JP2506832B2 - 色信号処理回路 - Google Patents
色信号処理回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機の色信号処理回路、と
りわけ、白黒放送の受信時における色ノイズを除去する
回路に関するものである。
りわけ、白黒放送の受信時における色ノイズを除去する
回路に関するものである。
従来の技術 従来のカラーテレビの受像機では、色信号処理回路が
動作している状態で白黒放送を受信した時、例えば、輝
度信号の3.58MHz±0.5MHzの成分や雑音成分が色信号処
理回路に混入し、画面の白黒画像に色ノイズが現れ、画
質を劣化させることを問題としていた。そのため、色信
号処理回路内にカラーキラー回路を内蔵し、白黒放送の
受信状態を検出して、色信号用の増幅回路のゲインを低
下させ、色ノイズを除去することがなされていた。
動作している状態で白黒放送を受信した時、例えば、輝
度信号の3.58MHz±0.5MHzの成分や雑音成分が色信号処
理回路に混入し、画面の白黒画像に色ノイズが現れ、画
質を劣化させることを問題としていた。そのため、色信
号処理回路内にカラーキラー回路を内蔵し、白黒放送の
受信状態を検出して、色信号用の増幅回路のゲインを低
下させ、色ノイズを除去することがなされていた。
第３図は、カラーキラー回路を含む従来の色信号処理
回路のブロック構成図である。第３図において、１は色
信号が入力される入力端子、２は色信号を所定レベルに
増幅するための利得制御機能を有した帯域増幅回路（以
下、ACCアンプという）、３は色信号の飽和度を調整す
るための飽和度調節回路、４は色信号を復調して色差信
号を得るための色信号復調回路、５はバーストゲートパ
ルスに同期してバースト信号の大きさを検出するACC検
波回路、６はバースト信号と副搬送波の入力によってバ
ースト信号を同期検波し、バースト信号の存在を検出す
るためのカラーキラー検波回路、７は副搬送波信号を発
生するPLL方式の電圧制御発振器（以下、VCOという）、
８は復調出力端子、９はバースト信号を抜き取るために
用いるバーストゲートパルスを入力する端子である。
回路のブロック構成図である。第３図において、１は色
信号が入力される入力端子、２は色信号を所定レベルに
増幅するための利得制御機能を有した帯域増幅回路（以
下、ACCアンプという）、３は色信号の飽和度を調整す
るための飽和度調節回路、４は色信号を復調して色差信
号を得るための色信号復調回路、５はバーストゲートパ
ルスに同期してバースト信号の大きさを検出するACC検
波回路、６はバースト信号と副搬送波の入力によってバ
ースト信号を同期検波し、バースト信号の存在を検出す
るためのカラーキラー検波回路、７は副搬送波信号を発
生するPLL方式の電圧制御発振器（以下、VCOという）、
８は復調出力端子、９はバースト信号を抜き取るために
用いるバーストゲートパルスを入力する端子である。
そして、カラー放送受信時は、帯域制限フィルタを経
た色信号が入力端子１に入力されると、ACCアンプ２は
この色信号を増幅し、飽和度調節回路３を経た色信号中
のバースト信号をバーストゲートパルスに応じて抜き取
り、そのバースト信号レベルをACC検波回路５が検出す
る。そして、ACC検波回路５は、バースト信号のレベル
がほぼ一定になるように、その検出レベルに応じてACC
アンプ２の利得を制御し、色信号の振幅を所定のレベル
に制御する。
た色信号が入力端子１に入力されると、ACCアンプ２は
この色信号を増幅し、飽和度調節回路３を経た色信号中
のバースト信号をバーストゲートパルスに応じて抜き取
り、そのバースト信号レベルをACC検波回路５が検出す
る。そして、ACC検波回路５は、バースト信号のレベル
がほぼ一定になるように、その検出レベルに応じてACC
アンプ２の利得を制御し、色信号の振幅を所定のレベル
に制御する。
色信号復調回路４は、所定のレベルに制御された色信
号と、VCO7で発生した副搬送波信号が所定の位相で入力
され、これら２つの信号で復調動作を行い、その結果得
られた色差信号を復調出力端子８に出力する。
号と、VCO7で発生した副搬送波信号が所定の位相で入力
され、これら２つの信号で復調動作を行い、その結果得
られた色差信号を復調出力端子８に出力する。
カラーキラー検波回路６は、端子９から入力されるバ
ーストゲートパルスに同期して色信号中のバースト信号
を抜き取りながら受信し、入力されるVCO7の副搬送波信
号とバースト信号との同期検波を行い、バースト信号の
