JP2505780Y2 - 噴出型玩具花火の逆噴射防止構造 - Google Patents
噴出型玩具花火の逆噴射防止構造Info
- Publication number
- JP2505780Y2 JP2505780Y2 JP1989112491U JP11249189U JP2505780Y2 JP 2505780 Y2 JP2505780 Y2 JP 2505780Y2 JP 1989112491 U JP1989112491 U JP 1989112491U JP 11249189 U JP11249189 U JP 11249189U JP 2505780 Y2 JP2505780 Y2 JP 2505780Y2
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- Japan
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- paper tube
- tube
- jet
- paper
- packing
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、紙管の先端から炎,火粉または火花を噴出
するようにした玩具花火であって、特に手で持って使用
する噴出型玩具花火に有効な改良構造に関する。
するようにした玩具花火であって、特に手で持って使用
する噴出型玩具花火に有効な改良構造に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の筒状の噴出型玩具花火であって、炎噴
射時の下方への逆噴射を防止するためにいろいろ工夫が
なされており、例えば、実開昭56-23900号のマイクロフ
ィルムに開示されるものが有る。
射時の下方への逆噴射を防止するためにいろいろ工夫が
なされており、例えば、実開昭56-23900号のマイクロフ
ィルムに開示されるものが有る。
すなわち、上記玩具用花火は、第3図に示されるよう
に、紙管a内に充填された発光燃焼剤bの下側に密封栓
cを圧入し、更に該密封栓cの下側に、下部に外側に広
がった複数の爪を有する爪栓dを同じく圧入した構成か
らなる。
に、紙管a内に充填された発光燃焼剤bの下側に密封栓
cを圧入し、更に該密封栓cの下側に、下部に外側に広
がった複数の爪を有する爪栓dを同じく圧入した構成か
らなる。
そして、発光燃焼剤の爆発的燃焼の圧力により下方へ
衝撃的圧力が加わった時、まず密封栓cのハメアイで下
方への抜けを防止し、更に爪栓dの各爪が紙管aの内周
面に食い込み下方への脱落を完全に防止しようとするも
のである。
衝撃的圧力が加わった時、まず密封栓cのハメアイで下
方への抜けを防止し、更に爪栓dの各爪が紙管aの内周
面に食い込み下方への脱落を完全に防止しようとするも
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来の玩具花火では、密封栓cや爪栓
dの形状が単純ではなく、しかもいずれも紙管a内に圧
入するなど製作・組立が面倒であり、時間も掛かること
から生産性に劣り、引いては製造コストも高くなるとい
った課題が有った。
dの形状が単純ではなく、しかもいずれも紙管a内に圧
入するなど製作・組立が面倒であり、時間も掛かること
から生産性に劣り、引いては製造コストも高くなるとい
った課題が有った。
また、密封栓cや爪栓dに精度のバタツキが有った
り、紙管aが比較的硬い材質からなっていることから、
爆発的燃焼の圧力が加った時爪栓dの爪が必ず紙管aに
喰い込むといった保障もなく、ともするとこれらが下方
へ抜け落ちるという恐れが有った。
り、紙管aが比較的硬い材質からなっていることから、
爆発的燃焼の圧力が加った時爪栓dの爪が必ず紙管aに
喰い込むといった保障もなく、ともするとこれらが下方
へ抜け落ちるという恐れが有った。
そこで、本考案は上記課題を解決すべくなされたもの
で、構造簡単にして製作を容易となし、しかも下方への
抜け止めを完全に防止し得る噴出型玩具花火の逆噴射防
止構造を提供することを目的とするものである。
で、構造簡単にして製作を容易となし、しかも下方への
抜け止めを完全に防止し得る噴出型玩具花火の逆噴射防
止構造を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本考案の噴出型玩具花火
の逆噴射防止構造は、筒状の紙管の先端から炎,火粉ま
たは花火を噴出するようにした噴出型玩具花火におい
て、 紙管内に充填した火薬の下側に火薬止めのパッキンを
