JP2504367B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents

磁気記憶装置

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JP2504367B2
JP2504367B2 JP35929692A JP35929692A JP2504367B2 JP 2504367 B2 JP2504367 B2 JP 2504367B2 JP 35929692 A JP35929692 A JP 35929692A JP 35929692 A JP35929692 A JP 35929692A JP 2504367 B2 JP2504367 B2 JP 2504367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記憶装置に係り、
とくに情報処理システムにおいて用いられる高記憶密度
を有する磁気ディスク装置等の磁気記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記憶装置、例えば情報処理シ
ステムの外部記憶装置として広く使用されている磁気デ
ィスク装置においては、記憶容量を増加させるため近年
ますます記録密度が高くなってきている。それに伴い磁
気ヘッドも小型化が急速に進み、コアに巻き付ける導線
はますます細くなっている。
【0003】また半導体プロセスを応用した薄膜ヘッド
と呼ばれる超小型磁気ヘッドも一般的に採用されてきて
いる。このような磁気ヘッドの急速な小型化および高密
度化に伴い、書き込み電流も微弱化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、磁気ヘッドの急速な小型化および高密
度化に伴う書き込み電流の微小化のために、コアの残留
磁化状態や磁気ヘッドのリード線の半田接続部分やコネ
クタ接触部等の接触抵抗値がわずかに変動し、読み出し
時の読み出し波形に微妙な変化が発生し、読み出しデー
タの再現性が担保できないという不都合があった。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに磁気ヘッドの物理的特性および
電気的接触条件を常に一定に保つことにより、磁気ヘッ
ドの動作の安定性を向上させ、読み出しデータの再現性
を担保できる磁気記憶装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、記
録媒体に対しデータの書き込みおよび読み出しを行う磁
気ヘッドと、上位処理装置からのリード命令信号を受信
するとリード指示信号に先だって空書き起動指示信号を
出力する書き込み/読み出し制御回路と、この書き込み
/読み出し制御回路からリード指示信号を受信すると磁
気ヘッドからの磁気ヘッド信号を増幅・パルス整形する
とともにデータに復調しリードデータとして上位処理装
置に出力するデータ読み出し手段と、書き込み/読み出
し制御回路から空書き起動指示信号を受信すると起動し
データ開始マーク/インデックスマーク受信後一定時間
経過すると短時間磁気ヘッド信号を磁気ヘッドに出力す
る空書き信号発生手段とを具備するという構成を採って
いる。これによって前述した目的を達成しようとするも
のである。
【0007】
【作用】書き込み/読み出し制御回路は、上位処理装置
からリード命令を受信すると、空書き起動指示信号を空
書き信号発生手段に出力するとともに一定時間後リード
指示信号をデータ読み出し手段に出力する。
【0008】空書き信号発生手段は、書き込み/読み出
し制御回路から空書き起動指示を受信すると動作を開始
し、データ開始マーク/インデックスマークを受信する
と一定時間後に磁気ヘッド信号を短時間だけ磁気ヘッド
に出力する。
【0009】データ読み出し手段は、書き込み/読み出
し制御回路からリード指示信号を受信すると、磁気ヘッ
ドから磁気ヘッド信号を入力し、その磁気ヘッド信号を
増幅・パルス整形した後、データに復調し、上位処理装
置に出力する。
【0010】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。
【0011】図1の実施例は、記録媒体にデータを書き
込むとともに記録媒体に記録されたデータを電気信号と
して読み出す磁気ヘッド1と、上位処理装置からのリー
ド命令信号13を受信するとリード指示信号11に先だ
って空書き起動指示信号19を出力するとともにライト
命令信号14を受信するとライト指示信号16を出力す