有無を検出する。そして、白黒放送の受信によって、バ
ースト信号が無くなると、カラーキラー検波回路６の検
出信号によって、飽和度調節回路３の利得を低下させ
る。これによって、輝度信号成分や雑音成分が色信号復
調回路４に入力される信号レベルを抑制し、復調出力端
子８に出力される色ノイズを抑圧する。
ーストゲートパルスに同期して色信号中のバースト信号
を抜き取りながら受信し、入力されるVCO7の副搬送波信
号とバースト信号との同期検波を行い、バースト信号の
有無を検出する。そして、白黒放送の受信によって、バ
ースト信号が無くなると、カラーキラー検波回路６の検
出信号によって、飽和度調節回路３の利得を低下させ
る。これによって、輝度信号成分や雑音成分が色信号復
調回路４に入力される信号レベルを抑制し、復調出力端
子８に出力される色ノイズを抑圧する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の構成では、白黒放送を受信
した場合、ACC検波回路５で検出するバースト信号レベ
ルが低下するから、ACCアンプ２の利得が最大となり、
入力端子１に入力される雑音成分が微小であっても、AC
Cアンプ２の出力における雑音レベルは非常に大きくな
る。このような状態にあっても、カラーキラー検波回路
６を含むカラーキラー回路の働きによって、飽和度調節
回路３の利得を抑制するので、色信号復調回路４には雑
音が直接入力されることはない。ところが、上述のよう
に雑音がACCアンプ２の最大利得で増幅されると、配線
間の寄生容量による結合によって、色信号復調回路２に
混入し、色信号復調回路２の出力から色ノイズを発生す
ることが問題であった。そして、マスクレイアウトの都
合によって、回路の配線が繁雑となる半導体集積回路の
内部に、このような色信号処理回路を集積化した際、上
述の問題が顕著に現れていた。
した場合、ACC検波回路５で検出するバースト信号レベ
ルが低下するから、ACCアンプ２の利得が最大となり、
入力端子１に入力される雑音成分が微小であっても、AC
Cアンプ２の出力における雑音レベルは非常に大きくな
る。このような状態にあっても、カラーキラー検波回路
６を含むカラーキラー回路の働きによって、飽和度調節
回路３の利得を抑制するので、色信号復調回路４には雑
音が直接入力されることはない。ところが、上述のよう
に雑音がACCアンプ２の最大利得で増幅されると、配線
間の寄生容量による結合によって、色信号復調回路２に
混入し、色信号復調回路２の出力から色ノイズを発生す
ることが問題であった。そして、マスクレイアウトの都
合によって、回路の配線が繁雑となる半導体集積回路の
内部に、このような色信号処理回路を集積化した際、上
述の問題が顕著に現れていた。
本発明の色信号処理回路は、上述の問題点を鑑みてな
されたもので、白黒放送時の色信号復調回路の出力に現
れる色ノイズを十分に抑圧することを目的とする。
されたもので、白黒放送時の色信号復調回路の出力に現
れる色ノイズを十分に抑圧することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明の色信号処理回路は、色信号を所定レベルに増
幅するための利得制御の可能なACCアンプ（２）と、前
記ACCアンプの出力信号中のバースト信号を検出しその
検出レベルに応じて前記ACCアンプの利得を制御するACC
検波回路（５）と、エミッタ回路に定電流源（51および
53）を有しベースに入力される前記ACCアンプの出力信
号を増幅して増幅した信号をコレクタより出力する入力
トランジスタ（39,42および43,46）を用いた差動回路な
らびに、前記差動回路の各出力が夫々のエミッタ回路に
結合され各ベースに副搬送波信号が入力される２重平衡
型差動増幅回路（30〜33および35〜38）によって構成さ
れ、前記入力トランジスタの出力と前記副搬送波信号の
入力によって復調動作する色信号復調回路（４）と、コ
レクタおよびエミッタが前記入力トランジスタのコレク
タおよびエミッタと夫々共通に接続されブランキング制
御用のトランジスタ（40,41および44,45）と、前記バー
スト信号を検波するカラーキラー検波回路（６）と、前
記カラーキラー検波回路の平滑出力を所定電位と比較し
て前記バースト信号のレベルの低下を検出するキラー電
圧検出回路（10）とを備え、前記キラー電圧検出回路の
検出信号に応じて前記ブランキング制御用のトランジス
タのベース電位をスイッチング制御する構成である。
幅するための利得制御の可能なACCアンプ（２）と、前