装着し、さらに該パッキンの下側に前記紙管の内径に略
合致する外径を有した紙製で短筒状のストッパ管をその
先端が前記パッキンの下面に当接するようにして紙管の
内周面に接着剤により固着した構成からなる。
の逆噴射防止構造は、筒状の紙管の先端から炎,火粉ま
たは花火を噴出するようにした噴出型玩具花火におい
て、 紙管内に充填した火薬の下側に火薬止めのパッキンを
装着し、さらに該パッキンの下側に前記紙管の内径に略
合致する外径を有した紙製で短筒状のストッパ管をその
先端が前記パッキンの下面に当接するようにして紙管の
内周面に接着剤により固着した構成からなる。
紙製で短筒状のストッパ管を紙管内のパッキン下側に
固着した構成にすぎないので、構成が簡単であり、その
製作が容易となり生産性が向上するばかりか、製造コス
トも低廉になし得る。しかも、ストッパ管が短筒状であ
るため、その外周面の全体が紙管の内周面に接着剤によ
り固着されるので、強固に固定される。従って、パッキ
ンが外れなくなり、炎の逆噴射が完全に防止される。
固着した構成にすぎないので、構成が簡単であり、その
製作が容易となり生産性が向上するばかりか、製造コス
トも低廉になし得る。しかも、ストッパ管が短筒状であ
るため、その外周面の全体が紙管の内周面に接着剤によ
り固着されるので、強固に固定される。従って、パッキ
ンが外れなくなり、炎の逆噴射が完全に防止される。
以下に本考案を手で持つタイプの噴出型玩具花火に適
用した実施例を図面を参照しつつ説明する。
用した実施例を図面を参照しつつ説明する。
紙管1は円筒状であり、手に持ち易い程度の長さと径
を有する。この紙管1の先端には火薬2が充填されてお
り、該火薬2から上方に導火線3を導き出し、さらに火
薬2の上面を覆って上板4が紙管1に軽く糊付けされて
いる。
を有する。この紙管1の先端には火薬2が充填されてお
り、該火薬2から上方に導火線3を導き出し、さらに火
薬2の上面を覆って上板4が紙管1に軽く糊付けされて
いる。
火薬2の下側には紙製のパッキン5が糊付けされてい
る。そして、さらに該パッキン5の下に前記紙管1の内
径にほぼ合致する外径で短筒状のストッパ管6が固着さ
れている。このストッパ管6も紙管1と同様の紙管が使
用される。
る。そして、さらに該パッキン5の下に前記紙管1の内
径にほぼ合致する外径で短筒状のストッパ管6が固着さ
れている。このストッパ管6も紙管1と同様の紙管が使
用される。
ストッパ管6の取り付けは、ストッパ管6の先端面と
外周面に接着剤を塗布しておき、該ストッパ管6を紙管
1内に挿入し、先端面をパッキン5の下面に押しつける
と共に、外周面を紙管1の内周面に押し付け、互いに接
着することにより行なわれる。このようにストッパ管6
は、その外周面を紙管1の内周面に接着されるので、強
固に接合し剥がれ落ちるようなことは全くない。しか
も、後記するように噴射勢による大きな力にも充分耐え
得るように設定される。
外周面に接着剤を塗布しておき、該ストッパ管6を紙管
1内に挿入し、先端面をパッキン5の下面に押しつける
と共に、外周面を紙管1の内周面に押し付け、互いに接
着することにより行なわれる。このようにストッパ管6
は、その外周面を紙管1の内周面に接着されるので、強
固に接合し剥がれ落ちるようなことは全くない。しか
も、後記するように噴射勢による大きな力にも充分耐え
得るように設定される。
このように構成された手持ちタイプの噴出型玩具花火
の導火線3に着火すると、その火が火薬2を燃焼させ
る。この燃焼によって上板4が外れて紙管1の先端から
炎が噴出する。この噴出勢によりパッキン5にも大きな
力が作用するも、パッキン5の下側には該パッキン5お
よび紙管1の内側面にストッパ管6が接着されているの
で、パッキン5は該ストッパ管6によって補強され、炎
が逆噴射するようなことは全く生じない。
の導火線3に着火すると、その火が火薬2を燃焼させ
る。この燃焼によって上板4が外れて紙管1の先端から
炎が噴出する。この噴出勢によりパッキン5にも大きな
力が作用するも、パッキン5の下側には該パッキン5お
よび紙管1の内側面にストッパ管6が接着されているの
で、パッキン5は該ストッパ管6によって補強され、炎
が逆噴射するようなことは全く生じない。
また、本考案に係る玩具花火は、前記した通り、紙製
のストッパ管6を接着剤で接着するのみで取り付けるよ
うにしたので、軽量であって扱い易い、しかも簡単に製
作することができる。
のストッパ管6を接着剤で接着するのみで取り付けるよ
うにしたので、軽量であって扱い易い、しかも簡単に製
