JP2505068B2 - 液体商品の漏洩点検方法 - Google Patents
液体商品の漏洩点検方法Info
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Description
の液体商品をバルク方式の貯蔵タンク、すなわち、例え
ば石油販売のごとく、タンクローリー等で消費者の地下
貯蔵タンクに石油を輸送供給し、その供給量(使用量)
を販売量とする、貯蔵タンク及びそのタンクに付設され
た埋設(地下)配管等貯蔵設備の漏洩点検方法に関す
る。
危険物を貯蔵する地下タンクやタンクに付設された地下
配管については、定期的に漏洩点検を行ないその結果を
記録する義務がある。
ンクでは少なくとも年1回、タンクの使用を停止してタ
ンクや配管の損傷、腐食を点検したり、あるいは、毎日
の入出荷量の記録と共に、始業時と終業時の荷動きが無
い時のタンクの残量を測定し、その測定値を在庫管理表
に記録して、そのデータの違いから漏洩をチェックし、
また合せて週1回のタンク周囲の漏洩検知管のチェック
をする日常的な点検のうちの少なくともいづれか一方に
よって点検している。
止しなければならないため、業務に支障がでる恐れがあ
る。また、点検も大がかりとなるため費用もかかる。さ
らに点検と次の点検間に漏洩が生ずると長期間商品が漏
れ続ける恐れがある等の問題がある。一方、後者の点検
は前記のような問題はないが、毎日時間を決めての検尺
棒や液面計による残量チェックと在庫管理表の作成に手
間がかかる。また、例えば24時間操業の工場では、始
業時、終業時の別なく、常に工場が稼働し、タンクを使
用するので常に液面が変化し、この点検は行なえない等
の問題がある。
示した図3に示す液体商品の販売管理方法を用いること
が考えられる。この管理方法は、複数の消費者側のタン
クの使用量を単位流量毎に単位パルスを発する流量計3
によってカウントし、このカウント数を所定時間又は所
定カウント数毎に電話回線Lでもって販売者の管理セン
ターに自動送信する。そして、受信機4でもって受信し
たデータは演算処理装置1が記憶して、このデータに基
づき、顧客ごとの貯蔵タンクの使用量を自動的に算出
し、液体商品の在庫管理を容易ならしめるようにしたも
のである。
よって計測された使用量が一覧表となって直ちに表示さ
れ手間いらずである。また、この値とタンクの使用前の
残量とからタンクが使用中の場合でも現在のタンクの残
量を算出できる。つまり、前記の流量計の測定時にタン
ク残量が実測できれば、実測値と算出値とが一致するか
どうかによって漏洩を任意の時点で点検できる。
いて、バルク方式の地下貯蔵タンク及び地下配管の漏洩
を容易に点検し得るようにすることを課題とする。
め、請求項1記載の発明では、石油、ガス、薬品等の液
体商品のバルク方式の地下貯蔵タンクに、その貯蔵タン
ク内の液体商品の液面を検出して、その液面レベルに対
応した検出信号を出力する液面計を設け、前記貯蔵タン
クから液体商品を取り出す付設配管には、その配管内を
流れる液体商品の流量を検出して単位流量毎に単位パル
スを発する流量計を設けて前記流量計から出力されるパ
ルス数をカウントし、このカウント数を所定時間毎また
は所定カウント毎に記録するとともに、前記液面計から
出力される検出信号を記録し、前記流量計データから算
出されるタンクの残量と液面計によって実測されたタン
ク残量とを比較してその比較値でもって前記貯蔵タンク
C内の商品の漏洩点検を行うという方法を採用したので
ある。
請求項1記載の発明において、上記の流量カウント値及
び液面検出値を電話回線でもって販売者の管理センター
のデータ処理装置へ自動送信し、このデータ処理装置に
おいて、上記漏洩点検を行う構成としたのである。
タンク内の消費量と共に液面レベルの測定値が自動記録
される。この流量計による使用量を基に算出したタンク
の残量と、液面計が実測した液面レベルから算出したタ
ンクの残量値との比較値が所要量以上相違した場合、漏
洩が生じているとする。
(不使用時)も含まれるため、貯蔵 タンクから液体商品
を取り出している使用時のみならず、不使用時でも漏洩
を検知し得る。液面計は、流量計を通過する量に関係な
く、液面レベルの変化を検出しているからである。
差、計測時の誤差、温度変化の誤差等で生じる許容測定
誤差量とする。
センターへ自動送信するものは、データ処理装置が漏洩
点検用の在庫管理表を自動作成する。
づいて説明する。図1のブロック図に示すように、この
漏洩点検方法では、販売者(ディーラー)の管理センタ
ーのデータ処理装置Aと各消費者(以下ユーザーと称す
る)の端末装置Bとを一般加入電話回線Lで結んだテレ