記ACCアンプの出力信号中のバースト信号を検出しその
検出レベルに応じて前記ACCアンプの利得を制御するACC
検波回路（５）と、エミッタ回路に定電流源（51および
53）を有しベースに入力される前記ACCアンプの出力信
号を増幅して増幅した信号をコレクタより出力する入力
トランジスタ（39,42および43,46）を用いた差動回路な
らびに、前記差動回路の各出力が夫々のエミッタ回路に
結合され各ベースに副搬送波信号が入力される２重平衡
型差動増幅回路（30〜33および35〜38）によって構成さ
れ、前記入力トランジスタの出力と前記副搬送波信号の
入力によって復調動作する色信号復調回路（４）と、コ
レクタおよびエミッタが前記入力トランジスタのコレク
タおよびエミッタと夫々共通に接続されブランキング制
御用のトランジスタ（40,41および44,45）と、前記バー
スト信号を検波するカラーキラー検波回路（６）と、前
記カラーキラー検波回路の平滑出力を所定電位と比較し
て前記バースト信号のレベルの低下を検出するキラー電
圧検出回路（10）とを備え、前記キラー電圧検出回路の
検出信号に応じて前記ブランキング制御用のトランジス
タのベース電位をスイッチング制御する構成である。
作 用 上記の構成により、カラー放送の受信状態では、ACC
アンプ２はACC検波回路５の制御によって、色信号が所
定レベルになるように増幅する。すると、その色信号中
のバースト信号を検波するカラーキラー検波回路６の出
力レベルが大きくなり、キ電圧検出回路10が動作しない
ので、ブランキング制御用のトランジスタ（40,41およ
び44,45）が遮断状態となって、それらと並列接続され
た色信号復調回路４内の入力トランジスタ（39,42およ
び43,46）を作動状態にするので、色信号復調回路４は
通常の復調動作を行って色差信号を出力する。
アンプ２はACC検波回路５の制御によって、色信号が所
定レベルになるように増幅する。すると、その色信号中
のバースト信号を検波するカラーキラー検波回路６の出
力レベルが大きくなり、キ電圧検出回路10が動作しない
ので、ブランキング制御用のトランジスタ（40,41およ
び44,45）が遮断状態となって、それらと並列接続され
た色信号復調回路４内の入力トランジスタ（39,42およ
び43,46）を作動状態にするので、色信号復調回路４は
通常の復調動作を行って色差信号を出力する。
もし、白黒放送の受信状態になると、カラーキラー検
波回路６の検波出力レベルが低下し、キラー電圧検出回
路10は、ACCアンプ２出力信号中にバースト信号が無い
ことを検出し、その検出信号でブランキング制御用のト
ランジスタ（40,41および44,45）を導通させて、入力ト
ランジスタ（39,42および43,46）を遮断状態にし、ブラ
ンキング制御を行う。この時、回路電流を設定する定電
流源の電流をブランキング制御用のトランジスタの導通
によって迂回させて２種平衡型差動増幅回路に供給する
ので、入力トランジスタを遮断状態にしても復調出力の
直流動作レベルが変動する弊害を起こさない。
波回路６の検波出力レベルが低下し、キラー電圧検出回
路10は、ACCアンプ２出力信号中にバースト信号が無い
ことを検出し、その検出信号でブランキング制御用のト
ランジスタ（40,41および44,45）を導通させて、入力ト
ランジスタ（39,42および43,46）を遮断状態にし、ブラ
ンキング制御を行う。この時、回路電流を設定する定電
流源の電流をブランキング制御用のトランジスタの導通
によって迂回させて２種平衡型差動増幅回路に供給する
ので、入力トランジスタを遮断状態にしても復調出力の
直流動作レベルが変動する弊害を起こさない。
そして、色信号復調回路４のを構成する入力トランジ
スタの差動状態を停止させてブランキング制御するた
め、色信号復調回路４の入力端に接続された色信号用の
配線に誘導雑音が混入しても、色信号復調回路４の出力
端における色ノイズを十分に抑圧する。
スタの差動状態を停止させてブランキング制御するた
め、色信号復調回路４の入力端に接続された色信号用の
配線に誘導雑音が混入しても、色信号復調回路４の出力
端における色ノイズを十分に抑圧する。
実施例 以下、本発明の一実施例に係わる色信号処理回路につ
いて、図面を参照しながら説明する。
いて、図面を参照しながら説明する。
第１図において、１は色信号が入力される入力端子、
２は色信号を所定レベルに増幅するための利得制御機能
を有したACCアンプ、３は色信号の飽和度を調整するた
めの飽和度調節回路、４は色信号を復調して色差信号を