作することができる。
なお、本考案は、上記実施例の手持ちタイプの噴出型
玩具花火に限定されるものではなく、通常の地面に設置
して使用するタイプでももちろん適用可能である。
玩具花火に限定されるものではなく、通常の地面に設置
して使用するタイプでももちろん適用可能である。
以上述べたように、本考案の逆噴射防止構造によれ
ば、紙管内のパッキンの下側に紙製で円筒状のストッパ
管を接着剤により固着した構成からなるので、構造が簡
単であり、その製作・組立が簡単且つ容易となり、時間
も掛からないことから生産性が向上し、引いては製造コ
ストを低廉になし得る。
ば、紙管内のパッキンの下側に紙製で円筒状のストッパ
管を接着剤により固着した構成からなるので、構造が簡
単であり、その製作・組立が簡単且つ容易となり、時間
も掛からないことから生産性が向上し、引いては製造コ
ストを低廉になし得る。
また、ストッパ管は、短筒状の形態をなして中空であ
るため、紙管の内周に対して広い表面積で密着して固定
が強固でありながら、なおかつ軽量にでき、玩具花火の
軽さを損うことなく、さらに下方への抜け止めも確実に
なし得て安全性を達成し得る実用価値の高い考案であ
る。
るため、紙管の内周に対して広い表面積で密着して固定
が強固でありながら、なおかつ軽量にでき、玩具花火の
軽さを損うことなく、さらに下方への抜け止めも確実に
なし得て安全性を達成し得る実用価値の高い考案であ
る。
第1図は本考案の実施例を示す全体斜視図、第2図は要
部を示す縦断面図、第3図は従来の技術を示す一部の縦
断面図である。 1……紙管、2……火薬、5……パッキン、6……スト
ッパ管。
部を示す縦断面図、第3図は従来の技術を示す一部の縦
断面図である。 1……紙管、2……火薬、5……パッキン、6……スト
ッパ管。
Claims (1)
- 【請求項1】筒状の紙管の先端から炎,火粉または花火
を噴出するようにした噴出型玩具花火において、 紙管内に充填した火薬の下側に火薬止めのパッキンを装
着し、さらに該パッキンの下側に前記紙管の内径に略合
致する外径を有した紙製で短筒状のストッパ管をその先
端が前記パッキンの下面に当接するようにして紙管の内
周面に固着してなることを特徴とする噴出型玩具花火の
逆噴射防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989112491U JP2505780Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 噴出型玩具花火の逆噴射防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989112491U JP2505780Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 噴出型玩具花火の逆噴射防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0356097U JPH0356097U (ja) | 1991-05-29 |
JP2505780Y2 true JP2505780Y2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=31660936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989112491U Expired - Lifetime JP2505780Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 噴出型玩具花火の逆噴射防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505780Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623900U (ja) * | 1979-07-28 | 1981-03-04 | ||
JPH033837Y2 (ja) * | 1985-11-08 | 1991-01-31 |
-
1989
- 1989-09-26 JP JP1989112491U patent/JP2505780Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0356097U (ja) | 1991-05-29 |
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