メータシステムを用いる。
ション等の演算処理装置1にプリンタ等の出力装置2、
光ディスクやハードディスク装置等の外部記憶装置5及
び通信用モデム装置4を接続したものである。一方、端
末装置Bは、制御装置7に、流量計3及び液面計6が接
続されたもので、この制御装置7は、図2に示すよう
に、制御用マイクロプロセッサ10とこのプロセッサ1
0に接続されたモデム装置4、A−D変換器11、メモ
リ装置12及び表示装置15等から成り、制御用マイク
ロプロセッサ10はモデム装置4を介し、電話回線Lで
結ばれた管理センターの演算処理装置1とデータの送受
を行なう。
14を介して液面計6が接続されている。この液面計6
はフロート計で、タンクCの液面に追従してフロートが
上下し、その液面レベルに対応した電気信号(検出信
号)を出力する。したがって、前記プロセッサ10はA
−D変換器11によってディジタル値に変換された検出
信号を換算し、タンクCの残量を算出する。なお、液面
計6としては他に超音波レベル計を採用してもよい。
ごとに単位パルスを発生する流量計3が接続され、その
発生パルスをカウントする内蔵カウンタにより、図1に
示すように地下配管Pを流れる流量を検出してカウント
する。単位流量は、0.01リットル、0.1リット
ル、1リットル等に適宜に設定すればよく、その変更
は、管理センターのデータ処理装置Aの設定内容の変更
によって行なう。前記液面計6のデータ測定周期は流量
計測定周期と同期して設定され、両データは、一旦メモ
リ装置12にストアされ設定された時刻になると、モデ
ム装置4が発呼し、ユーザーアドレスコードと共に、管
理センターのデータ処理装置Aに電話通報する。この設
定時刻による通報には、所定時間毎の定時通報、流量計
3の所定カウント数毎の定量通報、液面計6の検出信号
の低下による所定使用量毎の定量通報の他、外部イベン
ト入力時の通報、例えば外部接点入力13による通報、
手動スイッチによる通報、停電などによる復帰時の通報
がある。これらの通報条件の各端末Bへの設定は全て管
理センターのデータ処理装置Aから行ない、通報条件は
通報時に更新される。また、この制御装置7のメモリ装
置12にストアされたデータは、任意に制御装置7の例
えば、液晶表示装置や小型プリンタ等の表示装置15に
よっても随時読み出せる。このため、ユーザー側でもこ
のデータを表に記入して在庫管理表を作成できる。
他の異常検出センサー9が接続されており、各センサー
8、9で検出されたタンクCの異常は、直ちに管理セン
ターに通報され、データ処理装置Aは、管理者に異常メ
ッセージ、警報ランプやブザー等によって報知し適切な
処置を行なうよう促す。一方、端末装置Bも表示装置1
5に異常表示を行なってユーザーに警報を発する。
り、まず管理センターから各ユーザーの端末装置Bに通
報条件を設定する。この設定により、各端末装置7は設
定された時刻、すなわち、通報条件を満すと自動発呼し
て管理センターを呼び出し、データ処理装置Aが接続さ
れると、それまで記憶していた使用量データ及び液面デ
ータを送信する。データ処理装置Aでは、これらのデー
タからタンクC内部の消費量、タンクC残量等を算出す
る。さらに、データ処理装置Aは、別に入力された各タ
ンクCへの補給量データ等とから在庫管理表を作成す
る。したがって、データ処理装置Aは、この表を基に液
面計6が実測したタンクC残量と補給量及び使用量との
差が所要量内に納まるかどうか判別して、タンクC及び
タンクCに付設された地下配管Pの漏洩点検を行なう。
またこの管理表は、日報、月報、年報等の報告書の形で
プリントアウトされる。これを各ユーザーへファクシミ
リ等で伝送し、記録表として保管させる。
取り出される液体商品の流量と、実測したタンクの液面
レベルとを記録し、その検出値を比較して漏洩を検出す
るようにしたので、液体商品を貯蔵する地下タンクとそ
のタンクに付設された地下配管の漏洩点検を容易に行な
うことができ、その点検もタンクから液体商品を取り出
している使用時(消費時)、不使用時に関係なくいつで
も行なえる。
ターに電話回線でもって自動送信するようにしたもので
は、複数の消費者のタンクの在庫管理表が自動的に作成
し得るとともに、各地下貯蔵タンク及びそのタンクに付
設された地下配管の漏洩点検を管理センターにおいて行
い得る。
Claims (2)
- 【請求項1】 石油、ガス、薬品等の液体商品の貯蔵タ
ンクCが地下に設置され、この貯蔵タンクC内の液体商
品の使用に応じ、その液体商品を補給するバルク方式の
前記貯蔵タンクCに、その貯蔵タンクC内の液体商品の
液面を検出して、その液面レベルに対応した検出信号を