得るための色信号復調回路、５はバーストゲートパルス
に同期してバースト信号の大きさを検出するACC検波回
路、６はバースト信号と副搬送波信号の入力によってバ
ースト信号を同期検波し、バースト信号の存在を検出す
るためのカラーキラー検波回路、７は副搬送波信号を発
生するVCO、８は復調出力端子、９はバーストゲートパ
ルスの入力用端子、10はキラー電圧検出回路、11はブラ
ンキング制御回路である。そして、白黒放送の受信状態
では、キラー電圧検出回路10がカラーキラー検波回路６
の出力レベルを検出し、その検出信号に基づいて、映像
期間中、色信号復調回路４をブランキング動作させる。
２は色信号を所定レベルに増幅するための利得制御機能
を有したACCアンプ、３は色信号の飽和度を調整するた
めの飽和度調節回路、４は色信号を復調して色差信号を
得るための色信号復調回路、５はバーストゲートパルス
に同期してバースト信号の大きさを検出するACC検波回
路、６はバースト信号と副搬送波信号の入力によってバ
ースト信号を同期検波し、バースト信号の存在を検出す
るためのカラーキラー検波回路、７は副搬送波信号を発
生するVCO、８は復調出力端子、９はバーストゲートパ
ルスの入力用端子、10はキラー電圧検出回路、11はブラ
ンキング制御回路である。そして、白黒放送の受信状態
では、キラー電圧検出回路10がカラーキラー検波回路６
の出力レベルを検出し、その検出信号に基づいて、映像
期間中、色信号復調回路４をブランキング動作させる。
第２図は、第１図の要部の具体的な回路構成を示す。
第２図において、12はACCアンプ２で増幅された色信号
が入力される入力端子、13は平滑用のコンデンサ、18は
動作電流を設定する電流源、19は所定の基準電圧を発生
する電圧源、20,22は抵抗である。そして、トランジス
タ14〜17とトランジスタ21で構成する差動回路が第１図
のキラー電圧検出回路10に相当する。
第２図において、12はACCアンプ２で増幅された色信号
が入力される入力端子、13は平滑用のコンデンサ、18は
動作電流を設定する電流源、19は所定の基準電圧を発生
する電圧源、20,22は抵抗である。そして、トランジス
タ14〜17とトランジスタ21で構成する差動回路が第１図
のキラー電圧検出回路10に相当する。
コンデンサ13は、カラーキラー検波回路６の検波出力
信号が入力され、その信号を平滑する。差動回路14〜17
は、電圧源19の所定の基準電圧とその平滑出力を比較
し、バースト信号の入力によってカラーキラー検波回路
６の平滑出力が電圧源19の電圧より大きくなると、トラ
ンジスタ16,17がオフ状態となって、トランジスタ21の
コレクタ出力をローレベルにする。逆に、バースト信号
が無くなると、カラーキラー検波回路６の平滑出力が下
がり、トランジスタ16,17がオン状態となって、トラン
ジスタ21のコレクタ出力をハイレベルにする。
信号が入力され、その信号を平滑する。差動回路14〜17
は、電圧源19の所定の基準電圧とその平滑出力を比較
し、バースト信号の入力によってカラーキラー検波回路
６の平滑出力が電圧源19の電圧より大きくなると、トラ
ンジスタ16,17がオフ状態となって、トランジスタ21の
コレクタ出力をローレベルにする。逆に、バースト信号
が無くなると、カラーキラー検波回路６の平滑出力が下
がり、トランジスタ16,17がオン状態となって、トラン
ジスタ21のコレクタ出力をハイレベルにする。
色信号復調回路は、抵抗47,48を介してエミッタを共
通接続した入力トランジスタ39,42で成す差動回路と、
そのコレクタ出力に接続された２重平衡型差動増幅回路
30〜33ならびに、抵抗49,50を介してエミッタを共通接
続した入力トランジスタ43,46で成す差動回路と、その
コレクタ出力に接続された２重平衡型差動増幅回路35〜
38から成り、回路電流は入力トランジスタ39,42ならび
に43,46のエミッタ回路に設けられた定電流値51,53によ
って設定する。そして、トランジスタ42,43のベースは
所定の基準電圧源52でバイアスされ、入力端子12から入
力される色信号をトランジスタ39,46から入力する。VCO
7で発生する副搬送波信号は、バースト信号に対して所
定の位相関係を持たせ、端子57と58との間と、端子59と
60との間に入力される。そして、色信号と副搬送波信号
の入力によって復調動作し、復調出力端子54からＲ−Ｙ
信号を出力し、復調出力端子56からＢ−Ｙ信号を出力
し、それらの反転信号を合成したＧ−Ｙ信号を復調出力
