何ら問題
なく対処し得る。それに、高圧部弁を2個設けることは
ダイビングに何ら支障なく、不便を感じることもない。
特に、両高圧部弁の出口に中圧ホースと補助のマウスピ
ースを連結しておくことにより、非常時での行動をあわ
てることなく行うことが出来る。
に2個の高圧部弁を設けたものであり、仮に片方の高圧
部弁が故障しても、他の高圧部弁を使用することが出来
る。2個の高圧部弁が同時に故障するケースは極めて少
なく、高圧部弁の故障による非常事態に対し、何ら問題
なく対処し得る。それに、高圧部弁を2個設けることは
ダイビングに何ら支障なく、不便を感じることもない。
特に、両高圧部弁の出口に中圧ホースと補助のマウスピ
ースを連結しておくことにより、非常時での行動をあわ
てることなく行うことが出来る。
【図1】本考案のレギュレーターに用いる高圧部弁を示
す実施例
す実施例
【図2】従来型式のレギュレーター
1 中圧室 2 仕切り 3 高圧室 4 第1段減圧弁 5 先端 6 出口 7 弁座 8 頭 9 ダイヤフラム 10 スプリング 11 仕切り 12 空気孔 13 減圧調整スプリング 14 入口
Claims (1)
- 【請求項1】 スキューバダイビング装置の高圧タンク
のバルブに接続されるレギュレーターであって、中圧ホ
ースを接続して低圧部となるマウスピースへ中圧空気を
送る高圧部において、該高圧部には第1段減圧弁を有す
2個の高圧部弁を並設し、各々の高圧部弁の出口にマウ
スピースの中圧ホースと補助のマウスピースの中圧ホー
スを連結したことを特徴とするスキューバダイビング装
置のレギュレーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10415491U JP2508447Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | スキュ―バダイビング装置のレギュレ―タ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10415491U JP2508447Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | スキュ―バダイビング装置のレギュレ―タ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544795U JPH0544795U (ja) | 1993-06-15 |
JP2508447Y2 true JP2508447Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=14373150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10415491U Expired - Lifetime JP2508447Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | スキュ―バダイビング装置のレギュレ―タ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508447Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP10415491U patent/JP2508447Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0544795U (ja) | 1993-06-15 |
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