出力する液面計6を設け、前記貯蔵タンクCから液体商
品を取り出す付設配管には、その配管内を流れる液体商
品の流量を検出して単位流量毎に単位パルスを発する流
量計3を設け、その流量計3から出力されるパルス数を
カウントし、このカウント数を所定時間毎または所定カ
ウント毎に記録するとともに、前記液面計6から出力さ
れる検出信号を記録し、前記流量計データから算出され
るタンクCの残量と液面計6によって実測されたタンク
C残量とを比較してその比較値でもって前記貯蔵タンク
C内の商品の漏洩点検を行う液体商品の漏洩点検方法。 - 【請求項2】 上記請求項1記載の流量カウント値及び
液面検出値を電話回線でもって販売者の管理センターの
データ処理装置へ自動送信し、このデータ処理装置にお
いて、上記漏洩点検を行うようにしたことを特徴とする
液体商品の漏洩点検方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004551A JP2505068B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 液体商品の漏洩点検方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004551A JP2505068B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 液体商品の漏洩点検方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04236900A JPH04236900A (ja) | 1992-08-25 |
JP2505068B2 true JP2505068B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=11587186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3004551A Expired - Lifetime JP2505068B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 液体商品の漏洩点検方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505068B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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US7603242B2 (en) | 2005-09-21 | 2009-10-13 | Airbus Uk Limited | Fuel leak estimator |
JP5240676B2 (ja) * | 2010-01-22 | 2013-07-17 | 株式会社タツノ | 漏洩検知装置 |
JP5673437B2 (ja) * | 2011-08-22 | 2015-02-18 | 株式会社タツノ | 在庫管理システム |
CN113237862A (zh) * | 2021-06-10 | 2021-08-10 | 丁鸿雨 | 一种基于物联网的海洋工程原油污染监测装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS632047A (ja) * | 1986-04-17 | 1988-01-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 銀塩拡散転写による画像形成方法 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP3004551A patent/JP2505068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS632047A (ja) * | 1986-04-17 | 1988-01-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 銀塩拡散転写による画像形成方法 |
Also Published As
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---|---|
JPH04236900A (ja) | 1992-08-25 |
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