る書き込み/読み出し制御回路4とを備えている。ま
た、この書き込み/読み出し制御回路4からライト指示
信号16を受信すると上位処理装置からのライトデータ
17を変調し書き込み信号15に変換する書き込み信号
生成回路6と、書き込み/読み出し制御回路4からリー
ド指示信号11を受信すると磁気ヘッド1からの磁気ヘ
ッド信号12を増幅・パルス整形するとともにデータに
復調しリードデータ9として上位処理装置に出力するデ
ータ読み出し手段Bとを備えている。更に、書き込み/
読み出し制御回路4から空書き起動指示信号19を受信
すると起動しデータ開始マーク/インデックスマーク2
0受信後一定時間経過すると短時間磁気ヘッド信号12
を磁気ヘッド1に出力するとともに書き込み/読み出し
制御回路4からライト指示信号16を受信すると起動し
書き込み信号生成回路6からの書き込み信号15を磁気
ヘッド信号12に変換し磁気ヘッド1に出力する空書き
信号発生手段Aとを装備している。
【0012】ここで、空書き信号発生手段Aは、データ
開始マーク/インデックスマーク20を受信すると一定
時間後に未使用領域信号21を出力する未使用領域検知
回路7と、書き込み/読み出し制御回路4から空書き起
動指示信号19を受信すると起動するとともに未使用領
域検知回路7から未使用領域信号21を入力すると空書
き指示信号18を出力する空書き指示回路8と、書き込
み/読み出し制御回路4からライト指示信号16を受信
すると書き込み信号生成回路6からの書き込み信号15
を磁気ヘッド信号12に変換して磁気ヘッド1に出力す
るとともに空書き指示回路8から空書き指示信号18を
受信すると磁気ヘッド信号12を短時間磁気ヘッド1に
出力する書き込み回路5とを具備している。
【0013】また、データ読み出し手段Bは、書き込み
/読み出し制御回路4からリード指示信号11を受信す
ると磁気ヘッド1からの磁気ヘッド信号12を増幅しパ
ルス整形して読み出し信号10として出力する読み出し
信号増幅回路2と、読み出し信号増幅回路2からの読み
出し信号10をデータに復調しリードデータ9として上
位処理装置に出力するデータ弁別回路3とを具備してい
る。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
【0015】(A).データ書き込み時の動作
【0016】.書き込み/読み出し制御回路4は、上
位処理装置からライト命令信号14を受信すると、ライ
ト指示信号16を書き込み信号生成回路6と書き込み回
路5に出力する。
【0017】.書き込み信号生成回路6は、書き込み
/読み出し制御回路4からライト指示信号16を受信す
ると、上位処理装置からのライトデータ17を入力し、
MFM(モディファイドFM)や、RLL(2,7)等
の変調方式により磁化信号である書き込み信号15に変
換し書き込み回路5に出力する。
【0018】.書き込み回路5は、書き込み/読み出
し制御回路4からライト指示信号16を受信すると、書
き込み信号生成回路6からの書き込み信号15を入力
し、電流信号である磁気ヘッド信号12に変換して磁気
ヘッド1に出力する。
【0019】(B).データ読み出し時の動作
【0020】.書き込み/読み出し制御回路4は、上
位処理装置からリード命令13を受信すると、空書き起
動指示信号19を空書き指示回路8に出力する。
【0021】記録媒体上に書き込まれているデータは1
トラックの始端であるインデックスマークあるいは1ト
ラックを分割したデータ開始マークで区切られており、
ギャップパターンにて分割されている。
【0022】.未使用領域検知回路7は、データ開始
マーク/インデックスマーク20を受信すると、一定時
間後に未使用領域信号21を空書き指示回路8に出力す
る。このタイミングでは磁気ヘッド1の位置はデータの
前後に付加されているギャップ中にあることを示してい
る。
【0023】.空書き指示回路8は、書き込み/読み
出し制御回路4から空書き起動指示19を入力すると動
作を開始し、未使用領域検知回路7から未使用領域信号
21を受信すると空書き指示18を書き込み回路5に出
力する。
【0024】.書き込み回路5は、空書き指示回路8
から空書き指示18を受信すると、磁気ヘッド信号12
を短時間だけ磁気ヘッド1に出力する。それにより磁気
ヘッド1に短時間だけ電流が流れることになる。
【0025】.書き込み/読み出し制御回路4は、リ
ード指示信号11を読み出し信号増幅回路2とデータ弁
別回路3に出力する。
【0026】.読み出し信号増幅回路2は、書き込み