端子55から出力する。ただし、上記のことははトランジ
スタ40,41,44,45がオフ状態の時の動作である。
通接続した入力トランジスタ39,42で成す差動回路と、
そのコレクタ出力に接続された２重平衡型差動増幅回路
30〜33ならびに、抵抗49,50を介してエミッタを共通接
続した入力トランジスタ43,46で成す差動回路と、その
コレクタ出力に接続された２重平衡型差動増幅回路35〜
38から成り、回路電流は入力トランジスタ39,42ならび
に43,46のエミッタ回路に設けられた定電流値51,53によ
って設定する。そして、トランジスタ42,43のベースは
所定の基準電圧源52でバイアスされ、入力端子12から入
力される色信号をトランジスタ39,46から入力する。VCO
7で発生する副搬送波信号は、バースト信号に対して所
定の位相関係を持たせ、端子57と58との間と、端子59と
60との間に入力される。そして、色信号と副搬送波信号
の入力によって復調動作し、復調出力端子54からＲ−Ｙ
信号を出力し、復調出力端子56からＢ−Ｙ信号を出力
し、それらの反転信号を合成したＧ−Ｙ信号を復調出力
端子55から出力する。ただし、上記のことははトランジ
スタ40,41,44,45がオフ状態の時の動作である。
トランジスタ40,41,44,45は、第１図のブランキング
制御回路に相当し、入力トランジスタ39,42,43,46と夫
々並列接続され、キラー電圧検出回路10の出力であるト
ランジスタ21のコレクタ出力によって制御される。
制御回路に相当し、入力トランジスタ39,42,43,46と夫
々並列接続され、キラー電圧検出回路10の出力であるト
ランジスタ21のコレクタ出力によって制御される。
上述したように、カラーキラー検波回路６がバースト
信号を検出して、トランジスタ21のコレクタ出力がロー
レベルの時は、入力トランジス39,42,43,46を遮断状態
にして、色信号復調回路の入力トランジスタ39,42,43,4
6を動作状態にする。そして、白黒放送の受信状態の
時、バースト信号が入力端子12から入力されなくなり、
カラーキラー検波回路６の平滑出力が低下すると、トラ
ンジスタ21のコレクタ出力がハイレベルになり、トラン
ジスタ40,41,44,45を動作状態に、入力トランジスタ39,
42,43,46を遮断状態にさせて、色信号復調回路をブラン
キング動作させる。従って、回路の配線が繁雑となる半
導体集積回路内に、上述の回路を集積化しても、白黒放
送受信時の色ノイズを十分に抑圧できる。
信号を検出して、トランジスタ21のコレクタ出力がロー
レベルの時は、入力トランジス39,42,43,46を遮断状態
にして、色信号復調回路の入力トランジスタ39,42,43,4
6を動作状態にする。そして、白黒放送の受信状態の
時、バースト信号が入力端子12から入力されなくなり、
カラーキラー検波回路６の平滑出力が低下すると、トラ
ンジスタ21のコレクタ出力がハイレベルになり、トラン
ジスタ40,41,44,45を動作状態に、入力トランジスタ39,
42,43,46を遮断状態にさせて、色信号復調回路をブラン
キング動作させる。従って、回路の配線が繁雑となる半
導体集積回路内に、上述の回路を集積化しても、白黒放
送受信時の色ノイズを十分に抑圧できる。
発明の効果 以上のように本発明の色信号処理回路によれば、カラ
ー放送受信時には、通常の復調動作によって色差信号を
出力することができ、白黒放送受信時には、色差信号復
調回路を構成する入力トランジスタに並列接続されたブ
ランキング制御用のトランジスタを導通することによっ
て、その入力トランジスタの作動状態を停止するから、
色信号復調回路の入力端の配線に誘導雑音が混入して
も、復調出力における色ノイズを確実に抑圧できるとい
う格別の効果を奏する。
ー放送受信時には、通常の復調動作によって色差信号を
出力することができ、白黒放送受信時には、色差信号復
調回路を構成する入力トランジスタに並列接続されたブ
ランキング制御用のトランジスタを導通することによっ
て、その入力トランジスタの作動状態を停止するから、
色信号復調回路の入力端の配線に誘導雑音が混入して
も、復調出力における色ノイズを確実に抑圧できるとい
う格別の効果を奏する。
第１図は本発明の一実施例に係わる色信号処理回路のブ
ロック構成図、第２図は第１図の要部を示す回路図、第
３図は従来の色信号処理回路のブロック構成図である。 １……入力端子、２……ACCアンプ、３……飽和度調節
回路、４……色信号復調回路、５……ACC検波回路、６
……カラーキラー検波回路、７……VCO、８……復調出
力端子、９……バーストゲートパルスの入力端子、10…
…キラー電圧検出回路、39,46……入力トランジスタ。
ロック構成図、第２図は第１図の要部を示す回路図、第
３図は従来の色信号処理回路のブロック構成図である。 １……入力端子、２……ACCアンプ、３……飽和度調節
回路、４……色信号復調回路、５……ACC検波回路、６
……カラーキラー検波回路、７……VCO、８……復調出
力端子、９……バーストゲートパルスの入力端子、10…
…キラー電圧検出回路、39,46……入力トランジスタ。
Claims (1)
- 【請求項１】色信号を所定レベルに増幅するための利得
制御の可能なACCアンプと、前記ACCアンプの出力信号中
のバースト信号を検出しその検出レベルに応じて前記AC
Cアンプの利得を制御するACC検波回路と、 エミッタ回路に定電流源を有しベースに入力される前記
ACCアンプの出力信号を増幅して増幅した信号をコレク
タより出力する入力トランジスタを用いた差動回路なら
びに、前記差動回路の各出力が夫々のエミッタ回路に結
合され各ベースに副搬送波信号が入力される２重平衡型
差動増幅回路によって構成され、前記入力トランジスタ
の出力と前記副搬送波信号の入力によって復調動作する
色信号復調回路と、 コレクタおよびエミッタが前記入力トランジスタのコレ
クタおよびエミッタと共々共通に接続されたブランキン
グ制御用のトランジスタと、 前記バースト信号を検波するカラーキラー検波回路と、 前記カラーキラー検波回路の平滑出力を所定電位と比較
して前記バースト信号のレベルの低下を検出するキラー
電圧検出回路とを備え、 前記キラー電圧検出回路の検出信号に応じて前記ブラン
キング制御用のトランジスタのベース電位をスイッチン
グ制御することを特徴とする色信号処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62270677A JP2506832B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 色信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62270677A JP2506832B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 色信号処理回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01114187A JPH01114187A (ja) | 1989-05-02 |
| JP2506832B2 true JP2506832B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=17489408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62270677A Expired - Lifetime JP2506832B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 色信号処理回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506832B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3466599A4 (en) | 2016-05-23 | 2019-07-24 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | DEVICE AND METHOD FOR LASER WELDING |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4919621U (ja) * | 1972-05-23 | 1974-02-19 | ||
| JPS5032170A (ja) * | 1973-07-23 | 1975-03-28 |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP62270677A patent/JP2506832B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01114187A (ja) | 1989-05-02 |
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