/読み出し制御回路4からリード指示信号11を受信す
ると、磁気ヘッド1から磁気ヘッド信号12を入力し、
その磁気ヘッド信号12を増幅・パルス整形した後、読
み出し信号10としてデータ弁別回路3に出力する。
【0027】.データ弁別回路3は、書き込み/読み
出し制御回路4からリード指示信号11を受信すると起
動し、読み出し信号増幅回路2から読み出し信号10を
受信すると、この変調されたパルス列からなる読み出し
信号10をデータに復調し、上位処理装置に出力する。
【0028】以上の場合は、上位処理装置からの読み出
し指示に基づいて書き込み/読み出し制御回路4が読み
出し動作に先立ち、空書き起動指示信号19を出力して
一旦短時間の書き込み動作を行っているが、上位処理装
置の指示とは無関係に、書き込み/読み出し制御回路4
が空書き起動指示信号19を常に出力することにより、
データ開始マーク/インデックスマーク20を通過する
毎に未使用領域信号21で空書き指示信号18が出力さ
れて、磁気ヘッド1に短時間電流を流す構成をとること
も可能である。
【0029】また、磁気ヘッド1を選択した直後に書き
込み/読み出し制御回路4が空書き起動指示信号19を
出力することにより、磁気ヘッド1選択後最初にデータ
開始マーク/インデックスマーク20を通過した時のみ
未使用領域信号21で空書き指示信号18が出力され
て、磁気ヘッド1に短時間電流を流す構成をとることも
可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、磁気ヘッドの磁気特性およびコイ
ル導線とその電流経路の接触抵抗を安定化させることが
でき、これがため、読み出し時の磁気ヘッドの読み出し
波形が安定化し、読み出しデータの再現性を担保するこ
とが可能になるという従来にない優れた磁気記憶装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
A 空書き信号発生手段 B データ読み出し手段 1 磁気ヘッド 2 読み出し信号増幅回路 3 データ弁別回路 4 書き込み/読み出し制御回路 5 書き込み回路 6 書き込み信号生成回路 7 未使用領域検知回路 8 空書き指示回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対しデータの書き込みおよび
    読み出しを行う磁気ヘッドと、上位処理装置からのリー
    ド命令信号を受信するとリード指示信号に先だって空書
    き起動指示信号を出力する書き込み/読み出し制御回路
    と、この書き込み/読み出し制御回路からリード指示信
    号を受信すると前記磁気ヘッドからの磁気ヘッド信号を
    増幅・パルス整形するとともにデータに復調しリードデ
    ータとして上位処理装置に出力するデータ読み出し手段
    とを備え、前記書き込み/読み出し制御回路から空書き
    起動指示信号を受信すると起動しデータ開始マーク/イ
    ンデックスマーク受信後一定時間経過すると短時間磁気
    ヘッド信号を前記磁気ヘッドに出力する空書き信号発生
    手段を装備したことを特徴とする磁気記憶装置。
JP35929692A 1992-12-25 1992-12-25 磁気記憶装置 Expired - Fee Related JP2504367B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6423282B1 (en) 1998-04-06 2002-07-23 Nippon Nyukazai Co., Ltd. Method for the regeneration of an acid gas absorbing fluid containing methydiethanolamine and a (lower alkyl) piperazine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6423282B1 (en) 1998-04-06 2002-07-23 Nippon Nyukazai Co., Ltd. Method for the regeneration of an acid gas absorbing fluid containing methydiethanolamine and a (lower alkyl) piperazine

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